真・女神転生TRPG 魔都冬木200X   作:龍委員長

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アプローチ1

衛宮邸 居間

 

ライダー:

 あの、まだキーワードをもらっていないのですが・・・

 

佐伯:

 KWは「屍鬼」です。

 といってもこれでBOSS情報を調べるだけです。

 今回は異界化しているポイントも警察から聞けるのでそれ以外は準備だけです。

 あ、異界内はダンジョン扱いですので。

 

美綴:

 ダンジョンアタックか。

 

セイバー:

 アプローチのサイクル数はいくつですか?

 

佐伯:

 今回は無制限です。

 

氷室:

 なに?

 

蒔寺:

 よっしゃー! アイテムかき集めまくるぞ!

 

アーチャー:

 GM、何を隠している?

 

佐伯:

 隠しているなんてそんなぁ。

 単に消費したサイクルが多くなるとそのぶん、事件解決が遅くなるから、BOSS戦で取り巻きのザコが増えるだけですよ(ニッコリ)

 

蒔寺:

 だめじゃないかー!

 

佐伯:

 バラしちゃうと、2サイクルまでは変化無しです。

 それ以降はサイクルの増加に伴い敵が増えます。ダンジョン探索中は時間経過を考慮しません。

 アイテム入手や施設利用のためにダンジョンから出た場合、外での行動をサイクルとして処理。これも経過サイクルとしてカウントします。

 

美綴:

 時間をかければかけるほどまずいってことか。

 

ライダー:

 敵のめぼしだけでもつけておきたいですが・・・

 

佐伯:

 それに関しては、さっきのニュースや浦田警部から聞けています。

 街に現れているのは、屍鬼 ゾンビです。BOSS情報は現段階では隠されているのでアプローチで調べてください。

 

セイバー:

 では、いつもどおり会話判定値が高い私から動きましょうか。

 ・・・この場にアンジェラ司祭は来ていますか?

 

佐伯:

 んー、司祭は大学の校(?)庭に建てられた赤十字のテントで救護のボランティアをしています。

 ただ、討伐隊として参加しているメシア教徒の中にガブリエル大司教は居ますね。

 

アーチャー:

 GM。悪魔が街中で人を襲っているとのことだが、コネに会いに行く事で悪魔と遭遇する可能性はあるのか?

 

佐伯:

 今回は無しです。

 前回のような事故が起こっても困りますし(視線そらし)

 

セイバー:

 いまのところまだ接触を持っていない人の所に行きましょうか。

 鬼道氏の所へ。

 

※鬼道 円:ギルガメッシュ・プロジェクトという都市開発計画責任者。年齢不詳の美女で24時間忙しく動き回っている。

 

佐伯:

 はい。彼女はこんな状況でもプロジェクトのために東奔西走しているらしく、先生から連絡が入ると、数十分もしないうちに警察署まで来てくれました。

 

※ダイスの結果、鬼道との関係は「恩返し」となった。

 

--------

 

アプローチ 1サイクル目 宇佐

十六夜市警察署前

 

鬼道(GM):

 「ご無沙汰しています。先生」

 

宇佐(セイバー):

 「お忙しい所もうしわけありません。じつは・・・」

 

鬼道(GM):

 「悪魔討伐、ですね」

 

宇佐(セイバー):

 「えぇ。そうです。話が早くて助かります。

  早くプロジェクトのお手伝いをして「恩返し」をしたいのですが・・・」

 

GM(佐伯):

 なるほど、そう来ましたか。プロジェクトそのものをKWとして持っているわけではないので、+10%での判定をどうぞ。

 

判定値 48%

  09 成功

 

宇佐(セイバー):

 よかった。

 「せめて、巣食っている悪魔の正体がわかれば、解決も早まるのですが・・・」

 

鬼道(GM):

 「屍鬼の群れでしたね。たしか、女性型のゾンビが他のゾンビを従えているのを目撃したという話があったような・・・」

 

 と言うわけで、BOSSは屍鬼 レディーゾンビ です。

 

宇佐(セイバー):

 「そうでしたか。参考になります。ありがとうございました」

 

鬼道(GM):

 「あ、先生。よかったらコレをお持ちください」

 と、傷薬を1つくれます。

 

宇佐(セイバー):

 受け取っておきましょう。

 「何から何まで、ありがとうございます」

 

--------

 

衛宮邸 居間

 

佐伯:

 では、宇佐先生には経験点40点と鬼道さんとのコミュに1d10ポイントです。

 

セイバー:

 ついにレベルが5になりましたので、応急手当をランクIIに成長させて回復量を上げておきます。

 

蒔寺:

 早えぇ!

 

氷室:

 さすがに、情報収集組はシーンボーナスの経験値が有る分な。

 

佐伯:

 では、宇佐先生は新しいクラスに「覚醒」する権利を得ました。

 今覚醒しても良いですし、今後新しいクラスの「覚醒キーワード」に該当する経験をしていれば好きな時に覚醒できます。

 

セイバー:

 では、すぐに覚醒をしたいです。クラスは「サマナー」で。

 

佐伯:

 了解です。覚醒イベントを演出しましょう。

 

---------

 

覚醒イベント 宇佐

回想 須摩留工科大学

 

GM(佐伯):

 時間は少しさかのぼって数日前の須摩留工科大学。先生が仕事で使っているパソコンに1通の電子メールが届きます。

 

宇佐(セイバー):

 差出人は判りますか?

 

GM(佐伯):

 STEVEN と書かれています。心当たりはありません。

 

宇佐(セイバー):

 コンピュータウィルスの類を調べる事はできますか?

 

GM(佐伯):

 あー・・・一般的なウィルス検出ソフトにかけると警告が表示されちゃうと思います。ウィルスと断定されないまでも、データ容量が大きな添付ファイル付です。

 

宇佐(セイバー):

 ふむ。ここで警戒しても話が進みませんし、開いてみましょう。

 

GM(佐伯):

 開くと、短い文章が書かれています。

 

STEVEN(GM):

 「今、世界は危機に瀕している。この事態を収拾できるものが居る事を信じて、『悪魔召喚プログラム』を送る。どうか、神々の計画から人類を護って欲しい」

 

 添付ファイルの名前も悪魔召喚プログラムです。

 

 

美綴:

 これ、どうみてもウィルスメールだよな。

氷室:

 現実に届いたなら、即座に削除するレベルだな。

三枝:

 急に世界を救えって言われてもね。

 

 

宇佐(セイバー):

 話が進まないので、添付ファイルを開いてみましょう。

 

GM(佐伯):

 しかし、なぜかエラーが表示されます。

 

宇佐(セイバー):

 使えないのですか?

 

GM(佐伯):

 今はまだ。というわけで、時間が数日後に飛びます。まだ回想ですよ。

 大学に、宇佐先生あてで小包が届きます。大学の事務職員の女性が研究室まで包みを届けてくれました。

 

宇佐(セイバー):

 差出人はSTEVENですか?

 

GM(佐伯):

 はい。中には、携帯性に優れた形状のコンピュータと、タロットカードくらいの大きさのカードが1枚入っています。それと1通の封書ですね。

 コンピュータの形状は自由ですので好きに演出してください。

 

宇佐(セイバー):

 このコンピュータは彼(基本ルールブックサンプルキャラクター「運命の少年」)が左腕につけているものですよね?

 

GM(佐伯):

 はい。ただシリーズによって形状はさまざまで、拳銃のような形をしたもの、スマホにアプリを入れているだけのもの、メリケンサックにパラソル、サックスにエレキギターなどなど使う人の趣味や環境で千変万化なので好きな形状にしてかまいませんよ。

 

宇佐(セイバー):

 機械的なものでなくても良いのですね・・・。小さなロッドでも良いでしょうか?

 

GM(佐伯):

 ハリポタ的な? 良いと思いますよ。ただし、悪魔召喚プログラムをインストールしますので、端にUSB端子が付いている事にしてくださいね。

 

宇佐(セイバー):

 あくまでも、コンピュータなのですね。了解しました。

 

GM(佐伯):

 封書にはSTEVENからのメッセージが入っています。

 

STEVEN(GM):

 「以前送ったプログラムをこれにインストールしてほしい。そうすれば君も悪魔を使役できるようになるはずだ。一緒に妖精 ピクシーのカードを入れておく。これでピクシーが召喚できるはずだ」

 

 こうして、宇佐さんはサマナーとしての道を歩き始めました。

 

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衛宮邸 居間

 

蒔寺:

 こっちはまだレベル2なのに・・・

 

セイバー:

 レベル5までのサマナーのスキルを覚えて良いのですよね?

 「悪魔召喚(読んで字のごとく)」と「アナライズ(悪魔のデータを取得する)」を覚えました。

 

佐伯:

 「悪魔召喚」のコスト(通常、命運1点)や契約した悪魔が使うMPコスト(通常、召喚者が払う)をマグネタイトで払う事もできます。

 

 長くなってしまいましたが、アプローチを続けましょう。

 「アナライズ」では、BOSSの情報を得る事はできないので気をつけてください。

 

アーチャー:

 では、重三がガブリエル大司教の所にレディーゾンビの相性を訊きに行こう。

 GM、確認なのだがオザワは討伐隊に参加しているか?

 

佐伯:

 ? そうですね。この場には居ませんがチームのためにどこかで戦っている可能性はありますね。

 

アーチャー:

 解った。では前回のようにオザワに電話をかけながら大司教に近づくとしよう。

 絆シーンの簡略だ。

 

佐伯:

 了解しました。

 

---------

 

アプローチ 1サイクル目 重三

十六夜市警察署前

 

重三(アーチャー):

 「えぇ、オザワさん、こっちに来てないんすかぁ・・・」

 などと話しながら大司教のもとへ行こう。(オザワのコミュ+1点)

 「仕方ないっすね、んじゃまた今度・・・あ、大司教さんお久っす」

 

ガブリエル(GM):

 「・・・あぁ、邪悪帝国のときの。君も討伐に参加するのかね?」

 

重三(アーチャー):

 「そうなんすよぉ。今は皆で、ゾンビ対策の準備してるとこっす。早くこんな事終わらせて、『居なくなっちまった恋人』探しに戻りたいんスけどねぇ・・・」

 と、恋人に対する「献身」をキーワードとするのは?

 

GM(佐伯):

 うーん、メシア教徒としては賞賛するでしょうし・・・+10%ですかね。

 

会話判定値 44%

  69 命運1点消費振りなおし(命運残り5)

  23 成功

 

重三(アーチャー):

 「ゾンビに火が効くのはゾンビ映画のお約束っすけど、冷やしたら死後硬直が進んで動かなくなるとか無いんスかね?」

 

ガブリエル(GM):

 「あぁいうフィクションを鵜呑みにするのは関心せんが、素体が女性だと冷気に弱くなる事があるらしいな」

 

 というわけで、レディーゾンビは「氷結に弱い」相性です。

 

--------

 

セイバー:

 サーの出番ですね。

 

アーチャー:

 レベル5になったので「幸運(自分への攻撃を無効化)」をランクIIに成長させ、1セッション中に2回無効化できるようになったぞ。

 そして・・・

 

三枝:

 覚醒ですよね。会話判定値が高い人たちは良いなぁ・・・

 

蒔寺:

 雪っちだってレベル4だろ!

 

佐伯:

 希望するクラスは何でしょう?

 

アーチャー:

 探偵だ。恋人探しで興信所にも出入りしているだろうし、自分でも聞き込みなどをしている。覚醒KWは満たしていると思うが。

 

佐伯:

 そうですね。

 では、能力値の再計算と、探偵の初期装備を

 

アーチャー:

 ダイスで追加コネを決めた所、鬼道 円とエグゼクター(TOKYOミレニアム収録:メシア教会の粛清部隊員)となったので、宇佐先生と大司教から紹介を受けたということにしたいのだが。

 

セイバー:

 良いですよ。先ほど鬼道氏が来ていたときに紹介した事にしておきましょう。

 

佐伯:

 では、そのあたりを演出しておきましょう。

 

---------

 

覚醒イベント(?) 重三

十六夜市警察署前

 

GM(佐伯):

 先ほどのシーンの続きです。

 

ガブリエル(GM):

 「待ちたまえ。これをもって行きたまえ」

 と、ニューナンブ(銃器武器)と通常弾20発をくれます。探偵の初期装備です。

 「見た所、まともな武装もない様子、たいした品ではないが無いよりマシだろう。

  ・・・これも持って行きたまえ」

 と1枚のお札もくれます。

 

重三(アーチャー):

 銃は喜んで受け取ろう。

 「あざっす。こっちのお札は何スか?」

 

ガブリエル(GM):

 「免罪符だ」

 データ上は、レベルアップボーナスの成功で手に入った「火除神符(自身への火炎攻撃を半減)」です。

 「いざという時に、神が君を護ってくださるだろう」

 プレイ中はややこしくなるので、シートには火除神符と書いておいてください。

 

重三(アーチャー):

 「いやぁ、何から何まで申し訳ないっす」

 と、頭を下げて受け取ろう。

 

GM(佐伯):

 コネの紹介シーンは省略しますね。

 

重三(アーチャー):

 了解した。

 

※追加コネへの貢献ポイントはそれぞれ+1dとした。

 (鬼道:4、エグゼクター:1)

 

----------

 

佐伯:

 なんだか、ガンスリンガーの覚醒イベントみたい(ガンスリンガーの覚醒KWに「銃器との出会い」がある)ですが、重三さん探偵に覚醒です。

 

アーチャー:

 これで宇佐ともども戦闘に参加できるな。

 

美綴:

 んじゃ、綴はレディーゾンビの行動パターンでも調べるかな。

 たまには普段会わないやつに会いに行くか。日下部の所に行こう。

 

※日下部 一石:総合博物館「ゾディアック・パーク」の館長。普段は清掃員のフリをして展示品の手入れをしている名物館長。妖霧という怪現象を調べている。

 

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アプローチ 1サイクル目 綾織

ゾディアック・パーク

 

GM(佐伯):

 日下部氏は、市内の総合博物館「ゾディアック・パーク」に居ます。

 広い建物を有する事から、少数ですがここにも避難者が集まっており、パークはこれを受け入れています。

 

綾織(美綴):

 氏を探して声をかけよう。

 

日下部(GM):

 「ん? おぉ、綾織さん。君も避難してきていたのか」

 

綾織(美綴):

 「いえ、今回の討伐に参加する事になりました。街の『平和』のために少しでも力になろうと思いまして」

 

GM(佐伯):

 なるほど、ケルベロスとの関係「大事なもの:思想など抽象的なもの(街の平和)」ですね。

 日下部園長もKW「平和」を持つので問題なく+20%でどうぞ。

 

判定値 50%

  22 成功

 

綾織(美綴):

 「調べた所、悪魔の群れは女性型のゾンビが引き連れているようでして、このゾンビについて調べているのですが、何かご存知ではありませんか?」

 番号は・・・4と9で。

 

日下部(GM):

 「そういうことなら私も力を貸そう。女性型のゾンビとはおそらくレディーゾンビじゃな。

  全てのゾンビにいえることじゃが、奴らは周囲の生き物を食料のようにむさぼる。特にレディーゾンビはその牙に獲物の判断力を奪う毒が仕込んであると聞いたことがあるな。

  組み付かれぬよう気をつるんじゃぞ」

 

 というわけで、4は「かみつき」9は「魅惑かみつき」です。

 

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衛宮邸 居間

 

美綴:

 よっし、「白い魔女(ウィッカ)」に覚醒だ!

 覚醒KWは「妖精との遭遇」。サーと知り合ってるから問題ないだろ?

 

佐伯:

 はい。問題無しです。サーを通じて、この街に住むほかの妖精とも交流があったことにしましょう。

 ついにまっとうな回復魔法使いが現れましたね。

 

※宇佐が「応急手当」を覚えているが回復量はあまり高くない。対してウィッカへの覚醒で覚えた「薬草治療」はコストは高いが回復量が「ディア(単体回復初級魔法)」と同等な上、毒を治療できる。

 

佐伯:

 これで、悪魔のレベル調整に頭を悩ませずにすみそうですね(ニッコリ)

 

美綴:

 ・・・あれ?

 

ライダー:

 心配要りませんよアヤコ。綴はサーが守り抜きます。

 

美綴:

 ど、どうも・・・

 

ライダー:

 さて、サーはいつものように聖の所に行こうと思いますが、アイテムをもらいに行くで良いですか?

 

氷室:

 いちおう、ザコに何が出るか知りたい所ですが・・・

 GM、そういうことを調べる事はできるかね?

 

佐伯:

 できますけど、今回は警察や自衛隊から説明がありました。

 出てくるのはBOSS以外は屍鬼 ゾンビ のみです。ゾンビはザコ悪魔なのでアナライズで調べられますよ。

 

蒔寺:

 んじゃ、次のサイクルで宇佐先生に調べてもらうか。

 

セイバー:

 了解しました。

 そうなるとサーはアイテムの調達でよさそうですね。

 

ライダー:

 そうですね。

 

----------

 

アプローチ 2サイクル目 サー

十六夜警察署前

 

GM(佐伯):

 報道に悪魔事件との発表があったので聖はマスコミの中にまぎれていますね。

 

サー(ライダー):

 ではいつものように

 「ヒジリー」

 と抱きつきましょう。

 

氷室:

 警察とマスコミの目がある場所で!?

蒔寺:

 あたしたちにできない事を平然とやってのけるっ!

美綴:

 そこにシビれる!あこがれ・・・るかなぁ?

三枝:

 少なくとも、聖さんにとっては迷惑以外の何物でもないよね。

 

GM(佐伯):

 えー・・・では聖はサーさんを引き離すとその場に座り込んで、目線をサーさんに合わせてくれます。

 今身を隠すとむしろ後ろめたい事があると認めるようなものですからね。

 

聖(GM):

 「おまえなぁ、もう少し大人しくできんのか」

 

サー(ライダー):

 「んー? それよりもゾンビと戦うのに便利なものない?」

 全く気にせず話を進めます。KWは無しで。命運を1つ使っておきましょう。(命運残り4)

 

会話判定値 48%

  58 失敗

 

サー(ライダー):

 ダンジョンの大きさもわかりませんし、命運は残しておきましょう。振りなおしません。

 

聖(GM):

 「すまんな、今は何もない」

 

サー(ライダー):

 「ちぇー、けちー」

 

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衛宮邸 居間

 

蒔寺:

 んー・・・オリヴィエに弾丸をもらいに行くか。

 

セイバー:

 回復アイテムではないのですか?

 

蒔寺:

 さっきのライダーさんの、“ダンジョンの大きさがわからない”が気になって・・・ガンナーは弾がなくなったら役立たずなんで。

 KWは無しっと・・・

 

会話判定値 22%

  03 成功

 

蒔寺:

 まじでっ?!

 

三枝:

 振った本人が一番驚いてる・・・

 

蒔寺:

 これ、技能チェック入れて良いよな? 技能成長のチャンス!

美綴:

 それは違うTRPGだ。

 

----------

 

アプローチ 1サイクル目 替寺

十六夜市警察署前

 

GM(佐伯):

 では、警察からの説明などを受けていると、黒いスーツにサングラスの男が替寺さんに声をかけてきます。

 

黒服(GM):

 「替寺 マキデさんですね」

 

替寺(蒔寺):

 「あん?」

 

黒服(GM):

 「ザクソン主任よりお届け物です」

 と、警察を背にこっそり弾丸が入った紙袋を渡してくれます。

 

替寺(蒔寺):

 「お、わりぃな」

 

黒服(GM)

 「主任から「外が騒がしいので何とかして欲しい」と伝言も預かっています」

 

替寺(蒔寺):

 こっち関係ねぇ?!

 

黒服(GM)

 「では、失礼します」

 

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衛宮邸 居間

 

蒔寺:

 よっし! 一気にレベル2UPだ!

 レベル3で覚えるスキルを、クラススタイルの「ターゲッティング」と入れ替えるぞ。これで射撃の命中と威力を底上げだ!

 ・・・それは良いとして、会話判定成功しているのに貢献ポイントが1しか上がらなかった・・・やっぱ嫌われてんじゃね?

 

アーチャー:

 ダイスの女神は気まぐれだからな。

 

三枝:

 いつもどおり自衛官に補給要請・・・ねぇ直美ちゃん?

 

佐伯:

 なんですか?

 

三枝:

 コネの「自衛官」を加藤一佐にしちゃだめかな? ずっと一般自衛官じゃぁやりづらいというか・・・

 

佐伯:

 そうですねぇ。いいですよ。ただし、前回話したコネとKWに関するハウスルールは撤廃。加藤一佐のKWと神威のみ有効とします。

 

三枝:

 ありがとう。

 

佐伯:

 じゃぁ、雪さんが受けている潜入任務も悪魔がらみって事にしましょうか。雪さんは666部隊員ではないけれど、一佐から指令を受けたということで。

 

----------

 

アプローチ 1サイクル目 雪

十六夜市警察署前

 

雪(三枝):

 じゃぁ、みんなにばれないようにこっそり一佐に近づいて挨拶しよう。

 

GM(佐伯):

 一佐もすぐに気が付きます。指示を部下に出すと、周囲に人が居ない所へ移動しました。

 

加藤(GM):

 「任務ご苦労。ここには一般人として?」

 

雪(三枝):

 「はっ。住民の避難もあり、『異界化』を収束させませんと任務に支障をきたすと判断しました。民間人数名の班で動きます」

 と、「異界化」はシナリオKWにならない?

 

GM(佐伯):

 良いでしょう。+20%でどうぞ。

 

会話判定値 42%

  03 クリティカル!!

 

雪(三枝):

 やったよー。

 

GM(佐伯):

 では何が欲しいですか?

 

雪(三枝):

 傷薬と道反玉どっちがいいかな?

 

ライダー:

 悩みどころですね。

アーチャー:

 みな防具も買い換えたし、回復アイテムで充分にも思うが・・・

セイバー:

 その慢心が命取りという事もありますよ? 前回はそれで痛い目を見ました。

一同:

 う~む・・・。

 

GM(佐伯):

 では、判定にクリティカルしてますし、両方あげましょう。

 

雪(三枝):

 やったー。

 

加藤(GM):

 「少ないがこれをもっていけ」

 補給物資からそれぞれ1個ずつもらえます。

 

蒔寺:

 いともたやすく行われるえげつない横領!

 

GM(佐伯):

 加藤一佐は遠くに居る替寺さんをにらみつけました。

 

蒔寺:

 うぇ?!

 

加藤(GM):

 「有能なのかも知れんが、我々は公務員だ。協力者は選べ」

 と、ため息をつきます。暴力団員ですからね、替寺さん。

 

雪(三枝):

 それは返す言葉もないよ。

 「気をつけます・・・」

 

---------

 

衛宮邸 居間

 

三枝:

 クリティカルだったから、貢献ポイント2dでいいかな?

 

佐伯:

 はい。OKです。経験点も40点どうぞ。

 

三枝:

 あぁ、あと7点でレベルが上がるのに・・・

 

氷室:

 さて、1サイクル目最後は私か・・・順当に、警部の所か・・・備品を分けてもらえるだろうか・・・

 

----------

 

アプローチ 1サイクル目 メガーヌ

十六夜市警察署前

 

メガーヌ(氷室):

 「警部、早く異界化を引き起こしている悪魔を退治してしまいましょう」

 異界化がKWとなるなら、今回の事件をそのものを「猟奇事件」と読みかえるのはどうかね?

 

GM(佐伯):

 いいでしょう。+20%でどうぞ。

 

会話判定値 42%

  86

 

浦田(GM):

 「あぁ、よろしく頼む、お嬢。ではな」

 警部は忙しそうに立ち去ってしまいました。

 

----------

 

衛宮邸 居間

 

佐伯:

 1サイクル目が終わりました。

 2サイクル目の予定などはお決まりですか?

 

セイバー:

 宇佐はゾンビのデータを調べましょう。それから皆には物資調達をしてもらうという事で。

 

アーチャー:

 あぁ、買い物もせんとな。

 

佐伯:

 ではそのあたり相談しつつ休憩にしましょう。

 

つづく


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