ソードアート・オンライン 紅鬼と白悪魔   作:grey

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ついに、「オーディナル・スケール」が公開されましたね。読者の皆さんはもう見に行きましたか?ちなみに自分は、テストが近くてまだ行けてません。終わったら行きたいと思います。まったく、どうしてテストがこんな時期にあるんでしょう……。

29話では、視点がナイトに移ります。1話丸ごとナイト視点だった事って少ないんじゃないかと思います。今話で今までの出来事を軽くネタバラシしながら、今後に向けての準備回です。もしかしたら、ナイトに対する印象が変わってしまうかもしれません。

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29.敵を欺くにはまず味方から

「……随分と、疲れ切っているじゃないカ」

 

「あァ? うるせぇな。こんなのどうって事ねェよ」

 

 どこかの層のどこかの森の中。安全エリアにある木に寄り掛かって座り込む白い少年。そして、その少年に話しかけるフードを被った特徴的な話し方をする小柄な少女。

 

「スー坊に容赦がなさ過ぎるんじゃないのカ?」

 

「……あいつには、オレみたくなって欲しくないからな」

 

 オレは彼女にそう答えると、少し目を閉じる。全身には、僅か3時間前の疲労が未だに抜け切れず、体中が悲鳴を上げている。視界が暗闇に変わると、楽しかった思い出が次々と浮かび上がっては消えていく。

 

 

 計画自体は、約一年前から練っていた。1人では限界はあったが、それでも何とかやって来た。しかし、攻略組の状況が分からなければ、最終段階の一歩手前で躓いてしまう。オレは、その情報を得るため、1人の情報屋を無理矢理従わせた。それでも、せっかく得たその駒も、もう1人の情報屋との戦いでなくなった。計画の続行は不可能に近くなり、多少強引なやり方も仕方ないと思っていた一ヶ月前、その駒は自らオレの元へ戻って来た。

 

「……誰だ?」

 

「そんなに身構えなくていいヨ。ただの情報屋ダヨ」

 

「その情報屋の中でも、お前が一番厄介なんだよ、鼠」

 

「ニャハハハ、そんなに評価してもらえるなんて、オレっち嬉しいヨ」

 

 フードを被っているため、表情は見えない。だが、こいつは明らかにオレをからかっている。

 

「何が目的だ。 オレの居場所を流して、攻略組に殺させるのか? その前に、オレがお前を殺してやるよ」

 

「待て待て、オレっちがそんな野蛮な事するはずないダロ」

 

 どの口が言ってんだか。

 

「取引しようじゃないカ、ナー君」

 

「取引? 例えば、その貧相な体をオレに差し出す代わりに、攻略組に戻れ、とか? オレ、残念だけど年下は興味ないんだよね。同い年か1、2歳年上が好みかな」

 

「別にナー君の好みは聞いてないヨ。だけど、オネーサンの魅力に気づかないとは、まだまだお子ちゃまだナ」

 

 茶化して返したが、向こうを同じ様に返してくる。

 

「……で、取引の内容は?」

 

 もう一度あいつを引き込めれば、まだ何とかなるかもしれない。だけど、狐というカードを一度切ってしまった以上、一方的な支配は難しい。

 

「簡単な事だヨ。ナー君はラフコフで何をやろうとしているのか、それだけ教えてくれればいいんダ。そうすれば、オレっちも出来る限り協力しようじゃないカ」

 

 何だって? これは、オレにとっても好都合なんじゃないか?

 

「じゃあ、お前は何を求めるんだ?」

 

「全てが終わった時、もう一度攻略組に戻って来てクレ」

 

 

「お休みの所悪いが、オレっちも暇じゃないんダ。頼まれた情報だけ流して帰るヨ」

 

 もう少しで夢の世界へ現実逃避しそうだったオレは、そんな彼女の言葉によって現実に引き戻される。正直、一眠りしておきたかった。

 

「……で、どうだった?」

 

「……ナー君の予想通りサ。スー坊は、オレンジギルドを壊滅させる際、常に1人の女性プレイヤーと一緒にいたらしいんダ。そいつの名前は……」

 

「――《スファレライト》」

 

 オレは、部下であるスファレの名を出す。あいつの動きが明らかにおかしいのは気づいていた。だが証拠もなく、下手に動いて目的がバレたら元も子もなかったから動けなかった。

 

「正解ダ。なーんだ、分かってたんじゃないカ」

 

「勘だよ勘。これでも、新しい情報には疎いって自覚してんだ」

 

 金を貯めてようやく買う事の出来たプレイヤーホームは、僅か一週間で帰らなくなった。それがあったのは、ずっと下層の森の中。周りにもモンスターは普通にポップし、家の周りだけが安全エリアだった。でも、あの家の存在を知る者は、誰一人いなかった。それは多分、オレ自身がこうなる事を分かっていたからだろう。

 

「彼女は、レットの前では《情報屋ライト》と名乗っているらしいゾ」

 

「……そうか。こりゃ、最悪のパターンも想定しねぇといけねェかもな」

 

 そう言いながらも、あまりオレは焦っていない。最初から、計画がシナリオ通りに進む事なんて99%あり得ない。

 

 そう、あり得ないんだ。レベル制MMOにおいて数字の差は決定的なものになる。一年と少し前、まだオレが攻略組のトッププレイヤーだった頃、あいつと初めて会った日。その目に見えるはずの差をひっくり返された。

 

 

 約一年前、俺は攻略組予備軍と言っても過言ではない実力とレベルを備えた6人組と行動を共にしていた。そんな俺達の前に現れた3人のオレンジプレイヤー。そいつらこそが、後に結成されるラフコフの幹部のジョニーとザザ、そしてリーダーのPoHだった。俺や他の6人のレベルは、明らかに上だった。でも、奴等にそんな常識は通用しなかった。元々、対人戦に慣れていないという事もあったが、それ以上にプレイヤースキルが違い過ぎたのだ。

 

 結論から言おう。俺達は負けた。6人は、俺がジョニーの麻痺毒で動けなくなっている間に殺された。しかも、PoHはその光景を俺に見せつけてきた。

 

 その後は、3人で俺をいたぶった。俺のHPがレッドゾーンになると結晶を使われ、再び減らされる。これの繰り返しだった。僅かにあった攻略組としてのプライドはもちろん、俺の自信、誇り、信じていた物全てが壊された。俺の中の世界が崩壊したと言ってもいいだろう。そんな時、頭の中に声が聞こえた。俺はその声と確かこんな会話をした気がする。

 

『なァ、いいのか? このままじゃ、お前も他の奴等と同じように殺されるぜ』

 

 この声は、以前も聞いた事がある。懐かしく、もう二度と聞かないと思っていた。

 

『殺されたくなきゃ、こっちが先に殺してやればいい。オレに任せろ。全部、終わらせてやる』

 

 ここで、俺の記憶は飛んでいる。意識が戻った時、俺の目に飛び込んで来たのは、黒い光を放つ俺の剣が、黒ポンチョの男の短剣を破壊した瞬間だった。

 

 その直後、俺をあり得ないほどの痛みが襲う。この頃は、まだレベルが低く、連続使用可能時間が短かった《暗黒剣》が、このタイミングで切れた。まるで糸が切れたように俺は倒れ、そして意識を失った。

 

 

「……全ては、あの日殺せなかったPoHを殺すチャンスを作るため。そのために今日までやってきたんだ。絶対に、失敗するわけにはいかない」

 

 でもこれは、オレが紅鬼に向かって否定した偽善なのかもしれない。オレが1人でやる必要なんかない。それこそ、狐に言ったように、帰って誰かに援軍を要請すればよかったんだ。それでも、オレはそうしなかった。あの日、記憶がないとはいえ、《暗黒剣》を使ったのは事実だ。突然現れたそのスキルがPKにおいて最も効果を発揮するスキルだと知っていたのに。そんなスキルを持っていると知られるのが、怖かっただけなのかもしれない。誰かに拒絶されるのが嫌だったから、自分から拒絶したのかもしれない。

 

「……一年前から練っていたんだナ。それを聞いた時はオレっちも驚いたヨ。敵を欺くにはまず味方からって事だナ」

 

「別に、そんなんじゃねェよ。それに、もうあいつらはオレの仲間じゃねェ」

 

オレは、仲間である資格なんてない。1人の男を殺すために、平気で裏切ったんだから。

 

「50層攻略後のトッププレイヤーを集めた会議で、ナー君が言った《ヴァイス》についての話、あれもそうなんダロ」

 

「ああ。ラフコフからスパイが行ってるのは知ってたからな。少しでも多く、そいつらを炙り出したかった」

 

「つまり、スー坊とクリスマスにデートしたのも布石カ?」

 

 ニヤニヤしながら聞く鼠。デートって言っても、例の戦いの事だろう。

 

「デートじゃねェよ。まぁ、布石ってのは間違ってねぇけどさ」

 

 あの時は、《ヴァイス》というプレイヤーが攻略組関係者だとアピールしたかった。そのために、攻略組の中でも上位に入る実力のあいつを攻撃した。そのおかげで、さっき鼠が言った会議がスムーズに進んだ。

 

「《竜使いのシリカ》ちゃんの件も、ナー君の計画通りカ?」

 

「ちょっと違ェな。オレがラフコフとしてやったのは、《タイタンズハンド》の処理。結局やったのはブラッキーだけど。そこ以外にも、ギルドをいくつか潰した」

 

「ラフコフ以外だと、何だったんダ?」

 

「……ベルデの奴と関わりのある《竜使い》がどんな奴か気になったから。要するに、ただのお節介だ」

 

「中々、優しい所があるじゃないカ」

 

 鼠の言葉がくすぐったい。でも、あれは本当にただのお節介だ。

 

「スー坊の妹、メグミちゃんだったカ。彼女にスー坊を襲わせたのは、どうなんダ?」

 

「そいつは無関係だ。メグミが紅鬼の妹って事は知ってたが、あんな事になるなんて思わなかったよ。PoHの野郎に唆されたんだろうよ」

 

 今思えば、あの頃から少しやり辛くなった。メグミも俺の部下だっただけに、自分を責めた。

 

「じゃあ例の、《クレイズナッツ》はどうなんダ?」

 

「あれにもオレはノータッチだ。あれを作るよう言ったのはオレだけど、あれは今回の討伐戦のキッカケにするつもりだった。別に紅鬼を堕とすためじゃない」

 

 紅鬼にPoHが接触してから、色々と環境が変わった。薄々勘付かれていたかもしれない。

 

 オレはスキルウィンドウを開き、スロットに入れてある《暗黒剣》をタップ。【連続使用時間:Max】の文字。討伐戦で2/3を使った《暗黒剣》は、もう既に完全に回復。そろそろだと思い、俺は立ち上がる。

 

「……さて、《暗黒剣》もバッチリだし、行くか」

 

「……待ってくレ。少し、聞きたい事があるんダ」

 

 鼠がフードを被り口を開く。深く被っているため、その表情は見えない。

 

「ナー君、死ぬつもりじゃないだろうナ」

 

 オレは、鼠と取引をした際、攻略組に戻ると約束した。おそらく彼女は、作戦を聞いている過程で、俺が死ぬつもりだと気付いたのだろう。

 

「……さァな。少なくとも、死ぬ確率の方が高いだろうよ」

 

「ふざけるナ! 言っていた事が違うじゃないカ! ナー君が死ぬんじゃ、オレっちは何のためにやって来たんダ!」

 

 目に涙を浮かべ、そう叫ぶ鼠。こいつ、こんな事言うキャラだったか?

 

「……バカな事言ってんじゃねェぞ。オレが、本当に戻れるとでも思ってたのかよ。攻略組は今、必死になってオレを探している」

 

 最初から、こうなるように仕向けて来た。この作戦が終わった時、オレに残された道が、たった1つになるように。

 

「鼠、最後の作戦を確認する。今からオレが、PoHの元へ向かう。そろそろ6時だ。オレ達が戦っていれば、嫌でも目立つだろう。そこへ、お前が攻略組を率いてオレとPoHの所へ来い。どうなるかは、テメェの出来た頭なら理解出来るだろ」

 

 鼠はバカじゃない。私情を持ち込む事は確かにあるが、それを仕事には影響させない。

 

「……本当に、ナー君がやらないといけないのカ?」

 

「今更、引き返せる位置にもいねェよ」

 

 この作戦で重要なのは、オレがPoHに勝つ事じゃない。攻略組が準備を整えて、オレ達の元へ乱入するまでの時間を稼ぐ事だ。そもそも、この作戦にオレの命なんて入ってない。この作戦において、オレの命は全てに劣る。

 

「《暗黒剣》を持つオレが、やらなきゃいけない」

 

 これを攻略組がやってみろ。その瞬間全てが崩壊する。大きな目的のためなら、多少の犠牲は仕方ない、なんて事になる。

 

「……オレっちには、どうしてナー君がそんなに自分を犠牲に出来るか、理解出来ないヨ。ナー君が生きて帰って来る事を待っている家族や、友達や恋人がいるんじゃないのカ? まだ、15ダロ。これからじゃないカ。楽しい事は、これから山程あるんだゾ」

 

 ()()()()()からの助言ってわけか。

 

「……兄弟はいねェし、両親はもうずっと前に死んだ。中1までの友達なんて、将来何人関わりを持ったままいられるか分かんねェし。恋人は……色々あってな、とっくに別れたよ。きっと、二度と顔も見たくねェだろうな」

 

 あいつの事を思い出さない日はない。別れた時、あいつはオレに感情を剥き出しにしながら言葉をぶつけて来た。その時の顔は、内容とは裏腹に、悲しげで寂しげだった。今でも毎晩、その時の顔が出て来る。

 

「……ナー君に彼女がいたってのは聞いてたガ、本当だったんだナ。いつものジョークかと思ってたヨ」

 

「嘘ついても仕方ないねェだろ。でもまァ、オレ、童貞だし、キスもした事ねェからな。実を言うと、手を繋いだのだって、たった一度のデートの時ぐらいだっけ。あれは付き合ってたというか、お互い依存し合って、傷を舐め合ってたってだけかもしれねェな」

 

 今更、後悔したり反省しても遅い。どんなに苦労して築いた物でさえ、壊れるのは一瞬だ。そして、一度築いた物が壊れたら、それは二度と元には戻らない。あいつもそうだし、仲間と呼んでくれたあいつらとの関係も。

 

「……マジで頼むぜ、()()()

 

 アルゴと呼ぶのは、おそらくこれがもう最後だろう。彼女の事はβテストの頃からそう呼んでいた。どこか、寂しい気もする。

 

「……ッ! 頼まれたヨ」

 

 オレはアイテムストレージを操作する。そこからいくつかの装備を選択する。

 

「カッコいいじゃないカ。似合ってるゾ」

 

 オレの姿は、《ヴァイス》と呼ばれていた頃の装備から、数段上のスペックの装備に変わった。どちらかと言えば、《白騎士》時代の装備に似た雰囲気だ。更に、剣の位置も腰から背中に変え、ローブも捨てた。

 

「死ぬなヨ」

 

「……おう」

 

 オレは、フレンドリストからPoHの居場所を探す。その場所は、最も名前が長い圏外村。オレンジプレイヤーの人気ワースト1だ。

 

 そんな事を考えていると、正面に立っていた男にぶつかりそうになった。

 

「……よォ、ベルデ。お見送りか?」

 

「……そんな所です。アルゴさんが、ナイトさんを行かせてしまったなら、俺が今更言える事はないですね」

 

 こいつとも、長い付き合いだったな。出会ったのは昨年10月頃。あの日からこいつはオレの部下になった。

 

「これ、オレンジの俺でも入手出来る範囲で手に入れました。使ってください」

 

 表示されたトレードウィンドウには、沢山の回復アイテムが並べられた。

 

「次会うなら、牢屋がいいですから」

 

「うわァ、嫌だわ~」

 

 お互いに苦笑いをして、無言になる。これから死に行く奴にかける言葉など見つかるわけがない。

 

「ベルデ、右手のグローブ外せ」

 

「へっ? 何でですか?!」

 

「いいから外せ」

 

「はっ、はい」

 

 オレはストレージからあるアイテムをオブジェクト化する。そのアイテムでベルデの右手甲にある棺桶のタトゥーをタップする。《Yes》を押すと、それは綺麗さっぱり消えた。

 

「《タトゥーナイフ》だ。これもやる。お前が残党共に会えた時にでも使ってやれ」

 

 続いて、リーダーとサブリーダーのみ開けるウィンドウを出す。上にある2つの名前のみ除き、全てを選び、《Yes》。ベルデの前には、【《Night》からギルドを退団させられました】というシステムウィンドウが出ている。

 

 これで、今《笑う棺桶(ラフィン・コフィン)》に在籍しているのは、リーダーのPoHとオレだけ。どちらかが死ねば、ギルドの名前は消滅する。

 

「ナイトさん……」

 

「それと、これな」

 

 そう言ってオレが渡したのは、金色に発光する鍵。

 

「これは、オレが使ってたプレイヤーホームの鍵だ。この鍵を使えば、家の所有権も中身も全て次のプレイヤーに引き継がれる。今日中だから急げよ」

 

「はい……!」

 

 そろそろ、言う事がなくなってきた。別に言わなくてもいいが、最後にこれだけ付け足しておく。

 

「ベルデ。もしも、このゲームがクリアされて、もう一度再開出来たら、オレと友達になってくんねェか? 知ってるだろ。オレ友達いねェんだ」

 

「……こういう機会がなきゃ、俺はあなたみたいな人と友達になる機会なんて一生ないでしょうね」

 

「おい、どういう意味だよそれ」

 

「何でもないです。じゃあ、考えておきますね」

 

 オレは、ベルデの横を通ろうとする。オレはその時初めて、ベルデが拳を固く握り震えているのに気づいた。

 

「……今まで、本当にありがとな。お疲れさん」

 

 オレはすれ違いざまに頭をポンッと軽く叩く。

 

「……ッ! 今まで、本当にありがとうございました」

 

 オレはベルデに背を向けたまま、右手を上げて振る。そして、空いた左手で《転移結晶》を使った。

 

 今更引き返せないし、引き返すつもりもない。やる事は全部やった。あとは、アイツ(PoH)を殺すだけだ。




【DATA】

・ナイト《Night》
Lv.75
武器:《クリムゾン・ヴァイス》
強化試行回数は既に0で限界まで強化されている。しかし、既に最前線のMob相手では火力不足。
スキル:《暗黒剣》、《片手用直剣》、《索敵》、《隠蔽》、《武器防御》、《戦闘時回復(バトルヒーリング)》、《体術》、《投擲》、《疾走》、《調合》、《軽業》(カレス・オーの水晶瓶に保存中)


次回もお楽しみに! アンケートへの回答よろしくお願いします!

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