よう、みんな優しいドーベルマンことヤザンだ。レポート2は読んだか?読んだよな。
そんじゃあ続きをいくぞ
ダイクン皇国のモビルスーツの系統してはネオサイコガンダムとサイガンを説明したが、割と無節操にいろなモビルスーツを単品で導入している。メカニックからは不評だけどな。俺らパイロットからしてみりゃ、模擬戦の幅が増えるのでありがたい限りだ。
だが、モビルアーマ、手前だけはダメだ。使えなさ過ぎるぞお前ら。特にコスト面で。
最後に紹介するのは、俺様が思想設計を行ったビーストだ。1年戦争、グリプス戦争を戦いぬいた俺様のお勧めだ、期待しろ。設計上のスペックは取り立ていいところはないが、これくらいの機体がちょうどいいのさ。ちょっとぐらいニュータイプ能力で鬼畜天然パーマとかオカルト野郎と張り合っちゃあいけねえ。雑魚には雑魚の戦い方があるのよ。
設計コンセプトは変形せずに変形モビルスーツの性能を発揮するだ。
変形モビルスーツは変形によりスラスターを後部に集めて推力だすというのが売りだが、俺は違うと思ってる。俺が考える変形モビルスーツの売りは変形による被弾面積の削減だ。これはグリプス戦役で俺がハンブラビという小型モビルアーマーに手足がついたような奴にのった経験から導きだした答えだ。
ビーストの特徴は胸背部と両肩に設置されたマルチスラスターと長い腹と短い足だ。
普通のモビルスーツは正面を向いて前進する前提で設計されているがこいつは頭から突っ込んで移動する事を前提にしている。実際のところスラスターを吹かしながらビーム打ったて当らないしな。移動は移動で割り切った方がよいわけよ。
短い足だが、極端に短いわけではなく腕と同じ長さくらいだ。ビーストの名前の由来に繋がるのだが、同じ長さの足と腕を柔軟性のある長い腹を使いギャロップで駆ける事ができるんだよこいつは。ギャロップ時の移動はほとんどオートモードで作動しパイロットは方向と速度を指示するだけだ。これまた、移動しながら攻撃なんて事は考えておらず。やったとしてもあくまで牽制。ビームを打つ時は立って相手に向いて正面を向き射角を調整できる状態での射撃を前提にしている。
兵装は頭部に設置されたマルチハンドで握れる兵装。頭から移動する時に正面へ打つ前提な。腕部に内蔵されたジェネレーター直結のビームピストル兼ビームサーベル、こいつは威力はちと弱いが弾数が多く、ジャネレーターへの負担が少ない。後はわき腹に刺さるように設置されている。内部エネルギーCAP接続のビームライフル兼ビームバヨネット。わき腹に刺さっているのは引き出して使うんだが、コードで胴体と繋がっている。こいつは長所でもあり短所だ。コードを巻き取って回収できるのは楽でいいぜ。
あと、特徴的なのがが着座方向だこの機体は正面を向いて進もうが、頭から進もうが座席の方向が変わらない。これは耐Gを考慮するとこちらの方がよいと俺が判断した。人間は基本たっているわけだろ、Gを正面から受けるよりも頭の方から受ける方が耐性が高いと判断したわけさ。
ちなみにギャロップでかける時は背中が地面の方を向くぜ。そんなこんなでビーストはどちら表か裏かわかりにくくなってる。まあ、有視界戦闘なんてのはとっくのの昔に終わってモニターだよりだから、これでいいんだよ。
あん、絵的にあまり美しくない?戦争に美しいも汚いもあるか。生き残るのが大事なんだよ。
煩いな、もう終わりにするぞ。
ようベル、来てたか。うん、レポートお疲れさまとな。うれしい事を言ってくれるじゃねえか。
褒美をよこせ褒美を。クッキー食べるか?食うに決まってるだろうが、ギャハハハ。
何だ、どうして食べないかだって。お前が食べさすに決まってるだろうが。
(予想どおり手ごとかじられる)
ギャハ、初々しい反応だなそんな事じゃあ、いい旦那を捕まえられねえぞ。
どういう事なのだろう?身内のシャアよりもヤザンの方が信頼できるぞ(by天然パーマ)