オープニングフェイズ1
衛宮邸 居間
佐伯(以下GM):では始たいと思います。まずは今回予告から。
セイバー :今回予告?
GM :はい。今回のシナリオの雰囲気と内容の一部を公開するこ
とでPLに、行動指針を示すものです。
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今回予告
草木も眠る丑三つ時・・・
とある商家でのものがたり・・・
夜な夜なすすり泣く女の声・・・
それを機に体調を崩すものも現れて・・・
真・女神転生TRPG 第1話『怪談』
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GM :というわけど、今回は庭に幽霊が出没するようになってし
まったお家の物語です。
美綴 :おぉ・・・なかなか雰囲気出すじゃねぇよ。
氷室 :まぁ、おかげで蒔の字がアルマジロになってしまっている
んだがな。
蒔寺 :(ガタガタガタガタ)ふ、ふざけんなよ投子! 楽しく遊ぶのに
何で怪談なんだよ!!
GM :いや、弱点攻撃のつもりは全く無いですし、内容自体は全
然怪談になりませんから安心してください。
蒔寺 :ほんとかぁ?
GM :信用ありませんねぇ・・・じゃぁ蒔寺さんのオープニング
は(OP)は後に回しましょうか・・・
と、その前に、このセッションの舞台は『十六夜市』とい
う架空の都市です。都会と言うほど発展もしておらず、田
舎と言うほど寂れても居ない、と言う感じの地方都市だと
思ってください。
さて、導入として使いやすいのは・・・氷室さんのキャラ
ですかね。
氷室 :? 警察とコネがあるからかね?
GM :はい。それではOPシーンの前に自己紹介をお願いします。
氷室(以下メガーヌ):うむ。名は「メガーヌ」日系フランス人の女性で
年齢は二十歳。
ルイ・サイファーと名乗る謎の男が現れ、私に興味がある
という。こちらとしては気味悪い限りだが、彼が現れると
高確率で悪魔と出くわすので、切り抜けているうちに悪魔
と戦えるだけの技を身に着けていた。
彼が何者なのか追ううちに、悪魔専門の刑事、浦田警部と
知り合いになり、今度は警部殿の頼みで悪魔と戦う日々に
なってしまった。
と言う感じでかまわんかね?
GM :OKです。クラスは気孔拳士、スタイルは格闘:無手。戦闘
特化型ですね。
メガーヌ :あぁ。悪魔を指先1つでダウンできるようになるのが目標
だ。HPが低いのが不安ではあるのだが・・・。
GM :気孔拳士は攻撃特化型のパラメータで防御面が低いですか
らね。
さぁ、ではOPです。場所は・・・警察署の一室使われてい
ない小さめの会議室で。
メガーヌさんが浦田警部に呼び出されたところからです。
メガーヌ :うむ。
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メガーヌ OP
十六夜市 警察署 会議室
メガーヌ :指定された会議室のドアをノックするぞ。
GM :「はいれ」 と男の声が返事をします。もちろん、メガー
ヌさんには聞きなれた浦田警部の声です。
メガーヌさんが中に入ると警部は、お茶を入れながら話し
始めます。
「すまんな。急に呼び出して」
※浦田警部:日本版Xfileこと警視庁0課の刑事。窓際部署だったはずが悪魔の出現で最近は忙しい。ただし、0課自体は警察内ではトンデモ部署扱いなのでいまだ肩身は狭い。
メガーヌ :「急でない呼び出しだったことがあって?」
促されてもいないのに手近にあった椅子に腰をかけながら
軽く嫌味を言おう。
美綴 :お? 高飛車系か?
メガーヌ :うむ。どうせなら思いっきり自分と違うタイプにしてやろ
うと思ってな。
いっそ、見た目もツリ目で、髪も縦ロールツインテールに
するか。
GM :なるほど、では浦田警部は苦笑とため息をまじえながら
「それは、悪うございました。お嬢様」と慇懃に頭を下げ
た後「だがまぁ対応できると信じているからこそそちらに
話を振るんだがな」と
メガーヌ :では、テンプレどおりに
「ふ、ふん。別にわたしはあのルイを追うための修行つい
でに付き合ってあげてるだけですからね」とそっぽを向
く。
蒔寺 :うむ。よいツンデレだ。
メガーヌ :「で? 用件は?」
浦田(GM) :「あぁ、実は老舗和菓子屋「文化館」の本邸の庭で幽霊が
出ると騒ぎになってるんだ。目撃者も居るし、その幽霊が
出てから体調不良を訴えるものも出てきている。ただの怪
談話でも無さそうだ、頼めないか?」
とメガーヌさんの顔を見つめます。
メガーヌ :「その幽霊とルイの関係は?」メガーヌとしては譲れない
ところを確認しておこう。
浦田 :「今のところ不明だ。調べれば何か出るかもしれん」
アーチャー :ずいぶんと狡猾な刑事だ。
GM :まぁ、真面目ではあるんですけど、自分の手に負えないこ
とはすぐに別の部署/機関に丸投げする人ですから。
メガーヌ :では、その安い挑発に乗らざるを得まい。
「はぁ、わかりました。引き受けましょう。ただし、高く
付きましてよ」
浦田 :「すまんな」と苦笑して、シーンを切りましょう。
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GM :メガーヌさんにはキーワード(KW)「幽霊騒ぎ」をお渡ししておきます。
メガーヌ :このKWを追ううちに真相へ、という感じか。
GM :はい。そうです。
次のキャラクターのOPですが、メガーヌさん同様にノンプ
レイヤーキャラクター(NPC)から別口で依頼を受ける形で
もいいですし、メガーヌさんからPC間の関係をたどってみ
んなにお願いする形でもいいんですが・・・
メガーヌ :ふむ。では、セイバーさんと美綴嬢へは私から連絡を入れ
たことにしよう。
実は2人との関係が両方とも「ビジネス」となったので、
過去に事件に関して手伝ってもらったことがある、という
事で。
GM :了解です。セイバーさんと美綴さん、どちらからいきます
か?
セイバー :では、私からいいですか。
美綴 :どうぞ。
GM :では、キャラの紹介からお願いします。
セイバー(以下宇佐):宇佐 有人(うさ あると) 民俗学者をしてい
る30歳の男性です。普段は大学で講師をしていますが、
学生の1人である橘 千晶にオカルト情報を延々と聞かさ
れているうちに、最近目撃される悪魔たちが自分が専攻す
る民俗学で取り上げる伝承そのものである事に気づき、よ
り探求するようになりました。
そんななか、ある事がきっかけで復讐心を持つようになり
ます。その復讐に協力してくれているのが、アンジェラ・
F・グレゴリウスという尼僧です。神職にある人物なので
全面協力ではないかもしれませんが。
復讐の対象は、ダイスで決めて目加田という人物になりま
した。物理学者のようなので復讐の内容は学問とは無関係
なようですね。
GM :まぁ、そのあたりはおいおい決めていきましょう。
宇佐さんのクラスは民俗学者、スタイルは情報(捜査)。
情報収集に長けたキャラですね。
宇佐 :えぇ。覚えたスキルも戦闘用のものが一切無いので、戦闘
になった際は皆さんの影に隠れることになるでしょう。
あ、スキル「研究者」でKWを3つ取得しています。取得し
たのは「英雄」「魔術」「食文化」です
三枝 :なんだか3つめだけ毛色が違いますね。
宇佐 :えぇ。もともとはそちらが専門だったのですが、悪魔の出
現で研究の対象が拡がったという事で。
GM :では、OPはメガーヌさんから連絡が入るところからです。
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宇佐 有人 OP
GM :時間はメガーヌさんのOPの少し後、宇佐さんは今どちら
に?
宇佐 :平日でしたら、大学に居ると思いますが・・・
GM :では、研究室で講義の準備をしているところに、メガーヌ
さんから連絡が入るという事で。
宇佐 :了解しました。電話の着信相手を見てから電話を取りま
す。宇佐からメガーヌへの関係は友情なので、フランクに
行きましょう。
「もしもし? どうしたお嬢」
メガーヌ :「先生。「文化館の幽霊」についてはご存知?」
宇佐 :知ってて良いんでしょうか?
GM :噂ぐらいなら聞いていてOKです。特に宇佐さんのコネには
千晶様が居ますし。
※橘 千晶:真・女神転生IIIの重要キャラであるが、真・女神転生TRPG魔都東京200X(以下メガテンX)では大企業の令嬢という立場をフルに活用して好奇心を満たすオカルトマニア。
宇佐 :なるほど。ではメガーヌに返答しましょう。
「あぁ。学生の1人がそんな話をしていたと思うが・・・
それがどうした?」
メガーヌ :「あれについて、調査することになりましたの。手伝って
いただけますよね?」
性格上、やや上からものを言います。
宇佐 :こちらは友人と認識していますから、あまり気にはしない
でしょう。
「わかった。こちらの用事が済み次第合流しよう」
と、待ち合わせ場所を決めて電話を切りたいのですが。
GM :メガーヌさんから特に無ければOKです。
メガーヌ :問題ない。
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メガーヌ :では、次は美綴嬢のほうだな。
美綴(綾織):自己紹介からだな。
綾織 綴(あやおり つづり)17歳の女子高生だ。た
だ、交流関係はそんなに広くない。
というのも、幼いころから妙な幻を見ることがあった、そ
れが自分が関わりえない他人の現在だったり近い未来だと
解ったのは幻を見るようになってしばらくしてからだっ
た。幼いゆえの無邪気さで幻の話をすると、奇異の目で見
られた。人はどんどん遠ざかっていって気が付くと独り
だった。
その孤独感に漬け込むように近寄ってきたのが、IT企業の
お偉いさん(氷川)と近所の博物館の清掃員(?)(日下
部 一石)だ。どっちも怪しいが私の言うことに耳を傾け
てくれる数少ない存在だな。
あともう1こ追加でケルベロスとのコネがあるんだけど、
関係まで考えてなかった。
GM :べつにいいですよ、あとで考えても。
クラスは幻視者、スタイルは魔法(霊能)。情報収集と支援
ですね。
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綾織 綴 OP
GM :では、メガーヌさんがまた電話をかけてくるところ
綾織 :あ、GM。こっちから電話かけてもいいか?
GM :はい?
綾織 :幻視者としての演出って感じかな。メガーヌが依頼してく
るのを幻視してこちらから連絡を入れたって事で。
GM :なるほど。良いですね。
綾織 :じゃぁ、場所は下校途中の道端かな。宇佐との電話が終わ
るタイミングを見計らって電話しよう。
メガーヌ :着信相手をみて普通に電話を取るぞ。こちらからかけよう
としていたんだから、むしろ好都合だ。
綾織 :「あ、メガ姉ぇ、また何か面倒事に巻き込まれてる?」
メガーヌ :メガ姉ぇ?! いや、確かに以前マキジがMEGANEをメガネ
と読んだことが名前の由来ではあるが・・・
綾織 :メガーヌとの関係が「親族」になったからな、まぁ、従姉妹
とかそんな感じで。
メガーヌ :ま、まぁ。良いだろう。
「えぇ。ちょうどそのことで、あなたに連絡しようと思っ
てましたの。
あと、メガ姉ぇはやめてと言っているでしょう」
おそらく、長い期間呼ばれ続けたあだ名だろうからな、無
駄と知りつつ形式だけの抗議をしておこう。
GM :はい。内容は「かくかくしかじか」でOKです。
綾織 :「じゃぁ、また後で」
と待ち合わせ場所を決めてから電話をきる。
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宇佐 :友人と思っている宇佐や、親戚筋の綾織との関係をビジネ
スと言い切るメガーヌはずいぶんとドライな人間なんで
しょうか
メガーヌ :というより、協力者という認識だと思います。
友人/親戚としての認識もありますが、先生の知識や綴の
幻視は頼りにしているという事でお願いします。
宇佐 :なるほど。そういう解釈でも良いんですね。
GM :では、次は誰のOPをしましょうか。順番的には宇佐さんか
綾織さんの交友関係かとは思いますが。
三枝 :じゃぁ、あたしからでもいいですか?
ライダー :えぇ。どうぞ。
三枝(以下雪):えっと、名前は雪 三枝(ゆき みえ)。クラスは違うけ
ど実は自衛官で、ある任務で街の繁華街に潜入調査中だ
よ。潜入任務中に知り合った好事家さんに借金しちゃった
から、任務と返済に追われる毎日だよ。
GM :繁華街に潜入中でクラスがクイーン(鞭専用スキルが得
意)・・・これ、潜入先って・・・
雪 :・・・・・・(赤面)
GM :え、えぇと、スタイルは格闘:武器、鞭スキルでの前衛型
ですね。
雪 :う、うん。追加スキルでレベル1で覚えられるのと同じ
ウィップアタックが覚えられたから、ウィップアタックが
ランクIIに成長してるよ。
※スキルの成長:特定のレベルに達した時、またはすでに習得しているスキルを再度習得した場合、スキルが成長し効果が強化される。(雪の場合、クラス・クイーンがレベル1で習得するウィップアタックを、スタイルでの追加スキルでも習得可能だったため、追加スキルもウィップアタックを選択することで、ウィップアタックIIに成長している)
GM :宇佐さんとの関係は、宇佐さんからは「地縁」、雪さんか
らは「友情」ですか。
宇佐 :宇佐にとっては、研究のために取材した地元民という感じ
でしょうか。
雪 :雪は、宇佐さんの調査に協力しているうちに仲良くなっ
たって事かな。それでいいすか? セイバーさん。
宇佐 :えぇ、いいですよ。
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雪 三枝 OP
繁華街
宇佐 :では、直接話を持ちかけにいきましょうか。
GM :わかりました。場所は・・・繁華街から離れませんよね?
任務があるなら。
雪 :うーん。そうかな。時間帯が昼間だと何してるんだ
ろ・・・
蒔寺 :ナニ
メガーヌ :言わせんぞ!
GM :え、えぇと。あ、でも任務の報告とかありますよね。
雪 :あ、そうだね。じゃぁ、仮住まいのアパートで報告書でも
作ってるかな。
・・・いつ寝るんだろう?
宇佐 :そこへ、玄関をノックします。来訪自体は事前にアポを
とっておいたということで。
雪 :はい。じゃぁすぐに玄関を開けますよ。
宇佐 :・・・宇佐は雪の正体を知っているのでしょうか?
アーチャー :? どういうことだ?
宇佐 :いえ、宇佐にとっては土地の伝承などを聞き込んだ協力者
の1人ですし、ただの風俗嬢に幽霊騒ぎの解決依頼を持ち
込むというのは・・・
GM :ふむ。それもそうですね・・・
雪 :じゃぁ、何かの拍子にばれちゃってる事にして良いです
よ。
「他言無用でお願いしますね。せ・ん・せ・い (ハー
ト)」
みたいな事があったんじゃないかな。
綾織 :おぉ。三枝のセクシーロール
雪 :そこは、拾わないでぇ(真っ赤)
宇佐 :ゴホン・・・
では、出迎えてくれた雪に、幽霊騒ぎの調査をする事に
なったことを伝えます。
雪 :幽霊の噂は知っていてもいい?
GM :はい。(表の)仕事柄、お客さんから話を聞くこともあった
でしょうし。
宇佐 :「自衛隊のほうで何かつかんでいたりはしないかね」
雪 :どうかな?
GM :うぅん・・・。まだ0課しか動いていない段階ですから
ねぇ。人死にが出たわけでもありませんし、自衛隊はまだ
この件に関しては無反応です。というか組織としては噂も
入っていないんじゃないでしょうか。
雪 :私みたいに個人的に知っている人が居る程度なんだね。
「いえ。“うち”には、何も・・・」
宇佐 :「ふむ。そうか。まぁ、仕方ない。少し手伝ってほしいの
だが・・・」
雪 :「えぇ。いいですよ」
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GM :はいOKです。
蒔寺 :なぁ。セイバーさん
宇佐 :はい?
蒔寺 :データ的にはゆきっちのキャラって鞭攻撃のスキルしかな
いよな?
雪 :うん? うん。そうだね。
蒔寺 :そんな、ゆきっちのキャラに協力要請するって事は、当然
その鞭捌きを頼りにしてるって事になる、んだよな?
宇佐 :ふむ。なるほど、確かにそうなりますね。
蒔寺 :表向きは女王様なだけの、雪の鞭捌きを知ってる先生っ
て、店のきy
一同 :ブーッ!!
宇佐 :いや、・・・それはっ!・・・
雪 :そ、そうだ! フィールドワークだよ、登山とか森の探索
に同行したんだよ。
宇佐 :! そ、それです。悪魔ではなくても、獣に遭遇した時に
彼女の鞭で救われたのですよ・・・!
GM :で、では当事者2人の合意があったので、お2人の関係は
そういうものとします!
この話題はコレで終了です!
蒔寺 :ちぇー
GM :ゴホン!
えぇ、少し長くなってしまったので、ここで少し休憩にし
ましょう。
つづく
人数多いので、2回に分けます。
人数多いと均等にしゃべらせるのが難しいですね。
ライダーが一言もしゃべってません(汗)