和を嫌い正義を為す   作:TouA(とーあ)

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お久しぶりです。更新遅れてすみません。

UA数とお気に入り登録が跳ね上がっているんですけど…何が起きたの?いやすごく嬉しいですけどね。

『しんと』さん、『さばの味噌煮』さん、『忠犬ガル』さん、『Skytak』さん、『黄魔術八百屋』さん。

この場を借りて感謝します。高評価を付けて頂き有り難うございます。

感想をくれた方も感謝します。何度もくれた方もいます。本当に励みになっています。

では第二章 2話 どうぞ!




会議

()()()!入社試験大選考会だ!』

 

 

 

 太宰からの声掛けで始まった此の会議は白熱の一途を辿った。

 

 

 武装探偵社の“入社試験”は社への適性、そして社員の魂の真贋(しんがん)を見極める大事な通過儀礼である。

 武装探偵社に入る為には武装探偵社の社長、つまり福沢諭吉が勧誘(スカウト)するか、()()()()()の斡旋により入社するかの数える程しかない。一つ目の善い例は“宮沢賢治”であり、彼は福沢諭吉の勧誘(スカウト)により入社し、二つ目の善い例は“太宰治”であり、異能特務課の重役である『種田』により斡旋され()()()した。それから国木田の判断により入社と相成った。

 

 

 

 纏めると……。

 

 

社長による勧誘(スカウト)、又は『異能特務課』による斡旋等々。

 ↓

仮入社扱いになり、其の新入社員の担当者により探偵社が代々調査員に課してきた『裏審査』が秘密裏に行われる。内容は様々で担当者の独断で決める。

 ↓

社長に報告し、入社書類に印を押されれば本物の探偵社員となる。

 

 

 此の様な順となる。

 然し此の試験が適用されるのは“調査員”だけである。“調査員”は依頼人の問題を解決する為に調査活動を行う。そして各自、『異能』を所持している。

 他には情報収集・渉外・会計等を担当する“事務員”が所属している。構成人数は一定ではないが、社長を含めると常時十数名が活動している事になる。

 

 

 

 そして何故、冒頭の太宰が()()()と云ったのか?其れは先にも記した様に入社試験は担当者の独断で決めていたからだ。

 

 だが今回は状況が状況であり、一人で決める事が出来ない運びとなった。

 

 何故なら太宰が探偵社に誘った新入社員は『区の災害指定猛獣』だからである。下手をすれば不法に危険対象を保護したとして探偵社そのものに嫌疑が降りかかる。よって入社試験が普段より余程、念入りに施行する必要があったのだ。そして太宰に社長命令が下った。探偵社の新たな星となる新入社員の適正を試す為に社員の知恵を総動員せよ、と。

 

 

 太宰により探偵社の調査員が招集された。

 

 

────中島敦、入社前夜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 入社試験の選考会は調査員、“比企谷八幡”・“国木田独歩”・“与謝野晶子”・“宮沢賢治”・“谷崎潤一郎”其の妹の“ナオミ”、遅れて“江戸川乱歩”そして“太宰治”によって行われた。入社試験を巡る議論は白熱の一途を辿り、全員がより正しくより健やかな探偵社の新人を選出すべく、一致団結して議論に熱を入れた…。

 

 

 

訳ではない。

 

 

 

 単に全員の個性が強過ぎて『ほどほど』の案が全く出なかった為である。個性の強い意見が多く出たので其の中から厳選して紹介しよう。

 

 因みに司会進行は太宰治である。

 

 

 

 

 ()ずは谷崎潤一郎。

 

 

・社内に於ける厄介事の解決。

 

・適度な依頼の解決。

 

 

 

 一つ目の意見は“魂の真贋(しんがん)”を試す程の事件が社内にゴロゴロ転がっている訳が無いので保留となり、二つ目は軍警から討伐依頼の出ている“市の災害指定猛獣”を荒事に放り込ンだら責任を負えないので却下と成った。まぁ探偵社の中では一番真面(まとも)な意見であった。

 

 

 

 続いて与謝野晶子。

 

 

・新人は根性が要ると云う理由から左手の小指から順番にもぎ取って、右手の小指十本に到達するまで我慢できたら合格。

 

(小僧)の下半身の急所を鉄鑢(てつやすり)でごりごり削りどこで泣き出すかと云う試験。

 

・晶子と日本酒の飲み比べをして勝ったら合格。

 

 

 

 …男性なら判るだろう。二つ目の意見で男性陣は想像上の痛みに股間を押さえてぴょんぴょん跳ねた。勿論、全て却下である。最後に至ってはアルハラである。与謝野晶子曰く『(アタシ)が居るから治るのでいいじゃないか』とのこと。

 

 

 

 次に宮沢賢治。

 

 

・明日以降、1ヶ月後の天気を()てる。

 

・賢治と腕相撲をして勝てたら合格。

 

 

 

 一つ目の意見で賢治は今日から1ヶ月後の天気をペラペラ喋り始めた。全員がポカンとしていたが…。当たり前である。

 二つ目の意見に至っては参加者全員が真顔で沈黙した。無理である。一度、怪力自慢の力士三人が賢治と腕相撲をした。結果は力士三人とも放物線を描いて飛んで行った。未だに落下地点は判っていない。勿論、却下。

 

 

 

 次に国木田独歩。

 彼に至っては三人称視点では無い方が良いだろう。

 

 

・太宰を倒せたら合格。

 

・太宰をギャフンと云わせ、之までの悪さを反省させれたら合格。

 

・『太宰を…!こう、木の板の間か何かで何かで挟んで上下からぎゅうぎゅうと圧力を掛け、高温の蒸気を吹き付けながら細い針を何本も刺し、たまに電流を流しながら耳元でこう“お前のせいだ、お前のせいだ”と繰り返して、それからこう…こう…!』

 

 

 

 国木田は恐ろしく熱の入った動作で身振り手振りで見えない何かを叩き、捻り、揺すった。目を血走らせながら…。参加者は引き、太宰までも『何か…ごめん』と謝罪したまである。案は関係無いので、却下である。

 

 

 

 続いて比企谷八幡。

 

 

・乱歩を制御出来たら合格。

 

・乱歩のお菓子代を出せるなら合格。

 

・乱歩に電車の乗り方を覚えさせる事が出来たら合格。

 

・乱歩にetc.…

 

 

 

 唯一、乱歩を制御できる八幡も苦労しているンだなぁと会議に参加している全員が思った瞬間であった。そして誰も八幡以外、乱歩に強く云えないので自然と却下の運びとなった。

 

 

 丁度、八幡の意見が却下された時、会議室のドアがノックされ『失礼いたします』とナオミが入ってきた。ナオミは手馴れた動作で探偵社員の目の前にお茶と肉まんを置いた。そして兄の潤一郎の元へ行きうなじをつうっと撫でた。

 

 二人は血の繋がった兄妹と公言しているが、顔の作りは全く似ていない。顔の造りは勿論の事、ナオミは兄に場所も構わず人目も憚らずに肉体的接触を試みてくる。其れを見てドギマギする兄の態度を楽しんでいる節もある。

 

 其れはさておき、太宰がナオミに入社試験の意見を求めた。ナオミは暫し黙考し艶かしい笑みを浮かべて口を開いた…。

 

 

 

 ちょっと此処には書ける様な内容では無かった。

 

 

 

 未成年がいる…と云う理由から国木田は太宰に早く会議を進めるよう催促した。八幡は手っ取り早く乱歩に頼んでみたらどうか?と提案した。先程、便所に立った時、事務室で駄菓子のオマケの型抜きを必死にしている乱歩を見掛けたからだ。

 

 

「おそらく乱歩さんは何も云ってくれないと思いますよ」

 

 

 八幡を除く調査員の意見はこうだった。兎に角、ナオミに乱歩を呼ぶ様に頼んだ。

 乱歩が来ると八幡たちを一通り莫迦にして愉快そうに笑って言い放った。

 

 

「折角、皆が無い知恵絞っているのに、僕がパパッと解決したら可哀想でしょう?其れに皆は僕に無断に肉まんを食った!其れが許せない!!」

 

 

 如何(どう)やら乱歩は勝手に八幡たちが肉まんを食べていた事に憤りを感じている様だった。夜中にふと肉まんの香りだけが鼻の前を漂い、且つ其の肉まん其の物が存在しない事程腹立つ事は無い…と。其れなら最初から此方に参加しろ…と八幡は思ったが口には出さなかった。ナオミが肉まんが余ってないか探しに行った為であった。八幡は心の中でナオミに合掌した。

 乱歩はナオミに付いて行く様にトタトタ歩き出した。会議室を出て行く前に谷崎に一言、声を掛けた。

 

 

「谷崎君。…まぁ頑張ってね」

 

 

 八幡も含めて「あの、会議…」と止める者は居なかった。乱歩の機嫌を損なうのは誰もが嫌がる為である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局、谷崎の意見が採用される事になった。

 

『社内に於ける厄介事の解決』

 

 侃々諤々(かんかんがくがく)の議論の挙句、結局ほぼ最初に出た恐ろしく普通の案に落ち着くと云うのは探偵社ならずとも割とよく見られる風景である。だが、問題は解決された訳ではない。千差万別ある厄介事の中で入社試験として適当な物を選ばなければならない。

 

 

昇降機(エレベーター)の調子が悪いのだよね」

 

「管理会社に問い合せましょう!」

 

「手術室の備品が切れかけていてねェ」

 

「通いの薬屋さんにお願いしときますね!」

 

「事務員さんが、昼食時に丁度いい店屋物が欲しいって云ってましたが……」

 

「新人君に蕎麦(そば)屋でも開店させる心算(つもり)ですか!」

 

「社長が未だ独身なンだが…」

 

「規模がでか過ぎる!と云うか八幡さんまでふざけ始めないでください!」

 

 

 結局、無ければ作るしかないと云う結論に至った。

 事件の偽装、つまり狂言である。誰かが偽の事件を探偵社で起こし、其の場で偶々居合わせた新人に問題をなすり付けると云う形式を取って新人の実力を(ため)す。それしかない、という空気になった。一同、いい加減考えるのが面倒になってきた為である。

 

 

「うってつけの試験内容、私は丁度思いついたよ。ほら其処に偶々持ってきた不発弾があるだろう?」

 

 

 太宰は提案したのは、爆弾魔が探偵社に現れ、犯人が一般民を人質に取り探偵社に引き篭もると云う内容だった。其の様な状況で新人がどの様な行動を取るか…其れが試験内容だと云う。

 

 

「か弱い乙女がいいから…谷崎くん。君の妹を人質役に抜擢したい。如何(どう)かな?」

 

「まぁ…ナオミが善いなら」

 

「私は善いですわ。お兄様♡」

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 太宰が何故、偽の爆弾を持っているのかと云うと今日の昼間、さる女性から太宰が飲み屋で受取ったからである。爆弾を開けたら『()()()()()()()()』と書かれてあった紙片が入っていたそうだ。国木田は何故、こんなワカメ脳が女性に人気なのか不思議でならないと何時も云っている。

 

 

 そして誰が爆弾魔をするか(くじ)で決めることになった。籤は古新聞で作られた。新聞が両面印刷の為に40までの数字の20セットとなる。ナオミが持ってきた封筒の中に籤を入れ、其れを引いていく。籤には番号が書かれてあり番号が一番小さい者が爆弾魔の役を担う。下の順番通りに引き、結果は…。

 

 

 

 

番号;27,28 与謝野晶子

 

番号;15,16 比企谷八幡

 

番号;33,34 宮沢賢治

 

番号;1,2 谷崎潤一郎

 

番号;3,4 太宰治

 

番号;7,8 国木田独歩

 

 

 

 

 籤を引き終わった後、一斉に開いた。太宰は薄ら笑みを浮かべていた。顔を蒼くしたのは谷崎と国木田だった。国木田と谷崎は日頃の意趣返しとして太宰を爆弾魔にする為に一策投じていた様だが…失敗に終わった。

 

 

「おやおや。之は僥倖(ぎょうこう)

 

「こンな事が……」

 

「何故、何処から情報が漏れたのだ…?」

 

 

 太宰が口角を上げ、国木田と谷崎は驚きで固まっていた。八幡たちは国木田達が何を仕組んだのか判らなかったが場の空気だけで誰が情報を漏らしたのかを悟った。

 

 

「だってぇ…人質になって…お兄様に拘束されたり、脅されたり、したかったンですもの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

 

 

「納得いかん!」

 

「まぁまぁ、国木田さん」

 

「ふふ。悪巧みの年季が違うよ」

 

「…」

 

 

 会議が終わり、国木田、谷崎、太宰、八幡は居酒屋に来ていた。探偵社の程近く在る深夜営業の居酒屋だ。国木田と谷崎は、反省会と慰労会を込めて会議後この暖簾をくぐった。其れに便乗し太宰が、八幡は飲みたい気分であったし国木田と谷崎が何を企んでいたか知りたかった為だ。

 

 

「其れで御前達は何を企んでいたンだ?」

 

「其れがですね…」

 

 

 谷崎からの説明はこうだった。

 

 

あらかじめ、会議室に簡単に見つからない“古新聞”を複数用意する。何故、古新聞なのかは太宰にイカサマされない為。

 ↓

()()()()()()()()()()()使()()。つまり二重底にする。一つには1と2、3と4が印刷された籤を。二つ目には5から其れ以降の数字を入れる。

 ↓

最初は数字が大きいのを。谷崎が引いた後、ナオミが紐を引っ張り籤束をひっくり返す。太宰に数字の低いのを引かせる。そして国木田が引く前に紐を引っ張り封筒の中の籤束を入れ替える。つまり合計二度のすり替えを行う。※『細雪』や『独歩吟客』を使っても『人間失格』により無効化される。

 ↓

太宰が爆弾魔になる。

 

 

 と云う流れの筈だったのだが…。

 

 

「ん?今の話だと谷崎に“1,2”を引かせる為には残った籤を(すべ)て“1,2”にしておく必要があるよな?ナオミ(谷崎妹)を味方に引き込ンでいたとしても、谷崎の前に賢治が“33,34”を引いた後で籤全体をすり替える機会(チャンス)など無い筈…」

 

「其れは企業秘密ですよ。比企谷さん♪」

 

 

 満面の笑みの太宰を見て八幡は次回は俺も参加しようと心に誓った。無性に腹が立った為である。

 

 話しているうちに料理が運ばれて来た。焼き鳥と()()()()()()()()()

 

 

「太宰、国木田、御前達は谷崎の援護(サポート)に回れ。元から其の心算(つもり)だっただろうが…」

 

「はい。小僧を連れてくる役目は太宰に任せるぞ。善いな?」

 

「善いよ。今回も態々(わざわざ)、3,4を引いたのは国木田くんが日頃の恨みを晴らすだけじゃなくて、入社試験で私に何か学ばせよう…みたいな意図を持って会議にあたっていた気配を感じたからね。少しくらいは其の配慮に応じようと思っていたよ」

 

 

 国木田は御前が憎かっただけだ…と云って一気に酒を流し込んだ。谷崎は箸を進め、八幡は焼酎の水割りをちびちび飲んだ。太宰は蓋付きの料理に手を伸ばした。

 

 

「あれ?さっきの女中さん見た事あるような…。まぁ其れにしてもこの料理珍しいねぇ…」

 

 

 太宰はそう云って蓋を開けた。同時に『かちり』と音がした。

 

 

「………ん?」

 

 

 蓋の下には料理がなかった。有るのは奇妙に入り組んだ機械と粘土状の個体燃料。其処に信管が刺さり、細引(コード)が太宰の握った蓋にまで繋がっている。

 蓋の裏に張り付いていた紙片がひらりと落ちた。

 

『矢張リ、ワタシダケヲ視テ』

 

 蓋の縁には、振動感知式の細引(コード)が張り巡らされている。

 

 

「…あー之はあれかな…?蓋をこれ以上動かしたら、ドカン、って云うやつかな…?」

 

 

 凍った笑顔で太宰は同僚を見る。国木田と谷崎は逃げ様とする最中であったが目の前で飲んでいた八幡だけは其処から一歩も動いてなく、呆れた表情で太宰を見ていた。そして逃げようとしている谷崎に声を掛けた。

 

 

「谷崎。『細雪』で俺と爆弾を周囲から見えなくしろ。()()()()()()()()()()()()()()()()()。太宰はこの居酒屋から出ろ。御前が居ては能力が使えない。早く其の蓋を寄越せ」

 

「は、はい!“異能力”『細雪』」

 

 

 谷崎の異能力『細雪』は、雪を降らせた空間をスクリーンに変え、自分の体を背後の風景に上書きすることで姿を隠す事が出来る。又、自分だけでなく周囲を隠すことも可能だ。

 太宰は八幡に蓋を預けると一目散に逃げた。国木田は太宰の分の勘定を払い、平静を装った。周りは未だ異変に気付いていない。

 

 

「“異能力”『本物』」

 

 

 八幡が爆弾の本体に触れる。瞬間、朱殷(しゅあん)色の光が爆弾を包み込んだ。然し周りは谷崎の『細雪』によって見えていない。

 

 八幡は爆弾の“記憶”を“忘却”した。其れにより爆弾は自身が爆弾である事を忘れ、ただの鉄の塊と化した。よって爆発する危険性はなくなった。

 

 

「善いぞ、谷崎。全て終わった」

 

「そ、そうですか…。御苦労様です。之は如何(どう)しましょう?」

 

「軍警に渡してこよう。探偵社に置いといて、万が一、太宰に触れられでもしたら、また爆弾が起動する。谷崎は入社試験(明日)があるだろ?早く帰って休め」

 

「は、はい。宜しくお願いします。お疲れ様でした」

 

 

 谷崎は荷物を纏めて帰路についた。代金は国木田が払っていた様だ。八幡は焼酎を飲んだ後、少し目を瞑って店長に声を掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

「店長、MAX珈琲一つ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第二章 2話が終わりました。

今回、凄い時間がかかりました。どうやって短縮しようか試行錯誤したところです。

楽しんで頂けたのならば嬉しいです。

ではまた3話でお会いしましょう!

感想評価待ってます!

3話は早く投稿できると思います。

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