真・女神転生TRPG 魔都冬木200X   作:龍委員長

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7.アプローチ2

佐伯:

 ではそろそろ再開しましょうか。

 何をしますか?

 

セイバー:

 調べたいのは、やはりウォルター(なにがし)のことでしょうか。このタイミングで出てきた名前が無関係とは思えないのですが。

 

氷室:

 では、そちらはメガーヌが行きましょう。少々拡大解釈になるが遺体の処分に関することを警察に、浦田警部に問い合わせてみよう。

 

佐伯:

 確かに強引ですけど、弁護士とかクラス:ドクターとかそういった法令に詳しいキャラクターもいないですし良いでしょう。

 

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7.アプローチ 2サイクル目 メガーヌ

 十六夜市警

 

GM(佐伯):

 場所は・・・まぁ、いつものように0課の部屋でいいでしょう。

 

メガーヌ(氷室):

 「実は、警部にお伺いしたいことがございまして」

 

浦田(GM):

 「あらためてどうした?」

 

メガーヌ(氷室):

 では、事の経緯を説明してコービットの埋葬に関する事情について知らないか聞いてみよう。

 

浦田(GM):

 「あの教会が? この際不法侵入は目を瞑るが・・・」

 そうですねぇ。例の白骨死体のこともありますしKW猟奇事件に一部合致としましょうか。+10%で会話判定をどうぞ。

 

メガーヌ(氷室):

 ここは命運を1点使っておこう。(残命運:5→4)

 

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説得

 

 メガーヌ:24+10+20=54% (ころころ・・・)96 自動失敗!

 

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メガーヌ(氷室):

 ブッ

 振りなおす! 命運使う! (残4→3)

 

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(ころころころ・・・)24 成功!

 経験点90点獲得 レベルアップ!

  浦田警部との絆:2点上昇

 

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GM(佐伯):

 では、浦田警部はそうした過去の事例に詳しい警察関係者を紹介してくれます。向かったのは署内の資料課という所です。名前の通り、警察の捜査資料を保管整理を任務とする場所です。

 中には、渡瀬恒彦似の中年男性が出迎えてくれます。落ち着いた雰囲気のナイスミドル、ロマンスグレーといった雰囲気の男性です。名前は・・・鳥居さんとしましょうか。

 判定に成功しているので浦田警部の指示で鳥居さんはとても協力的です。

 

鳥居(GM):

 「ウォルター・コービットの埋葬経緯について?」

 彼はほんの数秒思案すると、

 「ちょっとまって」

 と断ってから資料課に並ぶ大量の書架の間を迷い無く歩いていき、1つの書架の前で足を止めるとすぐに目的の資料を探し出し抜き取ります。古い資料のようで、よくある黒い表紙を付けて綴じ紐で綴じられた資料です。

 

蒔寺:

 どこかで見た顔、どこかで見た名前、どこかで見た光景。

 

鳥居(GM):

 「あった。これだ」

 そういって彼が見せてくれた資料によると以下のことが書かれています。

 

 

・例の屋敷に住んでいたウォルター・コービットがもつ「深刻な習慣と不吉な態度」に耐えかねた近隣住人から退去を求め、訴えられた。

・裁判の結果はウォルターの勝利。しかしその後2度目の訴訟が起こっている。内容は彼の遺言「自身を自宅の地階に埋葬」を実行させまいとする訴訟である。

・遺言は実行された。執り行ったのは、星の智慧教会のナイ神父である。

 

 

鳥居(GM):

 「2度目の裁判のことは書かれていないけど、遺言が執行されている以上はウォルター氏の勝利だったんだろうね」

 

メガーヌ(氷室):

 大戦前の記録がしっかり残っていることにも驚きだが、それよりも・・・

 「確か、先日失踪されたあの教会の神父様もナイというお名前ではなかったかしら」

 

GM(佐伯):

 その問いかけに鳥居さんは、別の書架から失踪届けとそれにまつわる捜査情報が綴じられた資料を抜き出してきました。

 

鳥居(GM):

 「確かに、そうだね。

 でも、彼らはクリスチャンネームとして過去の聖人の名前を引き継ぐことは良くあるし、たまたま同じ名前だっただけかも」

 

メガーヌ(氷室):

 「それもそうですわね」

 一応納得した素振りを見せておこう。その上で

 「『闇の中にて待つもの』とは何者かわかるかしら?」

 と質問してみるが・・・?

 

鳥居(GM):

 「闇の中・・・? 何かの暗号かな? 少なくとも僕は聞いたことは無いな」

 と、資料を再読してくれますがそれらしい単語は見つかりませんでした。

 

メガーヌ(氷室):

 「そうですか。ありがとうございました」

 と退室するが、鳥居氏と絆を結びたいな。

 

GM(佐伯):

 了解です。初期の絆ポイント分の1d10をどうぞ。

 

(ころころ・・・)5

 

GM(佐伯):

 う~ん。KWは「迷宮(知識)」「解決(勤勉)」「嫁探し(恋)」といったところでしょうか。

 神威は「事情通I~III」「庇護」「目撃者」「正しき道」「回復施設I」「調達I」でどうでしょう?

 基本的には情報面でしか頼れない人物のイメージですね。

 

メガーヌ(氷室):

 あぁ。問題ない。

 

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三枝:

 悪霊ってウォルターさんなのかな?

 

セイバー:

 そう考えるのが妥当だとは思いますが、本人の希望通りの埋葬がなされたのに悪霊になるのでしょうか?

 

ライダー:

 葬送の儀にはいろいろと作法がありますからね、何か間違ったという可能性・・・いえ、ナイ神父が関わっているのであればワザと本来とは違う作法で行った可能性も・・・。

 

氷室:

 あとはどうやって、BOSS・・・コービットの正体に辿り着くか・・・。

 

蒔寺:

 判りきってんのに突撃できねぇのがもどかしいっ。

 

綾織:

 アイテム買いに行くにもBOSS情報抜かないとなぁ・・・。

 

アーチャー:

 いちおう、現時点でGMが情報を出してくれているからな、回復重視の買出しだけで突入もできなくはないが。

 

三枝:

 え? そうなんですか?

 

氷室:

 1サイクル目の、重三とサーの情報収集ですね。

 

アーチャー:

 あぁ。

 周囲の建造物に日照権を侵害されながらもカーテンを閉め切った窓。つまり日光あるいは光を弱点とするという事のヒント。

 実際に気付いたのが社だからな。「中は暗そうですし、灯りを持って行くっス」程度にしか提案できんがな。

 

蒔寺:

 いや、じゅうぶんっしょ。

 

セイバー:

 サーの情報収集の方は?

 

ライダー:

 ひょっとして、精神干渉、ですか?

 

アーチャー:

 あぁ。こちらは元ネタに無い情報ゆえ確証はないが、判定に成功した会話で呪殺を否定しているのはヒントだと解釈できると思う。

 

ライダー:

 なるほど。こちらは聖がはっきりと口に出していましたし、サーから皆に伝えたことにすれば対策を採る口実としては充分だともいますが、いかがですか直美?

 

佐伯:

 もちろん大丈夫ですよ。ちゃんと情報収集した結果に基づいた行動ですから。アーチャーさんの灯りの確保も大丈夫です。

 

氷室:

 具体的な正体が見えぬのが不気味ではあるが・・・事前情報としては充分、か?

 

蒔寺:

 んじゃぁ、精神対策にアイテムを無心に行くか。

 

セイバー:

 そうですね。・・・アンジェラ司祭に「光を避ける者」の正体について心当たりがないか伺ってみましょう。ひょっとしたら「闇の中で待つ者」? ともつながるかもしれません。

 

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7.アプローチ 2サイクル目 宇佐

 メシア教会

 

GM(佐伯):

 では、場所は教会の中で。ちょうど説法を終えたところに宇佐先生がやってきます。

 

宇佐(セイバー):

 忙しいときでなくて良かったですね。

 「司祭さま。少しお時間よろしいでしょうか?」

 

アンジェラ(GM):

 「あら、先生。どうかされましたか?」

 

宇佐(セイバー):

 「えぇ、実は悪霊が出るという建物の調査をしているのですが、どうも悪魔の関与が疑われるのです。現場の状況から日光を避ける性質があるようなのですが、どういった悪魔が予想されるでしょうか?」

 

GM(佐伯):

 家主さんの依頼ということでKW「救済」を一致としましょうか。+20%でどうぞ。

 

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宇佐 会話判定値:54+20=74% (ころころ・・・)21 成功!

 経験点90点獲得。

 アンジェラとの絆、1点上昇。

 

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アンジェラ(GM):

 「日光を・・・ですか? 霊的な存在のほとんどが日中は行動を控えるものですが・・・有名なものではやはり吸血鬼でしょうか。夜の貴族を自称する彼らの行動は夜に集中するものです。

 ・・・本当に吸血鬼だとしたら精神や神経を侵す能力が多いのも特徴です。気を保つお薬がありますのでどうぞお持ちください」

 とトランキライザーを1個もらえます。

 

宇佐(セイバー):

 「ありがとうございます」

 

アンジェラ(GM):

 「先生の逝く道が神の威光で満ちていますように」

 

==========

 

セイバー:

 吸血鬼(ヴァンパイア)ですか・・・。

 

アーチャー:

 灯りの準備で弱体化も確定で良さそうだな。社は調達に行きたいところだが・・・光玉・・・は、GPが高すぎるな・・・。

 

佐伯:

 そうですね。灯りの調達としては光玉が妥当でしょうが出現値がBですからね。コネから借り受ける形でしか手に入りません。

 まぁ、今回はシナリオギミックの1つなので消耗せずに返却できるものとしましょうか。光玉相当の照明器具ということで。判定成功で貸し出せることにしましょう。

 

アーチャー:

 ふむ。では稲城准教授をあたろう。フィールドワークに重きを置く彼女ならばヘッドライトの類を持っているだろう。

 

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7.アプローチ 2サイクル目 重三

 須摩留工科大学

 

GM(佐伯):

 では、重三さんが准教授を探して天樹山までくると、いつぞやのようにちょうど准教授が下山してくるところでした。今のポストを用意してくれた鬼道の意向でなかなかフィールドワークに出られていなかったので、とても満足した様子ですね。

 

重三(アーチャー):

 ふむ。ならばちょうど良い。

 「せんせいっ、ちーっす」

 

稲城(GM):

 「あら、重三さん」

 

重三(アーチャー):

 「お仕事、おつかれさまっす」

 

稲城(GM):

 「どうしました? あ、私に用事が? すいません研究室を空けちゃってて」

 

重三(アーチャー):

 「大丈夫っすよ。先生いないときはだいたいココですし。

 実は、廃屋(?)の探索をする事になったんすけど灯りになるものを貸してもらえないっすか?」

 

稲城(GM):

 「廃屋? 重三さん、私有地に勝手に入って遊ぶ行為は立派な犯罪ですよ?」

 先生はどうやら、よくある若者の廃屋探検と勘違いしているようです。

 

重三(アーチャー):

 「ちょっ! 違うっすよ?! いやマジで! ちゃんとした依頼なんすよ! 信じてくださいよ?!」

 必死に弁明する。

 

ライダー:

 それは逆に怪しいのでは・・・

 

GM(佐伯):

 そうですね(笑) このあたりで判定してもらいましょうか。

 

重三(アーチャー):

 KWも無いからな・・・命運を1点使っておこう。(残:8→7)

 

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重三:52+20=72% (ころころ・・・)44 成功! 経験点90点獲得

 稲城との絆、7点上昇。

 

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GM(佐伯):

 では、事情を聞いて得心が行った稲城先生は、光源になる道具を貸してくれます。データ的には、使用宣言後消灯を宣言するまで周囲を照らす非消費アイテムとします。今回のシナリオ終了後先生に返却しなければいけません。

 

稲城(GM):

 「そういうことでしたら、解りました。さすがに今は持ち合わせていないのであとで研究室に来てください」

 

重三(GM):

 「あざーっす」

 

==========

 

アーチャー:

 これで、弱体化させる手段は確保だな。

 

ライダー:

 どの程度弱体化するのか知りたいところですが、BOSSですしデータは見れないんですよね?

 

佐伯:

 はい。ただアプローチによりざっくりした情報は出ます。

 

三枝:

 じゃぁ、雪がロキさんの所に行こうかな。あ、借金の利子増やしてないよ直美ちゃん。

 

美綴:

 ちょっ、おま・・・

 

佐伯:

 まさか自分から申告してもらえるとは思いませんでした。

 では、借金が4,200増えます。

 

※現在借金額:424,218マッカ

 

セイバー:

 明らかに返済額より利子の方が多くて際限なく増えていっていますが・・・

 

佐伯:

 せっかくの借金が結んだ縁です。借金は永久に増え続ける方向で行きましょう!

 

アーチャー:

 いや・・・ゲーム的な不利益がないとはいえそれは・・・。

 

==========

 

7.アプローチ 2サイクル目 雪

 BAR・マダム

 

GM(佐伯):

 場所はいつもどおり、BAR・マダムで。

 昼間営業時間外ですが、いつもどおり中には入れます。

 

マダム・ニュクス(GM):

 「あらミキ(雪の源氏名)さん、いらっしゃい。ロキさんかしら?」

 

雪(三枝):

 「あ、はい。いらっしゃいますか?」

 

GM(佐伯):

 というタイミングでいつもどおり、奥のコレクションルームからロキさんが現れます。

 

雪(三枝):

 一度会釈をしてから、

 「すいません。今月分の返済はもう少しお待ちください・・・」

 

ロキ(GM):

 「相変わらず、律儀な奴だな。返してもらわなくていいとアレほど言っているというのに」

 

雪(三枝):

 「お言葉はうれしいですが、私の気持ちが納まりませんから・・・。

 それで、あの・・・」

 

ロキ(GM):

 「ふ。また面白いことに巻き込まれているようだな」

 

雪(三枝):

 「え、あ、まぁ・・・」

 

ロキ(GM):

 「話を聞こうか」

 と、カウンター席に座ると隣の席を雪さんに勧めます。

 

雪(三枝):

 じゃぁ、腰掛けてから事情を説明するね。

 「・・・という所までは準備ができたのですが、はたして灯りがどれほどの効果を持つものかどうか・・・」

 KWも無いし命運を1点使っておくね。

 

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会話判定値:24+20=44% (ころころ・・・)04 クリティカル!

 経験点90点獲得! レベルアップ!

 ロキとの絆、14上昇(クリティカルのため2d10)

 

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ロキ(GM):

 「・・・・・・」

 

雪(三枝):

 「あの? ロキさん?」

 

ロキ(GM):

 「あぁ、すまない。私もその話は聞いたことがある。アレは元来の、夜の貴族と呼ばれる吸血鬼とは別物だ。吸血鬼の食事によって吸血鬼化した人間とも少し違う。後天的に吸血鬼の能力(ちから)を得たという意味では似ているがな。

 光を浴びることでその化けの皮は簡単に剥がせるだろう。そうなってしまえば所詮、不老を得た人間――食屍鬼(グール)程度の能力しか無いだろう」

 そこまで説明したロキさんは不意に口元を歪めて不気味な笑みを見せます。

 

雪(三枝):

 えっ?!

 

ロキ(GM):

 「あの死に損ないがどのような結末を迎えるのか興味が沸いた。

 今日は気分が良い。他に訊きたいことはあるかね?」

 と、システム的にはBOSS情報収集に成功したときのように相性または行動パターンを教えてくれます。

 ヴァンパイアかグールどちらか一方の項目1つを教えてくれます。なお、今回はどちらのバージョンのBOSSもスキルをシナリオに合わせて改造してあります。

 

雪(三枝):

 グールと戦うんだし、ヴァンパイアの方は要らないよね?

 

美綴:

 そうだな。いつもどおり相性の方からか?

 サーの電撃か、宇佐先生の仲魔の衝撃・氷結か、替寺組のガンか、メガーヌの魔晶スキルの呪殺か・・・どれがいいかな。

 

セイバー:

 電撃がいいのでは? 私やメガーヌは仲魔やスキルを使わないという選択肢もありますがサーは電撃を封じられるとできることが激減します。

 

ライダー:

 そうですね。そうしてもらえると助かります。

 

雪(三枝):

 わかりました。それじゃぁ、ロキさんに尋ねるね。

 「ゾンビの類って、よく回復効果で逆にダメージを負ったりしますけど、電気ショックで蘇生とかできないでしょうか?」

 

ロキ(GM):

 「質問に答える前に忠告しておくが、そのてのフィクションの内容を鵜呑みにするのは非常に危険だと言っておこう」

 実際、このゲームでは屍鬼や悪霊にもディア(回復魔法)や傷薬による回復が可能ですからね。

 「それで、電気ショックだったか? 蘇生することはありえんだろうが充分な出力があれば傷つけることは可能だろう」

 電撃相性は「普通」です。

 

雪(三枝):

 「ありがとうございました」

 

ロキ(GM):

 「“アレ”は私に似ているがどうも好きになれん。どんな思惑にしろ妨害してみるのも一興だろう」

 

雪(三枝):

 「? ウォルター氏がロキさんに?」

 

ロキ(GM):

 「いや、こちらの話だ気にしないでくれ。

 気をつけて行ってくるといい。君に何かあってはまた退屈な日々が続いてしまうからな」

 

雪(三枝):

 「は、はぁ。・・・? それでは失礼します」

 

==========

 

氷室:

 うむ? 最近やたらと指示語が現れるな。伏線なのだろうが・・・。

 

佐伯:

 そうですね。ロキさんは各陣営の暗躍を知った上で静観を決め込んでいるので、こういう演出になります。

 次はどうしますか?

 

替寺:

 いつものパターンなら、BOSSの行動パターン調べか。

 

美綴:

 んじゃ、綴が調べるか。悪魔(グール)のことは悪魔(ケルベロス)に訊け、ってな。

 

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7.アプローチ 2サイクル目 綾織

 商店街内 廃ビル

 

GM(佐伯):

 こちらもいつもどおりの場所でお昼寝中の大狼パスカルが居ます。気配なのか匂いなのか音なのか、綾織さんがフロアに入るとすぐに体を起こしてそちらを見やります。

 

パスカル(GM):

 「どうした?」

 

綾織(美綴):

 事情を説明する時に犠牲者が出ている事も伝えておく。

 「あの屋敷に居る何かを排除できないと、家主さんだけでなく周辺住民へも被害が拡大するかもしれません」

 とかいってKW「町の平和」を使いつつ

 「そのグールがどのような行動をとるか予測できるでしょうか?」

 

GM(佐伯):

 KWは問題ないでしょう。+20%です。

 

綾織(美綴):

 三枝がクリティカル出したばっかだしな。揺り返しが怖いから命運も使っとくぞ。

 

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会話判定値:46+20+20=86% (ころころ・・・)34 成功!

 経験点90点獲得! ケルベロスとの絆、10+5(振り足し1回)=15上昇!

 

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綾織(美綴):

 よし。

 パターンは5番と9番を聞いてみるか

 

パスカル(GM):

 「人間から変化したヴァンパイアが弱体化したグール・・・だと?」

 パスカルは不思議そうに首を傾げています。

 「弱体化したからといって種族まで変わるとは思えん。元がヴァンパイアなら、吸血行為は当然だろう。・・・死者の変化というのならば病を振りまくこともあろう。

 ・・・本当にそのような存在が?」

 パスカルは訝しそうに首をしきりに傾げています。

 5番は■毒ひっかき(毒付与攻撃)、9番は■吸いつき(HP吸収)です。

 

綾織(美綴):

 「私たちも確認したわけではないので・・・。

 とにかく、ありがとうございました」

 

パスカル(GM):

 「あぁ、気をつけろ、ヴァンパイアにしろグールにしろ不死者というものは同格の悪魔より頑丈にできているものだ」

 これは、コネボーナスで、BOSS特権により■ラクカジャ を習得していますよという情報です。

 

綾織(美綴):

 「わかりました。気をつけます」

 

==========

 

セイバー:

 精神攻撃だけかと思っていましたが、毒の対処も考えないといけませんね・・・。

 

アーチャー:

 優先度は精神相性だろうな。毒は毎ターンダメージを受けるがアクション自体は取れる。しかし精神相性のBSは大半が自由な行動を不可能にするものばかりだ。

 

ライダー:

 なるほど。ではその方針でいきますか。

 

蒔寺:

 よっし。それならゆり子に会いに行くか。

 

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7.アプローチ 2サイクル目 蒔寺

 

GM(佐伯):

 それでしたら・・・今回はどんな演出にしましょうかねぇ・・・。

 

替寺(蒔寺):

 あ? ンなのなんでもいいよ。

 

GM(佐伯):

 では・・・替寺さんが聖龍組の事務所で装備の確認をしていると窓を叩くコツコツという音を耳にします。

 

替寺(蒔寺):

 いや、表から来いよ。そっちの方を見るぜ。

 

GM(佐伯):

 そこには、全長3m超えの巨大アミメニシキヘビが!

 

一同:

 ?!

 

GM(佐伯):

 そのニシキヘビがくちばしの先で窓をノックしています。さっきのコツコツという音はこの音だったようです。

 

替寺(蒔寺):

 なんだ? 近所のペットが逃げ出したのか? 恐る恐る窓に近づくぞ。窓は閉まってるんだよな?

 

GM(佐伯):

 替寺さんが気がついたのを確認すると、首を窓の鍵のところに移動させてまたコツコツとします。それは、屋外にいる人間が屋内にいる人間に対して窓を開けてもらえるよう頼むしぐさに似ているような、そんな印象を受ける動きです。

 

替寺(蒔寺):

 なぁ、これゆり子との接触演出なんだよな? いきなり戦闘とかないよな?

 

GM(佐伯):

 はい。そこは安心してもらって大丈夫です。

 

替寺(蒔寺):

 本当だな? 信じるからな?

 手近に有った木刀を振りかぶってから窓の鍵を開けるぞ。

 

GM(佐伯):

 すると蛇は起用に窓の凹凸に頭を引っ掛けるて窓を開けると、中にスルリと入ってきます。

 

替寺(蒔寺):

 木刀を握る手に力がこもる。

 

GM(佐伯):

 蛇は全身を中には入れずに、頭から数十cm入ったところで前進をやめて、頭を替寺さんの方に向けると、

 

ニシキヘビ?(GM):

 「はぁ、やっと気付いてくれたわね」

 と、聞き覚えの有る鳴き声(?)を発します。

 

一同:

 ?!

 

アーチャー:

 あ、いや。蛇、ゆり子・・・そういうことか・・・。

 

GM(佐伯):(クスクス)

 まぁ、そういうことです。

 人語を解する蛇という、非現実的なものを見てしまった替寺さんは・・・

 

替寺(蒔寺):

 しまった! SANチェックか?!

 

GM(佐伯):

 はい。では、運か魔で判定どうぞ。

 

----------

 

運判定値:17% (ころころ・・・)79 失敗・・・

 

 正気度(MP)1d3減少 (ころころ・・・)1点減少

 

----------

 

蛇?(GM)

 「最近、五島が忙しくてね。私もいろいろ事務処理を押し付けられてなかなか抜け出せないのよね」

 

替寺(蒔寺):

 「ゆり子・・・なのか?」

 

ゆり子?(GM):

 「そうよ。と言ってもこの子は私のかわいいペットだけど」

 

替寺(蒔寺):

 どっかにカメラとスピーカーが付いてんのか?

 

ゆり子in蛇(GM):

 「そんなことより、相変わらず人助けしてるみたいね? 極道が」

 

替寺(蒔寺):

 「単に金になるからだよ。そんな殊勝なモンじゃねぇ」

 

氷室:

 ツンデレはいりましたー。

 

替寺(蒔寺):

 「ちゃんと片付けねぇと報酬が出ねぇんだ。協力してくれよ」

 KW無ぇし、命運を1点乗せるぞ。

 

----------

 

会話判定値:24+20=44% (ころころ・・・)38 成功!

 経験点90点獲得! レベルアップ!

 ゆり子の絆、10+7(振り足し1回)=17上昇!

 

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蛇風のゆり子(GM):

 「話は聞いてるわ。それでこの子に役に立ちそうな物を運んでもらったのよ」

 という声と供に蛇がカプセルを吐き出します。何が欲しいですか?

 

替寺(蒔寺):

 ん~やっぱ、トランキライザーか?

 て、蛇が吐き出すのかよ! 風呂敷か何かに入れて胴体に巻いてんのかと思ったぞ。

 

蛇っぽいゆり子(GM):

 「それと忠告だけど、深遠を覗くということはあちらも貴方の事を覗き見ているということ。ゆめゆめ忘れないように、ね」

 それだけ告げると蛇はスルスルと窓の外へと出て行ってしまいました。

 直後に聞こえた女性の悲鳴と、数分後に聞こえてくるたくさんの自動車の音から察するに、保健所に通報されたようですがまぁ、彼女の蛇なら無事逃げおおせることでしょう。

 

==========

 

三枝:

 なんだか聞いたことの有るフレーズだね。

 

美綴:

 有名なフレーズだからな。少し改変されてたが。

 

ライダー:

 最後はサーですね。グラナーダ(デモノイド)に会いに行きましょう。

 

===========

 

7.アプローチ 2サイクル目 サー

 路地裏

 

GM(佐伯):

 サーさんがいつもの路地裏に行くと、グラナーダはゴミをあさりながら食事をしているところでした。

 

サー(ライダー):

 「こんにちはー。ごはんだった?」

 

グラナーダ(GM):

 「だいじょうぶ キにしない どうした?」

 

サー(ライダー):

 KWになりそうなものはありませんね・・・命運を1点使っておきます。

 

----------

 

会話判定値:30+20=50% (ころころ・・・)72 失敗・・・

命運使用して振りなおし。(残命運:5→4)

 (ころころころ・・・)50 ギリギリ成功!

 経験点90点獲得! デモノイドとの絆、1上昇。

 

----------

 

サー(ライダー):

 「せいしんかんしょう? を防ぐ方法ってあるかなぁ?」

 

グラナーダ(GM):

 「これ やる まえにニンゲン アバれてた ほかのニンゲン コレ ノませた ニンゲンおとなしくなった」

 と、ゴミ捨て場に有った錠剤をくれます。トランキライザーですよ。

 

サー(ライダー):

 「ありがとー」

 

==========

 

氷室:

 デモノイドの説明だけ聞くと、危ないクスリに聞こえるんだが・・・

 

三枝:

 それ以前にゴミ捨て場に落ちてた薬って、使用期限とか大丈夫?

 

佐伯:

 データ的には問題ありません。どうしても気になるなら50%の確率で毒付与にしましょうか?

 

一同:

 やめてください たえられません

 

佐伯:

 さて、これで全員の行動が終わりましたね。いったん休憩にしましょう。

 次は突入ですか?

 

蒔寺:

 突入でいいんじゃね? どうよ呉学人。

 

穂群原の呉学人:

 ふむ。一応、1人1個ずつトランキライザーが行き渡るだけは用意できているな。

 これ以上は時間をかけすぎてゲーム自体がグダるのでリスク覚悟で突入が良策と考えますが、セイバーさんたちはいかがですか?

 

セイバー:

 宇佐は戦闘では役に立ちませんし、戦闘要員が良しと判断するのであれば良いかと。

 

アーチャー:

 氷室、女史の言うようにゲームが間延びしてもナンだな。私も突入に賛成だ。

 

ライダー:

 そうですね。問題ないかと。

 

佐伯:

 では、休憩が終わったら悪霊の家に突入ということで。




大変お待たせしました。
アプローチ2サイクル目をお届けいたしました。

鳥居氏は、クロス・オーバータグ案件でしょうか?(苦笑)

前回(1サイクル目)では、9割9分 メガテンXのルルブ見てなかったのに対して、今回は参照するのがほとんど闇プロで

あぁ、メガテンやってるなぁ

なんて感慨に耽ったりしてました(笑)

次回はクライマックス! ですが、BOSS戦前にプチダンジョン探索があります。
無事BOSS部屋に辿り着けるのか?

次回までしばらくお待ちください。

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