蒙昧なる愚民どもよ私の話を清聴するがよい。byはにゃーん様風
ベルことベルトーチカ・ソム・ダイクンです。今回は私のお友達を紹介します。
お友達といっても、いい年してサングラスをかけて視線を隠す人とか頭に紐をまいたダサい髪型の大きいお友達ではなく、ビタ研(カミーユ・ビタン ニュータイプ研究所)に併設されている学園のお友達です。ビタ研自体は大きな施設ではないのですが、付帯施設である私達の学園や病院、モビルスーツ試験所は結構な規模であり、どちらが本体かわからないとよく言われます。
私が普通に学園に通い、普通に両親と暮らせるようになったのは最近の事です。女王の義務はすこし面倒ですが、それを実現してくれた大きなお友達にはすごく感謝しています。
え、どうして大きなお友達かって?その人達がそう言ってくれと言うからです。
でも、不思議な事にこの話を聞いた人は苦虫を噛み潰したような顔をするんですよね。
じゃあ、紹介します。
ハサウェイ・ノア・・・お父さんの盟友であるブライト館長の息子さんです。私と同じ戦後生まれだけあって、のんびりしています。攻撃的ではないニュータイプさんです。クエスさんに振り回されながらもバカップルしてます。
小さいころは仲良かったですが、今は少し距離を置かれているのが悲しいです。
それと料理が上手でお父さんの店でコックのバイトをしています。
クェス・パラヤ・・・ダイクン皇国に移民してきた政府高官の娘さんです。お父さん、思い切りましたね。その選択は間違っていないと思います。
今は仲がいいですが、出会った頃は大喧嘩してしまいした。この娘、何故か大人男性に色目を使いまくるんですよ。私はそれが気に入りませんでした。お母さんのララァさんに会わしたら解決するよというアドバイスに従ったら、何故か更生しました。何をやったんです?ララァさん。
そんなせいかお父さんに異常におびえるのと、シャア叔父様を蛆虫をみるような目で見るのに少し困っています。後、ご両親と折り合いが悪くハサウェイくん実家に居候しています。いろいろやらかしたのに充実しすぎたと思います。
でも・・・同士だから許します。お互いがんばりましょう。
ミネバ・ザビ・・・グリプス戦役後は大きな戦いはなく、やさしい世界と言われています。ダイクン皇国独立戦争も戦争とは名がつくものの、戦闘は一部で発生したのみです。
そんな世界に資質的にあわない人もいます。ミネバさんはその代表です。
ミネバさんはジオン公国のドズル中将の娘です。ドズル中将を一言でいうと戦闘ゴリラby頭も切れるよという人で、ザ・武人です。
幸いにも顔はお母様似ですが身体能力と気質はガッツリ引き継いだようです。彼女の戦争に対するありあまるパッション(情熱)を上手くコントロールするために、シャア叔父様夫婦は白兵戦技術を教える事にしました。この選択は何かがおかしいと思います
それを覚えるなかでミネバさんは心技体において素晴らしい素養を見せました。
まず、身長は175CMあります。骨格は細めですが、猫科の猛獣を思わせるしなやかで危険な筋肉がついています。燃えるよう赤い髪に貴族めいた丹精な風貌。基本、無表情なのですが時折、肉食獣めいた笑みを浮かべます。『ダイクン皇国の赤獅子』という名は伊達ではありません。
それよりも大事な事を言います。ミネバさんは乙女です。もう一度、言います、乙女です。
友達以上、恋人未満の関係である。バナージさんとアイスの買食いをしたり、お弁当を作ってあげて一緒に食べたりするのを何よりも楽しみにしています。日本文化の大和なでしこを体現したような人です。こうなってしまった原因はシャア叔父様夫婦のズレた教育にあります。
ダイクン皇国の雑誌ではニュータイプ番付という失礼な企画があります。その中には白兵戦ランクもあるのですがミネバ様の存在が知られてからは、常に1位をキープしています。ちなみにニュータイプが編集した雑誌なので、真実に近い事が書かれています。
何度かミネバ様の鍛錬を見せていただいたのですが、何かがおかしいです。どうして指でガラスの瓶に穴をあける事ができるのでしょうか?足技を使わない理由は将来、子供を生むためという事は判りますが、腕を使い捨てする前提の訓練ははいかがなものかと思います。そして、その年でどうしてそんなに多くの弟子がいるのでしょうか?
最後に筋肉のカロリー消費量が多すぎてなかなか大きくならないとの事です。同士ですね。
マリーダ・クルス(プル・12th)・・・彼女の出生は悲しい物があります。強化人間として人口子宮より生み出されたプルシリーズの一人です。計画は早期に停止する事ができてましたが、すでに産み落とされたプルシリーズのほとんどのメンバーは洗脳を行わないといけないレベルで精神的疾患を持っていました。非道な事にそういう風に生まれるよう設計されていました。
ハマーンお姉様は悩んだ末、彼女らの命を奪うという選択をとりました。その中でもなんとか日常生活に適合できる固体がいました、それがマリーダさんです。
金髪に緑と高貴な風貌、一見するとすごく優秀そうです。でも、ダメッ子です。ミネバ様と一緒にそだったのですが、飛びぬけて高い能力を示した事もなく、精神的にも女の子らしい面倒くさい所が多数あります。基本、ミネバ様にまとわりついてますが、最近はバナージさんもその対象に加えたようです。
この3人は学園の名物との言える存在です。
お父さん(アムロ)曰く彼女は奇跡のような存在との事です。強化人間という戦う事を強制される生まれでありながら、普通に人生を謳歌している事が多くの人の希望に繋がるとの事です。
ニュータイプの素質を持つ物は何かしらの強化訓練を受ける事が多いためです。強化人間レベルの強化まではいかないまでも、強制的に過酷な訓練を行わさせられた人は多いです。それらにて能力が開花する事は普通の生活から遠ざかる事を意味します。
彼女にとって平穏で幸せな生活はごく普通でありがたみのある事ではありません。でも、それはダイクン皇国を作った人々が作りたかった物なのです。
なお、彼女は太りにくい体質でなおかつ育ちにくいようです。同士ですね。
バナージ・リンクス・・・彼はニュータイプ症候群(共感力による社会不適合)を発症したため、ダイクン皇国のビタ研へとやってきました。こちらに来た当初、よくつぶやいていた。なんだか、ズレた感じがするという口癖は今では納まっています。私からすると、周りの方々がズレすぎて一回りしているだけなんじゃないかと思ってるのは内緒です。
バナージさんはカミーユ兄さんといろいろと被っています。お兄さんも自分の腹ちがいの弟ではないかと疑い、DNA鑑定までしたそうですが他人の空似でした。
バナージさんの面白いのはニュータイプ鑑定では高い素養をみせるのに、能力的にはまったく発動しておらず、かぎりなく一般人に近いニュータイプという事です。平和な社会で生きていくなら、彼のようなタイプが理想的であるとお兄さんは言っています。
ちなみにミネバさんやマリーダさんと友達以上、恋人未満の関係でよく連れ立って行動しています。
本人は常識人のつもりのようですが、彼の常識はいろんなところがズレていると思います。
後、一時期はヤザンさんの事をかなり怖がっていました。あの人は男も女もいけるのでその判断は間違っていないです。むしろ、馴れてしまった現状の方が危ないと思います。
まだまだ、紹介できない人もいますが今日はこの辺りにしたいと思います。