デート・ア・ライブ 〜 零乃スペルカード 〜【リメイク中】 作:蹴翠 雛兎
とりあえず、なんとかできたな。少し、読み返して見るか…
……なんか、クライマックス感出てるような…(大汗)
では、妖精の弾幕遊戯《次》、どうぞ⁉︎
「––––これでも食らいなさい![封魔針]‼」
「…‼︎、よっと‼︎」
今、私は霊夢と戦っている。
それも、なぜかはわからないけど、本気の霊夢と。
………。
どうして、こうなったのかな…!?
正直、このままじゃ、辛い…。
その上、今のところ、お互い、スペカを一枚も出していない。
なのに、このきつさ。
もし、このままいって、スペルカードを出されたら、正直、
しょうがない……なら、25%にして…。
私はまるで狭めていた力を蛇口を開けるように、力を上げ、ショットⅠ[虹色ニ輝ク霊砲《蒼氷》]を放つ。
「っ⁉︎、けど遅いわ‼︎」
札で防がれた⁉︎…でも…一瞬だけど霊夢の反応が遅れた‼︎
なら、+5%でちょうどかな?
私は力をほんの少し上げると、そのまま、霊夢の後ろに回り込み、そのまま、ショットⅠ[虹色ニ輝ク霊砲《蒼氷》]とショットⅡ[凍結スノーボール]を同時に放つ。
「っ⁉︎宝符[陰陽宝玉]」
霊夢はそう言うと白黒の玉を投げる。
げっ⁉︎あれは‼︎
私はスペカ名を聞き、その玉を見ると共に、すぐにショットをやめ防御の構えをしながら、その場を離れてく。
––––あれがどこにでもあるような普通の陰陽玉だったら、私そのまま、避けて攻撃し続けただろう。
しかし、霊夢が投げたのは、博麗の巫女に代々伝わる特別製。
妖怪でも、妖精でも、人間でも、なんでもござれというような、ある意味では最高の力を封じ込められている上に、霊力を込めて投げた瞬間から徐々に大きくなって最終的には消えていくのだが……。
私は使ったことも、食らったこともある身だから知っている。
––––博麗の使う道具の中でニ番目にまずいものだと。
徐々に大きくなっていく陰陽玉を睨みながら、私は後退していく。
おそらく、霊夢は私のショットを避ける為に投げたのだろうが、私にとってはまずい攻撃でしかない。
数分後、弾幕と共に目の前には半径三十メートルにもなろうかという陰陽玉があった。
やっぱりか。離れてて正解だった…。
私はそう思わざるえなかった。
私がもし、あのまま、あの場所に止まったままだったら確実にピチュってただろう。
私は身ぶるいしながら、お返しのスペルカードを放つ。
「凍符[エクスプロージョン・ヘイル]」
スペカ発動後、私の背中から前に大きな氷玉が向け放たれていくが、霊夢はそれらを普通にかわしていく。
「なに、このスペルカード?ぬるいわね」
––––でもね、霊夢。
私は手を上げて、放たれた氷玉の動きを止めると、そのまま、指を鳴らす。
パチンッ‼︎と––––––––。