6.オープニング
佐伯:
では、第6回を開始したいと思います。
恒例の今回予告から。
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人は働かなければ生きられない。
働いても満足な生活が得られるとは限らない。
生きるために働くのか、
働くために生きるのか、
「仕事が終わらない・・・」
真・女神転生TRPG 魔都冬木200X
第6回『勤勉』
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アーチャー:
開始早々現実に戻される予告だな・・・。
蒔寺:
世知辛い・・・
氷室:
どういうシナリオなのだ?
佐伯:
簡単に言うと、休みなく働き続ける人が所属する会社があって、そこを調べて欲しい。と言う感じです。
美綴:
依頼人は誰なんだ?
佐伯:
今回のオープニングは、替寺さんと重三さんのところに別々に依頼人が来る事になります。
別口の依頼ですが結果として同じものを調べる事になるって流れですね。
蒔寺:
お?
アーチャー:
珍しいな、今までは社会的信頼のある宇佐やメガーヌの所に来ていたのに。
佐伯:
いつも同じスタートじゃつまらないですからね。
というわけで、まずは重三さんのオープニングから行きましょうか。
アーチャー:
了解した。
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6.オープニング1 重三
須摩留工科大学キャンパス内
GM(佐伯):
場所は須摩留工科大学内。講義と講義の合間の休み時間。重三さんに声をかける人物が居ます。
???(佐伯):
「あ、あの・・・」
重三(アーチャー):
「?」
超えに振り返るが・・・社の知っている顔かね?
GM(佐伯):
そうですね。いくつかの同じ講義を受けているので軽く挨拶したり程度には親しい相手ですね。
(コロコロ・・・ころころ・・・ころころ・・・)
ショーランと言う名の男子学生です。
ライダー:
何でダイスふるんですか?
GM(佐伯):
名前決めてなかったのでランダムで・・・
三枝:
それでなんでメガテンと関係ない本が出てくるの?!
GM(佐伯):
メガテンXにはこのテの表がないので、さまざまな項目の表があることで定評のある冒険企画局さまのルールブックを使わせていただきました。と。
セイバー:
それが用意されているという事は、最初からランダムで決める予定だったのでは?
GM(佐伯):
・・・てへぺろ(><)
氷室:
ぉぃ。
ショーラン(GM):
「重三・・・少し良いか?」
重三(アーチャー):
「・・・どうした?」
深刻な様子だからな、話を聞こう。
GM(佐伯):
では、近くのベンチに座りショーランが話し始めます。
ショーラン(GM):
「じつは、親父がここのところ帰ってこないんだ・・・」
重三(アーチャー):
「・・・」
自分の恋人と重ねて、神妙な顔つきで続きを促す。
ショーラン(GM):
「あ、家出とか失踪ってわけじゃないんだ、会社から帰ってこないんだ」
重三(アーチャー):
なんだ、その程度か・・・
「泊りがけの仕事ってのもあるんじゃないのか?」
ショーラン(GM):
「もう、2ヶ月になるんだ・・・」
一同:
?!
ショーラン(GM):
「2ヶ月、1度も帰ってこないんだ。会社に連絡しても、大丈夫心配ないの1点張りで・・・。
おふくろも元気なくなってきてるし・・・どうしたら良いのか・・・」
重三(アーチャー):
現実なら労働基準局へ行け、という所だがな。
「何かあるか調べてやろうか?」
いちおうクラス:探偵ということだからな。首を突っ込まんと話が進まんしな。
GM(佐伯):
シナリオ進行にご協力いただき、ありがとございます。
その言葉にショーランは「良いのか?」と顔を上げます。
重三(アーチャー):
「あぁ。と言っても俺も目的の人間を見つけれてないからなあんまりアテにするなよ?」
少し自嘲気味に笑おう。
ショーラン(GM):
そういうことでしたら、ショーランは重三さんの事情を知っている事にしましょうか。
「お前も大変なのに、スマン」
と頭を下げます。
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佐伯:
アプローチで調査するキーワードは【働き続ける者】【働く理由】です。
蒔寺:
てっきり親父を探してくれだと思ってたけど違うんだな。
三枝:
このKWだとお父さんが会社に居るのは間違いないみたいだね。
美綴:
2ヶ月も、な。
セイバー:
休憩を挟みつつの泊り込み労働だとしても異常ですね・・・。
佐伯:(ニコニコ)
アーチャー:
休憩していない、のか?
佐伯:(にやにや)
ライダー:
実在したらすぐにでも監査が入るレベルですね。
佐伯:(ニヤニヤ)
では、次は替寺さんの方です。場所は替寺さんの組事務所です。
蒔寺:
おっしゃ!
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6.オープニング2 替寺
???組事務所
GM(佐伯):
せっかくですし、組の名前決めません?
替寺(蒔寺):
んあ? そうだなぁ・・・
GM(佐伯):
これ(さっき使った別ゲームのルルブ)使います?
三枝:
ちょっ
替寺(蒔寺):
よしっ! やるか!
美綴:
な?!
(ころころ・・・ころころ・・・)
替寺(蒔寺):
聖龍組になったぞ。なかなかカッコイイな!
一同:
・・・
GM(佐伯):
・・・進めますね。
ある日の昼間、聖龍組の扉を叩くものがいます。
替寺(蒔寺):
「なにもんだ?」
扉を開けずに対応するぞ。敵対組の攻勢とも限らないしな。
セイバー:
敵対する相手なら奇襲するのでは?
GM(佐伯):
そうですね。扉の向こうからは
「ガイア教団の寺院から来た、」(ころころ・・・ころころ・・・ころころ・・・ころころ・・・)「クスクスという者です」
と、女性の声が聞こえてきます。
アーチャー:
さらりと、ランダム名前表を使うな・・・
替寺(蒔寺):
「尼さんがなんのようだ?」
クスクス(GM):
「お力をお借りしたい由がございまして。お礼もいたします」
替寺(蒔寺):
すげー怪しい空気だな・・・。
「坊さんがヤクザとつるんで良いのかよ」
クスクス(GM):
「われらガイア教団はキレイ事を並べるメシア教会の連中とは違います。己が思うままに振る舞う。故に力有るあなた方に依頼する事にいたしました」
替寺(蒔寺):
「俺たちは高いぜ?」
クスクス(GM):
「承知しております」
替寺(蒔寺):
「そういうことなら、話を聞いてやろう」
事務所のドアを開けるぜ。
GM(佐伯):
ドアを開けると、紅い笠を被り、赤い道着に身を包んだ女性が立っています。
替寺(蒔寺):
「で? 何すれば良いんだ?」
クスクス(GM):
「とある企業で従業員を軟禁し、労働を強いているという情報を得ました。あの企業の後にはメシア教会が居ます。勤労を美徳とすること自体は我々も理解できますが、100時間以上続く勤労は異常です。どうかあの企業の内情を探っていただきたい。可能ならば従業員の救出もお願いしたいのです」
替寺(蒔寺):
「そういうのはサツの仕事だと思うが、報酬は弾んでもらうぜ」
クスクス(GM):
「お願いいたします」
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佐伯:
こちらはKW【働かせ続ける企業】です。
ライダー:
やはり雇用主自体が怪しい、と。
佐伯:
そうですね。
この後は皆が集まるわけですが、重三さんと替寺さんから連絡入れた、集まった、で良いですか? 何か演出したいことがあればやりますが。
氷室:
無くても良いのではないか?
セイバー:
そうですね。
佐伯:
それでは休憩後アプローチに移行しましょう。
ということでお待たせしました、第6回のスタートです。
NPCの名前はには「片道勇者TRPG」「迷宮キングダム 新・王国ブック」(共に冒険企画局)の名前表を利用しました。「フルメタル・パニック!RPG」(F.E.A.R)も用意したのですがランダムの結果こちらからは選ばれませんでした。
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さて、恒例のお知らせです。
アフタープレイで行う属性評価を読者の皆様に決めていただきたく考えています。
属性評価とは、各PCの言動が以下の6つの属性のどれに一番近かったかを参加者の投票で決めるというものです。(プレイヤーの言動を評価の根拠としてもかまいません)
仮想卓である本作で参加者同士の投票はただの出来レースになってしまいます(作者独りで評価する)ので、読者の皆様に参加していただけると幸いです。
感想掲示板でのアンケートは禁止らしいので、投稿後作る活動報告に書き込みしていただければと思います。
属性は以下の6つです。
ロウ :ルールや秩序を重んじた。
カオス :感情や自由を重んじた。
ライト :善性・善行を重んじた。
ダーク :残虐・暴力的だった。
ニュートラル:上記のどれにも偏らなかった。
ヒーホ :上記5つとは無関係に、ウケ狙いだった。笑いを取った。
活動報告に細かい規定を書きますが、最後まで読む前に投票していただいてもOKです。
よろしくお願いいたします。
※投票は締め切らせていただきました。