剣を振り上げる。
目の前にいる敵のマスクに突きさす。
ポリゴンとなって爆散する。
また剣を振り上げ、今度は袈裟懸けに斬り下ろす。
「そこをどけぇぇぇぇぇぇ!!」
絶叫を迸らせ、目の前に立ち塞がる敵を次々に叩き落すキリト。
邪魔な奴は片っ端から斬り伏せ、どんどん前に突き進んでいく。
不意を突かれ、背後から
だが、そのガーディアンがキリトにその剣を突き立てる前に、その頭部に銀の矢が突き刺さる。
シノンだ。
シノンが矢筒から矢を抜いては標準を合わせ発射。ただ、連射しないというのは、彼女がその身に染みた癖だからだ。
シノンの狙撃を阻止しようと、何人かガーディアンが襲ってくる。
「邪魔するなァ!」
シノンがいつもならあり得ない怒号を轟かせ、最初の一匹にかかと落としを食らわせ、次の敵は拳をその顔面にめり込ませ、その隙をついた敵がシノンの側面から剣を斬り下ろそうとした所を踵を顎にぶつけ、更に左脇腹に右足の水平蹴りを叩き込む。
そして、もう一度上空に弓を向け、矢を引き絞り、放つ。
その矢はキリトの眼の前にいる敵を捉え、その頭部を貫く。
ガーディアンが左からシノンの胴体に剣を突き立てようと突進してくる。
「チッ」
左手が左腰に差してある小太刀の柄を掴み、それを一気に引き抜く。それと同時にガーディアンの剣を反らし、胸に刃を突き立てる。
「くたばれ」
奇声を上げながら消えていくガーディアンには目もくれず、シノンは上に向かう。
「ソラ・・・!」
キリトは怒涛の突進を繰り返し、ガーディアンを蹴散らしていく。
「ガアアアァァァァァアア!!!」
ガーディアンが次々に死んでいく。
胴を薙がれ、首を断たれ、腕を斬り裂かれ、足を奪われ、そして最後には消し飛ぶ。
シノンは右手に持った弓をしまうと、その右手に左手に持った小太刀と同じ長さのダガーを抜き取る。
「おおおぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁああ!!!」
絶叫し、両手の剣を技もへったくれも無しに振り回す。
右手のダガーで首を掻っ切り、左手の小太刀で頭部に突き刺す。
「消えろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
時には足で蹴り飛ばし、先へ、先へ進む。
「邪魔だぁぁぁぁぁぁああああ!!!」
キリトもその手に持った大剣を縦横無尽に薙ぎ払い続ける。
そして、
―――アスナ、今、行くよ。
そう思った瞬間、いきなり入り口が光り出す。
「な!?」
「何!?」
手をかざし、その光が収まるのを待つ。
そのせいで前進が止まる。
そして、光が収まり、目標の入り口を見ると、見た事もない黒い甲冑の男がいた。
その右手には、キリトの黒鉄の大剣とは少し違い、黒いのは同じだが、それが発する色は、紫だ。
「そんな・・・そんな・・・ありえません・・・」
「どうした!?ユイ!」
「だって、これは・・・このIDは・・・」
いきなり狼狽するユイ。
その声は、あり得ない物でも見ているかの様だった。
「これは・・・・・
「「な!?」」
そのユイの言葉に絶句する二人。
目の前にいる甲冑騎士がソラだというのか?いや、あのエギルの店で見たあの映像から、見た事はあった。
「ソラ!」
シノンがソラに向かって飛ぶ。
「ソラ!」
もう一度、名を呼ぶ。だが、彼が取った行動は、予想を裏切る、いや、予測できた事だが、それを放棄した出来事が起きた。
「え?」
ソラが、シノンに向かって急降下し、剣を薙いだ。
その衝撃でシノンが吹き飛ぶ。
「シノン!」
それをキリトが受け止める。
だが、黒い甲冑騎士は攻撃をやめない。
「くそッ!」
キリトがシノンを抱えたまま、右手で持った大剣を前にかざす。
ソラが剣を振り下ろした瞬間、重い衝撃が、キリトの右腕から全身を駆け巡る。
「ぐお・・・!?」
その衝撃で態勢を崩したキリトに追い打ちをかけるように剣に更に力をいれ、キリトを吹き飛ばす。
「うおお!?」
なんとか空中で止まったキリト。
「なんでなんだ、ソラ!」
「・・・」
返事は無い。
それでも襲ってくるソラ。
「シノン!下がってろ!」
「あ・・・」
シノンが声を漏らす。その声は、どこか力が抜けていた。
その間にキリトとソラが空中で激突する。
鍔迫り合いを始める二人。キリトは、その途中でソラに向かって叫ぶ。
「ソラ!俺だ!キリトだ!」
だが反応を示さない。
いや・・・
「・・・・・き・・り・・と・・・?」
「!?」
剣を弾き、距離を取る二人。
「そうだ!キリトだ!お前の相棒、『黒の剣士』キリトだ!思い出せ!ソラ」
「キリト・・・キリト・・・誰だ・・・う、ぐああああああああ!!!」
いきなりソラが絶叫し、キリトに斬りかかる。
突然の突進に反応が遅れ、ギリギリの所で剣でガードするキリト。だが、そのまま壁に激突。
「ぐ、ううう・・・・ソラ・・・ッッッ!!」
「きり・・・と・・・母さんがいっていた・・・敵・・・だけど・・・お前は・・・」
敵?何の話だ!?それに、母さんって・・・
そんな考えが頭中を駆け巡り、そうしている内に、ソラの大剣が迫ってくる。
「ソラ、やめてぇ!」
「!?」
ソラの横から何かがぶつかり、キリトから引き離す。
シノンだ。
「ソラ!もうやめて!お願いだから!」
「邪魔・・・・するな・・・」
ソラが拳をシノンの腹に叩き込む。
「ぐ・・・あ・・・」
「きえ・・・!?」
だが、殴られたにも関わらずシノンはソラから離れない。
「ソラ、私だよ・・・シノンだよ」
「!?」
それを聞いた途端、ソラはシノンを突き飛ばす。
「あ・・・ソラ!」
「お・・前・・が・・・シノン・・・母さんの・・・敵・・」
ソラが頭を抱える。
「敵・・違う・・でも・・・・敵だ・・・違う・・彼女は・・・・彼女は・・・う、うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁああああ!!!!!」
悲鳴の様な叫び声を上げ、ソラはシノンに斬りかかる。
「ソラ!」
「うわああああああぁぁぁぁあああ!!!」
なんどもシノンに攻撃をぶつけようとするが、シノンは両手に持ったダガーと小太刀でなんとか防ぐも、攻撃が何度も掠り、徐々にダメージが蓄積されていく。
「ソラ・・・ッ!」
「違う、違う違う違う違う違うぅぅぅぅぅぅううううううう!!!」
「ソラ!」
シノンが武器をいきなり捨て、ソラに密着する。
「お願い、自分を苦しめないで!どうか、どうか、思い出して、私の事、キリトの事、アスナの事、それだけじゃない。貴方の思い出全て!全部思い出して!お願い!」
「お、俺は・・・」
ソラは、困惑する様に、シノンの顔を見る。
だが、いきなり背中に謎の感触が浮き出る。
「・・・・・・え?」
見ると、背中にガーディアンの剣が突き刺さっていた。
「あ・・・」
キリトの方を見ると、まるで虫が群がる様に、複数のガーディアンに串刺しにされているキリトの姿があった。
「ま・・・まだ・・・・」
ソラから引き離される。
―――やっと・・・会えたのに・・・
不思議と涙が溢れ出る。
「待って・・・そ」
名前を呼ぶ前に、更に周りにいる敵が光り輝く弓を一斉に放ち、シノンの体全身を貫く。
そして、シノンの体は、ペールブルーの炎となって消えた。
その時、手を伸ばした瞬間、ソラが、手を伸ばした気がした。
届かなった。
キリトの声も、私の声も・・・
気付けば、キリトも黒い炎になってその場に残っていた。
そう言えば、この人生、なんだかろくでもなかった様な気がする。
上靴を隠されたり、ゴミ箱を被らされたり、蹴られたり殴られたり。
でも、その時、いつも、ソラがそばにいてくれた。
どんな事でもしてくれた。
どんなに危険でも、彼は諦めなかった。
だから、私は、ソラがいなければ何も出来なかった。
だから、あの日何も出来なかった。ソラが茅場さんの剣に穿たれた時、私は、自分の無力さを痛感した。
どうして、私は、ソラの一番傍にいたのに、最後まで、助けられてばかりだった。最後まで、世話を焼かしてしまった。
悔しかった・・・何も出来なかった自分をあの日ほど恨んだことは無かった。
そして、ソラを失って、生きる目標を失ったというのに、ソラは最後に、ああ言った。
『生きろ、詩乃』
本当に、本当は寂しい癖に、悲しい癖に、どうして、貴方はいつも自分だけで背負おうとするの?私もいる。それだけじゃない、キリトも、アスナも、シリカやリズ、エギルさんやクラインさん、まだ、沢山の人がいる。貴方は一人じゃない。だから、連れ戻したい。
死んだはずの腕をソラに向かってのばす。
貴方が、まだ、この手の届く位置にいるのなら、私は、何度だってこの手を伸ばす。絶対に、絶対に・・・・
いきなりガーディアンたちの視線が入口に向けられる。
何・・・?
そこへ視線を向けると、リーファがこちらに向かって飛んできていた。
その後ろにはレン。
全く、こいつらは・・・・
自分の刀を防御のみしか使わず、ガーディアンの剣を弾く。否、敵を全てレンが受け持ち、リーファがキリトと私のリメインライトを回収する手筈みたいだ。
なんとかキリトの炎を回収するリーファ。だけど私のに問題がある。
ソラだ。ソラが妨害して、回収するのは難しいはずだ。
だが、ソラは動く気配が無い。なんで?
そう考えている内に、リーファが私を回収して、一気に入り口に飛ぶ。
そこでガーディアンたちが奇声で何かの呪文を詠唱しはじめる。
両腕を弓を携えるように構えると、そこから光の弓と矢が出現し、リーファに向かって放つ。
「リーファ!避けて!」
私は聞こえないのは分かっていながらリーファに向かって叫ぶ。
「レン!」
リーファが叫ぶ。
「防!」
レンが叫び、リーファの背後に立つ。
そして、レンが放たれた矢を叩き落としまくる。だが、同時に放たれた無数の矢はまるでショットガンの様にレンに殺到し、全て落としきれず、身体に何本か刺さる。
その内数本もリーファの肩や足に刺さる。
だが、それでも前進をやめずリーファは勢いのまま入り口に向かって全力で飛ぶ。
その後をレンが追いかける。
もう一度、矢が放たれようとしたが、それよりも速く、私たちは脱出した・・・
「バカ!」
「ごめん・・・」
「ごめんなさい・・・」
なんとか脱出した四人。
キリトとシノンはリーファが持っていた蘇生アイテムで復活を成し遂げるも、すぐさまリーファに説教を喰らっているのだ。
「たまには、妹の私も頼ってよ!」
「だけど・・・」
「アスナさんの事は知ってる。だから、私にも手伝わせてよ!」
リーファは涙を流しながら、キリトを責める。
「リーファ・・・」
レンはその光景をただ眺めている事しか出来ない。
「でも、これは俺たちの問題だ。それを・・・・」
出来れば、冗談であって欲しかった。
「妹の直葉に、背負わせる訳にはいかない」
「・・・・・え?」
レンは、キリトが何を言ったのか理解出来なかった。
「すぐ・・・・は・・・?そう言ったのか・・・キリトさん」
「え・・?あ・・」
キリトはここで自分の失言を思い出す。
「もう!お兄ちゃん、ここではリアルの名前は出さないでって言ってるでしょ!?」
「ご、ごめん・・・・・レン?」
レンの異変に気付くキリト。
「そ・・んな・・・ありえない・・・だって・・直葉は・・・」
「レン?」
リーファは心配そうに、レンを見る。
「!? やめろ!」
「え!?」
いきなりリーファから距離を取るレン。
「あ・・・」
「どうしたの?レン」
「お・・・俺は・・・」
そこでシノンは気付く。
「まさか・・・直葉ちゃんが・・・」
キリトも気付いた様に狼狽する。
「お前・・・なのか・・?」
「お兄ちゃん?シノンさん?」
まだ、状況を掴めていないリーファ。
「あんまりだ・・・・こんなの・・・」
レンがウィンドウを開く。
「え!?レン!」
リーファが手を伸ばし、止めようとする前に、レンはログアウトした。
「なんで・・・」
誰もいなくなった場所を茫然と見ているリーファ。
「リーファちゃん、よく聞いて」
「あ・・・・」
シノンが、自分の方へとリーファを向かせる。
「レンは・・・・」
そこで少し躊躇うも、シノンは言った。
「レンは、氷鉋 恋次。二年前に、貴方と絶交した男よ・・・」
シノンは、苦虫を嚙み潰したように、そう言う。
「レン・・・・恋次・・・?」
リーファは、ありえないという様にその表情を強張らせる。
「だって・・・・恋次は・・・・」
そこで、思い出す。
現実で、一度だけ見た、恋次のあの喧嘩。
鬼神の様な強さで木刀で敵をなぎ倒すその様。
その時言っていた彼の言葉。
そして、それを全て、レンに照らし合わせた瞬間・・・・
完全に一致した。
「あ・・・・・・」
何故気付かなかったのか。
そんな考えが頭の中を駆け巡り、同時に、何故か怒りが込み上げてきた。
「なんで・・・今更ぁ・・・!!」
歯を食いしばり、怒りを無理矢理抑え込む。
自分を拒絶しておいて、突き飛ばしておいて、ここで正体を隠して、何気に接してきて、一体何がしたかったのか?
「あの・・・ばか」
パシンッ!
頬に衝撃が走る。
「・・・・え?」
「直葉は間違ってる」
キリトだ。
「お・・・兄ちゃん・・・?」
「直葉、よく聞け。恋次はな、ずっとお前と仲直りがしたかったんだ」
「でも・・・今更・・・」
「あいつに、兄さんがいた事は知ってるか?」
リーファは首を横に振る。
そもそも、恋次とは剣道の時にしか会わず、話しは剣道の話しがほとんどだからだ。
「あいつは・・・あいつの兄さんは、SAO事件が始まって、一週間で死んだ」
全身に電撃が走るような感覚を感じた。
「・・・・・・・え・・・・え・・・・?」
「恋次は、自分の兄さんを尊敬していた。自分よりも勉強が出来て、自分なんかずっと人気者だった兄を、あいつは尊敬していたんだ。それなのに、あの事件が全てを狂わせたんだ。兄が死んで、何もやる気が起きなくて、大好きな剣道にも、やる気が起きなくて。お前が詰め寄ってきたときには、何もかもが面倒になってきていたんだ。だからお前を突き飛ばしたんだ」
キリトはリーファの肩を掴む。
「あいつは、それをずっと後悔してきたんだ!だから、謝ろうといつも現実でお前に話しかけようとしていたんだ!それを、全部、お前は拒絶してきたんだ!それが、二年間の溝を作っちまっんだよ!」
キリトの言葉に、その身を震わせるリーファ。
「そん・・・な・・・私・・・」
頬から涙を流し、手を口元にあて、泣く。
「行ってこいスグ。今ならまだ間に合う」
「でも、今更・・・」
「直葉!」
キリトの怒号に、身体をびくりと震わせるリーファ。
「何勝手に諦めてんだ!このまま、溝が出来たままで良いのか!?二度とあいつと会えなくなっても良いのか!?謝る事が出来ず、その後悔を一生背負ったまま生きるのか!?」
キリトの訴えに、リーファは、心を揺さぶられる。
「行け!スグ!手遅れになる前に!」
「う、うん・・・」
リーファはウィンドウを開き、ログアウトを押す。
その姿が消滅し、そこにはキリトとシノンだけになる。
「・・・・さて、
シノンが、右を向く。
そこへ、一人の男が舞い降りる。
サラマンダーの証である赤い髪。鍛えられた体にノースリーブの赤い無生地の服と、足には赤い装飾が施された脛当て。
「あんたが、最後の刺客ってところかしら?大和」
「ああ、そうだよ朝田」
男はくっくと笑い、背中から長い長剣を抜く。
おそらく、片手剣の一種だろう。
「さあ、メインディッシュの時間だ」
「悪いがそうもいかないわ」
シノンが腰からダガーを抜く。
キリトは無言だが、その場から数歩下がり、腕を組んでたたずむ。
「あんたはやんねえのか?」
「これはシノンの問題であって俺の問題じゃない。だからこの決闘に手出しする事は無い」
「決闘?違うな。これは・・・」
大和のアバター、『モードレッド』は、赤い筋の通った片手直剣の切っ先をシノンに向ける。
「蹂躙だ」
瞬間、物凄いスピードでシノンとの距離を詰める。
「ぐう!?」
それを受け止めるシノン。
「さあ、始めようぜ、朝田ァ!」
「ハア・・・ハア・・・ハア・・・!」
桐ヶ谷直葉は走る。
「お願い・・・まだ・・まだ・・・!」
息を切らせ、走り続ける。
「恋次・・・恋次!」
叫ぶ。今、どうしても謝りたい人の元へ。叫ぶ。今、どうしても会いたい人の元へ。
「ごめんなさい・・・・ごめんなさい!!」
少女は無く。自分の無知さ、愚かさを憎みながら。
走る。走る。あの場所へ。
学校の道場。夕日が差し掛かり、窓がその光を反射する。
「恋次!」
家にはいなかった。ならどこに行く?
墓?違う。
公園?論外だ。
なら、自分たちが初めてあった場所だろう。きっと。
扉を勢いよく開ける。
そこには、誰もいない筈なのに、今日は、誰かいた。
「ハア・・・ハア・・・恋次・・・」
その髪は、黒いが、赤みがあり、どこから血の色にも見える。
身長は直葉より高めで、以前より、たくましい体は、剣道をやめてもなお、トレーニングを欠かさなかった証だ。
直葉は、その後ろ姿を知っている。
二年間、顔さえ合わせようとせずに、避け続けてきた相手。
「来たのか、直葉」
次回
直葉と恋次が通う、学校の道場。
そこで二人は、互いの気持ちを吐き出す。
「もう、いいよ」
「恋次、私は・・・!」
それと同じ時間で繰り広げられる、最後の刺客、モードレッドとの戦闘。
「テメェが蒼穹に近付くんじゃねぇよ」
「それは、私の勝手でしょう!」
交錯する想い、ぶつかり合う刃。
「取れ、直葉。最後の試合だ」
次回『泣き叫ぶ少女と諦めた少年』
次回も、お楽しみに!