7.オープニング
佐伯:
大変お待たせしました。
第7回セッションの始めたいと思いまーす!
一同:(ぱちぱちぱちぱち)
佐伯:
では早速今回予告に入らせていただきます。
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とある屋敷で1つの家族が悲劇に見舞われる。
彼らに屋敷を貸していた家主はその原因を突き止めて欲しいという。次の借家人に安心して貸し与えれるように。
家主が極端に安かったというその屋敷の秘密とは・・・
真・女神転生TRPG 魔都冬木200X
第7回『悪霊の家』
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アーチャー:
内容は変わらず、か。
佐伯:
はい。
氷室:
確認だが、これは“あの”悪霊の家 なのかね?
セイバー:
“あの”? そういえば前回の属性評価の発表の時も内容を知っているようなことを言っていましたね。
アーチャー:
あぁ。厳密には内容の予測が着く。だがな。
悪霊の家 とは、メガテンXと全く別のRPGで有名なシナリオだ。
ライダー:
なるほど。その内容を知っているので、推測できると。
タイトルだけ借りた別物の可能性は?
佐伯:
まぁ、最初の氷室さんの質問に答えると、“あの”悪霊の家です。メガテンX用に改変していますが、ほぼ同じと思っていただいて大丈夫かと。
美綴:
でもそれだと、アタシらメタ読みしちまうぜ?
佐伯:
メタ読み自体は仕方ありませんが、メタ知識がないPCたちがそのような行動をとる理由をちゃんと説明・演出してください。行動が不自然だと思ったら却下させてもらいます。
蒔寺:
ちきしょー・・・そっこう殴り込みに行きてー・・・ホラーはだめだっつってんだろぉ・・・
佐伯:
まぁまぁ、そこまでホラー演出する気も無いですし、内容を知らないセイバーさんたちのためにも、先のことをバラさずメタ行動にそれらしい理由をつけて行動してくださいね。
というわけで、
この作品は、クトルゥフ神話TRPG付属シナリオ「悪霊の家」のネタバレを含みますので、ご注意ください。
三枝:
具体的にはどんなお話なのかな?
佐伯:
では、早速オープニングを始めていきましょうか。
オープニングはメガーヌさんの所に一通の手紙が届くところからです。
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7.オープニング1 メガーヌ
メガーヌの部屋
メガーヌ(氷室):
手紙?
GM(佐伯):
差出人の名前に見覚えはありません。そうですね・・・音無さんとでもしておきましょうか。
重三(アーチャー):
おい、大丈夫なのかそれは・・・。
GM(佐伯):
まぁまぁ。
で、手紙の内容ですが。
まず突然の手紙を詫びたあと、家賃収入で生計を立てている旨の自己紹介。その後に続く内容は、自分が貸家としている建物の1つで不可思議な出来事が起きたのでどうにかして欲しい。というものです。
どこかから、メガーヌさんたちの話を聞きつけ、彼女たちなら解決できるのでは、と藁をもすがる思いで手紙を出したようです。
メガーヌ(氷室):
まさに悪霊の家。
では、詳細を聞くために連絡を入れよう。
GM(佐伯):
では、家賃収入で生活しているにしては若い印象を受ける女性が電話口に出て、
「その家をお貸しした人がみんな不幸なメに会うんです。確かに悪霊が住む家だという噂があって購入時も凄く安かったんですが・・・本当に悪霊が出るのかも、と最近思うようになりまして、専門家に見ていただけないものかと思いまして、お手紙をお送りしたしだいでして・・・」
という事を語ります。
メガーヌ(氷室):
「わかりました。後日仲間を連れてお伺いしますので、その際にさらに詳しいお話を」
音無(GM):
「はい。よろしくお願いいたします」
と、電話は切れますが。大家さ、もとい家主さんに会いに行くところまでシーンを飛ばして良いですか?
替寺(蒔寺):
まぁ、連絡取り合うのは毎度似たような感じになるしな。
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7.オープニング2 一同
音無邸
GM(佐伯):
では場所は音無さんの自宅です。ここは彼女が住む家なので問題の物件は別です。音無さんは快く皆さんを迎え入れてくれますが、まさか7人の大所帯だとは思っていなかったので少し面喰っていますね。
メガーヌ(氷室):
「大勢で押しかけて申し訳ありません。彼らも協力者ですのでどうかご容赦いただきたく・・・」
音無(GM):
「い、いえ。無理をお願いしているのはこちらなのですし、お気になさらいでください」
雪(三枝):
「それで、住人に良くない事が起こるということですが?」
音無(GM):
「えぇ・・・一番最近まで住んでいた・・・」
一同:
?
GM(佐伯):
名前考えてませんでした。
綾織(美綴):
おい。
GM(佐伯):
じゃぁ、テキトーに
音無(GM):
「最近まで住んでいた、織間さんたちも・・・
旦那さんが事故にあったあと、心を病んでしまって・・・奥さんもすぐに同じような状態に」
宇佐(セイバー):
「事故、とは?」
音無(GM):
(これって、あそこのアレのヒントで良いんだよね?)
「2階の窓から転落してしまって・・・お医者様や警察の方が事情を訊こうとしたんですが要領を得ず・・・“燃える目をした化け物がどうした”とか意味の解らないことを繰り返すだけで・・・」
重三(アーチャー):
「怖いっすね。
俺たちはどうしたら良いんすか? 正直何をどうしたらいいやら」
音無(GM):
「そうですよね。
まずは、事実関係の確認をお願いします。私自身は、その悪霊というものを見たことがありませんので。
悪霊が居なければそれでよし。
居るならば家から追い出していただきたいんです。噂も流れ始めていますしこのままでは完全に不良物件です。
安全の確認、もしくは確保。その結果、悪い噂を払拭することまでできれば理想ですが。とにかく悪霊をどうにかしてください!」
サー(ライダー):
「あたしたちがいっても、でてこなかったらー?」
音無(GM):
「なにも見付からないに越した事はないんです。その時は念のため私があの家で何泊かして様子を見ようと思います」
まぁ、なので極論。何もせずに戻ってきてテキトーに報告してもかまいません。その結果どのような結末を迎えるかまでは保障いたしかねますが。
メガーヌ(氷室):
あからさまな死亡フラグという奴だな。
「わかりました。それでは、その建物に入る許可もいただけますか?」
音無(GM):
「えぇ。それはもちろん。これが鍵です。
どうか、よろしくおねがいいたします」
替寺(蒔寺):
「で? ギャラは? まさかただ働きじゃねぇだろうな」
音無(GM):
「はっ、はいっ。そ、その少ないですが解決していただければ、お1人1,000,000円(1,000マッカ)お支払いいたします」
替寺(蒔寺):
「ん。まぁ、そんなもんか」
音無(GM):
「そ、それではお願いいたします・・・」
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佐伯:
ということでアプローチフェイズに移行するわけですが、今回は幾つか注意点が。
三枝:
なにかな?
佐伯:
注意点というかシナリオギミック的なものですが。
まず、最初に言いましたが、これはクトゥルフ神話TRPGのシナリオを基に作っています。その雰囲気を演出するために要所要所で擬似的な<正気度>ロールを用意しています。
セイバー:
しょうきどろーる?
アーチャー:
今回のシナリオの元になったシナリオが収録されているゲームの特徴でな、日常からかけ離れた出来事、殺人現場を目撃/親しい人物の死/そして常識を大きく逸脱したクリーチャーとの遭遇などだな、そうした出来事に直面したとき正気を保っていられるかを判定するのが<正気度>ロールだ。
一度にあるいは、一定時間内に大量に正気度を失うと発狂してしまう。
ライダー:
なるほど。それをこのゲームでも行うと。
佐伯:
はい。そうです。
具体的には【魔】か【運】で判定。失敗した場合はMPを減らしてもらいます。
時間管理は面倒なので、不定の狂気は発生しません。
一度に5点以上のMPを失った場合、一時的狂気が発生します。しばらく自由な行動ができなくなりますのでお気をつけて。
あと、今回はいわゆるキーワードは設定していません。何をどう調べたいのか宣言してもらえれば、こちらから使用する能力値や判定の修正をお伝えします。まぁ、ほとんどが運判定か会話判定になると思いますが。
システム的にKWが必要になったときはGMに相談してくださいシナリオKWとして使えるかどうか判断します。
氷室:
ふむ。まぁ最初は織間夫婦への聞き込みか、問題の家の現地調査ぐらいか。
佐伯:
それから、今回のBOSSは普通に戦うと十中八九勝てないレベルになっています。
蒔寺:
はぁっ?! 駄目じゃないかそれ!
佐伯:
安心してください。弱体化イベントがあります。・・・というか弱体化させる策をみなさんで考えてください。それがBOSSを弱体化しえると判断した場合、弱体化バージョンとの戦闘になります。
美綴:
たしか元ネタの方は、弱体化無かったよな。
アーチャー:
まぁ、メタ読みをすればなんとなく想像はつくが、それをいかに、自然にキャラクターの行動として行うかが問題だな。
佐伯:
えぇと・・・まず伝えておかないといけないのはコレくらいですかね。
また必要になったらそのつどお伝えしますね。
それでは、アプローチフェイズを始めていきましょう。
相変わらずマッカを日本円に直すと額がおかしいですね。
今回も終了時に行う「属性評価」にお付き合いいただければと思います。
属性評価とはシナリオ中、各PCの言動が以下の6つの属性のどれに近いかを参加者の投票で決めるものです。
ですが、本作は仮想卓のため参加者が作者1人なのでデキレースになってしまいます。そこで、活動報告に投票所を用意するので、そちらにみなさんに投票していただこうという趣旨のものです。
属性は
ロウ :ルールや秩序を大事にした。
カオス:感情や自由を大事にした。
ライト:善行を行った。
ダーク:残虐だった、暴力的だった。
ニュートラル:上記のどれにも偏らず、中庸であった。
ヒーホー:上記の5つとは無関係に、受け狙いだった。周囲を笑わせた。
投票は締め切らせたいただきました。
投票いただき、ありがとうございました。
2017/12/19
誤字報告を受けて、報酬額修正いたしました。