蒼白コントラスト   作:猫パン

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気分が乗ってる時って筆が進みますね。


あ、そうそう。
F/GOの復刻ハロウィンイベント、エリザベート宝具レベル5にしました。

あとはキャス子が出ることを祈って。


第三話

 

 

 

 

 

臨海学校二日目。

 

この日は海辺でISを用いた実習訓練となっている。

主だった訓練メニューは砂浜での歩行、そして海面擦れ擦れでの飛行訓練である。

だがこの訓練はあくまでも訓練機を利用する一般生徒の訓練メニューであり、専用機を持つ生徒は少し離れた場所での独自の訓練となっている。

 

そして一夏達専用機持ちは、千冬の召集により離れた場所へと集まった。

 

全員の前に千冬が立ち、何かを話し始めようとしたところでセシリアが代弁するように手を挙げた。

 

 

「なんだオルコット?」

 

「その、何故篠ノ之さんがここに?彼女は専用機持ちではありませんが…」

 

そう言うセシリアを始めとする、その場の全員の視線が箒に集中する。

この場にいるのは専用機持ちの生徒のみ。そうなると箒がここにいるのは不自然なのだ。

箒は決して一夏のように特殊なケースというわけではない、ましてこの場にいるセシリア達のように代表候補生というわけではない。ただ、姉がISの生みの親というだけなのだ。

 

 

「それはな、篠ノ之が今日これから起こることに関係しているからだ。」

 

「それは何を…」

 

 千冬の言葉の意味を理解しきれず、思わずセシリアは首を傾げる。だがとある気配を察知し、嫌でも納得してしまう。

 

「あぁ。さて……出て来い!どこに居るか知らんが、今回は普通にな。」

 

 千冬は視線を近くの岩影に向ける。だがそこに姿は無く、かわりに…

 

『ちぃぃぃぃぃぃちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!』

 

岸壁から拡声器を使ったと錯覚する程の声量で、土埃を上げながら何かが来る。

そしてその何かが千冬に迫るが、千冬は慌てること無く何かを掴むが…

 

自身の足元が迫り出し、慌ててその場を退いた。

 

「やぁやぁ!ちーちゃん!会いたかったよ、さぁハグしよう!愛を――フゲッ」

 

地面の中から千冬に向かい跳んで、千冬に飛び掛かったが……敢え無く千冬のアイアンクローに捕まり失敗に終わった。しかも掴んでいるその指は束の頭に食い込んでいた……手加減などしていないようだ

 

 

「コイツは篠ノ之束。お前たちも名前くらいは知っているだろう?」

 

千冬の言葉にその場にいた数名は驚き目を見開いた。目の前にあの篠ノ之束が…ISの生みの親がいるのだから。

 

 

「ち、ちーちゃん……さ、さすがにもう無理……コレ以上は流石に束さんでも、頭が水風船を握りつぶした時みたいに破裂する……」

 

束は頭を持ち上げられ宙ぶらりんになりながらもそう言った。

要約すると『もう限界だからやめてください』となる。

千冬はそれを聞くと手を放す、流石の束も生身で空中にいる技術は無い。

それはつまり……

 

「いったぁ~!ちーちゃんひどいよ~……いきなり手を放すなんてさ~」

 

束は着地できず、尻もちをついた。

先程まで死にかけていたのに、全く痛がっている様子は無い。

 

そしてそのまま跳ね起きると、一夏の元へと駆けだした。

だが矛先は一夏では無かった。

 

 

「セシりーん!」

 

「きゃあ!?」

 

飛び掛かって来た束を避ける術等、セシリアには無い。故に甘んじて、束の抱擁を受けるしか無いのだ。

 

 

「4年振りだねぇ、大きくなったね…色々とーーフゲッ!」

 

「何をしているのかな?束さん。」

 

セシリアに抱き着く束を、千冬譲りのアイアンクローで締め上げる一夏。

 

 

「ぐぬぬぬ……相変わらず容赦のないアイアンクローだねっ、いっくん。」

 

そしてその拘束を抜け出して着地する束、今度は箒の方を向く。

 

 

「やあ!」

 

「……どうも。」

 

素っ気ない返事などものともせず、束は箒に話し掛ける。

 

 

「久しぶりだねぇ、こうして会うのは何年ぶりかなぁ。おっきくなったね、箒ちゃん。特におっぱいが。」

 

がんっ!

箒が何時の間にか持っていた木刀が振り抜かれる。本来なら当たること等無いそれは、何故か容易に束の頭、そこに乗っていたうさ耳を打った。そうなれば壊れるのは必然。

 

「…殴りますよ。」

 

「殴ってから言ったぁ、しかも木刀で!ひどい!ひどいよ箒ちゃん!壊れちゃったじゃない!」

 

うさ耳を押さえながら涙目になって訴える束。だが痛いとは一言も言っていない。唯一言ったのは、尻もちを着いたときだけだ。うさ耳と同時に頭にも、振動が来た筈なのにである。

そんな1連のやり取りを、一同はポカンとして眺めていた。

 

「おい束。自己紹介位しろ。私から言ったとはいえ、それ位は礼儀だ。」

 

「えー。まあいいや。私が世紀の大天災、篠ノ之束だよ、はろー。」

 

そう言ってくるりとその場で回る束。

だがここで、箒が前へと躍り出る。

 

「それよりも、姉さん。頼んでいた物は?」

 

「……確かに創ってあるし、持ってきてもいる。だけど箒ちゃん、1つだけ教えて。」

 

言葉を途切り、真剣な顔になった束。

そして改めて箒に向き直り、口を開いた。

 

 

「何で今になって専用機が欲しいの?専用機なんて国か企業に所属すれば…それこそ代表候補生にでもなれば、いくらでもチャンスはあるのに。」

 

そう、束の言う通りなのだ。

専用機…企業や国家等に所属する代表候補生の一部に、国や企業から貸し与えられるものだ。

それは同時に、貸し与えられるチャンスを掴む為に代表候補生になるということ。

だが…箒はそれが気に入らなかったらしい。

 

 

 

 

箒は元々ISにいい感情は持っていない。その理由は束が、箒の姉である彼女がISを造ったことで彼女の人生が狂ったからだ。

ISが世界に知れ渡り、気が付いた頃には篠ノ之箒という何処にでも居る少女の立ち位置は『ISの生みの親、篠ノ之束の妹』という特別な少女になっていた。

やがて箒は政府の要人保護プログラム、それによって離れ離れにさせられたのだ。

両親と一夏に。

 

そんなことがあって箒がISに良い感情を持つはずが無い。そもそも学園の入学も、政府による強制入学だったのだ。そんな人生を送っていれば、良い感情など持ちようが無い。

 

だが、そんなIS学園への強制入学も一夏が入学する事になったと知ると、良いものへと変わった。

幼馴染が、しかも昔から想いを寄せていた相手が同じ学園にいるのだ。

これで離れ離れだった日々を埋められる。そう考えていた。

だが箒の思い通りに事は運ばなかった。

自身が話し掛ける前から、親しそうに話す女子が居たのだ。

愛称で呼び合う2人。

基本的に常に一緒に居るため、箒の付け入る隙は一切無かった。

 

 

 

そしてタッグマッチトーナメントでは、そもそも1回戦で試合中止になっており出ることが叶わなかった。

 

そして一夏との関係性を暴露され、尚更焦った。

 

 

だからこそ、箒は束に連絡を取った。

自身の姉であり専用機を…ISを作れる唯一の人物に。

 

 

「それじゃあ私は強くなれない。邪魔な奴を倒すためにも、私には力が必要なんです!」

 

 

大層な思いに一応は関心する束だったが、その心は悲しんでいた。

 

 

「その答えじゃ、専用機なんて渡せないね。」

 

 

その返答に絶句する箒、だがそんなものはお構い無しに話し続ける束。

 

 

「そんな巫山戯た答えじゃ、専用機は渡せない。力が欲しいのなら、訓練をすれば良いだけ。ISは、強くなるための道具じゃ無いの。

ましてこの場の誰よりも覚悟が、信念が、実力が、技量が…この場の誰よりも弱い箒ちゃんには、専用機を持つ資格なんて無いよ。」

 

「っ!」

 

『弱い』

 

その言葉が我慢ならなかったのか、箒は先程取り出した木刀を片手に、目の前の束にその木刀を振り下ろした。

 

脳天へ目掛け。

その結果がどうなるのかなど考えもせず、ただ自分の思い通りにならない事に苛立ちを覚え、癇癪を起こした子供のように。

 

だが、その木刀が束の脳天をかち割る事は無かった。

束に届く筈だった木刀、その切っ先は束の額10㎝のところで止まっていた。

 

そう、束は振り抜かれる木刀を掴んでいた。

そして束が少し力を入れると、掴まれていた木刀は…無残にも砕け散った。

 

「なっ!?」

 

「箒ちゃんはいつまで、子供みたいな癇癪を起こして暴力を振るう真似を続ける気? 

確かに、原因の一端は私にあるかもしれないし、それは反省もしてる。

 

だけどね?これは私が関わる以前の問題だよ?

 

 

箒ちゃんは専用機を勝ち取る努力なんて欠片もしてないでしょ?

ただ私に電話を掛けてきた、その意味すら理解しないままね。

ISの事だって、ただ嫌いだからというだけで全く知りもしようとしない。

 

その性格だって、改善する努力すらしない……性格の事だけじゃない、あらゆる事で努力をしているように見えないよ。」

 

彼女はISが嫌いだからと学園に入学するまでISの勉強などして来なかった。

入学してからも、操縦を上手くなろうという努力をした事も無い。抗いもせずにただ流されるまま。

言葉では姉を嫌っている癖に、篠ノ之束の妹だという立場に甘えているのだ。それで専用機を渡すほど、束は甘くは無いのだ。

 

 

「箒ちゃん。」

 

「っ!」

 

砕かれた木刀…その破片を喉元に突きつけられ、箒は身動きが取れなくなった。

 

「だから箒ちゃんには専用機なんて渡せない。今の箒ちゃんに、私が持ってきた機体は…絶対十全には動かせない。精々稼働率10%行けば良い方だと考えてるよ。じゃあ、『また』ね。機会があれば、次はもう少しまともな答えを期待しているよ。」

 

 

そう言いきると、束は文字通り消える程の速度で何処かへ去った。

 

残されたのは顔を青くした箒と、ただただ唖然とする面々だった。

 

 

 

 

 

「お、織斑先生!」

 

一般生徒達を見ていた筈の真耶が、タブレット片手に慌てた様子でこちらに走り寄ってくる。

 

「た、大変です!! 今、学園上層部から通達があったんですが、非常事態特例が発令されました!!」

 

そう言う真耶の手の中にあるタブレット。

その中の情報を見て千冬は眉をひそめる。

 

 

「特務任務レベルA……」

 

「は、ハワイで運用試験――」

 

「機密事項だ、うかつに喋るな。

テストは一時中止! 一般生徒は旅館の自室にて別働あるまで待機! 織斑、オルコット、鳳、デュノア、それからボーデヴィッヒは私と共に来い!」

 

楽しい海は、終わりを迎える。

 

 

 

 

 

       ーーーー△ーーーー

 

 

 

 

旅館の一室。

作戦会議室に様変わりした大部屋に集められた専用機持ち、一夏、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラの5人。

 

部屋の中央に設置された空中投影ディスプレイを囲む形で座り、投影機の隣に立つ千冬が概要説明を始める。

 

 

「では、ブリーフィングを始める。今から2時間前、ハワイ沖にて試験稼働中だったアメリカ・イスラエル共同開発の第3世代型の軍用IS、銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)が突如暴走を始め、試験場を爆破して逃亡した。

 

その後は米軍の追撃を振り切って領海から離脱したとの事だ。そして現在、衛星からの映像によると…この旅館の沖合い、20㎞の地点を通過すると予測された。」

 

その話しを聞き、シャルロットや鈴は疑問を浮かべる。

 

ISの軍事転用は、アラスカ条約で世界的に禁止されているからである。

軍事用に開発する事も、利用する事も出来ないのだ。

だが、この『アラスカ条約』を律儀に守っている国等…世界を探しても日本位しか無い。

 

それほどまでにあって無いような物なのだ。

現にラウラの機体『シュバルツェア・レーゲン』等は、ドイツ軍が開発した第3世代型の軍用ISなのだから。

 

 

「学園上層部は、本件を専用機持ちが対応する事を決定した。海域封鎖に割ける人員で手一杯でな、お前達5人に出て貰う。ここまでで何か質問のある者は居るか?」

 

「目標の詳細を…」

 

「わかった。だがこれは機密データという事を忘れるな。万が一外に流出させた場合、諸君には査問委員会による裁判に掛けられる。最低でも2年は監視が付く事を頭に入れておけ。」

 

皆が頷いた所で空中投影ディスプレイに目標である銀の福音の全体像、そして武装や機体スペックなどが詳細に書かれたデータが映し出される。

 

高機動型の広域殲滅を可能とする、特殊射撃を得意とした全身装甲(フルスキン)タイプのIS。高い機動性と広域殲滅に特化した射撃武装は厄介の代物であり、全身装甲という事は防御力も並のISとは比べ物にならないものになる。

 

「オールレンジが可能な射撃型……私とは違い、こちらは弾幕型ですわね。」

 

「速度は……あたしの甲龍じゃ追いつけないわね。」

 

それぞれ意見を出し合う、まさに作戦会議だ。

 

「俺の機体(ユリ)なら追い付けるが…俺だけじゃ流石にどうしようも無い。」

 

「この特殊武装も厄介だよ、連続しての防御は難しくなるし。」

 

「データ上では近接武装は無いが、データに無いだけで搭載されている可能性もある。」

 

 

残された時間も限られている中、出撃できる人員も限られている。

全員慎重にならざるを得なかった。

 

 

「織斑先生、具体的な作戦は…」

 

一撃必殺(ワンヒット・ワンダウン)しかなかろう。だがそれは厳しいだろうな…」

 

そう言って、千冬は5人全員を見渡す。

そして口を開いた。

 

「この中に、銀の福音を一撃で落とせる武器を持っている者が居るか?」

 

 

「「……」」

 

誰も答えられない。

誰も条件に合う武器など持っていないのだから。

 

 

「だから全員で当たる他ない。速度で勝る織斑を筆頭にな。作戦はーー」

 

「待った待―った。その作戦はちょっと待ったなんだよ〜!」

 

声が天井から聞こえ、全員が天井を見る。

だがそこにあったのは、うさ耳だけだった。

ではどこに居るのか…

 

セシリアの真横。そこへと律儀に正座していた。

 

「全員で扇状攻撃するんでしょ?だったら私が持ってきた高機動パッケージを使ってよ!」

 

「…何?」

 

「はいはーい、これスペックね。」

 

束が新たに空中投影ディスプレイに情報を展開する、そこには…

 

 

「VOB?」

 

「ちょ、ちょっとまって!これ速度おかしいでしょ!?時速2000㎞!?」

 

あり得ない物を見るかのように、見ている全員の目の色が変わる。

 

VOB。

正式名称は『ヴァンガード・オーバードブースト』。

大型のメインブースター1機、中型のメインブースター4機、小型のサブブースター8機で構成された規格外装備。

 

推進剤を搭載している為、本体からのエネルギー供給は無し。その為再使用は端から想定しておらず、1度使用したら使い捨てる他は無い。

 

だがそのハイコストに見合うほどの速度を誇る。

最高時速2000㎞に達するスピードで飛行することが出来る。

 

だがそんな速度で飛べば、操縦者は襲い来るGに耐えきる事が出来ない。

一瞬でシェイクされるだろう。だが、束が対策をしていないはずが無い。

 

「むふふ、それと同時にこれもね!」

 

そして次に展開された情報は、保護装置だった。

 

「疑似プライマルアーマー発生装置?」

 

「なにそれ…」

 

聞いたこともない言葉に首を傾げる一同、それを待ってましたと言わんばかりに束は口を開く。

 

 

「まあ一種のバリア装置だね。流石にISを装着してても時速2000㎞は無理だからね、Gを軽減するためのこの装置なんだよ。」

 

一応、納得したようだ。

一同顔を引き締める。

 

「では作戦の概要を説明する。

ターゲットは銀の福音だ。

VOBを使用して一気に対象へと接近、包囲すること。ターゲットには銀の福音の操縦者である『ナターシャ・ファイルス』が乗っている。暴走しているため、恐らく気絶しているだろう。無傷…とはいかないだろうが、無事に回収してこい。

ミッションの概要は以上だ。

作戦開始は10分後。

期待しているぞ。」

 

 

「「はい!」」

 

「「了解!」」

 

 

返事をすると、全員部屋の外へと駆けだした。

作戦開始までに、高機動パッケージを取り付けるために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




原作の作戦、穴だらけ過ぎて笑えるんでよね。
まあ、その前に…軍用IS相手に初心者2人を向かわせる時点でねぇw
あり得ないです。

その点ここは現役軍人1人と元軍人2人(1名代表候補生。)、そして代表候補生2人。

信頼できるね。


あ、因みにですが…コジマ粒子なんて危ないものは使っていませんので悪しからず。







設定。






名前 泉童子(せんどうじ)龍之介




ラウラの師匠。
ラウラに実力、精神、肉体的な指導をした張本人。
ラウラのサブカルチャーの知識の偏りは、大体こいつのせい。


重度のアニオタでもありゲームオタでもある。

本文中で言っている彼女とは篠ノ之束の事。

因みにIS適正はAだが、乗らない方が強かったりする。
その為、専用機を持つ必要性が皆無である。

時折暴走する性格を持っているので、ラウラにもそれが移ったと考えられる。



最近結婚を考えているらしく、冗談か本気か分からないタイミングで篠ノ之龍之介等と名乗るため質が悪い。

婿入りなのか嫁になって貰うのかで悩んでいる。




篠ノ之束


言わずと知れた大天災。

最近の悩みは、顔がすぐ赤くなることと妹の事。


嫁入りしようか婿に来て貰うか本気で悩んでいる。




因みに精神が不安定になると第四の壁を認識できなくなる。


設定2。




紅椿(あかつばき)



篠ノ之束制作、フルオーダーメイド品。
コアから造り上げられたもの。

全世界では今だ第3世代の試作型を制作しているなか、この機体は唯一の第4世代である。


展開装甲を使った攻守ともに優れた機体で、展開装甲をスラスターとして使用することで従来以上の速度を引き出すことが出来る。

パッケージ換装を必要とせず、その場で装備の切り替えが出来る。



一次移行した直後から単一仕様能力(ワンオフ・アビリティ)絢爛舞踏(けんらんぶとう)』が発現する。



篠ノ之箒専用にチューンアップされているが、束が渡すのを拒んだためにお蔵入りとなる予定。





月兎(ムーンラビット)

何時の日か月に行くことを夢見た自分自身を模して名付けた機体。


篠ノ之束専用IS
束が自身で造り上げた『常時展開型生体同期IS』

名の通り常時展開型であり、常に束の表皮を覆っている。
束が色々と無茶したり出来るのは、大体これのお陰。

戦闘能力は無いが、従来のIS以上のパワーアシストを誇っている為、束の戦闘センスと相まって凶悪な性能を発揮する。






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