やはり俺のボーダー生活は間違っている   作:空気ゆーま

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さあ後編

はぁ~原作を混ぜるのはきつい


何がきついって?話が長くなるんだよ。
挫折しかける。


では~どぞ


8話 『木炭作り②』

コンコン、ドアが叩かれる。

 

「どうぞ。」

 

ここってホントに人来るんだな。一年中だらだらしてるだけの部活だと思ってた。

 

「し、しつれいしまーす。平塚先生に言われてきたんですけど。な、なんでヒッキーがここにいるの‼」

 

この人は一体何を言っているのだろう。この教室には俺と雪ノ下だけでヒッキーさんなんて人はここにはいない。の前にこいつ誰だ?

 

「お~い聞いてる?ヒッキー?」

 

「もしかしてヒッキーって俺?」

 

「2年F組の由比ヶ浜結衣さんね。とりあえず座って。」

 

「私のこと知ってるんだ。」

 

「全校生徒知ってるんじゃねーの」

 

「いいえ、あなたのこと知らなかったもの。気にすることないわ。あなたの存在から目をそらしてしまった私の心の弱さが原因なのだから。それで由比ヶ浜さん依頼は。」

 

うん。これは皮肉だな。さっさと逃げ出したい。俺が帰るまであと35分。まだまだあるな。

ふと、二人を見てみると由比ヶ浜がチラチラと。雪ノ下は、睨んでますね。これは消えろということでしょう。よし俺は鞄を持ち。

 

「飲み物買ってくる。」

 

席を立った。よし逃げられる。

 

「比企谷君。鞄はおいてきなさい。私は野菜生活100いちごヨーグルトミックスでいいわ。」

 

クソッ退路を断たれたか。てか雪ノ下の言ってる物は何なのだろう。よし、俺はクールに。

無言で立ち去る。もちろん鞄は置いといた。だって怖いもん。

 

 

自販機でMAXコーヒーと雪ノ下の名前の長いやつと、由比ヶ浜は、ミルクティーでいっか。

 

「おい比企谷。今帰りか?ボーダー行ってランク戦しようぜ。」

 

横から声がかかる。こいつは弾バカ

 

「誰が弾バカだ。俺は出水公平だ。それより今帰りか?ランク戦やりたいんだけど。」

 

「悪い、今日は防衛任務と鬼怒田さんのお呼び出しがかかってる。それに今部活の途中だ。というかみんな揃って俺の心読むのやめてくんない。」

 

「は?比企谷が部活?なんてところだ。何があった。金か。」

 

「自分の意思じゃないことがおしいな。強制だ。奉仕部ってところであの雪ノ下が部長をしてる。部員は俺含め二人。というか今日が二日目。」

 

「ほおー比企谷が成績優秀の超絶美人の同い年が部長をする部活に入部。部員は2人だけのため、比企谷と美女は部室で二人っきり。拡散っと。」

 

「そんなんじゃね…ん?拡散ってお前何やってんの。あれでしょ、ボーダーのタイムラインでしょ。まじでやめろよ。あ~俺死んだ。小南に殺される。あいつ妹と歩いてたら、彼女と勘違いして玉狛でぼこされたんだぞ。はぁ~」

 

「じゃあなー」

 

出水は笑いながら帰っていく。まじで何してくれてんだよ。あ、戻らなきゃ。

俺は重い足を動かし奉仕部に戻るのだった。

 

 

で、なんで誰もいないんだろ、ん?紙が落ちてる。えーっと。

 

『家庭科室に行ってます。さっきの比企谷君の話だとあと25分程なので急ぐように。 雪ノ下』

 

あいつも気ぐらいは使えるんだな。というか俺が帰る話聞いてたのか。もしやツンデ…いや、それはないな。家庭科室行くか。

俺は多少急ぎ足で家庭科室に向かった。

 

 

 

「手作りクッキー?そんなの友達に頼めよ。あ、これな。雪ノ下と由比ヶ浜な。」

 

俺は話を聞きながら二人に飲み物を渡す。

 

「あ、ありがと。だってあんまり知られたくないし、そんなマジなこと友達と合わないから。」

 

「ふーん。で俺は何をすれば?時間ないんであまり手伝えないが。」

 

「味見だけで結構よ。そんな期待はしてないわ。」

 

俺の下校まで残り20分

 

15分後、俺の前に真っ黒のまがまがしいものが出された。

 

「なんであんなにミスを重ねることができるのかしら。」

 

「ホムセンで売ってる木炭みたいだな。味見じゃなくて毒味だぞこれ。」

 

「何が毒だし…どくかなぁ?」

 

「死なないかしら?」

 

俺たちはコップに大量の水を入れ着席する。もう片手には黒い塊を持つ。

 

「じゃあ、いただきます。」

 

俺は口の中にクッキーを放り込んだ。

うっ

口の中に苦くて、しょっぱくて、べとべとしてて、ざらざらしてて他にもいろいろとまずい要素が詰まってる。俺は水をがぶ飲みし、その場に崩れ落ちた。雪ノ下と由比ヶ浜はなぜ食べないでこっちを見てる。

 

「おまえ、ら、なんで食べてねえん、だよ。水くれ。」

 

由比ヶ浜があわあわしながら水を持ってくる。って何ついでに自分が食べるはずの木炭捨ててるの。

 

俺はそこから水を3杯飲み席を立つ。由比ヶ浜の料理は練習じゃ治らないな。てか時間5分オーバーしてるし。はぁ帰るか。

 

「由比ヶ浜、うまいクッキー作ろうか考える前に相手が喜ぶかどうかを考えろよ。雪ノ下、俺帰るわ。時間だし。」

 

「そうね、ごくろうさま。嘘で帰るので無かったらだけれど。」

 

「おまえ、まだ疑ってたのな。んじゃ、帰るわ。」

 

俺はふらふらと教室を出る。はぁ~だめだ気持ち悪い。防衛任務変わってもらうかな。

 

そうして俺は拡散されたことと木炭で顔を青くしながら、ふらふらとボーダーへ向かうのであった。

 




よし。俺ガイルアニメ1話終了。

正直、由比ヶ浜の手作りクッキー食べてみたい。


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