無駄に作品を増やしすぎた感は否めませんが、始めた以上は失踪しないようにがんばりますので、お付き合いいただければと思います。
9.オープニング
衛宮低 居間
佐伯:
お待たせしました。
これより真・女神転生TRPG セッション第9回を開催いたします。
一同:パチパチパチパチ
佐伯:
先にお断りしておきますが、今回のシナリオテーマは『
アーチャー:
申し訳ない。
蒔寺:
いやいや、気にする事ないっすよ。
氷室:
えぇ。ここまでくると仲間にロストしてほしくありませんからね。
佐伯:
そういう理由もあり、今回は重三さんにスポットが集中するかと思われます。いわゆる PC1=主人公ポジション ですね。
美綴:
綴用のシナリオもそのうち頼みたい。
佐伯:
考えておきますね。
セイバー:
具体的にはどのような内容なのでしょうか?
佐伯:
はい。では早速今回予告から。
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深夜の街をさまよう
表も裏も
されど探し人は見つからず
あるとき耳にする噂
深夜 ある場所にたちよると異世界に飛ばされる
折に入る情報
女性が何者かに連れられ深夜姿を消した
もしかしたら・・・
真・女神転生TRPG 魔都冬木200X
第9回『進展』
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ライダー:
なるほど、ヤシロの恋人がついに見つかるのですね。
氷室:
どうでしょう? 「解決」ではなく「進展」というのがやや不穏なような・・・。
佐伯:
その辺りは実際のセッション内で。
それではオープニングに移りましょう。
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オープニング 須摩留工科大学 構内
GM(佐伯):
では、場所は重三さんの大学内、講義と講義の合間の時間、重三さんは
稲城(GM):
「重三さん」
重三(アーチャー):
「? 先生」
稲城(GM):
「少し気になる噂を耳にしたので、お伝えしようと思って・・・」
重三(アーチャー):
「噂?」
稲城(GM):
「えぇ、私も詳しくは無いんですけど、
深夜、【天の鎖学園】に入っていく【人影】を見たというもので・・・」
少し自身無さげに話してくれます。
重三(アーチャー):
「学校の関係者じゃないんすか、それ」
稲城(GM):
「えぇ、そうは思うんだけれど、話ではその人影の背格好が戸坂さんに似ているの」
重三(アーチャー):
「?!」
稲城(GM):
「もちろんただの噂だけれど、大学生くらいの人物だとすると夜の高校に出入りするのは不自然かなと思って・・・」
重三(アーチャー):
「・・・」
稲城(GM):
「ごめんなさい、もう少し詳しく調べてからお伝えしたほうがよかったですよね」
重三(アーチャー):
「いや、大丈夫っす。情報、ありがとうございます。自分でも調べてみるっす」
一礼してその場を後にしよう。
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佐伯:
では一度シーンを切りますね。
というわけで、【私立天の鎖学園高校】とそこで目撃されたという【人影】について調べてもらいます。
三枝:
これは、ぜひ協力しなくちゃだね。
いつもどおり、重三さんからみんなに連絡をして集合するかんじかな。
アーチャー:
ふむ。せっかく機会を与えられたからな、そのあたりも軽くロールプレイしておきたいな。
佐伯:
お、いいですね。まずは誰に声をかけますか?
アーチャー:
ふむ・・・m、綾子。綴は幻視能力のことをパーティーの皆に明かしているだろうか?
美綴:
え? う~んどうでしょう・・・あ、でも煌天の幻視とか戦闘中に使ってるし、明かしてると思います。
アーチャー:
ふむ。では、連絡は綴に入れるか。
氷室:
珍しいですね。
アーチャー:
あぁ。現時点で怪しいのは学校だからな。綴の幻視を知らないようなら、構内に入る口実を作れそうな
美綴:
なるほど。綴がなんか視てれば一発解決ですもんね。
解りました。じゃぁ、綴が連絡をもらうという事で。佐伯、とうぜん綴は何も知らないんだよな?
佐伯:
はい。さすがに何も知らないですね。
美綴:
了解。
あ、綴は高校生だけど、学校はどこなんだ? その天の鎖学園?
佐伯:
う~ん。どちらでもいいですよ。ちなみにこの街には他に、十六夜市立の高校と、天樹山に寄宿制ミッション系の名門女子高、聖アンドレア学園高校があります。
美綴:(異形科学を読みながら)
寄宿学校は今までの自由な行動に合わないからやめとくとして。
どっちにしようかなぁ・・・? おい、佐伯。学校の名前「天の絆」じゃないのか?
佐伯:
あ、はい。公式の方はそうですね。ちょっとシナリオ的に絆って感じじゃないので似たような名前に改変してあります。設定的には公式の「天の絆高校」と同じものだと思ってください。
サーバンツ:(沈痛な面持ち)
(よりによってなぜその名に・・・)
美綴:
う~ん。どっちでも良いんなら天の鎖の方にしようかしらね。情報収集が有利になるかも。
佐伯:
(ほうほう。そうなると新しいフラグも建てられるかな?)
解りました。ではそういうことで。
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オープニング2 天の鎖学園高校 校内
GM(佐伯):
では、天の鎖学園の休み時間。綾織さんの携帯に重三さんからの着信があります。
SE(ライダー):(「
綾織(美綴):
「?!・・・? 重三さん?
はい。綾織です」
重三(アーチャー):
『あ、綴チャン? 重三だけど今大丈夫?』
綾織(美綴):
「えぇ。どうかしましたか?」
重三(アーチャー):
『綴チャンて天の鎖の生徒だったよね? 最近
綾織(美綴):
「・・・」
質問の意味を理解して少し沈黙する。
重三(アーチャー):
『綴チャン?』
綾織(美綴):
「いえ、特に気になるようなものは別に」
重三(アーチャー):
『・・・学校のそばでレンらしき人物の目撃情報があるんだ』
綾織(美綴):
「! ほんとうですか?!」
重三(アーチャー):
『あぁ。でもまだ噂程度の情報で、だから綴チャンが何か視てないかと思って・・・』
綾織(美綴):
「そうだったんですね。すいません、力になれなくて・・・」
重三(アーチャー):
『いや、こっちこそゴメンね。変なこと訊いちゃって』
綾織(美綴):
「・・・その噂、重三さんは追いかけるんですよね?」
重三(アーチャー):
『あ、あぁ。まあ』
綾織(美綴):
「私にも手伝わせてください」
重三(アーチャー):
『え?』
綾織(美綴):
「なんとなくですけど、ただの深夜徘徊じゃないですよね? 他のみんなにも声をかけておきますから。
独りで無理しないでください」
重三(アーチャー):
『・・・ありがとう』
綾織(美綴):
「困ったときはお互い様ですよ」
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美綴:
と、他のみんなにも連絡して集まるよ。
蒔寺:
アーチャーさんはともかく美綴もえらくRPに力入れてんな。
美綴:
誰かさんと違って、意識してロールしてないとキャラロスとの危機なのよ。まったく。
というわけですから、アーチャーさん。綴もいろいろ乗っからせてもらうと思いますので。
アーチャー:
あぁ。互いにニュートラル脱却のためにがんばろう。
美綴:
はいっ
セイバー:
なんでしょう、この連帯感は・・・
ライダー:
さぁ。アヤコが楽しそうなのでかまいませんが。
佐伯:
それではここで少し休憩を入れてから、アプローチに入りましょう。
というわけで、重三回です。
ちゃんと、重三がニュートラルから脱却できるようにしてあげたいですが、正直自身はありません。みなさん、生暖かい目で見守ってあげてください。
以下告知です。
毎回お約束ですが、読者の皆様にご協力いただきたいことがございます。
真・女神転生TRPG魔都東京200X ではセッションの最後に「属性評価」という処理があります。
これは、各PC(あるいはPL)の言動が以下に示す属性のどれに該当したか投票し、決まった属性値を上昇させるというものです。
データ的な影響はほとんどありませんが、1つの属性が上がりすぎるとNPC化(キャラロスト)してしまいます。
アーチャーと美綴がニュートラル脱却と言っているのはそのためです。
通常は参加者同士の投票で決まるのですが、この作品は作者が独りでダイスを振りながら執筆しているので参加者は私1人です。そのため参加者投票はただの出来レースとなってしまいます。
そこで、読者の皆様による投票で決めたいというのが、お願いの内容になります。
ただ感想を使ってのアンケートは禁止されていますので、この話投稿後に活動報告に投票所を設けます。そちらに書き込んでいただければと思います。
ご投票いただける際は、作者の名前をクリックしていただいて活動報告に移動をお願いいたします。
では、肝心の属性から
ロウ:
秩序だっていた。一貫していた。規則をよく守った。理性的であった。
カオス:
感情に走っていた。情熱的だった。芸術的だった。閃きに満ちていた。
ライト:
博愛に満ちていた。正義を貫いた。人を救い、癒しを与えた。闇を払った。
ダーク:
残虐であった。卑劣であった。非道であった。独善的であった。他者を偽り、苦しめた。自虐的であった。
ニュートラル:
中庸であった。人の間に立ってよく仲裁した。抑制が効いていた。控えめであった。
ヒーホー:
コミカルであった。他のプレイヤーを楽しませた。笑いを取った。ギャグに走った。
以上の5つになります。
簡単な特徴も書きましたが、これに従う必要はありません。語感とか感覚で決めていただいて結構です。
セッション終了前から投票いただいてOKです。
あからさまでなければ、複数投票も組織票もとがめません。
終了前に投票し、セッションの進行により評価を変更したくなった場合、過去の投票削除の必要もありません。両方有効票になりますが。
締め切りはセッション完了後にお知らせいたします。
みなさまのご参加、お待ちしております。