デート・ア・ライブ 〜 零乃スペルカード 〜【リメイク中】   作:蹴翠 雛兎

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さてと、皆さん。

投稿、遅れて申し訳ありませんでしたああぁぁぁぁああ‼︎

次は、早めに出します!

では、花の妖怪と再会、どうぞ!


第五話 花の妖怪と再会

––––私は今、紅魔館がある霧の湖にきている。

何故かって?

それは、ここに私の妹がいるから。

 

そう、おてんばな氷の妖精、チルノが。

 

この場所に最後に来たのは、なにせ、十数年前のことだから、色々と変わっているなぁ・・・・。

チルノはいい子にしているだろうか?

 

そんなことを考えながら、私は湖を数分くらい見渡していた。

 

と、その時だった。

 

「あら、貴方は・・・」

 

突如、後ろから、声が聞こえた。

おそらく、普通の人間や低級妖怪とかが怯み、怯えるであろうその声がだ。

しかし、私にとって、この声は懐かしく、暖かいものでしかなかった。

なぜなら、それは。

 

「久しぶり、幽香。元気にしてた?」

「ええ元気にしてたけど・・・ミデン、そういう貴方こそ、いつ、帰ってきたたのよ?」

「ん?ついさっきだけども?」

 

私にとって、大事な友達の一人の声なのだから。

 

風見 幽香。

花の妖怪であり、幻想郷にいる妖怪の中で最強クラスを誇る妖怪。

百年単位で付き合いが長い私の親友である。

 

にしても・・・・だ。

 

「私が来てるのに、チルノが会いに来ない、幽香、あなたがここにいる、と言う事は・・・・まさか・・・よね?」

「半分くらいは、稽古も含めているのだけど・・・残りの半分は、まあ、ご察しの通りよ」

「はぁ、やっぱり・・・?」

 

私は大きなため息一つ、ゆっくりと吐くと、頭を抱えた。

おそらく、自分の(チルノ)がしたであろういつもの(花を散らした)光景を思い浮かべながら。

 

「幽香、ごめん。後で能力つかって、元に戻すから」

「いいわよ。気にしないで。悪いのはあなたの妹なのだから」

 

そう言って、幽香は笑っているけどさ・・・・。

ねぇ、幽香。私は騙されないからね?

目を見たら、笑ってないし、それどころか、瞳の中で怒りの業火で燃えているように見えるからね?

多分、私に会えたことの嬉しさで、少しは静まった(抑えた)だろうけど、それでも、怒りの香りがプンプンするからね?

 

はぁ、これで、植物とかが関係しなきゃ、かなり優しいんだけど、植物とかが関係すると急に人が変わるからなぁ・・・・。

 

「はぁ・・・・とりあえず、後で()()()が連れてくるから、()()()()()()で待っててくれない?」

「・・・しょうがないわね。・・・ふんっ、三時までにあと二十回はピチュらせようと思ったのに、運のいいやつだわ・・・・」

 

・・・ナニカ、幽香ノ口カラ腹黒イ言葉ガ聞コエタケド、ワタシ、ナニモ聞イテナイカラネ?イイネ?

 

「とりあえず、また後でね」

「そうね・・・・また後で」

 

そう言って、私は幽香と別れ、おそらく、妹がいるであろう場所に歩き出し始めたのだった––––––––。


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