佐伯:
それではそろそろ再開しましょうか。
休憩前には悪霊の家に突入とのことでしたが、それでよろしいですか?
氷室:
あぁ。だがその前にトランキライザーを全員に分配しておくぞ。トランキライザーは自分のBS発生率を下げるアイテムだからな。
※全員の所持トランキライザー数、1個ずつ。
佐伯:
それではいよいよクライマックスです。
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悪霊の家 前
GM(佐伯):
では皆さんは悪霊の家こと音無家主の貸家の前にやってきました。どうしますか?
替寺(蒔寺):
どうするもこうするも、中に入らないと始まらないだろ。
GM(佐伯):
門は問題なく開き前庭に入れます。以前来た時同様荒れ放題の庭を通り玄関に到着しました。どうしますか?
雪(三枝):
だから、中に入るよ。
GM(佐伯):
錠がかかっていて開きません。
綾織(美綴):
そういうことか。でも家主から鍵を借りてたよな? 使って錠を開けるぞ。
GM(佐伯):
ガチャリと音がして、ドアが開きません。
宇佐(セイバー):
え? 錠は開いたのですよね?
GM(佐伯):
はい。開いたはずです。
重三(アーチャー):
確か、裏口があったな。そちらに廻ってみるぞ。
GM(佐伯):
では、裏口ですがやはり錠がかかっていますね。
なお裏庭は前庭以上に荒れ果てて雑草が生え放題です。
サー(ライダー):
借りた鍵はここの錠も開きますか?
GM(佐伯):
はい。開きますがやはりこの扉も開きません。
メガーヌ(氷室):
? どうなっているのだ? 窓は確認できるかね?
GM(佐伯):
では、その前に・・・運判定をどうぞ。
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目星orアイデア
メガーヌ:18% (ころころ・・・)13 成功!
替寺 :18% (ころころ・・・)44 失敗・・・
雪 :19% (ころころ・・・)54 失敗・・・
綾織 :74% (ころころ・・・)60 成功!
宇佐 :94% (ころころ・・・)56 成功!
重三 :89% (ころころ・・・)87 成功!
サー :36% (ころころ・・・)69 失敗・・・
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GM(佐伯):
成功した人たちは草むらと化した庭の中にダストシュートのようなものを発見します。
綾織(美綴):
「これは、なんでしょうか? ダストシュート?」
宇佐(セイバー):
「民家にですか? しかも、ここにゴミを入れては、地下にゴミがたまってゴミ出しがむしろ面倒になるような・・・」
GM(佐伯):
では、成功した4人は更に運判定をどうぞ。メガーヌさんと宇佐先生は+20%してOKです。
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アイデア
メガーヌ:18+20=38% (ころころ・・・)99 自動失敗!
綾織 :74% (ころころ・・・)60 成功!
宇佐 :94+20=114% (ころころ・・・)76 成功!
重三 :89% (ころころ・・・)35 成功!
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GM(佐伯):
自動失敗のデメリットはないので安心してください。
成功した人は、これは石炭や薪を地下の備蓄倉庫に放り込む用のシュートだと気付きました。日本で見かけることはかなり珍しいでしょう。
重三(アーチャー):
「あ、これ前に宇佐先生が講義の余り時間に話してた奴じゃないっすか?」
宇佐(セイバー):
「そのようですね。このような所で見かけるとは珍しいですね。様式がバンガロー風ですし地下ごと移築してきたのかもしれませんね」
綾織(美綴):
窓が駄目ならここから入るのも視野に入れないとだな。
サー(ライダー):
そうですね。窓を確認しましょう。
GM(佐伯):
その場合は落下ダメージとか考えますからね?
窓は全て、少なくとも1階の窓は全て内側から釘と板が打ち付けられていて開けられないようになっていますね。
メガーヌ(氷室):
ふむぅ。ドアは錠がかかっていて開かないのか、物で塞がれているのかどちらか判るかね?
GM(佐伯):
それはすぐに解りますね。錠がかかっています。
替寺(蒔寺):
んぁ? さっき鍵は開けただろ?
雪(三枝):
あっ!? 中からかけるタイプの錠かな? 差し錠とか
綾織(美綴):
あぁ。なるほどね。
って、それ中に誰か居るってことにならないか? 外からはかけられないだろ。
GM(佐伯):
そうですね。その事には簡単に気付くでしょう。
宇佐(セイバー):
窓は全て打ち付けられているのですよね?
GM(佐伯):
はい。少なくとも外から確認できる窓、1階の窓は全てですね。
重三(アーチャー):
止むを得まい。家主に連絡を取りドアを破壊する許可を取るぞ。
音無(GM):(電話越し)
『え? 内側から錠? そんなはずは・・・』
家主さんも心当たりがありません。当然ですね。織間さんたちが退去後施錠したのは彼女なのですから。
『そういう状況でしたら仕方ありません。ただ、玄関は表通りから見えますし、裏口からお願いします』
と、ドアを破る許可をくれました。
サー(ライダー):
では裏口に行きましょう。
GM(佐伯):
裏口を壊して中に入るでいいですか?
では、力判定に成功すればドアを蹴破ることができたことにしましょう。誰か1人成功すればOKです。
替寺(蒔寺):
っしゃぁ! 荒事なら極道に任せろ!
一同:
あ・・・
(ころころ・・・)48
替寺力判定値:18%
一同:
・・・・・・。
替寺(蒔寺):(肩を押さえつつ)
「痛ってぇ・・・」
GM(佐伯):(頭を抱えつつ)
えぇ、では極道者というには余りにも貧弱なタックルは、老朽化が進んだ木造の扉にあっさりと阻まれました。
メガーヌ(氷室):(額に手を当ててつつ)
「何をやってますの? こういうことはあなたの仕事ではないでしょうに」
と、替寺を尻目に拳一閃。
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力判定値:93% (ころころ・・・)16 難なく成功!
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GM(佐伯):
そうすると、大の大人のタックルを拒んだ扉は、メガーヌさんの拳1つで粉々に砕け散りました。
替寺(蒔寺):
「や、やるじゃねぇかネエチャン」
メガーヌ(氷室):(スルー)
中の様子は?
重三(アーチャー):
この辺りから、灯りを点灯しておくぞ。
GM(佐伯):
では、中を問題なく見ることができます。
部屋全体が土間になっている小さめの部屋でコートや帽子をかけておく場所、傘立て、ゴム長、あとは石炭袋がいくつか置いてある程度ですね。
替寺(蒔寺):
他には何にもないのか?
GM(佐伯):
はい。判定に成功しても何も出ません。
雪(三枝):
じゃぁ、部屋から出て中の探索かな?
GM(佐伯):
と、移動しようとすると大きな音が聞こえます。
SE:ドン! ドン! ドン!
綾織(美綴):
どこからか判るか?
GM(佐伯):
う~ん・・・運判定ですかね。あ、魔判定でもOKかな。
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聞き耳orアイデア
メガーヌ運判定値:18% (ころころ・・・)31 失敗・・・
替寺 運判定値:18% (ころころ・・・)70 失敗・・・
雪 魔判定値:29% (ころころ・・・)02 クリティカル!
綾織 運判定値:74% (ころころ・・・)71 成功!
宇佐 運判定値:94% (ころころ・・・)97 自動失敗!
重三 運判定値:89% (ころころ・・・)69 成功!
サー 魔判定値:56% (ころころ・・・)72 失敗・・・
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GM(佐伯):
く、クリティカル?!
えー、では・・・
まず失敗した人も含めてわかるのは、音は頭上、2階から聞こえたということですね。
宇佐(セイバー):
例の悪霊でしょうか?
GM(佐伯):
で、成功した人は更に、ほぼ真上、見取り図で言うと階段のすぐそばの部屋から聞こえてきたと思います。土間の部屋の入り口にいるとしたら、やや前方の天井から聞こえたという印象ですね。
重三(アーチャー):
場所が特定できているし、そちらに向かうのが自然な流れか?
GM(佐伯):
で、クリティカルした雪さんですが・・・使ったのは魔判定ですよね?
それだと、物音のするほうから、魔法を使用した気配をかすかにですが感じることができるでしょう。悪魔との戦闘でサーさんや他の悪魔が魔法を使ったときに感じるものに似ていると思います。
雪(三枝):
BOSSが居るのかな? みんなに伝えておくよ。警戒しておかないと。
サー(ライダー):
どうしますか? 音の出所を調べてみますか?
メガーヌ(氷室):
そうするのが妥当でしょう。
替寺(蒔寺):
んじゃ、2階に行くか。
GM(佐伯):
2階に上がった皆さんは、またドンドンと物がぶつかるような音を聞きます。階段をあがって左手の壁に部屋が4つ。そのうち手前から2つ目の部屋ですね。
雪(三枝):
何の音かわかるかな?
GM(三枝):
皆さんが近づいて中の様子を窺おうとすると、音はピタリと止まります。
綾織(美綴):
あからさまに怪しい・・・。
宇佐(セイバー):
物音1つしないのでしょうか?
GM(佐伯):
そうですね。さっきまでの騒がしさが嘘のような静けさです。
重三(アーチャー):
中に入るほかなさそうだな。
雪(三枝):
あ、じゃぁ雪が先頭になって扉を開けますね。防御点が1番大きいですし。
GM(佐伯):
戸を開けると中は寝室のようです。ただし長らく使っていないのか、ベッドはスプリングがむき出しになっており、あとは箪笥が置いてある程度ですね。
サー(ライダー):
音の源はなんだったのでしょう?
GM(佐伯):
では、運判定を。
この判定回数・・・完全にCoCですね(汗)
あ、成功度合いによって得られる情報に変化がありますよ。
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目星
メガーヌ:18%→ 38 失敗・・・
替寺 :18%→ 90 失敗・・・
雪 :19%→ 10 成功!
綾織 :74%→ 54 成功!
宇佐 :94%→ 99 自動失敗!
重三 :89%→ 06 クリティカル!
サー :36%→ 11 成功!
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GM(佐伯):
ふむ。
では、自動失敗の宇佐先生を含めた、失敗組は
なんだか、嫌な雰囲気がするなぁ。
と感じます。これは今まで悪魔に関わってきた経験からくる直感のようなもので具体的に何が、と問われるとよくわかりません。
もちろん成功した人たちもこれは感じます。
メガーヌ(氷室):
お? 本命の部屋を引いたか?
GM(佐伯):
さぁどうでしょう?
失敗でも手に入るこの情報は建物に入る前に伝えるべき情報を忘れていたので今お伝えしただけですので。
替寺(蒔寺):
おい!
GM(佐伯):(スルー)
次に成功した人たちです。
部屋の中央の床に黒い染みを見つけることができました。何かが滴り落ちたような跡ですね。天井をみるとちょうど床の染みの真上辺りに似たような染みがあるのでそこから落ちてきたのかなと思いますね。
雪(三枝):
雨漏りの跡・・・だと黒くならないよね?
GM(佐伯):
そうですね。では成功した人たちは<アイデア>・・・運判定値をお願いします。
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アイデア
雪 :19%→ 00 ファンブル!
綾織 :74%→ 14 成功!
重三 :89%→ 61 成功!
サー :36%→ 15 成功!
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GM(佐伯):
では成功した人たちは
この染みは血痕が乾いて古くなった物だと気付きます。
綾織(美綴):
天井裏に何かあるのか?
GM(佐伯):
さて、どうでしょうかねぇ?
さて、最後にクリティカルの重三さんですが
壊れたベッド周りの床がやけに傷んでいることに気付きました。何かを叩き付けたり引きずったりしたように見えますね。
重三(アーチャー):
GM(佐伯):
もちろんOKです。
重三(アーチャー):
(ころころ・・・)71 成功だ。
GM(佐伯):
では、床の傷はこのベッドを動かしたときにできたものだろうと判断できました。
重三(アーチャー):
傷はベッド周辺にしかないのかね?
GM(佐伯):
(ぐっ・・・さすが元ネタ知ってるだけあって抜け目がないですね)
よく見るとベッドの辺りから窓の方へ何かを引きずったような跡があります。
と、いったところで突然その窓が
SE:ガタガタガタガタガタガタガタ
と揺れ出します。地震ではありません。
替寺(蒔寺):
ひぃっ! や、やめろよぉ・・・ おどかすなよぉ・・・
サー(ライダー):
風ですか?
GM(佐伯):
どうでしょう。皆さん窓から距離を置いているので判断しかねるでしょう。
メガーヌ(氷室):
窓に近づいて外の様子を窺おう。
雪(三枝):
あ、カネちゃん。織間さんて確か窓から転落したって・・・。気をつけて。
メガーヌ(氷室):
む。そうだったな。ここは部屋に入るとき同様、雪にお願いすべきか。
雪(三枝):
う~ん・・・運判定を要求されたらあんまり役に立たないよ?
直美ちゃん、何が見えるかな?
GM(佐伯):
そうですね。その前に。雪さんが近づくと窓の振動は収まります。
外に見えるものですが、目線の高さには隣の建物の壁と窓。
下には庭というか裏に廻るための道というかそんな空間です。伸び放題の草が揺れていますが、先ほどの窓の振動を生むような激しさはありません。
雪(三枝):
「何もないみたいですね。ビル風かしら」
GM(佐伯):
(む。窓を開けてくれない・・・さすがに窓が閉まったままで突き落とすのは無理があるわよね・・・じゃぁ、予定外だけど)
雪さんは回避判定をお願いします。外を見ているので-10%で。
雪(三枝):
ふぇっ?! 何?!
GM(佐伯):
他の人には、ベッドがすごい勢いで窓際に立つ雪さんに突っ込んでいくのが見えます。
綾織(美綴):
な?! 大声を出して雪を気づかせることはできないか?!
GM(佐伯):
あぁ、これだけ人数いますしねぇ・・・じゃぁ、突然シングルとはいえベッドが窓に飛んでいく様子を見ても正気を失わずにいれた人だけが応援判定できることにしましょう。今回は雪さんへの援護ができなくなるというペナルティがあるので失敗しても
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<正気度>ロール
メガーヌ運判定値:18%→ 57 失敗・・・
替寺運判定値 :18%→ 22 失敗・・・
綾織運判定値 :74%→ 87 失敗・・・
宇佐運判定値 :94%→ 28 成功!
重三運判定値 :89%→ 66 成功!
サー魔判定値 :56%→ 10 成功!
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GM(佐伯):
突然のことにも冷静でいられたお三方は応援判定をどうぞ。驚くよりも前に雪さんに声をかける事ができたというイメージですね。
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応援判定
宇佐:94%→ 71 成功!
重三:89%→ 38 成功!
サー:36%→ 37 いちおおい!
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GM(佐伯):
では、急襲のペナルティ10%と応援2度がけ分40%、差し引き+30%で回避判定をお願いします。
宇佐(セイバー):
「雪さん! 避けて!」
重三(アーチャー):
「跳ぶっス!」
サー(ライダー):
「あぶなーい!」
雪(三枝):
「?!」
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雪回避判定値:19+30=49% (ころころ・・・)65 失敗・・・
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GM(佐伯):
それでは雪さんは・・・(ころころ・・・)25点剣相性のダメージをどうぞ。
雪(三枝):
あ、急にメガテンぽい表現になったね。えぇと物理防御点が22点だから・・・3点ダメージ? (現在HP:53)
GM(佐伯):
低っ!
えぇ、では、ここから突然動き出したベッドと戦闘です。
窓際に立っていた雪さんと雪さんに突進したベッド、その他の皆さんというグループ分けになるので、今回は特殊な処理として、前列は雪さん1人で他の人は後列にいるものとします。
替寺(蒔寺):
こ、これはアレだ、最後まで泣いてはいけないRPG的なアレで、お化けなんかじゃない・・・お化けなんか嘘さ・・・
重三(アーチャー):
それだと、本当にCoCになるが? (コズミック的な意味で)
GM(佐伯):
はじめていいですか?
以前のダンジョンよりはるかにダンジョン探索してますね。
やっぱり他人が創ったダンジョンは細部までデータが有って至れり尽くせりです(ぉ)
こんなちゃんとしたシナリオとダンジョン創りたいなぁ・・・
PLないしPCらしい行動を心がけた結果、ギミックが機能しませんでした。
というわけで完全に予定外の戦闘開始です。
苦戦はないと思いますが、グダらないようにしたいですね。
そんなことより、重三がまたニュートラル濃厚状態・・・もうここまできたらNPC化によるロストもおいしいかなとか思い始めています(汗)
それでは、次回までしばらくお待ちください。
戦闘ログ作って、リプレイに直してなので時間がかかると思います。