真・女神転生TRPG 魔都冬木200X   作:龍委員長

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今回、文章の改行の仕方を変えてみました。どっちが読みやすいでしょうかね?

2018/4/3 まさかのサブタイトルミス。修正しました


8.アプローチ1

佐伯:

 あ、毎度報酬の事を忘れていました。

 彼はお金を持っていないので、ゴミ漁り生活で手に入れた道具をくれるそうです。

蒔寺:

 ガラクタかよ・・・

アーチャー:

 おい・・・

佐伯:

 そうですか? データ的には出現値C(GP(ゲート・パワー)+10以下)のアイテム1つの予定でしたが、要らないのでしたら・・・

蒔寺:

 何言ってんすか旦那ぁ。アッシはいつでも旦那のお考えには大賛成でさぁ。

 

三枝:

 マキちゃん・・・

氷室:

 出現値は、今現在のGPで計算するのかね? 終了時のレベルで計算してよいのかね?

佐伯:

 終了時のレベルをGPとします。ただし、サーさんは悪魔PCなのでレベル-5をGP算出時のレベルとします。

美綴:

 お、それなら今回レベルが上がればそれだけ良いものがもらえるってわけだな。

セイバー:

 しかし現金が支払われないとなると消耗品には気を遣わないといけませんね。コネには出来るだけアイテムをねだりましょう。

アーチャー:

 (ゲームとはいえ、こういうことをセイバーが言うとはな・・・順応したというべきか、毒されたというべきか・・・)

 

佐伯:

 それとサーさん以外はグラナーダには会った事ありませんよね? なので皆さんは「グラナーダという名のサーの友人」の存在は知っていても「デモノイドと呼ばれる人工悪魔」については知らないものとしてください。

ライダー:

 そうなのですか?

アーチャー:

 妥当なところだろう、まだデモノイドは公の存在にはなっていないはずだしな。

セイバー:

 まだ? では、今回その辺りが露見するというシナリオなのですか。

佐伯:

 まぁ、そんな感じですね。

 

==========

 

アプローチフェイズ 1サイクル目

 

GM(佐伯):

 ではいつもどおり宇佐先生からですか。KWがまだ1つしかないですが、悪魔合体にしますか?

宇佐(セイバー):

 時間的余裕がどれくらいあるかわかりませんし、先に情報収集です。

 裏街でデモノイドを捕えているという事ですし、マダム・ニュクスならなにかご存知でしょうか。

 有効なKWは・・・宇佐はグラナーダのことをデモノイドだとは思っていませんし、「知人の友人」が困っているという形で相談した事にして、KW「若者」扱いにはならないでしょうか?

GM(佐伯):

 そうですねぇ・・・完全一致とはいい難いですし、+10%なら許可しましょう。

宇佐(セイバー):

 ありがとうございます。66%では不安ですね。命運を1点使います。これで86%です。

 

(ころころ・・・)40 成功!

 

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BARマダム

 

宇佐(セイバー):

 「失礼します」

マダム・ニュクス(GM):

 「あら、せんせい。いらっしゃい」

宇佐(セイバー):

 「・・・」

マダム・ニュクス(GM):

 「あら、何か悩みごとですか?」

宇佐(セイバー):

 「友人から相談されているのですが・・・その友人の知人が何者かに追われて・・・狙われているというのです。すでに同胞が何人か連れ去られているとか・・・」

 グラナーダの隠れ家の位置を教えて何か知らないか訊いてみます。

マダム・ニュクス(GM):

 「あの辺りで人攫いが? 聞いた事無いけれど・・・確か、今あのあたりって保健所が『野良犬・野良猫撲滅キャンペーン』とか言って野良動物の大掛かりな捕獲をしているんじゃなかったかしら。

 たしか、メシア教会が資金提供してたはずだけど・・・」

ロキ(GM):

 「話中失礼。私が聞いた話では、メシアの連中はあのキャンペーンに教会の人員も出向させているらしいぞ」

マダム・ニュクス(GM):

 「あら、ロキさん。そうなの?」

ロキ(GM):

 「あくまでも伝聞だがな。実際の捕獲作業に参加しているらしいぞ」

宇佐(セイバー):

 「野良動物撲滅・・・ですか。それに何故メシア教会が?」

ロキ(GM):

 「公式発表では、狂犬病などの伝染病から市民を護るため、らしいが」

宇佐(セイバー):

 「なるほど」

マダム・ニュクス(GM):

 「ごめんなさいね、せんせい。お友達のお力になれなくて」

宇佐(セイバー):

 「いえ、こちらこそ妙な相談をして申し訳ありませんでした」

マダム・ニュクス(GM):

 「せめてものお詫びにコレを・・・」

宇佐(セイバー):

 「お気遣い申し訳ありません・・・」

 

KW:野良犬・野良猫KW:捕獲隊 獲得。

宝玉×1 獲得。

経験点100点獲得。

マダム・ニュクスとのコミュ 3点上昇

新たにロキとのコミュ獲得。 貢献ポイント16獲得(振り足し1回)。

 

==========

 

セイバー:

 野良動物撲滅キャンペーン、ですか・・・。

氷室:

 十六夜市は野良犬や野良猫は多いのかね?

佐伯:

 う~ん・・・そのあたりはKWを調べてください。

 

アーチャー:

 いつもなら私の番だが・・・どちらを調べたものか・・・。

ライダー:

 順番どおりでよいのでは? 野良動物をお願いします。

アーチャー:

 ふむ。メシア教会の関与も出たことだ。シンハ(エグゼクター)に訊いてみるか。

 KWは・・・まともなものがないな・・・素直に命運を1点使っておこう。74%だな。

 

(ころころ・・・)65 成功!

 

アーチャー:

 む。出目がきわどかったな・・・

 

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メシア教会 練武場

 

GM(佐伯):

 重三さんがシンハさんを訪ねてメシア教会に行くと、シンハさんは普段信者が立ち入れない奥で投げナイフの鍛錬をしていました。

重三(アーチャー):

 「シンハさん、ちーっす」

エグゼクター(シンハ)(GM):

 「・・・あぁ、社くんでしたか。このような所までどうしたのですか?」

重三(アーチャー):

 「大した事ないんすけどね、いま野良動物撲滅キャンペーンてしてるじゃないっすか、メシア教会が協力してるって聞いたんですけど、こういうのって宗教団体が手を貸したりするんすか? 誰か野良動物に襲われたりしたんすか?」

シンハ(GM):

 「・・・アレですか・・・。十六夜市もそれなりの大きさの街ですからね。きみも野良動物を見かけた事はあるでしょう」

重三(アーチャー):

 「そっすね。でも撲滅なんて言わなきゃいけないほど多かったっすか?」

シンハ(GM):

 「・・・野良猫や野良犬は実は口実なのです・・・」

重三(アーチャー):

 「そうなんすか?!」

シンハ(GM):

 「・・・そうした一般的な野良動物に紛れて、大型の獣が目撃されているのです。・・・その獣が危険なものかもしれないという事で、保健所だけでは手が足りないという事で教会も捜索に協力させてもらっているのです」

重三(アーチャー):

 「はぁ、そうだったんすか・・・なんか知り合いが、友達が連れてかれたって言ってるんすけど、人攫いとかしt」

SE:スチャ

シンハ(GM):

 「神の信徒たる我々がそのような外道に落ちているとでも?」

重三(アーチャー):

 「ちょっ! あ、あぶっ! ごめんす、言い過ぎたっす!」

シンハ(GM):

 「・・・。まぁいいでしょう。本当に危険な獣だったら大変です。この件には関わらないように」

 と、アイテムを渡してくれます。

重三(アーチャー):

 「はぁ・・・」

 

KW:大型動物 獲得。

宝玉×1 獲得。

経験点100点獲得。

エグゼクター(シンハ)とのコミュ 7点上昇。

 

==========

 

アーチャー:

 危険、かもしれない動物か。デモノイドの事か、はたまたこの動物がBOSSか・・・

ライダー:

 話の流れ的にはデモノイド、とするのが自然な気はしますが・・・。

美綴:

 その辺は綴が調べましょう。この場合、捕獲隊より大型動物ですよね。

 う~ん・・・裏事情に詳しそうなのは氷川かなぁ・・・。

 友達の知人を助けたい、って「救済」にならないか?

佐伯:

 そうですねぇ・・・東京受胎とは無関係ですから補正は+10%までですね。

美綴:

 それだとまだ58%か・・・命運1点乗せて78%でいくぞ。

 

(ころころ・・・)04 クリティカル!

 

佐伯:

 ブホっ?! え、えぇでは描写はこんな感じでどうでしょう。

 

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綾織 綴の私室

 

綾織(美綴):

 企業の幹部に直接会うのもアレだし、電話で話を聞こう。

氷川(GM):

 『もしもし? 氷川だ』

綾織(美綴):

 「あ、綾織です。急にすいません。いまお時間よろしいでしょうか?」

氷川(GM):

 『・・・手短に頼む』

綾織(美綴):

 「じつは、友人の知人から救いを求められまして、調べているとメシア教会がいろいろ便宜を図っている保健所のキャンペーンに行き着いたのですが、いったいどんな動物が目撃されているのか、ご存知だったりしませんか?」

氷川(GM):

 『あれか・・・たまたま捕り物の現場に出くわした人間が噂するには、今までみたどんな動物とも特徴が一致しなかったらしいな。

 おそらくデモノイドと仮称される代物だろう』

綾織(美綴):

 「でものいど ?」

氷川(GM):

 『くわしくは私も知らんがそういう名前が一人歩きしている。

 それと目撃者が言うには、ロボットを使った捕獲を行っていたとも聞こえてくるな。マシンまで投入しているとなると教会も本気のようだな』

 今回のシナリオには種族:マシンの悪魔が出てくる可能性があります。

 『彼らとは関わり合いにならない事をお勧めするが、それでも首を突っ込むというのであれば、“創世の巫女”に何かあっては一大事だ。こちらでも支援させてもらおう』

 というわけで氷川から宝玉が2個送られてきました。

 

KW:デモノイド 獲得。

経験点100点獲得。

氷川とのコミュ 1点上昇。

 

==========

 

美綴:

 この、創世のナントカてのが不気味なんだよなぁ・・・

佐伯:

 まぁ、言ってるだけで終わる可能性も高いですから雰囲気だけ愉しんでください。

 次はどうします?

 

ライダー:

 サーはデモノイドの(グラナーダという)友人が居ますが、KW:デモノイドの判定に何か修正は付かないでしょうか?

佐伯:

 申し訳ないですがこのKWで調べられるのは、デモノイドの発祥に関わる情報なのでサーさんも知らないものとします。

ライダー:

 そうなるとグラナーダの所では駄目ですね。聖に会いに行きましょう。デモノイドという単語自体が噂になっているのであれば、それに関する情報を持っていそうですね。

 ・・・噂について調べている、と言えば彼のKW:オカルト(知識)にかからないでしょうか?

佐伯:

 (今回のEDにあのパターンがあるから・・・)そうですね。許可します。

ライダー:

 これでやっと50%なんですよね・・・命運も1点使っておきます。

 

(ころころ・・・)19 成功!

 

----------

 

いつもの喫茶店

 

聖(GM):

 「デモノイド?」

サー(ライダー):

 「うん。知ってる?」

聖(GM):

 「そりゃぁ、・・・『(オカルト雑誌)』に寄稿してるくらいだからな名前くらいは聞いたことがあるが、なんでそんな事調べてる?」

サー(ライダー):

 「友達がふあんがってるのー」

 あえて誤解を招く喋りをします。サー本人はそんなつもりありませんが。

聖(GM):

 なるほど(笑) では、

 「・・・誰にも話すなよ? 結構でかいネタだからな」

サー(ライダー):

 「(こくこく)」

 ぜったいに秘密が守られないパターンですよね。

聖(GM):

 そうですけどね(苦笑)

 「デモノイドってのは、メシア教会が創った人工生命だ、て話がある」

サー(ライダー):

 「じんこうせいめい?」

聖(GM):

 「あぁ、ようするに人間が、クローンじゃねぇ全く新しい生き物を生み出したってわけだ。倫理問題に触れるから公にはされてねぇがな」

サー(ライダー):

 「ふーん・・・?」

聖(GM):

 「まぁ、お前に倫理を説いてもしかたねぇか。

 もう、それなりに安定して生産できるようになった、て話だ。

 いまメシア教会主導でやってる野良動物の捕獲にも警備用とかいうわけのわからんデモノイドが動員されてるらしいぞ」

サー(ライダー):

 「けいびよう?」

聖(GM):

 「あぁ、ヘラクルスっつったか? 生命創造はマジみたいだが量産だの警備用だのってはまだウラが取れてねぇが、火の無い所に煙は立たないからな。

 かなりの特ダネだからなもらすなよ? こいつやるから頼むぜ?」

 と、宝玉をくれます。

サー(ライダー):

 「ありがとー」

 情報共有のために早速漏らすんですけどね。

GM(佐伯):

 まぁ、そのあたりはお約束と言う事で。

 この情報収集により、『種族:デモノイド ヘラクルス』の情報を調べられるようになります。この悪魔はBOSS扱いですのでいつものように行動パターンや相性を調べてください。

 

経験点100点獲得。

聖とのコミュ 7点上昇。

 

==========

 

鯖s:(げんなり)

三枝:

 どうしたんですか?

セイバー:

 あ、いえ。ギリシャの大英雄の名を冠するとなるとかなりの強敵なのだろうな、と。

佐伯:

 このレベル帯のBOSSとして出てくる程度ですから、悪魔全体で見ると弱いほうですよ?

三枝:

 今の私たちには充分強いって意味だよね?

 公になっていない生き物の情報なら、一佐の所よりロキさんかな。あ、借金の利子分の計算。

 

ロキからの借金:424,218→428,460マッカ

 

蒔寺:(--)

 う~ん、この・・・。

 

三枝:

 ?

 ロキさんだとちょうど良いKWがないんだよね・・・命運は戦闘に残しておきたいから24%のままで行くよ。

 

(ころころ・・・)78 失敗・・・

 

三枝:

 だめかぁ・・・

 

----------

 

BARマダム

 

SE:カランカラ~ン

 

マダム・ニュクス(GM):

 「あら、いらっしゃい。ミキさん」

雪(三枝):(源氏名:ミキ)

 「こんばんは。あの~ロキさんは・・・」

ロキ(GM):

 「私に用事かね?」

雪(三枝):

 「あ、その前に今月分です」

 50マッカ返済するよ。(借金残高428,410)

 「それで、ですね・・・デモノイド、というものをご存知でしょうか」

ロキ(GM):

 「噂ぐらいならな。実在の証拠を見つけたのなら是非見てみたいものだ」

 

ロキとのコミュ 1点上昇。

 

==========

 

氷室:

 やはり、戦闘要員(われわれ)は物資調達のほうがよさそうだな。

蒔寺:

 おっと、そうだ。さえきっち。あたしのジャンクは自分のレベル以下のマシンか電霊と交換できるんだよな?

佐伯:

 え、えぇ。オリヴィエが開発したものと交換という形ですね。代金は取られますが。

蒔寺:

 んじゃぁ、ジャンクをクグツに交換だ。

佐伯:

 あぁ、クグツはレベル8でしたね。

 では、オリヴィエから新作完成の連絡を受けた事にしましょうか。

 

----------

 

ジッグラト・タワー オリヴィエのフロア

 

替寺(蒔寺):

 「うぃ~、来てやったぞぉ」

オリヴィエ(GM):

 「はいはい。面倒な挨拶は抜きね。

 これが新作のオートマタ。人型にする事で、不気味の谷にも似た嫌悪感を見る者に与える事がコンセプトよ」

 対象をPANIC(混乱)させる魔法が使えますが、それ以外特筆できる部分はありません。

 

替寺(蒔寺):

 う~ん、HPと防御点がかなり上がってるだけでも充分か。それで手を打とう。

 

オリヴィエ(GM):

 「開発費用はもらうわよ。300,000ね」

 円ですので、300マッカです。下取り込みの値段ですから値引き不可ですよ。

替寺(蒔寺):

 「ちっ、ぼりやがって・・・値段に見合う性能なんだろうな?」

オリヴィエ(GM):

 「試作品だって、なんだかんだで稼動したでしょう?」

替寺(蒔寺):

 「まぁな・・・そこは信頼してる」

オリヴィエ(GM):

 「あら、それはどうも」

 

オリヴィエとのコミュ 7点上昇(ロールプレイにより会話判定免除)

 

==========

 

氷室:

 私は・・・買い物か? そろそろ装備も新調したいところだが・・・

蒔寺:

 お、今回は鐘が行ってくれんの?

氷室:

 悪魔合体も考えたが、自身のレベルをもう少し上げないと魔晶手甲の強化は難しい。

三枝:

 でも、まだBOSSがどんな攻撃してくるか解ってないし、買い物は2サイクル目のほうが良くない?

セイバー:

 それもそうですが、まだ調べられていないKWもあるのですよね・・・

アーチャー:

 しかし、残っているのKWは【捕獲隊】1つ。問題はないと思うが。

ライダー:

 そうですね。鐘、好きなようにしてくださって大丈夫ですよ。

氷室:

 では、お言葉に甘えまして。

 魔晶手甲とのコミュを高めよう。以前と同じように手入れを行うぞ。

佐伯:

 では、1d10の上昇をどうぞ。

氷室:

 (ころころ・・・)8点上昇だ。

 

佐伯:

 これで全員行動しましたね。1サイクル目終了です。

 いったん休憩をしてから2サイクル目にいきましょう。

 

 

つづく




なお(日常)GPは基本的パーティーレベル(パーティー内の最大レベル)以下なので、出現値Cのアイテムはかなり先取りできた事になります。
ですので普通このGP帯のアイテムはシナリオ限定でシナリオ終了後に消失するようにする事をルールブックが推奨してます。真似しない方がいいと思います。
(作者は、他作品のトラブルでPTへの温情が篤くなっている!)
まぁ、こっちはシステムで保障されているのでそこまで気にする事でもないかもしれませんが・・・。

次回はアプローチ2サイクル目です。
しばらくお待ちください。

2018/4/3 ご指摘を受けて誤字修正しました。

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