前回の予告で、《黒天使》について補足すると言いましたが、全然補足出来てないです。自分が予告しても、それ通りに進んだ試しがない気がする……。
何か《黒天使》を口実とした蓮と直葉の話みたいになってる。まあ、いいか。多分こっちの方が需要ある。
それでは、第八話スタートです!
「ふぅ。何か、どっと疲れた……」
《アルヴヘイム・オンライン》から帰って来た俺は、ナーヴギアのハーネスを外した。まだ被ったままだが、しばらくそのまま。
仕方ないだろう。仮想世界にダイブしたのは二ヶ月ぶり。こっちに帰って来てから、まともな運動はランニングだけ。竹刀や木刀も、たまにしか握っていない。今日の動きは武器が違うとはいえ、SAO全盛期の半分以下。早めに感覚を取り戻しておく必要がありそうだ。
「……さて、念のため目を通しておくか」
デスクの上にあるパソコンを一瞥する。新しく買ってから、大して使っていないそれ。二年前に比べると大分高性能になっている。
だが、ベッドから降りる気のない俺は、ダイブする前に枕元に置いておいたスマホを取った。
「《黒天使》だったよな……確か……」
まずはホームページ。リーファの話によれば、動画がアップされているらしいし、その他色々情報も集められる。
やはり、《ALO》は人気だという事が分かる。Aと打っただけで、真っ先に出て来るのだ。
「何か、パッとしないのが多いな……」
上の方には、アップデートの情報が書かれていた。次回のアプデで新型《伝説級武器》や魔法を導入予定である、ということ。バグや不具合を修正した、などとあった。
正直、ホームページ自体は大した事がない。色々ページを見てみるが、真面目に情報収集がしたいのなら、攻略サイトを見たり、実際にリーファに聞いたりした方が早そうだ。
「さて、そろそろ見るか」
目当ての動画はすぐに見つかった。【アルヴヘイム・オンライン 世界樹の守護者《Knight of Black Fairy》】という題名のそれ。サムネには、俺たちが目指している《世界樹》が写っている。
「――――ッ! 嘘だろ……っ」
俺はすぐにそれを再生した。そこには、《黒天使》の驚くべき姿が写っていた。
ALOから戻って来てからずっと、先ほどの自分の行動に戸惑っていた。どうして、初めて会ったあの二人に同行を申し出たのか。なぜこんなにも、簡単に心を許してしまったのか。
一年もVRMMOをプレイしていながら、フレンドリストにはリアルでも知り合いの《
まるで、初めて紅林君と話した時みたい。
「――ッ!」
脳裏を過った想像を振り払い、何か飲むために台所に向かった。
「……あれ? あたし、電気消し忘れたのかな」
冷蔵庫から作っておいた麦茶を取り出し、コップに注いだ。それを飲みながら外を見ると、奥にある道場に明かりが点いていた。
消し忘れたのなら、その場所を使っている自分が責任を持って消さなければいけない。そう思い、真冬の外に上着を羽織って出た。
「はあァァァッ!」
いざ道場に行ってみると、紅林君が木刀を振っていた。あたしは入り口で少しその様子を観察する事にする。
気合の入った掛け声と共に、形を無視して無茶苦茶な振り方をしている。だが奇妙な事に、その動きを紅林君がやっているとそれっぽく見えてしまう。でたらめに振っているわけではない。むしろ、普段に比べて迫力がある。
「――ッ!」
左から右へと水平に刀を動かした時、紅林君が体勢を崩した。当たり前だ。あんな滅茶苦茶な動きでは、すぐに腕が持ってかれてしまう。上半身や足がそれについて行くのは困難だ。
「ってぇ……」
「大丈夫っ⁈」
あたしは、急いで紅林君に駆け寄った。
足を挫いたっぽいが、すぐに木刀を拾い直し、それを杖代わりにして立ち上がってしまった。
「ちょっと紅林君、足診せて。腫れてたりしたら…………」
過去に自分も、足をやってしまった事がある。程度は軽かったのだが、しばらくは違和感が残り、練習に集中出来なかった。だから、ケガの直後にちゃんとケアした方がいい。
そういうつもりで、あたしは紅林君に近づいた。
「――うるさいッ。邪魔するなッ!」
「――っ!」
突然の大声にびっくりして数歩後退。だが大声以上に、紅林君に怒鳴られたという事の方が衝撃的だった。
普段から優しく、親しみやすい雰囲気の彼だが、今はそんな彼はなりを潜めている。殺気は流石に言い過ぎだが、それに近い何か。
〝怖い〟、紅林君に対してそんな風に思ったのは初めてだった。
「……く、紅林君? 大丈夫?」
「…………、桐ヶ谷さん……? ご、ゴメン。急に大声出して……」
だが、そんな雰囲気はすぐに消え、いつもの紅林君に戻った。今のは一体何だったのか。
「……ううん、いいよ別に。あたしもゴメン。何か、覗きみたいな事しちゃって」
「桐ヶ谷さんは悪くないよ。本当にゴメン。それに、こんな時間に勝手にここ使っちゃって……」
「それはいいよ。ところで、足は大丈夫?」
「それは大丈夫。やっぱり、こっちじゃ無理だったよ。運動不足かな。ジムの回数とか、走る距離とか伸ばさないといけないかも……」
大丈夫と言われたが、念のため足を診る。今の所は腫れもなく、本当に大丈夫そうだ。紅林君は、あまりそういうのを言わないから不安になる。
「急にどうしたの? SAOから帰って来てから、あんまり剣道やってなかったのに」
「……ちょっとね」
また紅林君の様子がおかしくなった。本人が気づいているかは分からないが、今の彼は、貼りつけたような笑顔をしている。
二年前も時折見せていた表情ではあるのだが、ここ最近はその回数が増えている。こんな表情をしている時、大抵は彼の家族の事に関わる場合が多い。だが、もう今は完全に縁が切れているはずだし、何が彼の身に起こっているのか、あたしには全く分からない。
「本当に大丈夫? また少し、怖い顔になってるよ」
「……問題ないよ。流石に二ヶ月もサボってると、どんなにジムに通っても鈍ると思ってさ。昼間だと、桐ヶ谷さんの邪魔になるから」
「そんなのいいのに。むしろ、あたしは一緒に練習したいけどな、紅林君と」
「……そっか。じゃあ、タイミングが合えば、お願いしようかな」
また、紅林君と一緒に練習出来る。それだけで嬉しくなるし、抱いていた不安さえどこかに飛んで行ってしまう。
――好きになった人の事……そんな簡単に諦めちゃダメだよ。
これはあたしが昨日、お兄ちゃんに言った言葉だ。何かに打ちのめされたかのように、深く絶望していたお兄ちゃん。原因は知らないが、あたしはそんなお兄ちゃんを見てそう言って慰めた。
だけど、それはあたし自身への言葉でもあった。どんなにあたしが思い焦がれても、紅林君には届かない。嫌われているというわけではなく、興味がないという感じ。すぐ隣にいるのに、あたしと紅林君の心の距離は遠い。それを感じて、何度諦めそうになった事か。
「ねえ、紅林君……」
「ん? 何、桐ヶ谷さん」
「あのさっ――」
――あたしでよければ、紅林君が抱えてる事、聞かせてくれないかな?
そう言いたかったのに、もう少しで言えたのに、それを言葉に出来なかった。これを口にしてしまったら、紅林君が隣からもいなくなってしまう気がしたから。
「明日の午前中って暇?」
だからあたしは、また自分の気持ちに蓋をする。
「暇……かな。体を動かそうかなって、漠然とは考えてたけど」
「じゃあさ、一緒に学校行かない?」
紅林君は驚いた表情をした後、首を横に振った。
「いいって。在籍はしてるけど、二年も行ってないと、授業になんかついて行けないよ。それに、桐ヶ谷さんだって、推薦で高校決まってるんだから、自由登校じゃんか」
「紅林君、そうじゃないよ。顧問の門井先生がね、推薦の人達が心配だから顔を出せって言うの。そこに一緒に来ない? 体だって動かせるでしょ」
紅林君が帰還したという知らせを聞いて、門井先生や剣道部のみんなから、何度も紅林君を連れて来てと言われていた。その都度、紅林君には伝えたのだが、毎回本調子じゃないとか言われ断られていた。だが、さっきの姿を見られれば、そんな言い訳は出来ない。用事もないと言っていたし、これで理由はないはずだ。
「……でもさ、俺なんか邪魔になるだけじゃ……」
「それ、本気で言ってる?」
あたしが呆れながら睨むと、紅林君は降参のポーズをとった。
「了解。行くよ明日。その代わり、下手くそでも文句言うなよ。ちゃんと剣道するの、二年ぶりなんだからさ」
「言わないよ。それに、ブランクがあっても、紅林君なら普通にやりそうだけどね」
こうしてあたしは、自分の気持ちに嘘を吐いた。
今の関係から一歩前に進みたい。でも、踏み込んだ瞬間、今の関係さえ壊れてしまう気がする。失う覚悟もないのに、何かを求めるなんて間違っているのだろうか。もっと知りたい、もっと近づきたい。それは間違っているのだろうか。
「そろそろ終わりにしよっか」
「おう」
桐ヶ谷さんと共に、朝の素振りを終えた。縁側に座り、桐ヶ谷さんが持って来てくれた麦茶を飲む。
「ふぅ、生き返るーっ」
「ふふっ。紅林君、本当に体力落ちたね」
「毎回言ってるだろ。二年前に比べたら、体重も筋肉も落ちてんの。最近、ようやく筋肉痛に悩まされなくなったんだから」
二ヶ月前まで寝たきりの俺が、桐ヶ谷さんと同じメニューをこなすのはキツかった。今日の部活のため、急いて感覚を戻そうとしたが、かえって自分の衰えを突きつけられた。
「随分バテてるな、蓮」
「…………何だ、和人さんか」
「何だとは何だ。お前、最近俺の事舐めてるだろ」
「まさか。尊敬してますよ、和人さん」
後ろから、和人さんが来た。俺よりも運動不足の彼は、俺よりもずっと細い。
「おはよう、お兄ちゃん。お兄ちゃんもやれば分かるよ。二ヶ月でここまで戻すの大変なんだからね」
「おはよう、スグ。俺じゃあ流石に、お前ら二人にはついて行けないよ」
相変わらず、仲のいい兄妹だ。羨ましい。
「蓮、少しいいか?」
真剣な表情になった和人さん。彼が何を話そうとしているのか分かったので、黙って頷いてついて行く。
「……どう思った?」
桐ヶ谷さんが朝食を作ってくれている間、俺は和人さんの部屋で《黒天使》について話していた。
「どうって、あの動きは間違いないですよ」
「だよな。……連絡取れないと思ったら、また面倒な事しやがって」
「仕方ないですよ。だって、あの
「だな」
昨日見た《黒天使》の動画。そこに映っていたのは、全身を黒の鎧に包んだボス。だがその動きは、かつて存在した鋼鉄の城で、《白悪魔》と呼ばれたナイトに酷似していた。
「あの技は、多分《暗黒剣》のソードスキルだろうな」
「はい。あのスピードは、システムアシストの恩恵でしょうね。発動時にライトエフェクトがあるとはいえ、まともにやり合ったたらキツいかと」
動画の奴の動きは、ナイトの全盛期そのもの。相変わらず、クロスレンジでは敵なしだ。
「俺達二人で、何とかなるでしょうか?」
「何とかしなくちゃいけない。他に頼れる奴は誰もいないからな」
アクアさんは囚われたまま。レモンさんとリズさんはそれどころじゃない。エギルさんとクラインさんは、ようやく元の生活に戻りつつある。和人さんの知り合いの二人は俺より年下。そんな二人を巻き込むわけにはいかない。
「とりあえず、《世界樹》の下まで行ってみよう。上への行き方は、着いてから考えればいい」
「了解です。じゃあ俺は、この後桐ヶ谷さんと剣道部に顔出して来るので」
「分かった。俺はもう少しネットで調べてみるよ。あいつを突破する方法、探してみる」
アスナさん救出。ここまで順風満帆過ぎたのだが、ここに来て最悪の事態が起きてしまった。あのナイトまで囚われており、尚且つ、奴が敵となって立ちはだかる。
俺はあいつに勝てない。あいつとの差は、ちょっとの努力では埋まらない。それでも俺は、あいつと戦わなければいけないのだ。
「お兄ちゃん、紅林君! ご飯出来たよー!」
「今行く!」
朝食を取り、出発の時間までゲームをやって時間を潰す。中古ゲーム屋で買って来たゲームの一週目をクリアする頃には、出発の時刻10分前になっていた。急いで支度をして、待っていてくれた桐ヶ谷さんと共に和人さんに見送られながら、一年も通う事の出来なかった学校に向かった。
「紅林じゃないか! 久しぶりだな」
「お久しぶりです、門井先生」
ここは、桐ヶ谷さんが通っている川越北中学校。俺も通っていたのだが、SAOに囚われている間は休学中となっており、来るのは二年ぶり以上だ。
そして、桐ヶ谷さんに後ろをついて行き、剣道場に辿り着いた。桐ヶ谷さんによると、俺が今日来る事は誰も知らず、サプライズらしい。案の定、門井先生も他の奴らも揃って驚いていた。入院中も何度か見舞いに来てくれていたが、こちらから訪ねるのは初めてだ。
「何だよ蓮。来るならそう言えよな」
「桐ヶ谷さんが秘密にしてたんだよ。俺が意図して隠したわけじゃない」
ここではっきりさせておこう。俺は秘密にしていない。
「桐ヶ谷さん、ねぇ……」
「何だよ、その含みのある言い方は……」
「お前、桐ヶ谷さんと一つ屋根の下なんだろ。何か進展あったか?」
「……あるわけねえだろ」
「桐ヶ谷さんと言えば、変わったよな二年間で」
「…………」
「あれ? 無言って事は、そういう事か?」
「……うるさいな。んなわけねえだろ!」
久しぶりの再会ともあって、当初の目的を忘れそうになる。
昨日、あんな遅くに木刀を振っていたのは、ナイトと戦えるだけの強さを得るため。スキル制MMOのALOは、現実で出来る事は簡単に出来る。ステップやソードスキルの再現、その他細かい動きを確認していたのた。
だが、自身の全盛期からは程遠く、ナイトに勝てるビジョンが見えない。そんな俺は無茶な動きをして足を捻り、その場面を桐ヶ谷さんに見られていた。
「紅林、防具や竹刀はあるか?」
「あ、防具だけ貸してください。竹刀は桐ヶ谷さんから借りて来たので」
「場所分かるだろ。勝手に選んでいいぞ」
今日ここに来たのは、自身の原点に立ち返るため。昨日の練習中、俺の心を乱した最大の原因を何とかしたかったからだ。
ステップは大体は出来た。ソードスキルも問題なし。おまけに片手剣のソードスキル《ヴォーパル・ストライク》も、再現が可能だ。だが《炎刃オニマル》の代名詞とも言える《鬼炎斬》だけは、どうしても出来なかった。リーチの長い刀での七連撃。後半どうしても体勢が崩れてしまう。もちろん、スピードを落とせば出来るが、それではALOで使う事は出来ない。
「おお、やっぱ似合うね、剣道着」
「久しぶり過ぎて、こっちは落ち着かないけどな」
桐ヶ谷さんと話をしながら先生の方へ向かい、普段の練習に混ぜてもらう。最初は基本から。徐々に実践的なものに近づいていった。
「紅林、もうバテたのか?」
「蓮、情けねえぞ。ゲームのやり過ぎか?」
「……否定出来ねえのが悔しい」
まだ試合はしていない。なのに今の俺は、何試合もやったかのように疲れている。竹刀を持つ手は痛み、足はもうガクガク。桐ヶ谷さんもまだ余裕そうだ。俺、本当にヤバイな。
「大丈夫、紅林君?」
「桐ヶ谷さん。俺さ、二年間舐めてたわ。ははっ……」
当初の目的どころか、周りのペースについて行く事さえままならなかった。結局、この後俺は復帰出来ず、今日の練習は終了した。
練習後、俺は一人門井先生に剣道場に残された。
「……何ですか、先生。もしかして、俺怒られます?」
「怒りたい所だが、体力が戻ってないのに無理に来させた部分もあるからな」
果たして、その点について謝罪の気持ちはあるのだろうか。まあ、多分ないだろうな。だって俺、「何でもっと真面目にやらないんだ!」って、いつも怒られてたし。
「お前は、練習は手を抜いてばかりの癖に、試合だけは真面目にやってたからな」
「練習も真面目にやってましたって。ほら、俺って〝スロースターター〟じゃないですか」
「そんなの知らん」
いやいや。割とマジで言ってるんだけどな……。
「紅林、久々にやるか」
「……それ、本気で言ってます?」
「当たり前だ」
この人、俺が練習だけでバテたって事忘れてないよな……。
「本気で来いよ」
「――――当たり前です」
面を被り竹刀を持つ。面越しに門井先生と向き合うと、周りの音は何も聞こえなくなった。汗臭いと思っていた面の匂いも、今は全く気にならない。視野が狭まり、相手の事しか見えなくなる。竹刀を持っているという感覚がなくなり、自分の体の一部になった気がする。もちろん、口の中に残っていたスポーツドリンクの味もなくなっている。
試合が終わった時、開始の合図から三十秒も経っていなかった。竹刀が面を打った音が響いた後、竹刀が落ちた音がした。
俺の五感が戻るのと、俺の勝利が告げられたのは、ほとんど同じタイミングだった。
門井先生にお礼を言い、剣道場を後にする。校門の前で、慎一と話している桐ヶ谷さんを待つ。そして、彼女が戻って来て、一緒に家に帰った。
感覚は戻りつつある。後は実戦で取り戻すしかない。
はい、《黒天使》の正体は、なんと、まさかのナイトでしたっ!
えっ、そんなのとっくに気づいてたって? ですよねー。
どうしてこんな事になったのか、次回以降から少しずつ紐解いて行きたいと思います。ナイト、結構出番なかったですからね。ALOでは大暴れしてもらいます。レット、勝てるかな…………?
蓮と直葉の方にも進展……と思いきや、若干のシリアス。直葉は、蓮のちょっとした違和感に気づいていて、蓮はそれに気づかれていると思っていない。ここら辺の認識の差が、今後どうなるのか楽しみにしていてください。
蓮の方も、少しずつ勘が戻って来ています。ALOでも、持ち前の戦闘センスを発揮してくれる事でしょう。多分、次回には新たな刀も手に入れて、SAO時代に近い彼が見れるかと。
そして、これは自分の切実な願い。感想が欲しい。評価が欲しい。お気に入りが増えて欲しい。
作者様には分かると思いますが、これらが貰えたり増えると、とても嬉しいですよね。モチベ上がりますよね。もちろん自分もその度に一喜一憂しております。
もうすぐ、【SAO SO&WD】を書き始めて一年。お気に入り登録してくれた方、感想をくれた方、読んでくれている方、皆さんのおかげでここまで続けて来れました。文章も、その頃と比べればマシになってきたと思います。ただ、あの頃の執筆スピードには勝てない。一周年記念として何かやりたいですし、そろそろシノンを回想以外で出してあげたい。早く続きを書きたい、いつもそう思っております。
これからも、【SAO SO&WD】をよろしくお願いします。
それではっ!