まだコミックスに収録されていない(雑誌掲載分)のネタが少し書かれております。
大きなネタバレではないつもりですが、回避したい方は、
宇佐&重三のオープニング
は飛ばしてご覧下さい。
2017/3/8 遅れましたが、ネタバレ部分が収録されたコミックス(10巻)が発売されましたので、お持ちの方は普通に読んでいただいて大丈夫です。
オープニング
衛宮邸 玄関
佐伯:
おじゃましまーす。
セイバー:
いらっしゃい。待っていましたよ。
アーチャー:
準備はできている。上がってくれ。
女子高生s:
おじゃましまーす。
---------
衛宮邸 居間
三枝:
わ、またいっぱい食べ物があるよぉ。
セイバー:
えぇ。シロウとサクラのお手製です。
氷室:
いずれ、何かお返しをせんといかんな。
蒔寺:
んあ? バカスパナには工具でも渡しときゃいんじゃね?
剣&騎:
・・・・・・・・・
美綴:
? なんか急に寒気が・・・
アーチャー:
ふっ。それも良いかも知れんが、やつなら家事に関する道具のほうが喜ぶだろうな。
三枝:
あぁ。衛宮くん、料理上手ですもんね。お掃除やお洗濯も好きなんですか?
アーチャー:
あぁ。保護者代わりの隣人が様子を見に来てくれるとはいえ、基本的には独り暮らしだったからな。好き嫌いは知らんが、人並みにはこなしているな。
氷室:
なるほど。では機会があれば雑貨屋で便利グッズでも見繕ってきましょう。
蒔寺:
独り暮らしがなんでこんなプチハーレムに?
親父さんの知り合いだって言うセイバーさんはともかく、間桐妹や遠坂はなんで?
美綴:
そういえばそうだな
サーヴァンツ:
!!
セイバー:
い、今はシロウのことよりゲームです。さぁ、早く続きを始めましょう。
佐伯:
そうですね。でははじめたいと思います。
今回は前回予告したように、精霊がからんできます。
美綴:
あー、そうだった。勝てる気がしないんだけどなぁ・・・
佐伯:
ふっふっふっ
早速、今回予告です。
----------
今回予告
B級パニックホラー
真・女神転生TRPG 第3話『リビングデッド』
---------
一同:
短っ!?
アーチャー:
あー、あー。敵対者はゾンビ系か?
蒔寺:
えーパニックものならサメだろ?
氷室:
確かに王道ではあるが、ホラーではないだろう、サメは。
美綴:
シャークゴーストならホラーじゃね?
三枝:
サメ映画はもうおなかいっぱいだよ!
ライダー:
精霊と戦うのではなかったのですか?
佐伯:
えー、前回精霊が言っていた『償い』は依頼をこなしてもらう事です。
もちろん、皆さんの選択次第では精霊と戦うルートもありますよ?
セイバー:
ここであれこれ考えても仕方ありません。始めましょう。
佐伯:
そうですね。ではOPを。綾織さんから。
美綴:
そっか。精霊から依頼を受けないとなんだな。
---------
オープニング 綾織
????
GM(佐伯):
前回の終わりに見た夢の光景です。
荒れた大地、よどんだ水、吹きすさぶ風、吹き上げる火山。
綾織(美綴):
ビクビクしながら周囲を見てるぞ。償いをさせに来るって宣言されていたからな。
???(GM):
「先日の約束どおり、うかがいました」
「償いの時です」
「我らの手足となってもらいましょう」
綾織(美綴):
「? え? 手足?」
精霊と戦うんじゃないのか??
???(GM):
「自然の節理にもとる者があなたの街に現れています」
「これの調査・排除をお願いします」
「町の平穏、あなたにとっても悪い話ではないでしょう」
「もし断るようであれば・・・」
「わかりますね?」
氷室:
節理? 摂理ではないのか?
GM(佐伯):
えぇとですね。摂理だと意味合いがロウ勢力になるので・・・
意味合いとしては、「自然の摂理」と同じものと思ってもらって大丈夫です。
(蒔寺:
(なにがどうちがうんだ?)
三枝:
(さぁ?)
ライダー:
(節理は筋道など、摂理は万物を束ねる法則のようなもの、ですかね)
三枝:
(なるほどぉ) )
綾織(美綴):
外野うるさい。
「その、節理にもとる者とは?」
GM(佐伯):
では、綾織さんがそう問いかけた直後、脳裏にイメージが流れ込んできます。
幻視の最中にさらなる幻視が発動しています。
綾織(美綴):
何が見えるんだ?
GM(佐伯):
場所は街中ですね。綾織さんも何度か通った事がある道でしょう。
ただ、様子はいつもと大きく違います。
人々が何かから逃げるように走り回っています。群集が走ってきている方角を見ると、悪魔の群れが人を襲っています。
幻視による映像のためかその姿ははっきりしませんが、つかまった人はその場で噛み付かれているようです。捕食されているようにも見えます。
綾織(美綴):
現実になったらやばいな・・・
「こ、これは・・・」
おどろいて言葉をなくすぞ。
???(GM):
「手遅れになる前に」
「それがあなた方の償いにもなりましょう」
綾織(美綴):
「わかりました」
と応えた所で、夢から覚めるかな?
GM(佐伯):
そうですね。何もなければシーン終了です。
---------
衛宮邸 居間
佐伯:
では次は、メガーヌさん。
氷室:
うむ。
佐伯:
シーンはメガーヌさんの家に浦田警部が訪れる所から始めようと思いますが、どんな所にお住まいでしょう?
氷室:
呼び出しではなく直接来るのか?
そうだな、さして大きくもない一軒家、街の郊外にある安い物件を使っている。としてもいいかね?
佐伯:
はい。大丈夫ですよ。
---------
オープニング メガーヌ
メガーヌ宅
GM(佐伯):
時刻は早朝。綾織さんが精霊とお話中くらいの時間帯です。
メガーヌ(氷室):
それはメガーヌもまだ就寝中の可能性があるが・・・
浦田(GM):
「おい! お嬢! 居るんだろ!? 生きてたら返事しろ!」
ほとんど怒鳴り声に近い声と共に、玄関の戸はバンバンたたかれ、インターホンも某名人並みに連打されています。団地やアパートなら住人に苦情が集まるレベルです。
メガーヌ(氷室):
なんと迷惑な・・・それは起きざるを得ないか・・・
「どうしたんですの? こんな朝早くに・・・」
まだ少し寝ぼけながらドア越しに対応する。
浦田(GM):
「よし、生きてたな。すぐに準備して出て来い。少しでも人手が必要なんだ」
警部は、興奮しているというか、なにか慌てている様子ですね。
メガーヌ(氷室):
「わかりましたから。すこし待ってちょうだい」
寝起きの女性の準備だ、時間がかかると思うのだが?
GM(佐伯):
実際には影響がないものとします。まぁ時々警部が
「おい、まだか!?」
と急かしてくるくらいですね。
メガーヌ(氷室):
「お待たせしましたわ」
GM(佐伯):
メガーヌさんが出てくると、警部は腕をつかんで路肩に駐車していた、屋根に覆面パトカー用のパトランプを取り付けたバンに引きずっていきます。
メガーヌ(氷室):
「あの? ちょっと?」
浦田(GM):
「説明は移動しながらする。まずはお前さんのお仲間を回収するぞ」
バンが走り去った所でシーン終了です。
---------
衛宮邸 居間
美綴:
もう、幻視した状況になってるのか?
佐伯:
では、その疑問にお答えするために、宇佐さんと重三さんのオープニングに行きましょう。
セイバー:
2人一緒にですか?
アーチャー:
シーンの場所は須摩留工科大か
佐伯:
はい。そうです。
三枝:
じゃぁ、時間はさっきの2人よりあとになるのかな?
佐伯:
はい。ですが1コマ目が始まるより明らかに早い時間帯です。6時とか。
美綴:
それは確かに早いな。
---------
オープニング 宇佐&重三
須摩留工科大学 体育館
GM(佐伯):
場所は大学の体育館です。普段ではありえない数の人が集まって毛布やビニールシートを敷いて身を寄せ合っています。
三枝:
あれ? なんかつい最近見た事ない? こんな光景。
蒔寺:
あ? そんなシーンあったか?
三枝:
違うよ。ゲームじゃなくて現実でっ。
美綴:
あぁ。あったなあたしが炊き出しの手伝いしたんだ。
氷室:
あぁ、あのガス爆発の・・・
サーヴァンツ:
(ギクッ!)
GM(佐伯):
そうですね。雰囲気はあの時に似ています。
重三(アーチャー):
何か災害が?
GM(佐伯):
えぇ。自治体、警察より避難命令が出ています。
ライダー:
勧告を通さずにいきなり命令ですか。かなり火急の事態のようですね。
GM(佐伯):
宇佐さんと重三さんはボランティアとしていろいろお手伝いをしています。
重三(アーチャー):
社も?
GM(佐伯):
はい。もちろん市の職員や警察関係者も動いていますが、なにぶん急だったため人手が足りていません。
そんななか、積極的に手伝っているのが宇佐さん重三さんをはじめとする一部の一般人です。
重三さんたちが手伝っていると、避難者の1人が見ていた携帯テレビの音声が聞こえてきます。
テレビ(GM):
「・・・県十六夜市内の避難命令は今なお発令中です。
以前から、防衛省、警視庁より悪魔の存在・危険性が伝えられていましたが、これほど大規模な案件は初めてではないでしょうか。
なお一部報道で悪魔に襲われた犠牲者が悪魔となって別の人間を襲ったと伝えられておりますが、未確認情報であり確証がとれていません。
流言に惑わされず、自治体・警察の指示に従ってください。
繰り返します・・・」
氷室:
かなり大事になっているようだな。
美綴:
あれ? もう最終回?
GM(佐伯):
いえいえ。最終回で悪魔大量発生させるなら、終末のラッパを鳴らしますよ(ニッコリ)
宇佐(セイバー):
(悪魔データを確認)トランペッターをはじめ黙示録の有名どころも一通りデータがあるのですね・・・(ゲッソリ)
GM(佐伯):
配給物の運搬を手伝っている宇佐さんに声がかけられます。アンジェラ司祭です。
アンジェラ(GM):
「先生っ」
宇佐(セイバー):
「司祭さま。よかった無事だったのですね」
アンジェラ(GM):
「えぇ。先生も無事で何よりです」
小さく十字を切ったあと、小声で話してくれます。
「今回の件は、自衛隊主導で、自衛隊・警察が討伐隊を編成するそうです。それについて、民間人からも広く協力者を募るそうです。
教会からも何名か派遣する事に決まりました。
少しでも戦力は集めたい所です。先生たちにも助力をお願いできないでしょうか・・・」
宇佐(セイバー):
「私たちでちからになれるのなら」
----------
佐伯:
重三さんには先生から話をしたということでいいですよ。
三枝:
あ、佐伯さん、雪もここに避難してきていることにして良い?
蒔寺:
あ、じゃぁマキデもだな。
佐伯:
はい。OKですよ。
ライダー:
サーは・・・綴から声をかけているということで良いでしょうか?
佐伯:
そうですね。
では皆さん、メガーヌさんから連絡を受け、警部の車に拾われてから、警察署へと移動します。
----------
オープニング
十六夜市警前
GM(佐伯):
場所は、十六夜警察署。その前庭というか、駐車場です。浦田警部は皆さんを車から降ろすと自分の仕事に戻りました。
たくさんの人が集まっています。警察関係者に加え自衛官も居ます。そしてアンジェラ司祭の言葉通り、一般人も少なからず居ますね。
整列している警官は県警特殊部隊の装備を身に着けていますね。
自衛官の指揮を執っている人物を雪さんは知っていて良いでしょう。
雪(三枝):
同僚かな?
GM(佐伯):
自衛官というくくりでなら同僚ですが所属は異なる事でしょう。
彼は、昨今急増する悪魔関連に対応するために組織された秘密部隊
替寺(蒔寺):
バンバラバンバンバン
綾織(美綴):
それは秘密戦隊。
GM(佐伯):
ゴホン
秘密部隊 666部隊の指揮官、加藤一佐ですね。部隊の存在は秘密なので通常の自衛隊派遣のように振舞っていますが、雪さんは内事情から悪魔討伐に出動したんだなと理解できます。
雪(三枝):
「(あの人たちが居るってことは、本当に悪魔災害なんだ・・・)」
ていうふうにモノローグをつけるところかな?
GM(佐伯):
いいですね。
一佐が壇上に上がると皆が注目します。
加藤(GM):
「諸君、屍鬼による大掛かりな異界化現象が確認された。これを解決するために、警察、自衛隊のみならず一般の対悪魔能力者にの協力を要請し、コレだけの戦力が集まった。
作戦開始まで短いがまだ時間がある。充分な備えをして欲しい」
と、彼が締めくくった所でオープニング終了です。
つづく
という感じのオープニングです。
今回も、シナリオ終了後の属性評価(各PCの行動がどういう思想に近かったかを評価する)は、読者の皆様の投票で決めたいと思います。
活動報告にて、投票を受け付けますので、そちらに書き込んでいただければ幸いです。
2017/1/31
投票受付終了いたしました