真・女神転生TRPG 魔都冬木200X   作:龍委員長

19 / 90
アプローチ2

衛宮邸 居間

 

佐伯:

 では、2サイクル目を始めたいと思います。

 最初は宇佐先生がゾンビを「アナライズ」ですか?

 

セイバー:

 はい。運判定でしたね。

 

運判定値 70%

  09 成功

 

佐伯:

 では、(自分のレベル+1d10)レベルまでの悪魔のデータが見られます。 ゾンビはレベル3なのでダイスを振るまでもなく見られますね。

(宇佐の現在のレベル5)

 

----------

 

悪魔データ(改変無しなので、一部非表示とさせていただきます)

 

ゾンビ 

種族:屍鬼 レベル3

 

HP:48 MP:33 防御点8(魔法・物理共通)

イニシアティブ:3+1d

 

呪殺・精神無効

火炎・破魔に弱い

石化・魅了・睡眠・混乱・至福 無効

 

各種判定値

力:23%

魔:43%

体:33%

速:23%

運:23%

 

スキル

素手攻撃、武器攻撃、かみつき、毒引っかき

常時スキル

格闘武器

 

----------

 

アーチャー:

 強くはないが、こちらの圧勝とも言いがたいな・・・

 

セイバー:

 あ。

 

佐伯:

 どうしました?

 

セイバー:

 いえ、絆シーンの簡略化でアンジェラ司祭と話をしておきたかったのを忘れていました。

 

佐伯:

 簡略シーンならOKですよ。携帯で連絡すると、大学のほうは落ち着いてきた事、避難中に転んだりして怪我をした人は居ても、悪魔に襲われた人は居ないようです。

 

セイバー:

 よかった。

 

アーチャー:

 回復アイテムか、毒の治療薬が欲しい所かな・・・稲城准教授の所へ行こうか。

 大学に避難中だろうか。

 

佐伯:

 はい。そうですね。

 

----------

 

アプローチ 2サイクル目 重三

須摩留工科大学 構内

 

GM(佐伯):

 では、重三さんは須摩留工科大に来ました。准教授もすぐに見つかります。

 

重三(アーチャー):

 「先生、チッす」

 

稲城(GM):

 「あ、重三君。大変な事になっちゃったね。彼女さん、無事だと良いけど・・・」

 

重三(アーチャー):

 「そうっすね・・・。はやくこんなこと終わらせたいっす」

 KWもないし、命運1点使おう。覚醒で命運上限が上がっているのが救いだな。

 

※セッション中のレベルアップ/覚醒で命運上限値が上がった場合、消費数を引き継ぐとしている。

 例)重三は最初命運上限6の状態で1点使用していたので残り5だったが、覚醒により命運上限が1上昇して7に。1点消費はそのままにして現在6点残り。

 

重三、命運残り5

会話判定値 52点

  27 成功

 

稲城(GM):

 「そうね。そうだ、これ何かの役に立つかしら」

 というわけでアイテムをくれますが何にしますか?

 

重三(アーチャー):

 「あざっす」

 回復手段は、宇佐や綾織が居るからな。ディスポイズン(消費アイテム:毒治療)にしておこう。

 

----------

 

衛宮邸 居間

 

蒔寺:

 じゃぁ、あたしは買い物かな。簡易の絆シーンでゆり子とのコミュを上げながら弾丸を補充しとこう。

 

アーチャー:

 あぁ、ではすまんが、重三の所持金を渡すので、重三の分の弾丸も頼む。

 良いかね? GM。

 

佐伯:

 はい。OKですよ。

 他に買い物で欲しいものがあれば、ここで一括で買い物して良いですよ。

 

美綴:

 パシられるヤクザ。

 

氷室:

 しかも、弟分の買い物だ。

 

ライダー:

 これではどちらが上かわかりませんね。

 

----------

 

アプローチ 2サイクル目 替寺

???

 

重三(アーチャー):

 「わるいっすね、あにき」

 などと、へらへらしながら金を預けるのではないだろうか。

 

宇佐(セイバー):

 「あ、わたしのもいいですか」

 その様子を見た宇佐も財布を取り出しましょう。

 

綾織(美綴):

 「え? いいんですか?」

 とか驚きながらも財布を出すんだろうな。

 

サー(ライダー):

 「よろしくー」

 何も考えずにお金を預けましょう。

 

雪(三枝):

 「ごめんなさい。おねがいしますね」

 加藤一佐に見つからないかキョロキョロしてそう(汗)

 

メガーヌ(氷室):

 「おねがいしますね」

 文言は同じだが、雪より高圧的に言い放つぞ。

 

替寺(蒔寺):

 「おまえら、俺を何だと思ってる!!」

 

GM(佐伯):

 というわけで皆さんの所持金1050マッカあるわけですが何を買いますか?

 あ、そうだ仲間同士で交流を行ったので、皆さん仲間との絆のポイントを1d上げて良いですよ。

 

綾織(美綴):

 交流(パシリ)

 

替寺(蒔寺):

 うるせぇ!

 えぇと何買えば良い? MAGは換金しちまうか?

 

宇佐(セイバー):

 待ってください。マグネタイトはサマナーには有用です。宇佐に渡してもらえないでしょうか?

 

替寺(蒔寺):

 了解。

 で? 買い物は?

 

重三(アーチャー):

 重三は傷薬1つと弾丸を50発。これで150マッカだな。

 

替寺(蒔寺):

 マキデもおんなじかな。100発もあれば弾切れは無いだろ。

 

メガーヌ(氷室):

 残金750か・・・傷薬4こ(400マッカ)にディスポイズン2個(300マッカ)でどうだろう。

 残り50マッカは1人7マッカずつ配布。1マッカあまるのはもともと所持金の多かったサーが持つということで。

 

雪(三枝):

 良いんじゃないかな? 皆の防具もほとんどサーさんが出してくれたようなものだし。

 

GM(佐伯):

 では処理をお願いします。

 帰り道、替寺さんの前に、スーツに身を包んだ女性が現れます。

 

替寺(蒔寺):

 ゆり子か? でも会話判定してすらないぞ?

 

GM(佐伯):

 彼女はあなたの顔を見ると、「フフッ」と優しく微笑んで去っていきました。

 簡易シーンなのでこの程度で。

 

----------

 

衛宮邸 居間

 

美綴:

 買い物する金もないし、コネのところか・・・氷川の所に行きつつパスカル(ケルベロス)との方を簡略シーンで上げておきたいんだけど・・・電話とか通じないだろうし・・・どうしようかな・・・

 

佐伯:

 回想とか、綾織さんがパスカルを気にしながら行動するみたいなのでも良いですよ。

 

美綴:

 お? 良いのか?

 

----------

 

アプローチ 2サイクル目 綾織

十六夜市警察署前

 

綾織(美綴):

 じゃぁ、避難が済んでいるであろう商店街のほうを見ながら、

 「(パスカルさんは大丈夫かしら・・・火を吐ける彼ならゾンビも怖くないと思うけど・・・)」

 なんて事を考えつつ、氷川に電話をしよう。

 

GM(佐伯):

 はい。OKです。

 

綾織(美綴):

 「氷川さん? そちらは大丈夫ですか?」

 

氷川(GM):

 「あぁ、避難も完了しているが、おかげで営業損失が大変な事になりそうだ。研究も滞る」

 

綾織(美綴):

 「大変ですね。でも命があるだけ良かったと思わないと」

 KW無いからな・・・命運を1点使っておこう。(残り5)

 

会話判定値 59%

  60 命運で振りなおし(残り4) 93

 

綾織(美綴):

 くっ、これ以上は命運がもったいないか・・・

 

氷川(GM):

 「まぁ、確かにな。そっちも気をつけたまえ」

 と、会話は終了します。

 

----------

 

衛宮邸 居間

 

美綴:

 まぁ、コミュが全部上がったから、絆スキルと神威は回数制限の3回、問題なく使えるぜ。

 

ライダー:

 サーはデモノイドのところに行きましょう。

 

----------

 

アプローチ 2サイクル目 サー

???

 

GM(佐伯):

 彼(?)は変わらず隠れ家に居ます。

 

サー(ライダー):

 「こっちは大丈夫ー?」

 

会話判定値 48%(命運使用 残り3)

  10 成功

 

デモノイド(GM):

 「大丈夫、ゾンビ、人間食う、悪魔 あまり食べない。

  心配 うれしい」

 とサーの気遣いに喜んでいる様子です。何をもらいますか?

 

サー(ライダー):

 ではディスポイズンで。

 「そっか。これからゾンビたちやっつけてくるか」

 

デモノイド(GM):

 「ごれ、持って行け」

 

----------

 

衛宮邸 居間

 

三枝:

 ロキさんに会いに行こうかな・・・

 

佐伯:

 彼や、彼が行きつけのBAR マダムのママさんマダム・ニュクスは、避難する様子も無くお店に居るでしょう。

 住民が避難している上に、昼間なので開店はしてませんがお店で会える事にしましょう。

 

----------

 

アプローチ 2サイクル目 雪

歓楽街 BARマダム

 

雪(三枝):

 「こんにちは~、誰か居ますか~?」

 一応、非難完了確認のお手伝いかな?

 

GM(佐伯):

 店の鍵は開いていて、奥のカウンターに座る背中が1つと、カウンターの中でグラスを磨くマダム・ニュクスの姿があります。

 

マダム・ニュクス(GM)

 「あら、ミキ(雪の源氏名)さん。避難しなくて良いの?」

 マダムの声に背中が振り返ります。言うまでもなくロキさんです。

 

雪(三枝):

 「お2人こそ、非難しなくて大丈夫なんですか? 町が大変な事になってるのに・・・」

 

GM(佐伯):

 あ、事件そのものはシナリオKWになりそうですね。彼のKW「世界の混乱」にニアミスしているので+10%どうぞ。

 

会話判定値 32%

  10 成功

 

ロキ(GM):

 「君か。大丈夫か? か。くっくっくっ。だからこそだよ。このありさまを特等席で見物できるのだからね・・・君はあの討伐に向かうのだろう? 良き見世物を期待するよ。ギャラは先払いさせてもらおう」

 と、アイテムをくれますが

 

雪(三枝):

 うーん傷薬かな。

 

----------

 

衛宮邸 居間

 

三枝:

 あわわわわわわ

 

蒔寺:

 どうしたゆきっち?!

 

三枝:

 さっきの会話判定成功でレベルアップしたから、ボーナスの運判定したんだけど、クリティカルしちゃってGP20のアイテムが手に入っちゃったよ!

(「宝玉輪」獲得)

佐伯:

 さすがはレアアイテムハンターロキさん、大盤振る舞いですね(棒)

 それよりも、これで雪さんもレベル5ですが覚醒しますか?

 

三枝:

 あ、そうだった。

 自衛官に覚醒するよ~。もともと自衛官だから、皆に本当のことを打ち明けたって感じかな?

 

佐伯:

 おぉ、良いですねぇ。深まる絆!

 それじゃぁ、能力値の再計算と初期アイテムを受け取ってください。

 

三枝:

 うん。あ、レベル5の「スキルの成長」は「ウィップアタックII」を「III」にしたよ。これで判定値の1/5でクリティカルになるよ。

 

佐伯:

 うわぁ、自衛官に覚醒で力が上がるからクリティカル率も急上昇ですね。

 

三枝:

 それでも、射撃威力は蒔ちゃんの半分なんだよね。

 

蒔寺:

 特化型の強みだな。

 

ライダー:

 射撃威力は、格闘や魔法と違い威力の計算にレベルが含まれませんからね。純粋な能力依存。

 

三枝:

 あぁ・・・

 

セイバー:

 今度はどうしました?

 

三枝:

 自衛官は初期アイテムなんですけど・・・

 まずマチェット(格闘武器:山野を行く際に邪魔な枝葉を切り落とす鉈)がいらないんですよね。鞭スキルしかないから鞭じゃない武器はちょっと・・・、かといって他の前衛組に譲ろうにも・・・

 

ライダー:

 悪魔なので装備できません。

 

※サーのみ、クラスシステム1のルールで行っています。

 

氷室:

 メガーヌは素手スキルがメインだからな、武器は不要だ。

 

アーチャー:

 では、現状武器が無い宇佐か綾織に譲れば良いだろう。二人とも後衛組だが、隊列が乱された時護身になる。

 

三枝:

 あ、そうですね。じゃぁ綾子ちゃん、もらってくれる?

 

美綴:

 すまん、マチェットが重過ぎて装備できない。

 

※マチェット必要【体】:3

 綾織 【体】:2

 

三枝:

 あう、じゃぁ宇佐さんは・・・

 

セイバー:

 体 2です・・・

 

アーチャー:

 重三が受け取っても良いが、探偵に覚醒して射撃型になったからな・・・

 

三枝:

 仕方ないので次の機会に換金します・・・

 あと、SIGザウエルとモスバーグM500。

 

セイバー:

 替寺が持っているのと同じ拳銃と、モスバーグは・・・散弾銃ですか。どちらか装備すれば良いじゃないですか。格闘武器と射撃武器両方使えるほうが便利では?

 

三枝:

 そうなんですけどぉ。「切り落とし」が使えなくなっちゃうんです。

 

氷室:

 あぁ、「格闘武器を1つだけ装備している必要がある」か、

 

三枝:

 で、射撃特化の蒔ちゃんに譲ろうにも・・・

 

替寺:

 ザウエルはもういらねぇ。

 モスバーグの範囲攻撃は魅力だが「シッシャシセイ(膝射姿勢)」が使えなくなる。てか【体】が足りねぇ。

 

※モスバーグM500 必要【体】:5

 替寺 【体】:3

 

ライダー:

 こちらは「射撃武器を1つだけ装備している必要がある」ですね。

 

アーチャー:

 ではザウエルだけこちらがもらおう。

 命中補正は下がるが、ニューナンブよりザウエルのほうが威力がある。

 モスバーグは残念ながら装備できるのが雪だけのようだな。

 

三枝:

 うぅ・・・一応持っておきますね。誰かが装備できるようになったら渡すってことで。

 ザウエルに通常弾が20発ついてきてるから、替寺さんと重三さんに10発ずつ。

 

蒔&弓:

 助かる。

 

三枝:

 最後にコンバットブーツ(脚部防具)。

 これは今はいてる、スカイヒールのほうが防御点が多い(魔法防御点もある)し、イニシアティブと回避に修正がかかるから、履き替える理由が無いんだよね・・・

 

氷室:

 それはメガーヌがもらおう。前衛としては防御点が低すぎる・・・と思ったが重過ぎるな・・・

 

三枝:

 格闘家さん?!

 

氷室:

 気孔拳士ゆえ、筋力で戦っているのではないのだよ・・・ぐぬぅ

 

美綴:

 んじゃ綴がもらうか。

 

三枝:

 どうぞ。

 

佐伯:

 おわりましたか? まさか覚醒処理よりアイテム処分に時間がかかるとは・・・

 というか、クラス自衛官は射撃スキルを多く覚えますが、射撃武器を手放して良いんですか?

 

三枝:

 うん。「切り落とし」が便利だから今はこのまま行くよ。

 射撃は、【速】を上げる余裕が出てきたら考えるよ。

 

氷室:

 最後は私か・・・まぁ、ルイに会いに来てもらうか・・・

 

----------

 

アプローチ 2サイクル目 メガーヌ

十六夜市内

 

GM(佐伯):

 では、メガーヌさんが情報収集などで動き回っていると、周囲に人気が無くなった所を見計らうように、前方から1人の男性が歩いてきます。

 

メガーヌ(氷室):

 やっと姿が拝めるな。どんな風貌なのだね?

 

GM(佐伯):

 おろしたてのように綺麗な、折り目のしっかり付いた真っ白なスーツ、きらびやかな金髪は丁寧に撫で付けられていて乱れは一切ありません。瞳は燃えるように紅く、その顔は自信に満ちた笑みの形から崩れる事はありません。

 

メガーヌ(氷室):

 「おひさしぶり。こうして直接会うのはいつ以来かしらね。

  今はゾンビ騒ぎで忙しいの、用があるなら早く済ませて頂戴」

 

会話判定値 22%

  94 失敗

 

ルイ(GM):

 「時間はとらせないよ。今回の件は私としても迷惑している。大方ネビロスの真似事でもして暴走させたのだろうが・・・君たちの活躍に期待しているよ・・・」

 

 それだけ言うと彼は去っていきました。

 

メガーヌ(氷室):

 「あいかわらず、何を考えているのかしら・・・」

 

----------

 

衛宮邸 居間

 

氷室:

 ネビロスとは? 今回の黒幕かね? いや「真似事」ということは当人ではないのか・・・

 

佐伯:

 少なくとも今回は関係ありません。どうしても知りたいようでしたらデータが存在するのでアナライズをしてみてください。

 というわけで、2サイクル目も終わりましたが、まだ準備しますか?

 

美綴:

 どうする? 敵が増えるのがわかってんだし、突入か?

 

アーチャー:

 そうだな。危なくなれば引き返して回復を受けられる事はGMが明言している。全滅しそうになるくらいなら敵を増やす覚悟で引き返すのも考慮に入れよう。

 今は突入で問題なかろう。

 

佐伯:

 では突入前にアイテムの受け渡しを済ましてください。それが終わったら、お待ちかねダンジョンアタックです!

 

つづく


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。