短編昔話・おじいちゃんとおばあちゃんは地球を洗濯するために宇宙に行きました 作:MrR
原作:真ゲッターロボ「世界最後の日」
タグ:残酷な描写 短編 真ゲッターロボ「世界最後の日」 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 桃太郎 昔話
おじいちゃんとあばあちゃんはある時、地球の洗濯を決意してアクシズを地球に落とす事を決意しました。
むかしむかしおじいちゃんとおばあちゃんがおりました。
二人は人類の洗濯を行う為に、地球にアクシズを落とす事を決意した。
当然人類はそれを阻止するために動き出します。
おじいちゃんはナイチンゲールを駆り、ネオジオン軍を率いておばあちゃんと共にアクシズを落とそうとします。
人類もまた必死でアクシズの落下を阻止します。
「このままでは地球がもたん! 人類と言う汚れを落とさなければならんのじゃ! 何故それが分からん!」
「この老害ジジイとババアが!! 遂にトチ狂いやがったか!!」
桃太郎達は真・ゲッターロボでナイチンゲールと戦います。
ちょっとしたスーパーロボット大戦です。
「桃太郎、俺に変われ!」
「おう!」
コントロールがキジに変わります。
「真・ゲッター2!! 真・マッハスペシャル!!」
「見える!! 見えるぞ!! 倒すべき敵が見える!!」
「あのキチガ●がとうとう幻覚まで見始めやがったか!!」
キジが駆る真・ゲッター2の超スピードによる猛攻を重MSを巧に操って神回避を連発します。
「この程度G、何のこれしき!! まだまだ若いもんには負けはせんわい!!」
「往生際が悪いんだよ!! この手で引導を渡してやる!!」
「焦るな桃太郎、ここは俺の出番だ!!」
「猿!?」
再び変形、ファンネルによる猛攻を回避しながら真・ゲッター3になります。
そして車体後部に備え付けられたミサイルを全弾解放。
ミサイルがマクロス張りの勢いで飛んでいきます。
「何のこれしき!!」
しかしおじいちゃんはファンネルとビームライフルで次々とミサイルを撃ち落として行きます。
本当に何もんだこのジジイ。
だが猿はネオジオン軍の戦艦のムサカを掴んで大雪山をおろしかまし、次々とギラ・ドーガを巻き込んでそのままおじいちゃんに向けて投げ飛ばす。
もう確実に殺しに行っている。
「どおりゃあああああああ!!」
しかしシールドから発生させたビームの刃でムサカを切り裂き、逃れる。
どうやらこのナイチンゲールはスパロボF的な補正が掛かっているらしい。
きっと200m級のスーパーロボットが放つ、宇宙怪獣を万単位で葬り去る必殺技を切り払う事が出来るんだろう。
「ゲッタービーム!!」
何時の間にか真・ゲッター1にチェンジしていた桃太郎は額からゲッタービームを発射。
ムサカ越しからの不意打ち。
しかしおじいちゃんはシックスセンスで避ける。
「惜しかったな桃太郎!」
「ちぃ!! まだまだ!!」
「桃太郎、このままじゃアクシズが地球に落下する!!」
犬が乗ったブラックゲッターがアクシズへと向かう。
「何をする気だ!?」
「ゲッター炉を暴走させる!! 少しは落下スピードを抑える事が出来る筈だ!!」
「やめんか!? そんな事をすれば――」
「おっとジジイ!! テメエの相手は俺達だぜ!!」
「クソオオオオオオオオオオオ!?」
そうしてブラックゲッターのゲッター炉が暴走。
戦術核の数万倍の大爆発が起きる。
アクシズは大きく抉れたが尚も健在だ。
ついでに地球はゲッター線で汚染された。
「無駄だ!! 既にアクシズは地球の引力に引かれておる!! たとえ爆発を起こしても地球は洗濯できる! ワシの勝ちじゃ!!」
「クソ!! 犬は犬死にだったのか!?」
桃太郎はガンとゴクピットの壁を叩いた。
『桃太郎、ストナーサンシャインを使うんだ』
「これは、犬の声か!?」
『三つの心を一つに合わせるんだ』
「分かったぜ犬!」
そして言われた通りに気合いで三つの心を一つにする。
真・ゲッターは深い蒼色の神・ゲッターとなり、小型の衛星クラスのストナーサンシャインが形成された。
「馬鹿な!? これが、これが真ゲッターの意思だと言うのか!? ゲッター線は人類の洗濯を望んではいなかったと言う事か!?」
「くたばりやがれジジイいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
巨大なストナーサンシャインに巻き込まれてアクシズは消滅した。
ネオジオン軍もおじいちゃんとレウルーラに乗ったおあばあちゃん諸共消滅。
そして桃太郎が乗った真・ゲッターロボは何処かに消えた。
後に歴史に、真・ゲッターロボと呼ばれるマシンが現れる事は無かった。
ついでに地球はゲッター線で汚染され尽くした。
END
どうでしたか?
ご意見、ご感想お待ちしております。