シオン
手札2 リザーブ2 トラッシュ2 ライフ5
獄土の大騎士オルダ・グラナトス(3)LV2 BP8000
獄風の四魔卿ヴァンディール(1)LV3 疲労
アルティメット・セイリュービ(1)LV3 BP10000
U・トリックスター(1)LV3 BP8000
獄炎の四魔卿ブラム・ザンド(1)LV3 疲労
邪神域(0)LV1
「俺のターン」
瞬 手札1→2 リザーブ3→13
「《ブラム・ザンド》の【ソウルドライブ】の効果により、君は次の俺のターンまで、スピリットを召喚できない。
そして、この効果は手札保護効果では守れない」
「召喚できないなら、《ヤシウム》の【アクセル】発揮!トラッシュの《ピクシス・リザード》を手札に戻す!」
ヤシウム アクセルコスト3
瞬 手札2→1→2 リザーブ13→10
「さらにマジック《イマジンドロー》。2枚ドローし、3枚オープンする。その中に異魔神ブレイヴがあれば、1枚を召喚する!」
イマジンドロー コスト5
瞬 手札2→1→3 リザーブ10→5
オープンカード
①エリダヌス・ドラゴン
②砲凰竜フェニック・キャノン
③獅機龍神ストライクヴルム・レオ
「出でよ、《砲凰竜フェニック・キャノン》!」
赤色の風を纏った《フェニック・キャノン》が回転しながら現れた。
砲凰竜フェニック・キャノン(0)LV1 BP3000 コスト5→0
「《フェニック・キャノン》の召喚時効果で《邪神域》を破壊する!」
邪神域(0)LV1 破壊
「バーストセット、ターンエンド。」
瞬
手札3→2 リザーブ5 トラッシュ8 ライフ【4】 バースト
砲凰竜フェニック・キャノン(0)LV1 BP3000
千刀鳥カクレイン(0)LV1 BP5000
八分儀の祠(1)LV2
オープンカード→《コグマル》《ヤシウム》
(再び12宮Xレアを召喚する気か…)
「…俺のターン」
シオン 手札3 リザーブ5
ドローカード→《インファナルウィンド》
「マジック《インファナルウィンド》を発動。相手のスピリット全てを疲労させ、ボイドからコアを3つずつ、自分のアルティメットに置く」
インファナルウィンド コスト6→4
獄炎の四魔卿ブラム・ザンド(1→4)LV5 BP26000
獄風の四魔卿ヴァンディール(1→4)LV4BP22000
U・トリックスター(1→4)LV5 BP16000
アルティメット・セイリュービ(1→4)LV4 BP17000
「一気に12個のコアブーストか…」
「行くぞ、アタックステップだ。
《獄炎の四魔卿ブラム・ザンド》、アタックだ」
《ブラム・ザンド》が重い剣を引きずりながらアタックする。
「そのアタック、ライフで受ける!」
瞬 ライフ【4→3】リザーブ6
「《ヴァンディール》のLV4効果発揮!自分のアルティメットが相手のライフを減らした時、相手のライフを1つボイドに送る」
《ブラム・ザンド》がライフを削った瞬間、《ヴァンディール》が緑の玉を飛ばしてライフを削った。
瞬 ライフ【3→2】
「ぐ…!だが、ライフ減少でバースト発動!《絶甲氷盾》!ライフを1つ回復し、コストを支払ってアタックステップを終了させる!」
瞬 ライフ【2→3】リザーブ6→2
「…エンドだ」
シオン
手札2 リザーブ1 トラッシュ4 ライフ5
獄炎の四魔卿ブラム・ザンド(4)LV5 疲労
獄風の四魔卿ヴァンディール(4)LV4 BP22000
U・トリックスター(4)LV5 BP16000
アルティメット・セイリュービ(4)LV4 BP17000
獄土の大騎士オルダ・グラナトス(3)LV2 BP8000
「シオン、お前は滅んだ世界を取り戻す為にタツミに力を貸しているんだろ?」
「……ああ、そうだ」
「…言わせてもらうぞ。邪神皇が復活したら、お前の世界以外の他の世界も…滅ぶことになるんだぞ!」
「…………………………」
「それに、お前のいた世界の人間も、邪神皇が復活することを望んでいるのかよ!」
「……バトルを続けるぞ」
瞬 手札2→3 リザーブ2→15
「…ああ!メインステップ、《ピクシス・リザード》を召喚!」
ピクシス・リザード(2)LV2 BP3000 コスト1→0
「さらにオープンしている《ヤシウム》を召喚!召喚時効果で《獅機龍神ストライクヴルム・レオ》を回収!」
ヤシウム(1)LV1 BP3000 コスト4→2
瞬 手札2→3 リザーブ10
「そして…、
獅子座の力…月の光を浴びて光輝け、白銀の獅子よ!
《獅機龍神ストライクヴルム・レオ》、召喚!!」
空に光が集まり、獅子座を作り出した。
そして、獅子座から《ストライクヴルム・レオ》が姿を現した。
《ピクシス・リザード》の効果でコストは5となる。
ストライクヴルム・レオ(4)LV3 BP24000 コスト8→5
「《カクレイン》を《ストライクヴルム・レオ》《ヤシウム》に合体!」
ストライクヴルム・レオ(4)LV3 BP24000+(左)5000=29000
ヤシウム(1)LV1 BP3000+(右)5000=8000
「アタックステップ!《ストライクヴルム・レオ》、合体アタックだ!
《カクレイン》の追撃により《ヴァンディール》と《オルダ・グラナトス》を疲労させ、ボイドからコアを2つ追加する!」
ヴァンディール(4)LV4 疲労
オルダ・グラナトス(3)LV2 疲労
ストライクヴルム・レオ(4→6)LV3 BP29000
「さらに、《ストライクヴルム・レオ》LV3<封印時>効果で、《神皇》《十冠》を持つスピリットに白のシンボルを1つ追加している!
《ストライクヴルム・レオ》はトリプルシンボルだ!」
ストライクヴルム・レオ(6)LV3 BP29000 白+緑+白
「ブロックだ《アルティメット・セイリュービ》。【Uトリガー】ロックオン!」
パシッ!
「コスト4《十字星竜サザンクロス・ドラゴン》だ」
「ヒット!《ヤシウム》を疲労させてもらおう」
《ヤシウム》は《U・セイリュービ》が起こした風によって疲労してしまった。
ヤシウム(1)LV1 疲労
「だが!《ヤシウム》の疲労により、《ストライクヴルム・レオ》は回復する!」
ストライクヴルム・レオ(6)LV3 回復
「なら、マジック《絶甲氷盾》を使わせてもらう。」
絶甲氷盾 コスト4
ブラム・ザンド(4→1)LV3 疲労
シオン 手札2→1 リザーブ1→0
《ストライクヴルム・レオ》はブロックしに来た《U・セイリュービ》を爪で切り裂いた。
ストライクヴルム・レオ(6)LV3 BP29000
vs
U・セイリュービ(4)LV4 BP17000 破壊
「…これで君のアタックステップは終了だ」
「エンドステップに《八分儀の祠》のLV2効果で、《ヤシウム》を回復。
ターンエンドだ」
瞬
手札2 リザーブ1 トラッシュ7 ライフ【3】
ピクシス・リザード(2)LV2 BP3000
ヤシウム(1)LV1 BP8000 回復
ストライクヴルム・レオ(6)LV3 BP29000
フェニック・キャノン(0)LV1 BP3000
八分儀の祠(1)LV2
オープンカード→《コグマル》
「…君には分かるはずがない。仲間を…友を全て失った悲しみを!」
シオン 手札1→2 リザーブ4→13
シオンは拳を握る。まるで、自分のせいで仲間を失ったようにも見えた。
「……ああ、分からないさ。」
その言葉の後に俺は続ける。
「だから、その悲しみを俺にぶつけてこい!俺がお前を悲しみの闇から引き起こしてやる!」
「…………………………」
シオンの悲しみがどれほどかは分からない…。だけど!あいつの悲しみを受け止めることはできる!
「……止めれるなら、止めてみるんだな!
今こそ出でよ、究極の闇を纏いし海の王よ!深海より現れ、世界の全てを洗い流せ!アルティメット召喚!
《獄海の四魔卿イル・イマージョ》!!」
突如、フィールド全体を波が襲いかかった。フィールドのスピリット達は苦しそうに鳴き声をあげる。
少しすると、波が引き、《イル・イマージョ》が姿を現した。
獄海の四魔卿イル・イマージョ(1)LV3 BP8000 コスト5→3
「そして…、
出でよ、世界を闇に染める暗黒の力!残酷非道な その力で、世界を闇に葬りされ!
アルティメット、召喚!
《獄土の四魔卿マグナマイザー》!!」
フィールドに闇が出現し、その中から邪悪な気を纏った剣を持った巨大なアルティメットがフィールドに姿を現した。
獄土の四魔卿マグナマイザー(3)LV4 BP25000 コスト8→6
シオン 手札0 リザーブ0
「さらに、《ブラム・ザンド》をLV4にアップさせる」
ブラム・ザンド(1→3)LV4 BP21000
ヴァンディール(4→3)LV4 BP22000
U・トリックスター(4→3)LV5 BP16000
「…このターンで終わらせる。
《獄土の四魔卿マグナマイザー》でアタック!」
《マグナマイザー》がゆっくりと動きだし俺のライフを削りに行く。
《獄土の大騎士オルダ・グラナトス》がいるから、アルティメットの色はない…
「…【TUトリガー】ロックオン!!」
「【TUトリガー】!?」
シオンは指を銃の形にして、俺の腕に照準を当てる。
すると、俺のデッキからカードが3枚オープンされた。
オープンカード
①天秤造神リブラ・ゴレム ×
②ダンデラビット 〇
③エリダヌス・ドラゴン 〇
「ダブルヒット!《ヤシウム》から1つ、《ストライクヴルム・レオ》から3つトラッシュに送る!」
《マグナマイザー》が放った衝撃波により、俺のスピリットの力が失われた。
ヤシウム(1→0)消滅
ストライクヴルム・レオ(6→3)LV2 BP18000+5000=23000
「さらにダブルヒットの効果で、相手のライフを1つトラッシュに送る!」
《マグナマイザー》の放った衝撃波が、俺のライフを削ろうとする。
「させないぜ!手元にオープンしている《コグマル》を破棄することで、効果によるライフ減少を無効にする!」
《コグマル》→破棄
瞬 ライフ【3→3】
「なら、このアタックはどうする?」
「フラッシュタイミング!《デルタバリア》!!」
発動と同時に、俺の目の前に三角形のバリアが現れた。
デルタバリア コスト4→3
ストライクヴルム・レオ(3→1)LV1 BP12000+5000=17000
瞬 手札2→1 リザーブ1→0
「ライフで受ける!!」
瞬 ライフ【3→2】リザーブ1
「《ヴァンディール》の効果で、もう1つライフを破壊する!」
《マグナマイザー》《ヴァンディール》の攻撃によって、俺は吹き飛ばされた。
瞬 ライフ【2→1】
「くっ…、
このターン、相手の効果とコスト4以上のスピリット/アルティメットのアタックでは、俺のライフは0にはならない!」
「……………………」
「さらに<封印時>の効果で、バトル終了時に、ライフを1つ回復する!」
瞬 ライフ【1→2】
「…ターンエンド」
シオン
手札0 リザーブ0 トラッシュ9 ライフ5
ブラム・ザンド(3)LV4 BP21000
ヴァンディール(3)LV4 BP22000
U・トリックスター(3)LV3 BP16000
マグナマイザー(3)LV4 疲労
イル・イマージョ(1)LV3 BP8000
獄土の大騎士オルダ・グラナトス(3)LV2 BP8000
「俺のターン!」
「何故だ…?」
カードを引こうとしたところで、シオンに止められた。
「何故、君はそんなに戦える…?
何が君をそこまで動かしているんだ!?」
「…お前が、消えた世界と友を蘇らせたいと思うように、俺にも大事な仲間たちがいる。」
言葉を続ける。
「俺は、その仲間たちの為に戦う!そして、シオン!お前も救ってみせる!」
☆★☆★(シオン視点)
(彼の熱意…まるで、昔の自分みたいだな…。)
俺は仲間と共に、色んなところを旅したのを思い出す。
(そっか…俺は寂しかったかもしれないな…)
ドクッン!
そう考えた瞬間、俺の心臓が激しく鼓動し、
「っ!?」ドサッ
「どうしたシオン!?」
気がつくと、俺は自分の心臓を押さえ始め、その場に倒れた。
「ぐっ…は……あ、ああ…」
俺はまともに喋れなくなる。
次の瞬間、《四魔卿》アルティメットの体から闇が出現し、俺の体を包み込んだ。
『何を迷っている…。あいつごときに、お前の悲しみを受け止めることなどできん。』
何者かの声、体への激しい痛みが俺の体を襲った。まるで俺の体を乗っ取ろうとしているみたいだ。
「ぐああああアアアアアアア!!」
『さあ、お前の闇を開放しろ!邪神皇の復活は近い!』
「ヤメロオオオオオオオオ!!」
☆★☆★(瞬視点)
「なんだ一体…!?」
俺の視線の先には、シオンが黒いオーラに包まれて苦しんでいる。
『マスター!!』
すると、シオンのフィールドにいる《U・トリックスター》の声が聞こえてきた。
「おい、そこの《トリックスター》!喋れるなら、答えてくれ!
シオンは一体どうなっているんだ!?」
『私の声が聞こえるんですか!?』
《U・トリックスター》が驚き、俺の方を振りかえる。
「何故か分からんが、聞こえている!」
すると、《U・トリックスター》は俺の方に近づき、頭を下げてきた。
『お願いです!マスターを助けて下さい!』
「助けるさ!だが…方法はあるのか?」
『あります!あれを見てください。』
《U・トリックスター》が指を指したのを見ると、《四魔卿》アルティメットから、黒いオーラが出ているのが分かった。
『あの4体のアルティメットを倒せば、マスターはあの闇から開放されます!』
あれが、シオンを苦しめている原因か…
「…分かった。このターンで、《四魔卿》アルティメットを、全員倒して、お前のマスターを救ってやる!」パシッ
ドローカード→《黎明》
瞬 手札1→2 リザーブ1→16
(これは…あの時に使ったカード!)
「ネクサス《黎明》配置!!」
配置と共に、後ろに大銀河が広がった。
黎明(0)LV1 コスト3→1
「そして…!
射手座の力よ…今、再び戦いの嵐を静めよ!
《光龍騎神サジット・アポロドラゴン》を召喚!!」
俺の後ろに突如マグマが出現し、そこから神話に出てくるケンタウロスが俺のフィールドに勢いよく飛び出した。
光龍騎神サジット・アポロドラゴン(5)LV3 BP26000 コスト8→5→2
「ようやく会えたな、《サジット・アポロドラゴン》…」
だが、感動の再会は後だ。今は…
「《ストライクヴルム・レオ》を再びLV3にアップ!」
ストライクヴルム・レオ(1→4)LV3 BP24000+(左)5000=29000
瞬 手札0 リザーブ5
『だけど、《サジット・アポロドラゴン》は異魔神ブレイヴと、ダブル合体できないはず…』
「舐めてもらっては困る。
これが新しい《サジット・アポロドラゴン》の力だ!
《サジット・アポロドラゴン》!《カクレイン》《フェニック・キャノン》とダブル合体だ!!」
《千刀鳥カクレイン》と《フェニック・キャノン》から光が伸び、《サジット・アポロドラゴン》に繋がった。
サジット・アポロドラゴン(5)LV3
BP26000+《カクレイン》(右)5000+《フェニック・キャノン》(左)3000=34000
そして、《サジット・アポロドラゴン》がダブル合体した瞬間、俺の髪の毛が赤色になり、バトルアーマーが黒色になった。
「《サジット》!《レオ》!
俺に力を貸してくれ!!」
《サジット・アポロドラゴン》と《ストライクヴルム・レオ》が同時に咆哮する。
「アタックステップ!《ストライクヴルム・レオ》アタックだ!」
《ストライクヴルム・レオ》がシオンのアルティメット向けて走り出す。
「《カクレイン》の追撃により、《獄土の大騎士オルダ・グラナトス》と《U・トリックスター》を疲労させる!」
獄土の大騎士オルダ・グラナトス(3)LV2 疲労
U・トリックスター(3)LV5 疲労
ストライクヴルム・レオ(4→6)LV3 BP29000
「さらに、《黎明》の効果で《マグナマイザー》に指定アタック!」
《マグナマイザー》は紫の衝撃波を放つが、《レオ》は軽々と回避し、《マグナマイザー》を切り裂いた。
ストライクヴルム・レオ(6)LV3 BP29000
vs
マグナマイザー(3)LV4 BP25000 破壊
「行け!《サジット・アポロドラゴン》!」
次は《サジット・アポロドラゴン》が走り出す。
「LV2、3の【合体アタック時】効果で《イル・イマージョ》を破壊し、ライフを1つ破壊する!」
《サジット・アポロドラゴン》は《イル・イマージョ》に矢を放つ。そして、《イル・イマージョ》を破壊した矢は、そのままライフを破壊した。
イマージョ(1)LV3 破壊
シオン ライフ5→4 リザーブ7
「さらに《カクレイン》の追撃により、《U・トリックスター》と《獄土の大騎士オルダ・グラナトス》を手札に戻す!」
U・トリックスター(3)LV5→手札
獄土の大騎士オルダ・グラナトス(3)LV2→手札
「フラッシュタイミング!《サジット・アポロドラゴン》の効果で6枚破棄!」
破棄カード
①ピクシス・リザード
②魔羯邪神シュタイン・ボルグ
③明の明星
④U・ゾディアック
⑤白羊樹神セフィロ・アリエス
⑥金牛龍神ドラゴニック・タウラス
「破棄したカードの中に《金牛龍神ドラゴニック・タウラス》があるので《サジット・アポロドラゴン》は回復する!」
サジット・アポロドラゴン(5)LV3 回復
「そして、《黎明》の効果で《ヴァンディール》に指定アタック!」
《ヴァンディール》が巨大な鎌を振り回すが、《サジット・アポロドラゴン》はそれを諸ともせずに《ヴァンディール》を炎の剣で真っ二つに斬った。
サジット・アポロドラゴン(5)LV3 BP34000
vs
ヴァンディール(3)LV4 BP22000 破壊
「アア…アアアアア!」
シオンを見ると、黒いオーラが少しずつ消えてゆくのが確認できた。
『その調子です!』
フィールドから消えても《U・トリックスター》の声は聞こえる。残りは《ブラム・ザンド》のみ!
「行け!《ストライクヴルム・レオ》!」
《ストライクヴルム・レオ》が再び走り出す。
「最後に、《黎明》の効果で《ブラム・ザンド》!お前に指定アタックだ!!」
《ストライクヴルム・レオ》が《ブラム・ザンド》を狙って走り出す。
『グオオオオオ!!』
それに対して《ブラム・ザンド》も低い雄叫びを上げて、《ストライクヴルム・レオ》を向かい打つ。
《ブラム・ザンド》は巨大な剣を振り上げる。《ストライクヴルム・レオ》はそれを回避し《ブラム・ザンド》の間合いに入る。
そして《ストライクヴルム・レオ》の白銀の牙と爪が《ブラム・ザンド》を破壊した。
ストライクヴルム・レオ(6)LV3 BP29000
vs
ブラム・ザンド(3)LV4 BP21000 破壊
「アア…ああ…!」
フィールドから四魔卿アルティメットがいなくなり、シオンを覆っていたものはなくなった。
しかし、シオンは倒れたままだ。
『そのまま、マスターのライフを0にして下さい!』
「いいのか!?」
『はい!ライフを0にしない限り、四魔卿は復活する可能性があります!』
「……分かった。《サジット・アポロドラゴン》!」
《サジット・アポロドラゴン》が弓矢から炎の剣と武器を変える。
「《ストライクヴルム・レオ》<封印時>LV3効果で、《サジット・アポロドラゴン》に白のシンボルを1つ追加!
合計4シンボルだ!!」
サジット・アポロドラゴン(5)LV3 赤+赤+緑+白
《サジット・アポロドラゴン》の炎の剣がシオンのライフを全て破壊した。
シオン ライフ4→0
《サジット・アポロドラゴン》の4シンボルがシオンを直撃し、シオンの体は大きく吹き飛ばされた。
☆★☆★(シオン視点)
(ん……?)
目覚めると、俺は辺り一面光輝く場所に立っていた。
「ここは?」
『一番星……』
「!?」
聞いたことのある男の声。
その声を思い出すのに、時間は必要なかった。
「キリガなのか…?」
その声の持ち主は、ライバルであり、友だったものであった。
『…一番星。俺達の宇宙が消えたのは、お前のせいではない。』
「だが、俺はあの時…!」
当時の事を思いだし、拳に力を入れる。
『気にするな。
だが、この事は覚えておけ…』
『一番星、お前は一人じゃない。
俺達が消えても、俺達の魂は、お前と共にある。』
「キリガ…」
『俺達の分まで生きろ、一番星。』
☆★☆★(シオン視点)
『マスター!』
気がつくと、俺の近くには『スター』がいて、体を揺すっていた。
『マスター、無事だったのですね!』
「…心配かけたな『スター』。」
俺の無事を確認した『スター』は俺に抱きつく。それに対して俺は『スター』の頭を撫でる。
(そうだ。『スター』も、俺と一緒にいてくれたんだな…)
☆☆★☆(瞬視点)
目覚めたシオンを見る限り、《四魔卿》アルティメットの力の影響は消えたようだ。
と、シオンが《U・トリックスター》を引き離し、立ち上がった。
「…君には、大切な事を教えてもらった。」
シオンは、サイドのカードから、3枚の《十二神皇》のカードを取り出す。
「受け取ってくれ。」
シオンは、カードを投げる。俺はそれを受け取ろうとする。
(《エグゼシード》…!戻ってきー)
ピキーン
しかし、その瞬間、まばゆい光と共に白いフードを被った者が現れ、《十二神皇》のカードを横取りした。
「あっ!?」
「……………………………」
ヒュン!
白いフードの奴は、カードを確認すると、再び光の中に消えていった。
「…………」
シオンを見ると、シオンも何が起こったのか分からないと言った表情をしていた。
その後、俺達2人は、ただ立ち尽くすことしかできなかった。
最近、アラフィエルデッキを使い始めました。
アビス・アポカリプス合体したら強かった…