デート・ア・ライブ 〜 零乃スペルカード 〜【リメイク中】   作:蹴翠 雛兎

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申し訳ございませんでした!(土下座)。
家の事情やら、YouTubeを見てたりやら、バイトやら、色々あって…その、遅れました。はい。申し訳ございません!

「それだけじゃ無いでしょ…あなた…」

そ、その声は、ミデン!?
なんで、お前が!?

「とりあえず、もう一つ、謝らないことあるでしょ?HANASIはそれからよ」

なんか不穏な言葉が…。
と、とりあえず、気にしないで、っと…。

それで、えっと、すみません。
余りにも長くなりそうなので、もう一話追加で、長くしました。はい。
その関係で少し今までのタイトルをちょっと変えました。
申し訳ございません…。

それでは、「第十三話 異変の始まり《転》、どうぞ」ちょ!?ミデン!?

何、俺のセイフを言ったのさ!?って、手、痛い痛い!強く握らないで、ちょ、ミデン、待って、俺を抱えてどこへ行くの、待ってえぇぇ……。

……ア–!!(ピチューン)


第十三話 異変の始まり《転》

「––––ねぇ、遊ぼ?」

「「「ッ!?」」」」

 

––––純粋であどけなく、しかし、何処か危険で悪意を孕んだその声とその言葉。

––––それが第三者であり、()()()()()()完全で完璧なる無関係の人物による者だと気がつき、そして、そこから相手を警戒して、戦闘態勢にはいるまでにはそう時間はかからなかった。

––––その時間、どんなに遅くとも約一秒足らずの出来事である。

 

「…ねぇ、私と一緒に遊ぼ?

 

遊んで(殺して)

 

遊んで(壊して)

 

遊んで(滅ぼして)

 

 

 

遊ぼう(狂おう)・・・・?」

 

 

 

「ッ…!これは…」

 

私は目の前の相手––––幼い少女の言葉に一瞬、ゾワリと恐怖してしまった。

なぜなら…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉には、一切の生気と言うものがなく。

 

ただ純粋に幼く、虚偽と言うものを知らないが故に。

 

その言葉が本気だという事が分かってしまったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう…それほどまでに狂っており、そしてまた、壊れていた。

そして…私は知っている。いや、知っていた。こんな風な感じの少女を。

 

「まるで…フランね……」

 

フラン…いや、フランドール・スカーレット。

二つ名は《悪魔の妹》であり、紅魔館にいる吸血鬼の主、レミリア・スカーレットの妹。

 

私はその昔––––吸血鬼異変で、フランと戦ったことがある。

その時の狂気と言ったら…恐ろしいまでのものだった。

しかも、フランの能力である『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』と、495年間、閉じ込められてきたが故の手加減や常識などを何も知らなず、ある意味で純粋だった故に、なおさら、恐ろしいものとなっていた。

まぁ、吸血鬼異変の後(あの時)に、きっちりと教育して、能力もその出力を抑えるために軽く凍結して封印したから、今はおそらくだけど、色々な意味であの時よりはマシになっているはずだと思うけど…。

しかし、だ。

目の前の少女は本当に狂っていた。

フランほどではないにせよ、純粋に狂っている。

多分––––。

とそこまで考えていた時だった。

 

「ミデンッ!」

「ッ…!」

 

突如、紫の叫び声が聞こえ、咄嗟に後ろにバク転し回避した。

見るとそこには––––。

 

「あ〜あ、避けられちゃった…残念…」

 

両手に斧を持ち、攻撃を私に避けられて残念がる少女がいた。

 

(––––正直、これはもう一段回、警戒を強めないといけないわね…)

 

そう心の中で決める私。

そりぁそうだ。さっきまで考え込んでいたとは言え、十分に警戒していたのだから。

それに––––。

 

 

(––––あの両手にある斧。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()わね…)

 

––––元々、私はとある石から生まれた宝石の妖精の上、よく外の世界に旅をしに行って色々と…特に鉱石などを調べているため、宝石や鉱物については一目で見れば、どんなものなのかわかるくらいには、誰よりも詳しかった。

けれど、あの両手にある斧は…異様だ。

どう考えても、霊力を宝石に混ぜ込んで作った…と言うよりかは、宝石の構成物質の中に霊力を規則正しく組み込んだものを元に作られたものだ。

多分、あんなもの…幻想郷の中で、宝石の妖精である私にしか作れない。

しかも、かなり難易度が高いものだ。

せいぜい、100回作って、1〜3カラットのものが二、三個できたらいい方だろう。

そんなものを元に作られた斧。

そして、この場にあの子がいる。

ということはだ。それはつまり…。

 

 

「…天馬のおじいちゃん」

「…何じゃ?ミデンよ」

「今、この周りの警護ってどうなってる?」

「そうじゃの…今、見るぞ。……なっ!?こ、これは一体!?」

「どうしたんだい、天馬!?」

 

慌てる天馬を様子を見て、ただ事では無いと思い、聞く萃香。

 

「…この、この桜を守る近衛兵、いや、天狗の里の皆が…倒れておる––––」




次回、近日中に投稿するつもりです。
では、次回もお楽しみにしてください!

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