ダイクン皇国は本日も平和です。   作:黒岩 虎吾郎

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04ピンクで邪悪な御姉様

 こんにちはベルことベルトーチカ・ソム・ダイクン17歳です。ご存知のとおりダイクン皇国で女王をやっています。といっても式典に出るくらいなんですけどね。

 最近、お父さんこと天然パーマさんの影が薄い気がします。個性の強いメンバーが多いダイクン皇国ではお父さんが目立つのは天然パーマくらいなんですよね。すでに名前ではなくて天然パーマで呼ばれているのは私達のイジリが原因ではありません。

 でも、すごいんですよ、お父さんの天然パーマーは、小さいころはそこにいろんな物をいれたのを覚えています。鳥を入れたら時なんか、巣を作りだしたんですよ。さすがにそれは少し引いちゃいました。

 

 

 前置きはこれくらいにして、私の御姉様の一人、ハマーン・カーンさんを紹介したいと思います。私はハマーンさんと始めてあった時に上手く言う事ができなくて、はにゃーんさんと呼んでしまいました。はにゃーんさんは優しい人でそれを許してくれて今でもそれは続いています。

 そして、はにゃーんさんは私の事を凄くリスペクトしてくれます。ただ、シャア叔父様の愚痴を言いにくるのには少し疲れます。愚痴の最後には必ず私に叔父様をメッするようにお願いされるのですが・・・幼少のころならまだしも、17歳の私にはキツイものがあります。

 

 そして、はにゃーんさんのこの俗物めが、貴様はそんなんだからベルたんにメッをされるのだ、貴様のように愚鈍で品性下劣な輩は黙って私に従っておけばいいのだ、貴様は私の手によってのみ幸せになれるのだ。と言いながら高笑いするのはどうかと思います。

 ちなみに内情はシャア叔父様にメロメロで大抵の事は許しているようです。

 叔父様がダメンズと言われる原因のひとつははにゃーんさんが甘やかすからだと思います。だって、はにゃーんさんは叔父様が自分の方を向いていてくれさえすれば、よい方なのですから・・・そして、愛は重い系の方です。

 え、私はどうして敵意を抱かれないのか?どうも数すくない例外のようです。

 

 

 そもそも、はにゃーんさんが『女王様(M的に)』とか『ムチの似合う女NO1』はたまた『邪悪で性悪』『ちょwおまえ貫禄ありすぎw』とか言われるようになったのはシャア叔父様に原因があります。

 マザコン、シスコン、ロリコンの3重苦を背負っている叔父様は私の母、アルティシアのドSっぷりを聞かし、誤った理想の女性像を教えたのです。

 素直で疑う事を知らず純真なはにゃーんさんは叔父様がアクシズから去った後、叔父様の理想を適えるべく血のにじむような努力をされました。間違った方向に。

 そして、ふと気がついた時には取り返しがつかない状態でした。使用前、使用後の写真をみましたが、ツインテールでお嬢様チックであったはずが、目つきの悪いおばさんになっていました。この話を聞いた時に思いました。この人、ダメ系の人なんだと。

 

 でも、いいのです私はそんなはにゃーんさんのすべて大好きなのですから、それに彼女の胸部装甲は厚みが薄く常に水増しを行っている同士です。同士なので心から応援します。必死に胸で挟もうとすれば、できなくても叔父様はよろこんでるとアドバイスすれば、バカ正直にやり報告してくれるあたりも大好きです。邪悪であざとすぎるが欠点ですがシャア叔父様とはお似合いです。

 うん、誰ですか肩をたたくのは、はにゃッ・・・・

 

 

 蒙昧にして愚鈍なる者よ、私の名はハマーン・カーンだ。決してはにゃーんではない。それはベルの戯言だから、気にしなくてもよい。彼女は何処へ言ったか?公共の電波では話すのが憚れる事を言いだしたので少し休憩していただく事にした。

 断っておくが、ベルのアドバイスはこのうえなく的確だ。彼女のおかげで私はシャアを調教・・・もとい、御する事ができているのだからな。紺色の露出の少ない水着だとか、やたら装飾の多い使用人服など理由はわからないが、ベルのアドバイスは的確である。

 

 1年戦争の後、我がジオン軍の一部は要塞アクシズに逃込み、再起を図る事となった。そんな中に私と我が夫であるシャアも含まれていた。私はアクシズの高官の娘であり、母が死別し父親は仕事に忙殺され寂しい思いをしていた。そんな私にシャアは優しかった。

 そういえば、あ奴は私にお兄様と呼べと強要してきていたな、まったく理解できん。

 

 私とシャアはグリプス戦役にて敵とも味方ともいえない状況で再会したものの、その関係は破談寸前であった。そんな私にベルは私にアドバイスをしてくれた。お兄様、助けてください。とお願いすればシャアは必ず私を助けてくれると、私はそんな事は言えるものか拒否をしたのだが・・・ベルの橋渡しもあり、お願いしてみた。

 

 なんという事なのだろう、あの頑な男が私を助けてくれるようになったではないか。

 ベルはその後は私にさまざまな助言を行ってくれた。今ではシャアは私の事を大切にしてくれる。

 だが、言葉の最後にニャンをつけなければならないのは何故なのだろうか?

 

 マザコン、シスコン、ロリコン、ドMの4重苦のド変態の何処がいいかだと。貴様、粛清してくれる。シャアは決してマザコンではない。時折、女性の胸で心と体を休めたいだけなのだ。シスコン?兄弟を大切にするのは当然の事であろう。ロリコン?ベルはスペシャルな子供だ当たり前であろう。ドM?女王に臣下がひざまつくのは当然であろう。

 これ以上、私のシャアを侮辱するなら、一族郎党皆殺しにするぞ。

 

 ね、ダメな人でしょ(by ベル)


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