バトルスピリッツ 混沌に導かれし星空   作:星空 瞬

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《ハヌマーリン》と《カラミティ・ボア》が使いづらい。
後、テストが近いのでテスト前、最後の投稿になります。


4話 魔法使いとの出会い 神皇の激突!

「うぅ~ん。もう朝か…」

 

幻想郷に来て1日が経った。

昨日は霊夢とのバトルに、文の取材とバトルをした後に霊夢に殴られ、その後、再び掃除を再開することになった。

 

結局、夕食の時間まで外で掃除を俺はしていた。秋の半ばぐらいなので、この時期の夕方は少し凍えるのだ。

 

「(布団から出たくないけど起きよう。)」

 

俺は布団の中から抜け出し、霊夢から渡されたパジャマから私服に着替える。

 

そして着替えた後は霊夢の朝食作りの手伝いをする為に、俺のいる部屋から、居間を通して台所に行く。

 

「今日も1日頑張るぞい!」バンッ

 

俺は居間に続く扉を思いっきり開いた。

 

しかし、そこにはー

 

「………………………」

 

そこには下着姿の霊夢が着替えをしており、

霊夢は俺と目が合うと……

 

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

「ぎゃふん!!」

 

霊夢は悲鳴と同時に数えきれないほどの、たくさんの球を俺の方に放った。

球は赤だったり、青、黄色など色々な色があったが、

俺が最後に見えたのは赤の下着を着ていた霊夢が泣き目でこちらを見下す姿だった。

 

そして、俺は痛みで意識を失った。

 

☆★☆☆★★

 

その後、目が覚め朝食になったのだが、霊夢は一言も口を聞いてくれなかった。

 

仕方なく朝食の片付けをした後、俺は昨日に続いて神社の掃除を開始した。

 

……この仕事、本当に意味があるのか?と思ってしまう。

 

「俺はバトルがしたいのにな~」サッサ

 

「……早く終わらせば人里に連れて行ってあげるわよ」

 

「本当か?なら早く終わらせるか」

 

朝食の時に口を聞いてくれなかった霊夢だが、今は昨日みたいに普通に話していた。

 

「そう言えば 瞬、他にもデッキ持っていなかった?」

 

「確かにもう1つデッキは持っているが…それがどうかしたか?」

 

「十二宮以外に何のデッキを使っているのか気になってね。

で、何のデッキなのよ」

 

霊夢が足をプラプラさせて質問する。

別に霊夢に教えても良いだろう。隠すものでもないし

 

「もう1つのデッキは赤デッキだ。

なんなら今、バトルして見せるか?」

 

「そう言って掃除をサボろうとしているでしょ。取りあえず掃除を終わらせてからね」

 

霊夢は後ろから桜餅を持ち出し食べ始めた。

 

「うぅーん。うまい!」

 

「霊夢、もっとお淑やかに食べたらどうだ?仮にも女の子なんだから」

 

「うるさいわよ。さっさと掃除を再開しなさい!」

 

これ以上サボると、また殴られそうだ。

俺は心の中で文句を言いながらも掃除を再開させた。

 

★★★★

 

1時間半後…

 

「やっと…終わったー!」

 

俺は満面の笑顔で掃除をやりきった。

途中、風が少し吹いて最初からになったが、それ以降は風が止み順調に掃除が進んだ

 

霊夢の方を見ると、霊夢は自分の腕を枕にしてお昼寝をしていた。

 

「可愛い顔だなよ…」

 

俺は霊夢の頬っぺたを指でつつくと「んぅ」と霊夢が寝返りをうった。

 

もう1度つつこうとしたが、これ以上は起こしてしまいそうだったので止めておいた。

 

と、掃除用具を神社の物置に置こうと物置に向かおうとすると、

 

「霊夢ー!お邪魔するぜー!」

 

空から霊夢と同い年ぐらいの金髪の少女が箒に跨がって降りてきた。

頭には魔法使いなのか黒い帽子を被っており、身につけている服も魔法使いを連想させる黒と白だった。

 

「あれ?知らない奴がいるぜ。」

 

少女は乗っていた箒から飛び降りて俺の方に歩いてくる。

 

「君は…?」

 

「私は霧雨 魔理沙。普通の魔法使いだぜ!」

 

魔法使いか…なるほど空を箒で飛んでいたから、もしやと思ったら本当だったか。

 

に、しても本当に天狗(文)や魔法使いっていたんだなと改めて思った。

 

「それでお前は誰だぜ?」

 

「俺は星空 瞬。外来人だ。」

 

「へえ~。久しぶりの外来人か…。ちなみに霊夢がどこにいるか分かるか?」

 

俺は霊夢の居る場所を指さした。

霊夢は依然として、そこで寝ていた。

 

と、魔理沙はそこで何かを考える仕草をして、突然デッキを俺に取り出して向けた。

 

「なあ、私と勝負しないか?」

 

「唐突だな。理由は何だ?」

 

「もちろん!霊夢を倒す為に組んだデッキのテストプレイをするためだぜ!」

 

どうも霊夢とこの魔理沙っていう少女には何か因縁があるらしいな。

まあ、掃除をサボれるし、最悪この子のせいにすれば良いか。

 

「良いだろう。俺もちょうど新デッキの調整をしたかったんでな。

準備は良いか魔理沙!」

 

「こちらの準備はOKだぜ!」

 

俺は十二宮デッキではない方のデッキを取り出して魔理沙と向かい合った。

 

「「ゲートオープン!界放!!」」

 

☆★☆★☆★☆

 

「魔法の第1ターンだぜ」

魔理沙 手札5 リザーブ【4】

 

「まずは《ガトーブレパス》を召喚するぜ」

 

最初のターン、魔理沙は羽が生えた馬のスピリットを召喚した。

 

ガトーブレパス(1)LV1 BP1000 コスト【3】

 

「ターンエンドだぜ」

 

魔理沙

手札4 リザーブ0 トラッシュ【3】 ライフ5

ガトーブレパス(1)LV1 BP1000

 

 

「星空の第2ターン!」

瞬 手札5 リザーブ【5】

 

「(よし!良い手札だ!)まずは《コレオン》を召喚。さらに《十二神皇の社》を配置!」

 

猫型のスピリットと何かを祀っている神社が俺のフィールドに現れた。

 

コレオン(3)LV2 BP3000 コスト0

十二神皇の社(0) コスト3→【2】

 

「アタックステップ!《コレオン》でアタックだ!」

 

《コレオン》が爪を立てて魔理沙を襲う。

 

「ライフで受けるぜ!」

魔理沙 ライフ5→4 リザーブ1

 

「ターンエンドだ。」

 

手札3 リザーブ0 トラッシュ【2】 ライフ5

コレオン(3)LV2 疲労

十二神皇の社(0)LV1

 

「魔法の第3ターンだぜ!」

魔理沙 手札5 リザーブ【5】

 

「メインステップ!

《天使スピエル》と《光の天使ダリエル》を召喚するぜ!」

 

今度は小さな天使2体が魔理沙のフィールドに姿を現した。《ダリエル》と《ガトーブレパス》はライフ回復効果を持つ厄介なスピリット。早めに除去しないと…

 

天使スピエル(1)LV1 BP1000 コスト0

光の天使ダリエル(2)LV2 BP4000 コスト4→【2】

 

「バーストセット!

アタックステップに入るぜ!

《ガトーブレパス》と《天使スピエル》で連続アタック!」

 

《天使スピエル》と《ガトーブレパス》が隙を与えない連携攻撃をしてきた。

 

「両方ライフで受ける!」

瞬 ライフ5→3 リザーブ2

 

ライフが砕かれ痛みが少し走る。やはり慣れないな…

 

「《ガトーブレパス》の『聖命』発揮!

私のライフが回復するぜ。」

魔理沙 ライフ4→5

 

《ガトーブレパス》の効果により、さっき減らしたライフが再び戻る。

ライフ回復は、緑のコアブーストとやってることが同じだが、ライフと言う意味が重い

 

「ターンエンドだぜ」

 

魔理沙

手札2 リザーブ0 トラッシュ【2】 ライフ5 バースト

 

ショコドラ(1)LV1 疲労

天使スピエル(1)LV1 疲労

光の天使ダリエル(2)LV2 BP4000

 

 

「なかなかやるな…。星空の第4ターン!」

瞬 手札4 リザーブ【5】

 

「《庚獣竜ドラリオン》 を召喚!」

 

俺のフィールドに赤い体にオレンジ色の鬣(たてがみ)をしたライオンのスピリットが現れた。

 

庚獣竜ドラリオン(2)LV2 BP8000 コスト5→【3】

 

「召喚時効果発揮!《光の天使ダリエル》と《ガトーブレパス》を破壊する!」

 

《庚獣竜ドラリオン》が鬣を揺らして大きく咆哮すると、それによって《ダリエル》と《ガトーブレパス》は破壊された。

 

光の天使ダリエル(2) 破壊

ガトーブレパス(1) 破壊

 

「っ!…スピリットの召喚時効果発揮によってバースト発動だぜ!《双翼乱舞》!2枚ドローするぜ」

 

召喚時効果を発揮させたことで魔理沙のバーストが発動したが、気にならない。

このまま行かせてもらう!

 

「さらに《コレオン》をLV1に下げ、

《十二神皇の社》をLV2にアップする。」

 

コレオン(3→2)LV1 BP1000

十二神皇の社(0→1)LV2

 

「(ここで攻める!)アタックステップ!《コレオン》と《ドラリオン》でアタック!」

 

先程の《ガトーブレパス》と《天使スピエル》の再現のように俺は《コレオン》と《ドラリオン》にアタックさせた。

 

「くっ!ライフで受けるぜ!」

魔理沙 ライフ5→3 リザーブ5

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

瞬 手札3 リザーブ0 トラッシュ【3】 ライフ3

 

コレオン(2)LV1 BP1000 疲労

庚獣竜ドラリオン(2)LV2 BP8000 疲労

十二神皇の社(1)LV2

 

 

「(おっ…!ついに来たぜ!)魔法の第5ターン!」

魔理沙 手札5 リザーブ【8】

 

魔理沙の口元がニヤッとしたような気がした。

切り札か、それとも他のカードなのか…

 

「まずは《天使スピエル》を召喚するぜ。」

 

フィールドに2体目の小さな天使が、魔理沙のフィールドに舞い降りた。

 

天使スピエル(1)LV1 BP1000 コスト0

 

「そして!

これが私が手に入れた新しい切り札!

轟け!天地を揺るがすその力で、戦いの嵐を巻き起こせ!!」

 

魔理沙がカードを召喚すると、『申』の文字が現れる。その後、空が黒い雲に覆われ、黒い雲から大きな隕石が落ちてきた。

 

すると、黒い雲から雷が隕石に落ち、中からピンク色の体をして後ろに千手観音のような手を付けたスピリットが姿を現した。

 

「召喚、《申の十二神皇ハヌマーリン》!!」

 

申の十二神皇ハヌマーリン(2)LVBP12000 コスト6→4

 

「《ハヌマーリン》だと…!」

 

俺は魔理沙が召喚したスピリットを見て、少し後ろに下がった。それほどまで《ハヌマーリン》は迫力があった。

 

「召喚時効果発揮!

私のリザーブの【ソウルコア】を私のライフに封印!!」

 

《ハヌマーリン》の効果によって魔理沙のリザーブの【ソウルコア】が魔理沙のライフに置かれた。

 

魔理沙

リザーブ【1】→0 ライフ3→【4】

 

「バーストセット!

アタックステップだぜ!《ハヌマーリン》でアタック!!」

 

《ハヌマーリン》が自身の杖を振り回して俺にアタックしてくる。

なんとしても、このターン。生き残ってみせる!

 

「フラッシュ!『アクセル』発揮!

《猿道士オンコット》!

《オンコット》の効果により、このターンの間、自分の黄色のスピリット全てに黄色のシンボル1つを追加する!」

 

《申の十二神皇ハヌマーリン》の効果により、魔理沙の手札の『アクセル』がノーコストで発動され、

魔理沙のフィールドの黄色のスピリット全てに黄色のシンボルが追加された。

 

申の十二神皇ハヌマーリン(2)LV2 BP12000 黄+黄

天使スピエル(1)LV1 BP1000 黄+黄

天使スピエル(1)LV1 BP1000 黄+黄

 

『アクセル』を発揮したスピリットは《ハヌマーリン》の効果で召喚できるが、魔理沙はコアがない為か召喚はせずに手元にオープンした。

 

「さらに、もう1枚『アクセル』発揮!《猿道士オンコット》だぜ!

もう1つ黄色のシンボルを追加!」

 

魔理沙の2枚目の《猿道士オンコット》によって魔理沙のフィールドのスピリット全てはトリプルシンボルになった。

 

申の十二神皇ハヌマーリン(2)LV2 BP12000 黄+黄+黄

天使スピエル(1)LV1 BP1000 黄+黄+黄

天使スピエル(1)LV1 BP1000 黄+黄+黄

 

「全員トリプルシンボルか…」

 

「そして《ハヌマーリン》の効果でLV1 LV2のスピリットから、このスピリットはブロックされない!」

 

《ハヌマーリン》が2つの黄色の球を《コレオン》と《ドラリオン》に投げると、投げられた2体は痺れて動けなくなった。

 

「このアタックで私の勝ちだぜー!!」

 

魔理沙が勝利宣言をする。しかし…

 

 

「甘いぜ魔理沙!

マジック《ブレイジングバースト》!《コレオン》を破壊して、このターン、俺のライフはスピリットから1つしか減らされない!」

 

「そんなっ!?」

 

俺が使用したマジックで《コレオン》が真っ黒になって破壊されたが、それによって俺の目の前に炎の壁が出現し、このターン相手のスピリットのアタックでは1しか減らなくなった。

 

ブレイジングバースト コスト4→2

コレオン(2→1) 破壊

庚獣竜ドラリオン(2→1)LV1 疲労

 

「《ハヌマーリン》!お前のアタックはライフだ!」

瞬 ライフ3→2 リザーブ2

 

さすが十二神皇だ。痛みも他のスピリットとは違うくらい痛い

 

「さらに!ライフが減ったことで《十二神皇の社》の効果発動!《天使スピエル》を破壊する!」

 

天使スピエル(1) 破壊

 

「…くっ、ターンエンドだぜ(でも今度こそ次のターンで決めるぜ!)」

 

魔理沙はこのターンで決めるつもりだったが、ライフを0に出来ず手札も0になってしまった。

 

魔理沙 手札0 リザーブ1 トラッシュ4 ライフ【4】 バースト

 

天使スピエル(1)LV1 BP1000

申の十二神皇ハヌマーリン(2)LV2 疲労

 

 

 

魔理沙のバーストは多分、相手のアタックステップを終了させるカード…なら、ここで、あのカードを引けなかったら俺の負けだ!

 

「魔理沙、お前とのバトルは楽しいぜ。

さっきのターンは特にワクワクしたぜ」

 

「私もだぜ、瞬。

こんな事、霊夢と戦って以来だったぜ。」

 

「そうか…。なら、俺は俺の全力をお前にぶつける!星空の第6ターン!」

瞬 手札3 リザーブ2→【8】

 

俺はドローカードをじっと見て笑う。ようやく来たか…

 

「行くぞ魔理沙。まずは《コレオン》を再召喚する。」

 

本日2度目の《コレオン》はニャーとなき魔理沙を威嚇する。これで準備は完了した!

 

コレオン(1)LV1 BP1000 コスト0

 

 

「そして…!これが俺の切り札!

疾風の如くフィールドを駆けあがれ!

《午の十二神皇エグゼシード》!!」

 

召喚と同時にフィールドに『午』の文字が現れた。文字が現れた後、紅い炎を纏った巨大な馬のスピリットが出現した。

馬のスピリットはフィールド全体を走った後、俺のフィールドに降りた。

 

午の十二神皇エグゼシード【2】LV1 BP15000 コスト8→6→3

 

「くっ!だが、《エグゼシード》でもこのターンで私のライフは奪いきれないはず!」

 

「それはどうかな?

さらに《十二神皇の社》をLV1に下げる」

 

十二神皇の社(1→0)LV1

 

「このターンで決めてやる!

逆巻け熱き炎よ!我が道を遮るものを全て排除せよ!

異魔神ブレイヴ《炎魔神》!!」

 

俺が召喚すると、空に炎を纏った金の輪が2つ現れ、回り始めた。

そして回り出した2つの金の輪が1つに重なった時、金の輪から機械のような異魔神ブレイヴが姿を現した。

 

炎魔神(0)LV1 BP5000 コスト5→3

 

「《炎魔神》っ…!?」

 

「《炎魔神》!《エグゼシード》と《ドラリオン》と合体だ!」

 

《炎魔神》の機械の手から放たれた赤色の光が《エグゼシード》と《ドラリオン》に繋がれた。

 

エグゼシード【2】LV1 BP15000+(左)5000=20000

ドラリオン(1)LV1 BP5000+(右)5000=10000

 

「行けえ!《午の十二神皇エグゼシード》で合体アタック!!」

 

《エグゼシード》が嘶き、その強力な足でフィールドを駆け抜け、魔理沙に攻撃した。

 

「《炎魔神》の追撃!相手のバーストを破棄!さらに、このターン!自分のスピリット全てをBP+5000する!」

 

《エグゼシード》のアタック中、《炎魔神》の拳が魔理沙のバーストに向かって放たれ、バーストが破棄された。

 

魔理沙 バースト→アルティメットウォール

 

「…っ!」

 

午の十二神皇エグゼシード【2】LV1 BP20000+5000=25000

ドラリオン(1)LV1 BP10000+5000=15000

コレオン(1)LV1 BP1000+5000=6000

 

「さらに!《エグゼシード》のアタック時効果発揮!《エグゼシード》の【ソウルコア】を俺のライフに<封印>!!」

 

《エグゼシード》の効果で自身に乗っていた【ソウルコア】が俺のライフに置かれた。

 

午の十二神皇エグゼシード【2】LV1 BP25000

午の十二神皇エグゼシード(1)LV1 BP25000

 

瞬 ライフ2→【3】

 

「<封印時>効果発揮!『走破』!!

《申の十二神皇ハヌマーリン》に指定アタック!」

 

『走破』によりフィールドに炎の道が出現し、その中に《ハヌマーリン》と《エグゼシード》だけが残った。

 

《エグゼシード》はスピードを生かして思いっきり突撃したが、

負けじと《ハヌマーリン》は自身の杖で《エグゼシード》の突撃を受け止め、雷を起こそうとしたが、

《エグゼシード》が咄嗟に後ろを振り向き、《ハヌマーリン》の杖で後ろ足で蹴り飛ばした。

 

そして再び振り向いた《エグゼシード》に《ハヌマーリン》は貫かれて破壊された。

 

午の十二神皇エグゼシード(1)LV1 BP25000

vs

申の十二神皇ハヌマーリン(2)LV2 BP12000 破壊

 

「そんな…私の《ハヌマーリン》が…」

 

「バトル終了時、魔理沙。お前のライフを3つ破壊する!」

 

《エグゼシード》の勢いは止まらずに魔理沙に突っ込んでトリプルシンボルを叩き込んだ

 

「ぐわああああああああ!!」

魔理沙 ライフ【4】→【1】 リザーブ6

 

さすがにトリプルシンボルが堪えたのか、魔理沙の脚が少し浮き吹き飛ばされそうになった。

 

「これで決まりだ!《庚獣竜ドラリオン》で合体アタック!」

 

《エグゼシード》に続き、止めを刺そうと《ドラリオン》がアタックする。

 

「《炎魔神》の追撃!《天使スピエル》を破壊する!」

 

《ドラリオン》のアタック中、《炎魔神》の拳が《天使スピエル》を殴って破壊した。

 

天使スピエル(1) 破壊

 

「負けたぜ…」

魔理沙 ライフ【1】→0

 

☆★☆★☆

 

「くそぅ!もう少しで勝てていたのに!」

 

「まあ、《ハヌマーリン》はちょっと予想外だったよ。」

 

まさかの《天霊》デッキだと思っていたら、《ハヌマーリン》の『アクセル』で攻めてくるとは思わなかった。

 

「に、してもお前って強いんだな…」

 

「…これでも外の世界では結構弱かったんだがな」

 

「マジかー。ってことは外の世界はもっと強い奴らがたくさんいるんだな…」

 

魔理沙は目をキラキラさせて空を見上げている。確かに、自分よりも強い人とのバトルは楽しい時もある。

 

実力の差が酷い時は、マジで酷いけどな。

 

「……………決めたぜ!!」

 

と、空を見ていた魔理沙が起き上がって俺を指さした。

 

「瞬!霊夢を倒す前に、お前を倒してやるからな!覚悟するんだぜ!」

 

「別に良いんだか…デッキは系統やサポートを増やした方が良いぞ」

 

「そうだな。それじゃあ、また明日な!」

 

魔理沙はそう言うと、乗ってきた箒に再び跨がって帰って行った。

 

帰った時、再びゴミが舞い上がりは最初からやり直す事になってしまったのは痛かったけどな。




霊夢「あれ?もしかして私が《寅の十二神皇》使うパターン?」

瞬「霊夢。残念ながら、もう《寅の十二神皇》を使う奴は決まっているんだ。」

霊夢「………………………」

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