やはり俺のボーダー生活は間違っている   作:空気ゆーま

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やっと原作入った。
終わるところが見つかんない。
というか、登場人物のキャラって面倒。


5話 『原作入り(メタい)』

青春とは嘘であり、悪である。

青春を謳歌せし者達は、

常に自己と周囲を欺き、自らを取り巻く

環境すべてを肯定的に捉える。

彼らは青春の二文字の前ならば、

どんな一般的な解釈も社会通年も捻じ曲げて見せる

彼らに掛かれば、嘘も秘密も罪科も失敗さえも

青春のスパイスでしかないのだ。

仮に失敗することが青春の証であるのなら、

人間関係に失敗した人間もまた青春のど真ん中でなければ

おかしいではないか。

しかし彼らはそれを認めないだろう。

すべては彼らの御都合主義でしかない。

結論を言おう。

青春を楽しむ傲慢な愚か者ども、

砕け散れ。

 

「砕け散るのはお前だ比企谷。私が出した課題は何だったかな。」

 

この人は平塚静。現代文の教師で、今俺の前にいる。

 

「はぁ高校生活を振り返ってというテーマの作文ですが…」

 

「それならなぜ君はこんなふざけた作文を書いてきた?小僧」

 

「いや、確かに先生の年齢からしたら俺はこz「フンッ」小僧ですけど。」

 

生身と思えないぐらいのこぶしが飛んでくるが当たらないのはわかるのでそのまま言葉をつづける。俺のサイドエフェクトがそう言ってる。え?ふざけてないよ。ほんとだもん。ハチマン ウソ ツカナイ。

 

「さりげなく最後まで言うな。これは再提sy、いや、再提出はしなくていい。君は部活に入っていなかったよな。ちょっとついて来たまえ。」

 

「え、ちょ、はい?」

 

俺は連行された。

 

 

 

 

 

 

「ここですか?」

ついたのは特別棟3階の空き教室。

先生は扉を開き中に入る

 

「そうだ。邪魔するぞ。」

 

いや遅いでしょ。それ普通扉を開ける前にいうことだろ。

 

「平塚先生、入るときはノックをお願いしたはずですが。」

 

いつもノックしていないのかよ。大人としてどんなんだよ。

 

「ノックをしても君が返事をしたためしがないじゃないか。」

 

悪いのはあんたか。俺は初めてそこにいる人に目を向ける。

俺はこの少女を知っている。国際教養化という女子が9割という偏差値の高いクラスで、さらに異彩を放っている。

 

「で、そこのぬぼーっとした人は。」

 

ぬぼーっとした人って俺かよ。いきなり悪口って俺の嫌いな種類の奴だな。

 

「彼は入部希望者だ。」

 

「えっと2年F組比企谷八幡って俺入部しませんよ。」

俺、週4で防衛任務入ってるしそれ以外にもヘルプとかあるし。

 

「お前、友達いないだろ。」

 

「いますよ。」

 

「嘘をつくな。お前にはここで奉仕活動をして性格を更生してもらう。異論反論は一切認めない。」

横暴すぎる。

 

「では雪ノ下。私の依頼はこいつの性格の更生だ。たのんだぞ。」

平塚先生はてを振りながら教室を出ていく。

まあ平塚先生は扉の外に立ってるっぽいし、今日は帰れないか。運のいいことに(悪いことに?)今日は防衛任務はない。

仕方がない。

 

「ここは何部なんだ?何も聞いていないんだが。」

 

「そうねじゃあゲームをしましょう。」

 

はっ?いきなりどうした?とは口が裂けても言わない。

 

「この部活が何か当ててみなさい。ヒントはそうね。私がこうしていることが部活動よ。

 

それは絶対ヒントじゃないな。更生・依頼、更生部はないな。

「依頼をこなす系の何かか。」

 

返答は沈黙。え、なんかまずい事言ったか。恐る恐る雪ノ下を見る。

当の本人は目を丸くしている。

こいつ無表情以外にもできるんだな。

 

「正解ね。正確には奉仕部。持つものが持たざる者に慈悲の心をもってこれを与える。人はそれをボランティアと呼ぶの。ここは持たざるものに自立を促す部活よ。奉仕部へようこそ。歓迎するわ。私があなたの問題を矯正してあげる。感謝なさい。」

 

こいつと話していると少しずつ昔を思い出す。自分が一番偉いとか思ってるやつは傲慢なんだよな。イライラしてきた。

 

「感情のない歓迎ありがとさん。ところでなんだが、歓迎されても俺、放課後には用事があるからこの部活来れないんだよ。それに俺はな、そこそこ優秀だぞ。勉強は学年総合一位。人並みに運動もできて。目を除けば顔もいい方だ。友達と目を除けば基本高スペックなんだよ。ってことで帰っていいですか。平塚先生。」

 

ドアの前にいるだろう平塚先生に声をかける。

 

「気づいていたか。比企谷の更生にてこずっているようだな。」

 

「本人が問題を自覚していないからです。」

 

いきなり二人そろって罵倒してきたな。このアマめ。

 

「なんで他人から変わるだの変われだの語られなきゃいけないんだよ。

 

「あなたのそれは逃げでしょ。」

 

「変わるってのも現状からの逃げだ。別に俺は逃げてもいいと思うぞ。戦略的撤退という言葉もあるぐらいだからな。」

 

「それじゃあ」

 

いきなり黙ってどうしたんだ地雷でも踏んだかな。

 

「それじゃあ何も変わらないし、誰も救われないじゃない。」

 

さりげなくこいつも俺の地雷踏んできやがったな。わざとではないが。

 

「誰かを救ってやったところで、相手はさらに大きな救いを欲する。結局は救えなくなって恨まれて終わりだ。人間は傲慢なんだよ。嫌味しか言えない箱入り娘にはどうすることもできねーよ。」

 

「なっ!」

 

雪ノ下があからさまに怒りを浮かべる。

 

「まあまあ。二人とも落ち着きたまえ。」

「古来より互いの正義がぶつかったときは勝負で決めるのが少年漫画の習わしだ。」

 

「何言ってるんですか?」

 

「つまりこの部で、どちらが人に奉仕できるか、勝負だ。レディーファイ「プルルルル」

 

「すいません。」

俺は一言残し廊下に出る。

 

「もしもし。お、小南、久しぶりだな。」

『出たわね、比企谷。あんた何で最近来ないのよ。』

「すまん。鬼怒田さんによく呼ばれたりしててな。今日はなんか用か?」

『あんた、オリジナルトリガーが欲しいって言ってたじゃない。この前そのことを何となく話したのよ。そしたら作ってやるから来い。だって。

「あ、そんなことも言ったな。サンキューじゃあ今からそっち行くわ。」

『分かった。そのときに私と戦いなさいよ。』

「俺、今トリオン体で戦うなって言われてて。」

『え!大丈夫なの。じゃあしょうがないわね。大丈夫になったら言いなさいね。』

「分かった。まあ嘘だけど。じゃあな。」

『あんた、騙したわn』

 

俺は容赦なく電話を切る。じゃあ行くか。

鞄を取りに奉仕部に入ると。「最後まで言わせてくれ」と泣いてる先生とあからさまに先生から距離を取ってる雪ノ下がいる。

 

「すまん、用事ができたから帰る。あと先生。俺、放課後はバイト入ってるんで入部しませんからね。」

 

俺は部室から出て扉を閉めようとする。

 

「待て比企谷。お前は強制d」

 

俺は容赦なく扉を閉める。さ、玉狛行くか。自分専用のトリガー楽しみだな。

ついでにランク戦行ってバカつぶすか。

俺は罵られたばかりなのにうきうきしながら玉狛に向かった。

笑顔が怖くて校舎では半径1メートル以内に近づく人がいなかったのは別の話。

 




つかれたー

登場人物減らしたいよ。

そういえばヒロインが俺ガイルシリーズでもいいのかな?

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