この話は前の話を読んでくれると幸いです。
原作に入る前に乱歩さんと八幡が、八幡の異能について説明してくれるそうです。
ではどうぞ。
「可哀想な子羊のみんな!名探偵の乱歩さんだよ!」
パチパチパチパチ!
「今からは比企谷八幡の…めんどくさいや、八の『異能力』について解説するよ!」
「八の『異能力』“本物”は簡単に云えば、触れた相手の記憶を弄る能力だね。もっと簡単に云うと『“本物”の記憶を“偽物”に。“偽物”の記憶を“本物”の記憶に変える能力』だね。そうだよね?八」
「あぁ。その通りだ。因みに“通常”は『掌』に触れた物しか発動できない」
「“通常”じゃない時って?」
「『忘却』の時だ。決まった詠唱を吐くと、朱殷色の光が俺を包み込む。“比企谷八幡”の体に触れた物質全てを此の世の理から消し去る。だから何の記憶も誰にも残らない」
「皆、判ってくれた?凄い『異能力』だよね〜。僕には劣るけど」
「…」
「どうしたの?まぁいいや!八幡って『異能力』を使うとよく疲れてるよね?何で?」
「前の話を見てくれると助かるが、『異能力』をスタッフに使う場面があるよな?あれは『俺がこの劇場のスタッフである』と云う記憶をスタッフに触れることでスタッフの記憶を改竄したんだ」
「つまり、『俺がこの劇場のスタッフである』と云う記憶を異能力によってスタッフに挟み込んだんだね」
「その解釈で間違いない。此の場合は俺は疲れることは殆どない」
「疲れる時は?」
「一から記憶を改竄する場合だ。前の話では江上さんに当たる」
「そう云えばあの叔母さん、八の事、“親戚でボディガード”って言ってたね」
「あの時、俺は江上さんの記憶を、つまり今まで生きて来た記憶を
「ふむふむ。だから八は目が腐ってるンだ。納得納得」
「…他に何か?」
「皆、弱点が知りたいみたいだよ。まぁまず僕の推測を聞いてもらおうか。いいかい?八」
「あぁ」
「一つ!異能自体には使えない!」
「二つ!死人には使えない!」
「三つ!自分自身の記憶の改竄はできない!」
「…正解だ。確かに
「なる程ね〜。皆わかってくれたかな?」
「流石に判ってくれただろ。今日はこのくらいでいいで……」
「そうだね〜。早くお菓子「ん?おい、依頼が入ったぞ」
「何で僕のセリフを遮るのさ!!今度は何!?」
「横浜で暴れる
「仕方ないなぁ……『異能力』“超推理”!!」
「国木田と太宰が適任だ。早く行かせたほうがいい」
「了解。国木田〜太宰〜!!」
これにて終幕。
強引過ぎた…。ごめんなさい。
ある程度固まってますが次の投稿は遅くなりそうです。
感想評価、もしくは八幡の異能について疑問があればどんどん来てください。お答えしますので。
ではまた次回。