真・女神転生TRPG 魔都冬木200X   作:龍委員長

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アプローチ 1

衛宮邸 居間

 

佐伯:

 さて、それではアプローチを始めます。今回も2サイクルまでとします。なお、今回はアプローチの最中に戦闘が発生する可能性があります。戦闘に参加できるのは直前のシーンに参加していた人だけです。参加していない人が途中参戦する場合は運判定に成功する必要があるとします。

 

セイバー:

 それは、私たち情報組の単独行動は危険と言うことですか?

 

佐伯:

 さぁ? 力能力値1でも倒せるザコしか出ないかもしれませんよ?(ゲス顔)

 

アーチャー:

 ・・・護衛を連れて行くべきだな。

 GM、同行者はアプローチを行った扱いになるのか?

 

佐伯:

 いえ、なりません。行動済みになるのはシーンPC(シーンの中心となるPC)のみです。

 ただし、シーンPCが失敗した判定を代わりに行うなどした場合は、アプローチを行ったとします。

 

 つまり、同行するだけならただの演出として処理しますが、判定およびアクション扱いのスキル使用は行動を起こしたとみなします。

 補助扱いのスキルや行動はその限りではないので、シーンPCの支援は可能とします・・・が、皆さん補助支援が無いんですよね・・・

 

氷室:

 戦闘が発生した場合、戦闘では当然アクションを行うが、それもアプローチ内の行動となるのかね?

 

佐伯:

 いえ、その場合はまだ行動をしていないとします。

 

三枝:

 じゃぁ、私たちは保険で情報特化の皆についていく感じかな。

 

ライダー:

 そうですね。

 

セイバー:

 ではまずは私が、KW「邪悪帝国」について調べましょう。メガーヌに動向をお願いしても?

 

氷室:

 了解です。悪魔の集団であることは、サーや綾織からも聞かされているでしょうから、護衛をかってでましょう。

 

佐伯:

 どうやって調べます? コネのボーナスは付きませんが、

 大司教にさらに詳しい情報を聞きにいく。

 という選択肢もありますよ。

 

セイバー:

 では、大司教にさらに詳しい情報を貰いに行きましょうか。

 しかしKWが一致しませんね。

 

氷室:

 待ってください。

 GM、宇佐先生の追加KW「英雄」をメシア、つまり「救世主」と読み替える事は可能かね?

 

佐伯:

 なるほど。良いですけど、今回の件と上手く結び付けられますか?

 

セイバー:

 ・・・救世主の存在について研究している。今回の件が落ち着いたら取材させて欲しい。

 というのは無理があるでしょうか?

 

佐伯:

 そうですねぇ・・・すこし強引ですが、メシアの降臨に興味を示す人には喜んで話をしてくれるでしょうから・・・

 判定値+10%を認めましょう。

 

※ガブリエル・プッチのKWに「メシア」は(なぜか)存在しないこと、加えて情報収集の交渉としては話から逸れているので、通常のKW一致より少ないボーナスとしている。

 

セイバー:

 ありがとうございます。これで会話判定値は46%。命運の使用も視野に入れていきましょう。

 

  32

 

 成功です。

 

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アプローチ 第1サイクル 宇佐

聖十字メシア教会

 

GM(佐伯):

 では、お2人は再度教会へと訪れました。対応してくれたアンジェラ司祭に用件を伝えると、すぐに奥のプッチしn、もとい大司教のもとへと案内してくれます。

 

宇佐(セイバー):

 「たびたび申し訳ありません。邪悪帝国のことでもう少し詳しいお話をうかがう事はできますか?」

 

ガブリエル(GM):

 「えぇ。もちろんです。それでそちらの女性は?」

 

宇佐(セイバー):

 「これは失礼しました。今回の件の協力者で・・・」

 

メガーヌ(氷室):

 「メガーヌと申します」

 会釈をする。

 

ガブリエル(GM):

 「よろしくおねがいします。早いところあの悪魔どもを排除してしまいたいものです」

 

宇佐(セイバー):

 「私も、現在世界各地に残る救世主伝説について調べていまして。この件を早く片付けて研究に戻りたいですよ」

 苦笑しながら救世主のKWを出しますね。

 

(蒔寺:

 ゆーはしょっーく!)

 

ガブリエル(GM):

 「それは大事な研究のお時間をお邪魔してしまいました。こちらからお願いしていることです。最大限の情報をお出ししましょう」

 

(蒔寺:

 あれ?スルー?)

 

 ・やつらは妖精を中心とした集団です。悪行というのは施設の不法占拠です。そのたびに、われらメシア教会を始め、悪魔への対処が可能な組織により排除されていますが、すぐに別の場所を占拠するといういたちごっこが続いています。

 ・構成員はそのほとんどが氷結系の妖精のようです。

 

ガブリエル(GM):

 現在、ある情報はコレくらいです。

 私の召喚の儀式が完了するまで、もう少し時間がかかります。どうかそれまでに連中の戦力をそいでいただけるよう、お願いいたします」

 

 KW「邪悪帝国が占拠した施設」を差し上げます。

 そして、

 

 「時に、メガーヌさん、あなたの信仰は?」

 

宇佐:

 「調査を急ぎますので、コレで失礼します!」

 OPと同じ展開になることを見越して、言葉をさえぎりメガーヌの手を引いて退室します。

 

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佐伯:

 では、宇佐先生には会話判定成功ボーナス(シーンBGM:交渉)の経験値30点と、ガブリエル・プッチとのコミュニティを差し上げます。貢献ポイントは1d10でどうぞ。

 

(宇佐、レベルアップ)

 

 こうして、仲を深めたNPCはコネのように扱うことができます。交友関係を広げていくもよし、限られたコミュニティで関係を深めて行くもよし、です。

 

ライダー:

 では次はサーが精霊について聞き込みを・・・

 

佐伯:

 あ、すいません。この情報が開くとイベントが1つ挿入されるんです。もう少し待ってください。

 

ライダー:

 そうでしたか。了解しました。

 

佐伯:

 シーンに登場するのは宇佐先生と同行していたメガーヌさんです。

 

氷室:

 嫌な予感がするな・・・

 

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アプローチ イベントシーン 宇佐、メガーヌ

聖十字メシア教会

 

GM(佐伯):

 時間は、大司教から話を聞いた直後、教会から出たところです。

 教会の戸をくぐって外に出た瞬間、妙な感覚に襲われます。

 教会の中と明らかに違う空気を感じます。

 

メガーヌ(氷室):

 即座に先生の前に出て周囲を警戒する。

 

GM(佐伯):

 周囲を観察するとあることに気づけます。

 周囲に人の気配が全くありません。時間帯的に人通りが途絶えるとは考えにくいです。何度か悪魔と戦った経験のあるメガーヌさんはすぐにそれが異界化された空間だと気づくでしょう。

 

美綴:

 いかいか?

 

GM(佐伯):

 悪魔が自分の縄張りや巣に施す空間干渉です。

 まぁ、今回は単なる人払いの結界くらいに思ってください。

 

 警戒する2人の前に青い頭巾をかぶった雪だるまが現れます。

 

雪だるま(GM):

 「おいらたちのことを嗅ぎまわってる人間ていうのは、お前たちのことかホ? 精霊たちがまたおいらたちの計画を漏らしたホね。

 おいらたちは何も悪くないホ! 邪魔するやつは皆殺しホー!」

 

 と、言うわけで戦闘開始です!

 

宇佐&メガーヌ:

 やっぱりー!!

 

つづく




アプローチ1回目でした。

次回は、前哨戦的ザコ戦なのでさっくり終わる事でしょう(フラグ)

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