和を嫌い正義を為す   作:TouA(とーあ)

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前回の話で分かりにくかったそうなので訂正を。

前回最後に《時任 紫苑》と書きました。

之は紫苑が時任流の本当の正統継承者で八幡は2番目だったんですね。 蟒蛇は情報を間違えていました。
今後にその描写を入れる予定でした。すみません!描写不足で・・・・・・。



切り替えて今回で第二章は終わります。


言いたい事は後書きにて書きます。


では最終話どうぞ。





証明

 

 夢を見ていた。

 

 

 酷く凄惨だが、懐かしい“記憶”だった。

 

 

 腐臭と嫌悪が渦巻く底辺の、溝底の世界。

 

 

 心を、感情を持たなかった。否、知り得なかった。

 

 

 心を持たぬ事に相反するよう、不思議な力が有った。

 

 

 大人には蔑まれ、揶揄されたが、 仲間には忌避され、畏怖された。

 

 

 自身が生きる為、人を殺す事に同情や躊躇いは無かった。

 

 

 或る日、急転直下の如く仲間が皆、殺された。

 

 

 生き残ったのは自身と妹のみだった。

 

 

 誰が決めた掟かは当の昔に忘れたが、『仲間が傷付けられれば、他の全員で仇を討つ』と云う精一杯の自衛の策が有った。

 

 

 此度も例外では無かった。

 

 

 手傷を負ったが足取りは軽かった。仲間の死屍累々の上に或るものを得たのだ。

 

 

 臓腑を燃やし髪を逆立せ、喉から迸出る程の“感情”を。

 

 

 “憎悪”と云う感情を。

 

 

 死は怖くなかった。死の痛みも怖くなかった。

 

 

 冥府も、此処より居心地が良かろうと思えたから。

 

 

 其れ故に歪で直視出来ぬ骸に成り果てようが構わぬ、とそう思った。

 

 

 人生の復讐を果たそうとした。

 

 

────だが。

 

 

 制裁を下すべき下手人は既に屠られていた。

 

 

 下手人の屍には絶望と絶叫がこびり付いていた。血を流水の如く垂れ流し、苦悶に満ちる其の表情は地獄の閻魔でさえも叫喚する事は想像に難くない。

 

 

 林道には下手人の死屍の他に一人の青年が居た。

 

 

────君をポートマフィアに勧誘したい。

 

 

 青年は静かに言葉を紡いだ。そして続けた。

 

 

────君の求めるものを与えよう。

 

 

 此方を覗く鳶色の瞳は(すべ)てを見透す様な錯覚を覚えさせた。(いや)、見透かしていたのだろう。

 

 

 求めるものは、渇望するものは自動的に浮かんだ。

 

 

 底辺の世界で決して得る事が叶わなかったもの。

 

 

────生きる意味を与えられるか。

 

 

────与えられる。

 

 

 “憎悪”の次に得られた感情は何だっただろうか。

 

 

 判らない。だが生きる意味さえ知らずに死んだ仲間の代わりに天を衝くが如く吼えた。

 

 

 一生分でも尚、足りぬ慟哭を。

 

 

 後に師となる其の青年は自らの黒外套を脱ぎ、目の前で咆える()()へ着せた。

 

 

 

 

 

 時が移ろう。

 

 

 青年の、師の教えは過酷で熾烈を極めた。

 

 

 貧民街での生活の方が微温い。そう思える程だ。

 

 

 だが自身の力が研鑽される感覚、自身の器が昇華していく感覚は心地の良いものだった。

 

 

 

 

 そして何時しかたった()()()()()を師に渇望し願う様になった。

 

 

 

 

 人が聞けば嘲笑うこと間違いの無い願いだった。其れでも渇望し、切望し、渇求し、其の為にも不撓不屈の精神を涵養し、艱難辛苦に逢いし時も痛切に願った。

 

 

────然し。

 

 

 師は失踪した。何事も告げず目の前から消えた。

 

 

 残ったものは虚無感と喪失感。身を焦がす程の怒りと憎悪。

 

 

 そして、より一層渇望し加速する自身の欲。

 

 

 殺戮を繰り返し世間の畏怖の象徴となった。

 

 

 部下に憂懼と崇敬を向けられ、組織に於いての肩書きを得た。

 

 

 誰の(たす)けも借りず敵対組織を潰し、力の誇示の為、狼煙を上げた。

 

 

 (すべ)ては韜晦(とうかい)し、身を隠している師にたった一言の言葉を渇望するが故だった。

 

 

 

 

 

 時が移ろう。

 

 

 幾年が過ぎ、或る仕事で師と再び合間見えた。

 

 

 師は組織を裏切るに留まらず、(あまつさ)え別組織で敵対し楯突いた。

 

 

 部下が師を捕縛した時、師はこう云った。

 

 

────私の新しい部下は君なんかよりよっぽど優秀だよ。

 

 

 嫉妬と憎悪の炎が胸を焼いた。何故なのだ、と。

 

 

 黒獣となり牙を剥けても返ってきたのは虚勢と嘲笑と侮蔑。そして自身の虚無感だった。

 

 

 自らの力で師を断罪する。

 

 

 其の為に自らの技を研鑽し、研磨して来たのだ、と。

 

 

 天の啓示の如く、そう云われた気がした。

 

 

 切歯扼腕として聞かせる為に師の組織を滅ぼすと血盟した。

 

 

 無論、師にそう云わしめる奴共々。

 

 

────勝負だ芥川。

 

 

 奇異なる事では在ったが奴とは孰れ戦場で間見える気がしていた。

 

 

 懸賞金を取り損なう。組織の顔を潰す。

 

 

 否。生かして渡す気など無かった。

 

 

 奴の力は稚児其のもの。取るに足らぬ存在だった。

 

 

 奴の力は身に付けて幾許も無い付け焼刃。

 

 

 欠缺(けんけつ)ばかりで戦術の見通しも甘かった。

 

 

 なのに奴の隣には師が居る。

 

 

 ────人は誰かに『生きてていいよ』と云われなくちゃ生きてはいけないんだ!

 

 

 貴様に云われなくても判っている。

 

 

 たった一言。其れだけで良かった。

 

 

 其れだけを求め、流血の世界に身を置いた。殺戮の日々を過ごした。

 

 

 貴様には判るまい。(やつがれ)が求めていた物がどれだけ崇高で届き得ぬ物なのかを。

 

 

─────輩。

 

 

 (ぬばたま)を往く敗残兵に身を落としても成し遂げねばならない痛切な願いを。

 

 

────先輩。

 

 

 二度と師にあの様な事を云わせぬ。貴様の強靭さ、不運を呪え。

 

 

───川先輩。

 

 

 海の果て、地の底に落ちようが這い上がろう。貴様の頸を撥ねる其の時まで。

 

 

 「芥川先輩。」

 

 

 「・・・・・・・・・樋口か。」

 

 

 「せ、先輩。血が・・・・・・」

 

 

 「・・・・・・・・・済まんな。」

 

 

 「・・・・・・・・・仕事ですから。」

 

 

 

 待っていろ“人虎”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 《武装探偵社》

 

 

 「ず、ずびばぜんでじた・・・・・・」

 

 「「「あー」」」

 

 

 太宰の顔は腫れていた。

 其れはもう誰かがかなりの威力で殴ったりしなければ成り得ない程の酷さだった。

 

 

 「貴様がポートマフィアに態と捕縛され、潜入する迄は善い。だが帰って来たのにも関わらず勤務をサボろうとするとは良い度胸だな太宰。無論、減給だ。」

 

 「そっそんなっ!!横暴だよ国木田君!!パワハラだ!モワハラだ!」

 

 「じゃあ之についてはどう説明する気だ?『お宅の社員に口説かれたんですけど?』『半年分のお酒のツケ払って下さいね』。電話先の住所に向かってみれば酒を飲み潰れている貴様が居た。女性を口説くわ、酒を日中から飲むわ・・・・・・女、酒、女、酒の繰り返しでは無いか!!」

 

 「何ぃ国木田君、羨ましぃのぉ〜?」

 

 「却説(さて)、社長の処へ打診に行くか。」

 

 「御免ッ国木田君!減給だけはやめてっ!真面目に働くから!」

 

 「えぇいッ鬱陶しいッ!!」

 

 

 国木田は太宰の扱いに慣れてきた。適度にあしらう事を覚えたのだ。

 目に涙を浮かべた太宰は目が本気である国木田の腰に抱き着いた。

 

 

 「之以上減らされたら私が探偵社に払う事になっちゃうよ!」

 

 「自業自得だろう。少しは社の事も考えろ。」

 

 「国木田君の頑固者!スカポンタン!」

 

 「なんだと此の怒阿呆がァ!!」

 

 

 前言撤回。煽りには極端に弱い。

 何時もの光景に社全体の空気が弛緩する。

 同時に女性更衣室が開き、与謝野とナオミ、そして一人の少女が入室し社員全員の目が集まる。

 

 

 「「おぉー」」

 

 「ナオミ・・・其の鏡花ちゃんの恰好は・・・?」

 

 「見ての通りメイドですわお兄様。」

 

 

 谷崎の言葉に妹が反応する。

 鏡花は探偵社の女性陣によって着せ替え人形となっていた。何を着ても似合う鏡花の容姿もそうなのだが、初めての経験に笑みを見せる鏡花の気持ちにも理由があった。

 

 

 「ねぇ君。」

 

 「「「ら、乱歩さん・・・・・・」」」

 

 

 探偵社の立役者である乱歩が鏡花に声を掛けると社内に水が打った様に静まり返った。

 其れも其の筈で道理や体裁に反する事をとことん嫌う乱歩は鏡花と云う異常事態(イレギュラー)を放って置く筈が無い。

 乱歩は鏡花に近付き、口を開いた。

 

 

 「“ねるねるねるねる”ってお菓子知ってる?」

 

 「「「え?」」」

 

 「知らない。お菓子は食べない。」

 

 「よし!僕が買ってきてあげよう!八〜お金!」

 

 「はいよ。」

 

 

 八幡以外此の事態に唖然とした。開いた口が塞がらない。

 間抜け(ヅラ)を晒す探偵社の社員に八幡は嘆息し、口を開いた。

 

 

 「大方、妹が出来た様な気分で居るのだろう。気にするな。」

 

 「(いや)、そうは云っても八さん。止めるべきでは・・・・・・」

 

 「阿呆。今更何を云ったところで変わらん。此奴らは兎も角、天才の考えている事なんざ、凡人が理解出来ねぇよ。寧ろ理解出来ないから天才なまである。国木田も諦めろ。」

 

 「は、はぁ・・・八さんがそう云うなら・・・・・・」

 

 

 国木田の足元には更に顔を腫らした太宰の姿が在ったが誰も言及しなかった。(いや)、無視を徹底したの方が正しいのかもしれない。

 八幡は鏡花に近付き、携帯を取り出した。

 

 

 「其れより鏡花。」

 

 「・・・・・・・・・何?」

 

 「写真撮っていい?」

 

 「「「八(幡)さんっ!?!?!?」」」

 

 

 八幡の言葉に周囲がざわめくが其れも直ぐに収束した。

 社員の殆どが鏡花の姿を携帯に収め始めたのだ。鏡花は素知らぬ顔でキョトンとしている。

 少し経って探偵社の扉が開いた。

 

 

 「お早う御座いま・・・・・・す?皆さん何やってるんですか。」

 

 

 出社した敦は此の状況に開いた口が塞がらない。

 谷崎や女性陣が羽目を外すのはまだ判るのだが、其処に八幡が加わっているのが不思議でならなかった。

 

 

 「は、八幡さん?」

 

 「ん?何だ敦。」

 

 「何故、貴方も混ざっているんですか・・・?」

 

 「可愛いは正義。其れ以上其れ以下も無い。」

 

 「あっそうですか・・・・・・。」

 

 

 呆れると同時にこの人も常識とズレた探偵社の一員なのだと内心安心した敦だった。

 

 

 「でも乱歩さんとか特に此の手の規則を気にするんじゃ・・・」

 

 「あー問題ねぇよ。」

 

 「たっだいまぁーー!!八、此処に小銭置いとくね!」

 

 「あぁ。」

 

 「之が練ると色が変わるお菓子ね!練っていいよ!」

 

 「うん。有難う。」

 

 

 鏡花は乱歩に渡されたお菓子を乱歩と一緒に作り始めた。周りは二人の様子を温かい目で見守った。

 

 

 「えっとね〜1の袋を入れて、三角カップ分の水を入れまーす♪スプーンでねるねるして、2の袋を入れまーす♪ここから愛情を込めてねるねるするのが大事なんだよ!」

 

 「うん。」

 

 「せーのっねるねるねるねーるねる♪仕上げにラムネを付けると美味しいよ!」

 

 「出来た。・・・美味しそう。」

 

 「でも食べるのはぼーく♪」

 

 

 パクッ

 

 

 「あっ・・・・・・・・・」

 

 「んー美味sイタッ!何すんのさ!八!」

 

 「大人げないだろうが。鏡花に謝れ。」

 

 「ご、ごめん・・・・・・・・。」

 

 「別に大丈夫。」

 

 

 可愛い妹に自由奔放な弟が悪戯(イタズラ)して、其れを叱る兄の様な構図が出来ていた。

 探偵社の全員が考えを一致させた瞬間だった。

 

 

 「(ところ)で彼女を探偵社に呼んだのは誰なんですか?」

 

 「連れて来たのは俺だ。だが呼び出したのは・・・」

 

 「私だ。」

 

 「社長ッ!?」

 

 

 敦の問いに八幡が答え、社長室から福沢諭吉が入室した。

 弛緩していた空気が引き締まる。

 

 

 「国木田、軍警と市警の動向(うごき)は?」

 

 「既に複数の隊が検分を始めています。マフィアの隠蔽の甲斐あってか身元までは割れていません。指名手配は時間の問題かと・・・」

 

 「太宰。」

 

 「はい。」

 

 「ポートマフィアは此奴(こやつ)如何(どう)する?」

 

 「捕まるまで使い続けるでしょうね。鏡花ちゃんの目の前は真っ暗ですよ。」

 

 「そうか。鏡花、と云ったな。貴方(きほう)如何(どう)したい?」

 

 「此処に置いて下さい。」

 

 「えっ!」

 

 

 鏡花の答えは敦にとって驚くべき事だった。とは云っても実際驚いているのは敦ぐらいのものだったが。

 そこで待ったを掛けたのが国木田だ。

 

 

 「止めておけ。元マフィアだからでは無い。仕事が無いわけでも無い。だが止めておけ。甘い世界では無い。」

 

 「そうだよ。其れに此処に居たら(いず)れマフィアに見つかる。寧ろ遠地に逃げた方が・・・」

 

 「私には殺人(ころし)の他に何も出来ないと芥川(あいつ)は云った。」

 

 「え・・・」

 

 「そうかも知れないけど違うと私に証明したい。」

 

 

 鏡花の声には熱が灯っており、目は決意に満ちていた。

 以前に鏡花の慟哭を聞いた敦の心を動かすには十分だった。

 

 

 「社長。僕からもお願いします。」

 

 「お願いします。」

 

 「・・・」

 

 「お願い、します・・・。」

 

 「・・・」

 

 「おね、がい・・・します・・・・・・・・・。」

 

 「採用。」

 

 「「「えっ!?」」」

 

 「敦、面倒を見て遣れ。」

 

 

 社長の顔を見ていた者は開いた口が塞がらなかった。本日何度目か知らぬ驚愕に躰を凍らせた。

 社長の一瞬見せた孫を見るような優しい瞳に八幡と乱歩さえ目を見開いた。

 

 

 「まぁ鏡花の処遇も決まったし、そろそろ仕事に戻るぞ。敦、鏡花の机を用意してやれ。」

 

 「は、はいっ国木田さん!鏡花ちゃん待っててね。」

 

 「うん。有難う。」

 

 

 再び探偵社が狂騒に包まれ始める。

 鏡花は誰にも判らない程度に微笑んだ。嬉しかったのだ。新たな居場所となった此の場所が温かい所だったから。

 

 鏡花の微笑みと相反するが如く、太宰と八幡は眉をひそめ、(いず)れ迎える決戦に向けて思考の海に沈んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「懸賞金作戦は失敗だが、どうしたものか。」

 

 

『どうぞお好きに。わたくし達が手袋(ハンドウェア)を汚す相手ではありませんもの。御機嫌よう。』

 

 

(すべ)て予想の通りです。(いず)れにしても僕達は勝手にやらせて貰いますよ。神と悪霊の右手(みて)が示す通りに。・・・ではまた。』

 

 

「ち・・・・・・協調性の無い貧乏人共め。まぁいい。二番手が利益(プロフィット)に与れる道理は何も無い。」

 

 

「『約定の地』は我ら《組合(ギルド)》が必ず頂く。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方は必ず手に入れます。“大災禍(カタストロフ)”君。」

 

 

 “魔人”は静かに笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 第三章『三者鼎立編』 to be continue・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 




第二章完結。長々とお付き合い頂き有難うございました。

補足です。
太宰はポートマフィアを脱出した後、行き付けの飲み屋で自分自身を労っていました。酒が回った太宰はしばらく女性と関わっていなかったので、飲み屋にいた女性を口説きました。迷惑被った女性と半年分付けられた飲み屋は武装探偵社に連絡。少しして国木田が飛んできた。と云う流れでした。相変わらずでした。

第二章完結にあたり、番外編を書こうと思います。三つの内から選んでください。



1,国木田ドッキリ大作戦。《太宰・八幡計画》

2,鏡花、猫を拾う。

3,バレンタインデーイベント

4,太宰治に復讐を!《探偵社総員出》



の四つです。下のリンクの活動報告にてアンケートの投票をして下さい。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=140762&uid=106761


もう一度言います。

第二章完結、有難うございました!応援ありがとうございました。

之からもこの作品を宜しくお願いします。

感想、評価お待ちしております。

ではまた第三章でお会いしましょう!!

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