真・女神転生TRPG 魔都冬木200X   作:龍委員長

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アプローチ 1-2

衛宮邸 居間

 

美綴:

 GM、確認だけど今の雪だるまはBOSSじゃないんだよな?

 

佐伯:

 え、えぇ。(データ的には同じだけど・・・)

 

セイバー:

 これは、メシア教会の依頼は断ったほうがよさそうですね・・・

 

蒔寺:

 ですね。長いものには巻かれる方針で行きますか。

 

ライダー:

 邪悪帝国とは敵対しないとして、精霊かメシア教会か、どちらを相手にするか・・・ですね。

 

アーチャー:

 それぞれ調査してみて決めるしかあるまい。

 

三枝:

 今回みたいなことにならないように、全員で行動したほうが良いですよね。

 

佐伯:

 (うぅ、初手からミスっちゃったなぁ・・・)

 次は、誰が何をしますか?

 

ライダー:

 邪悪帝国との対立を避けるなら、帝国の依頼である精霊について調べましょうか。

 直接依頼を受けた、サーが調べましょう。

 

佐伯:

 あ、その前に!

 

---------

 

メシア教会前

 

GM(佐伯):

 雪だるまが去ると、周囲の異界化が解けます。周りには今までいなかった通行人が歩いています。近くに居た人は皆さんを驚いた顔で見ています。一般人から見ると、皆さんのほうが突然現れたように見えることでしょう。

 

宇佐(セイバー):

 これは、早々に立ち去ったほうが良いでしょうか?

 

メガーヌ(氷室):

 そうかもしれませんね・・・

 

GM(佐伯):

 と、皆さんが不安がっていると皆さんの背後から声がかかります。

 

アンジェラ(GM):

 「皆さん大丈夫ですか?!」

 送り出した宇佐とメガーヌが消えたかと思うと数十秒後には突然現れて驚いているアンジェラ司祭です。消失や出現に驚いていましたが、皆さんの負傷を見て駆け寄ってきて、胸の前で十字を切り手を合わせると皆さんを優しい光が包み傷が癒えていきます。

 

 HPを全快させておいてください。命運を消費している人は1点まで回復を認めましょう。

 

美綴:

 お、良いのか?

 

GM(佐伯):

 はい。大丈夫です。

 

アーチャー:

 それだけ予定外の損傷をこちらが受けているということか。

 

GM(佐伯):

 ギクッ

 そ、それより、回復が終わると司祭は皆さんのことを気遣いながら、今度こそ送り出してくれます。

 サーさんのアプローチへ行きましょう!

 

雪(三枝):

 (この慌てよう・・・本当に予定外だったんだ・・・)

 

---------

 

アプローチ 第1サイクル サー

 

サー(ライダー):

 そうですね・・・聖のところに行きましょうか。KW「精霊」について調査したいところですが・・・

 「『邪悪帝国』のお手伝いで『精霊』と喧嘩する事になったから、精霊について知ってること教えてー」

 という感じで前回同様に聖に抱きつきましょう。

 

GM(佐伯):

 では、驚いた聖が前回同様近くの喫茶店にサーを伴って飛び込みます。

 

街いく人(蒔寺):

 「みました? 奥様、あの男、また・・・」

街いく人(美綴):

 「あの子も何を考えているのかしら、親の顔が見たいわ」

 

GM(佐伯):

 アプローチのかけ方は最悪ですが(笑)、『邪悪帝国』も『精霊』も彼のキーワード「オカルト(知識)」と合致で良いでしょう。+40%で会話判定をお願いします。

 

サー会話判定値:68%

ダイス目:70

 

サー(ライダー):

 命運をきりましょう(残4)

 

 32

 

サー(ライダー):

 ふぅ。では情報をお願いします。

 

聖(GM):

 「あぁ? 邪悪帝国なんてただの都市伝説だと思ってたが・・・まぁ、そいつらの行動を説教してる精霊? まぁ、そんな事に借り出されるとしたら、最下級の「アーシーズ」だろうな」

 

 ということで、邪悪帝国の依頼を受ける場合、BOSSは精霊アーシーズです。

 (本当はもっと上の精霊だったけど、さっきの戦闘を見ると、全滅濃厚ですからね。こっそり変更です)

 成功ボーナスは何にしますか? アイテム獲得か、BOSSデータか。

 

サー(ライダー):

 そうですね。錬金術の観点から心配は無いと思いますがブフ、氷結相性の攻撃が有効か確認しておきたいですね。

 

聖(GM):

 「まぁ、あれだお前さんのお得意な冷気は普通に効くはずだが、油断はすんなよ」

 

 そういいながらサーの頭をグシグシと乱暴になでてきます。

 氷結相性は普通ですね。

 

サー(ライダー):

 「んー」

 となすがままにされています。

 

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GM(佐伯):

 では、サーさんは経験点30点と、聖とのコミュの貢献ポイントを1d10上げておいてください。

 

ライダー:

 よかった、これで彼のコミュニティ貢献ポイントが20に到達しました。

 

セイバー:

 何かあるのですか? ライダー。

 

ライダー:

 これで、彼の【神威】「因果応報」が引き出せます。

 

※【神威】:コミュニティの対象NPCが持つ特殊で強力なスキル。絆スキル同様の回数制限と、神威ごとに設定された必要貢献ポイントが必要。

 絆スキルが他者との絆を力に変える主人公補正(例:「俺はあいつを守るために負けるわけにはいかないんだ!」)なのに対し、神威は主人公の補佐のためにNPCが動いてくれるという演出(例:「まったく、また危ないことに首つっこんでるんでしょ、これ持って行きなさい」)。

 

※因果応報:神威の1つ。相手の攻撃を相手の弱点扱いで跳ね返す。

 

GM(佐伯):

 条件は確かに満たしてますね。神威を使用すると同じコミュニティでの絆スキルは使用できませんので気をつけてください。

 逆も然りです。

 

美綴:

 よし。次は精霊から依頼をもらったあたしが、大司教のことを調べてみるか。氷川のところに行って、IT企業幹部って事だが(メシア教会といがみ合っている)ガイア教団の一員だし、いろいろ教えてくれそうだ。

 

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アプローチ 第1サイクル 綾織

ガイア教団

 

GM(佐伯):

 では、綾織さんは氷川に連絡を取り、市内の教団施設へと来ました。

 施設の1室で面会がかないます。

 

氷川(GM):

 「ようやく、その能力を“新たな創世”のために使う気になったかね?」

 

綾織(美綴):

 「いつも言っている、“新たな創世”がなんなのか相変わらず解りませんけど。今日の用件はそれとは無関係です。

 今、『メシア教会』について調べていまして、何かご存知なら教えていただけませんか?」

 

氷川(GM):

 「メシアだと? よもやあのような所に入信するつもりではあるまいな?」

 

綾織(美綴):

 「いえ。どちらかといえば逆です。ある方から教会の妨害を依頼されたのですが、受けて良いものかどうか・・・」

 

GM(佐伯):

 教会の妨害 と聞いて氷川の態度が変わります。KWではありませんが、ガイア教徒としてメシア教会の妨害ができることは望ましいことですので、通常のKWボーナスの半分 プラス10%で判定をどうぞ。

(ハウスルール的裁定です)

 

綾織(美綴):

 36%か・・・まだ不安が残るな。命運を1点使って判定値を20%増加させよう(命運残り4。会話判定値56%)

 

出目 10 成功

 

氷川(GM):

 「知ってると思うが、奴らはキリスト教系の新興宗教だ。排他的で他宗教の存在を一切認めない。その姿勢を「過激思想」と呼ぶ連中も珍しくないほどだ。

  実際、十字軍をみたいな制裁組織もあるくらいだからな。ここでいう十字軍はエルサレム奪還のほうじゃなくて、異端制裁をしたというアルビジョア十字軍な。やってることはアルビジョア以上かもしれんが・・・。

 まぁ、なんにせよきな臭い連中ということだな」

 

 とドヤ顔で締めくくります。今回は特に新しいKWはありません。行動を決める参考にしてください。

 

---------

 

(綾織 会話判定成功ボーナスの経験値によりレベルアップ。ボーナスイベント成功 阿修羅の手(消費アイテム:ニュートラル/カオス属性の味方のBS治療・HP回復)獲得)

 

アーチャー:

 残る情報型は重三だけか。メシア教会の召喚する悪魔について知りたい所だが・・・直接本人に聞いてみるか。

 メシア教会、プッチ大司教のもとへ。

 

三枝:

 教えてくれますか?

 

アーチャー:

 確かに微妙なところではあるが、重三のコネに当たるよりは確実だろう。

 

佐伯:

 そうですね。重三さんのコネはどちらかと言うとメシア側から離れている人のイメージですね。

 

アーチャー:

 宇佐先生の教え子で、協力しているといえば会うこと自体は可能だろう?

 

佐伯:

 そうですね。会うことはできます。

 

---------

 

重三(アーチャー):

 教会へ行く前に、オザワと携帯電話で話しておきたいんだが・・・

 

GM(佐伯):

 じゃぁ、1サイクル目はオザワのほうに行きますか?

 

重三(アーチャー):

 いや、このシーンで協会に行く。オザワとは簡単に言葉を交わすだけだ。

 

美綴:

 あ、ひょっとして「絆シーンの簡略化」ですか?

 

蒔寺:

 シーンの簡略化? どゆこと?

 

GM(佐伯):

 シーンの合間などに、コミュの対象と交流を行う簡単な描写で絆シーンを行ったことにするオプションルールです。貢献ポイントは増えるので絆スキルや神威の使用が可能になります。ただし、増える貢献ポイントは1点だけです。

 

氷室:

 貢献ポイントが充分なら楽で良いな。

 

重三(アーチャー):

 それだけではない。これならば、貢献ポイントを得ながら目的も達成できる。今回のように準備を怠ることができない状況では重要だ。

 

三枝:

 あ、なるほど・・・

 

 

 

アプローチ 第1サイクル 重三

聖十字メシア教会

 

GM(佐伯):

 では重三さんは電話でオザワと世間話をしながら教会に向かいます。アンジェラ司祭に宇佐先生の協力者だと名乗るとすぐに奥の部屋に通してくれます。

 

重三(アーチャー):

 「おじゃまするっすよぉ」

 

ガブリエル(GM):

 「・・・宇佐先生の教え子と聴いたが、このような礼儀知らずとは、先生の心労は察して余りあるな・・・」

 

重三(アーチャー):

 「いやぁ、まだまだ青二才なもんで・・・そんな若造にいろいろご教授いただきたいんスけど・・・」

 

ガブリエル(GM):

 「・・・何が聴きたいのだね・・・」

 

重三(アーチャー):

 「いやぁ、大司教様がどんな悪魔を召喚しようとしてるのかなぁ? と思って、ほら、すっげぇ天使様が出てくるんなら、俺ら楽しても大丈夫だけど、しょぼい悪魔だったらケッコー頑張らないとっしょ?」

 

ライダー:

 肯定的な表現の時は天使、けなす時は悪魔、ノリは軽くても相手に合わせた会話ができるのですね。

重三(アーチャー):

 そういうキャラにしていきたいと思っている。

 

GM(佐伯):

 うーん・・・楽をしようとしているように見えるので大司教からするとNGワードのような気もしますが・・・まぁ、素の判定値でOKにしましょう。

 

重三(アーチャー):

 温情感謝する。命運を1点使用して判定値を上げておくぞ。

(会話判定値 52% 命運残り 5)

 

ダイス目 97 失敗 命運で振りなおし(残り命運 4) 30 成功

 

重三(アーチャー):

 危なかったな。成功報酬は相性確認にしたい。氷結が通るかどうか、だな。

 

ガブリエル(GM):

 「・・・聖獣 ヘケトの召喚準備ができている。主の御使いほどではないが帝国どもをつぶすには充分だろう」

 

 というわけで、精霊の依頼を受けてメシア教会と戦う場合のBOSSは聖獣 ヘケトです。(本当は違ったんだけど、さっきの戦闘を見るt(ry)

 

重三(アーチャー):

 「いやぁ、それは心強いっすね! そのヘケトってカエルの神様っすよね? 邪悪帝国はジャックフロストが多いみたいッスけど大丈夫っスか?」

 

ガブリエル(GM):

 「アレを“神”と呼称することは不敬にあたる気をつけたまえ。神とは我らが唯一神のみである」

 

重三(アーチャー):

 「あっ、はい」

 

ガブリエル(GM):

 「ヘケトは確かにカエルの頭部を持つが寒さに弱いわけではない。問題なかろう」

 

 データ的には 通常通りの効果 ですね。

 

重三(アーチャー):

 「それを聴いて安心したっス。あざっした」

 教会を出てシーン終了してくれ。

 

----------

 

氷室:

 おい。出揃ったBOSS候補の中で一番レベルが低いのがジャックフロストだぞ・・・。

 

(ジャックフロスト:レベル5。ヘケト:レベル7。アーシーズ:レベル9)

 

美綴:

 げ、マジか・・・どうする?

 

ライダー:

 前回は即死魔法を警戒してでしたが、今回も道反玉を集める方向でしょうか?

 

三枝:

 そのほうが良いですね。今の所持金で帰る防具じゃたかが知れてるし・・・。

 

セイバー:

 そもお金が有ったとしても今のGPでは大した物が手に入りませんね・・・。

 

アーチャー:

 一撃で落とされる可能性が有る以上、道反玉は必須か・・・

 

蒔寺:

 んじゃ、あたしは前回同様オリヴィエのところかな。今回は弾薬が充分あるから2回ともコミュのところにいけるぜ。

 さてどう話を持っていくか・・・BOSSは邪悪帝国で良いのか?

 

三枝:

 さっきの戦闘のBOSSバージョンだよね? 厳しいけど、他のルートはもっとレベルが高い悪魔になるんでしょ?

 

セイバー:

 安全を考えるのならそうなりますが・・・メシア教会も決して放置して良い組織には見えませんが・・・

 

アーチャー:

 まぁ、心情的にはそうだがな、所詮ゲームだ利己的に動いてもかまわんだろう。

 

美綴:

 じゃぁ、ねらいは邪悪帝国って事で。

 

Wメガネ:

 了解。

 

----------

 

アプローチ 第1サイクル 替寺

 

替寺(蒔寺):

 ん~。どうすっかな。三すくみの情勢をネタにオリヴィエの知的好奇心をつつくとか無理か?

 

GM(佐伯):

 そうですねぇ・・・

 (オリヴィエのKW「先端技術」のサブKWは「知識」だから+10%ならありかな? 一応「外の世界」にかかるのかな?)

 じゃぁ、+20%でどうぞ。

 

替寺(蒔寺):

 よっしゃ! 42%だ!

 

  92 失敗

 

 ・・・(´・ω・`)

 

GM(佐伯):

 えぇ・・・振りなおしは・・・

 

替寺(蒔寺):

 ん~・・・しない!

 

GM(佐伯):

 では、前回同様メールが1通

 

 「外の世界はやっぱり物騒で怖いので、研究所にこもっておきます。巻き込まないでください」

 

 だそうです。

 

替寺(蒔寺):

 こいつと本当に仲いいのかなぁ・・・

 

(オリヴィエとのコミュ 1ポイント上昇)

 

----------

 

三枝:

 ワンパターンだけど自衛官さんに物資補給要請かな。

 ・・・ねぇ、自衛官さんのKWて何?

 

佐伯:

 あぁ・・・実はルールブックに記載がないんですよねぇ・・・

 うん。ハウスルールとして、設定で本職は自衛官である雪さんは自衛官相手には常に会話判定+20%を許可しましょう。

 

三枝:

 良いの? クラスは自衛官じゃないけど・・・

 

佐伯:

 えぇ、良いとします。

 また自衛隊関係(幕僚長:五島、666部隊隊長:加藤一佐および自衛隊第666部隊)のコミュニティのKWを全て有効とします。その代わり保有KWが多いのでボーナスは10%ずつとする。

 ということでどうでしょう?

 

三枝:

 わるいわけないよ。すごく有利だもん。

 

 じゃぁ修正込みで42%だね。

 

  36 成功

 

(道反玉 獲得)

 

---------

 

氷室:

 最後は私か・・・浦田警部の所に行こうと思うのだが、人間対悪魔のいざこざに警察は介入するのだろうか・・・。

 

佐伯:

 そうですね。被害者が人間なら動くと思いますよ?

 

氷室:

 では邪悪帝国の施設占拠に関しては浦田警部も知っていると?

 

佐伯:

 0課なら知っていて良いと思います。

 

氷室:

 では、その件に関してメシア教会が動き出していることを伝えてこのままでは周辺住民にも被害が出るかもしれないと伝えるのはどうだろうか?

 

佐伯:

 ん~「猟奇事件(勤勉)」で良いかな。ちょっと回りくどいので+10%で。

 

氷室:

 32%か・・・

 

  35 失敗

 

三枝:

 あぁ、惜しい・・・

 

----------

 

アプローチ 第1サイクル メガーヌ

警察署

 

GM(佐伯):

 メガーヌさんはいつもの会議室で浦田警部と面会します。

 

メガーヌ(氷室):

 「警部さんなら、邪悪帝国のことご存知ですわよね?」

 

浦田(GM):

 「あぁ、今のところ大きな被害は出ていないがな」

 

メガーヌ(氷室):

 「先日、知人がメシア教会より邪悪帝国への抗戦を行うので助力するようにと依頼を受けましたの。状況次第では無関係な市民にも被害が出てしまうかも・・・。

 警察からも助力を願えません?」

 

浦田(GM):

 「教会が・・・なら後のことはお前さんたちに任せた!」

 

メガーヌ(氷室):

 「え?!」

 

浦田(GM):

 「この間の件も何とかできたお前さんたちなら大丈夫だろう。

 (小声になって)あの連中は本気でヤバい。正直関わりたくない。じゃぁ!」

 

 そそくさと会議室から出て行ってしまいました。

 

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セイバー:

 官憲が忌避するような組織なのですか?!

 

佐伯:

 まぁ、今回は判定失敗したのでこういう反応でした。

 メシア教会自体は、ちょっと排他的で、ちょっと強硬な態度なだけで。

 

ライダー:

 不安しかないのですが・・・

 

佐伯:

 (しれっと)では、第1サイクル終了したので、いったん休憩を入れま~す。

 

つづく




次回は、アプローチ2サイクル目です。

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