デート・ア・ライブ 〜 零乃スペルカード 〜【リメイク中】 作:蹴翠 雛兎
なんとかして、ミデンリターンを早く終わらせねば!
では、氷の妖精、どうぞ!
「–––––さてと、確かここにいるはずなんだけど」
現在、私は霧の湖の近くにありながら、幻想郷ではあまり知られていない場所、氷晶の洞窟に来ている。
実はここ、私のすみかでもあるわけなのだが・・・。
どういうわけか、さらりと見たら、何故か、洞窟の壁が傷だらけだった。
「チルノ。ただいま」
とりあえず、怒るのは後にして、何があったのか聞かなないと。話を聞くまで絶対に怒らない。
ええ、そう思っていましたよ。
次の瞬間までは。
「お姉ちゃーーーん!くらいやがれ!ラ◯ダーキィック!」
「ちょ!?チルノオォォッ!?グハッ!」
突如として、ラ◯ダーキックを食らわれました。はい。
・・・・・・・・・。
・・・・・・うん。
・・・・うん。
・・・うん。
ふっ・・・、わ・が・い・も・う・と・よ・ゆ・る・す・ま・じ。
「チイィルウゥノオォ・・・?」
「お姉ちゃん、お帰・・・り・・・」
「オネエチャント、オ・ハ・ナ・シ・シ・ヨ・ウ・カ?」
ワタシハオコッタゾ、
「イイノコスコトハアルカ」
「・・・逃げる!」
そう言うとチルノはすぐさま逃げようとするが・・・。
でもね、チルノ。
「能力を再展開、
そう言うと、逃げようと動きはじめてたチルノが、止まる。
––––––ありとあらゆるものを凍結する程度の能力。
それが私の持つ能力の一つ。
能力の文字通り、物質から概念、何から何まで、
さらには、解釈を変えることもできて、それ次第では、応用で固定や封印するということできるという強みもあるんだよね。
・・・とはいっても、私が意識し続けるか、
さてと・・・・。
「チルノ?カクゴハデキテルカシラ?コンカイ二カンシテハ、ユウカノハナヲチラシタケンモフクメテ、ニジュウデオコルカラネ?」
「うっ・・・!」
「サテ、ハジメマショウカ。氷嵐「バースト・ブリザード」!」
「うわあぁぁぁぁ––––––––!!!!!!」
そうして、その日、氷の弾幕の嵐がチルノの残機が残り一になるまで続いたという––––––––。