バトルスピリッツ 混沌に導かれし星空   作:星空 瞬

21 / 25
一人暮らしって寂しいですね。
みなさんは、新しいデッキは買いましたか?
私は両方1つずつ買いました。



21話 新成12宮降臨!!

「間違いないわ、これは瞬の12宮デッキよ」

 

「それじゃあ、この近くに!?」

 

「それは分からないわ…」

 

霊夢はデッキを見て、瞬のデッキだと理解する。毎日、戦っていれば、デッキの中身は大体分かるのだ。

 

すると、12宮のデッキが光を放ち始め、どこかへ飛んで行ってしまった。

 

 

「駿太、魔理沙、鈴仙、追いかけるわよ!」

 

四人は瞬のデッキを追いかける。

しかし、その行く手を1人の男が止めた。

 

「……ここから先は行かせない」

 

「あんたは…!」

 

現れたのは、瞬を倒した男『シオン』だった。

この時のシオンはフードは被っていなく、瞬と駿太と同じ顔を出していた。

 

「…さあ、《寅の十二神皇》と《辰の十二神皇》を渡せ。そうすれば、ここをどいてやる。」

 

「そう簡単には渡さない!」

 

「瞬さんの仇、取らせてもらいます!」

 

駿太と鈴仙はデッキを取り出す。

 

「霊夢、魔理沙。先に行きなさい」

 

「ここは俺達に任せな!」

 

「あんたたち…」

 

「霊夢、行くぜ!」

 

魔理沙が霊夢の手を引っ張り、空を飛び瞬のデッキを追いかける。

 

残ったのは鈴仙と駿太、そしてシオン。

 

「…2人まとめてかかってこい」

 

3人は【ソウルコア】を取り出して天に掲げた。

 

「「「バトルアーマー、オン!!」」」

 

☆★☆★

 

場面は変わって、瞬vsキキ

 

「まずは俺のターンだ!ネクサス《夢中漂う桃幻郷》を配置!

ターンエンドだ。」

 

キキ

手札5→4 リザーブ【4→0】トラッシュ0→【4】ライフ5

 

夢中漂う桃幻郷(0)LV1 コスト【4】

 

 

(《桃源郷》…彼女は《想獣》デッキか)

「俺のターン」

瞬 手札5 リザーブ【5】

 

いつものデッキなのに、少し違う。そんな感じがした。

 

「《エリダヌス・ドラゴン》《ピクシス・リザード》を召喚!」

 

俺のフィールドにいつものスピリットが現れた。

 

エリダヌス・ドラゴン(1)LV1 BP3000 コスト3

ピクシス・リザード【1】LV1 BP2000 コスト1→0

 

「《エリダヌス・ドラゴン》《ピクシス・リザード》でアタック!」

 

《エリダヌス・ドラゴン》《ピクシス・リザード》がブロッカーのいないフィールドを走り抜けて攻撃する。

 

「どちらもライフだ!」

キキ ライフ5→3 リザーブ2

 

「ターンエンド!」

 

手札3 リザーブ0 トラッシュ3 ライフ5

 

ピクシス・リザード【1】LV1 疲労

エリダヌス・ドラゴン(1)LV1 疲労

 

 

「この程度で調子に乗るな!」

キキ 手札5 リザーブ【7】

 

キキは《白猿のシャラバ》を召喚した。

 

白猿のシャラバ(1)LV1 BP1000 コスト0

 

「《桃源郷》の効果で俺は1枚、カードをドローする。さらに《ガトーブレパス》をLV3で召喚!」

 

ガトーブレパス(3)LV3 BP3000 コスト3→1

 

「《ガトーブレパス》の召喚でさらに1枚ドロー!そして《加速戦士イエロー・マーリン》の【アクセル】発揮!

デッキから3枚オープンして、その中の【アクセル】を全て手札に加える!」

 

加速戦士イエロー・マーリン コスト3→1

 

オープンカード

①猿道士オンコット

②蒼き蜂皇オオセイボゥ・A

③美食の妖精ロゼット

 

「《オンコット》と《オオセイボゥ・A》を手札に加える!」

 

キキ 手札4→6 リザーブ【1】

 

「《ガトーブレパス》でアタック!」

 

「ライフで受ける!」

瞬 ライフ5→4 リザーブ1

 

《ガトーブレパス》が俺のライフを砕く。すると、キキが『フッ…』と笑った。

 

「《ガトーブレパス》の【聖命】発揮!俺のライフが1つ回復する。」

 

キキ ライフ3→4

 

「ターンエンドだ」

 

キキ

手札6 リザーブ【1】トラッシュ2 ライフ4

 

白猿のシャラバ(1)LV1 BP1000

ガトーブレパス(3)LV3 疲労

夢中漂う桃源郷(0)LV1

 

オープンカード→《加速戦士イエロー・マーリン》

 

 

「俺のターン!」

瞬 手札4 リザーブ1→5

 

ドローカード→《魔導双神ジェミナイズ》

 

(まずはお前からか。)

「メインステップ。《ピクシス・リザード》《エリダヌス・ドラゴン》をLV2にアップ!」

 

ピクシス・リザード【1→2】LV2 BP3000

エリダヌス・ドラゴン(1→3)LV2 BP4000

 

瞬 リザーブ2

 

「《ピクシス・リザード》の効果で《光導》を持つスピリットのコストを5にする。

さらに《エリダヌス・ドラゴン》を疲労させて、《光導》スピリットを召喚コストの軽減を全て支払ったものとする!」

 

エリダヌス・ドラゴン(3)LV2 疲労

 

「双子座の力よ…。

今、新たな力を解放し、戦いの引き金を引け!《魔導双神ジェミナイズ》、召喚!!」

 

カードから光が放たれ、フィールドに双子座が描かれる。

そして、双子座の星座から《ジェミナイズ》が現れた。

 

魔導双神ジェミナイズ(1)LV1 BP10000 コスト6→5→2

エリダヌス・ドラゴン(3→2)LV1 疲労

 

「《ジェミナイズ》の召喚時効果発揮!デッキから1枚ドローして、手札にある系統《神皇》/《十冠》/《異魔神》を持つスピリットカードまたは、ブレイヴカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる!」

 

「何っ!ノーコスト召喚だと!?」

 

瞬 手札3→4 リザーブ0

 

ドローカード→《天秤造神リブラ・ゴレム》

 

(今度はお前か。見せつけてやろうぜ、強くなったお前の力を!)

「天秤座の力よ…。

進化したその力で、終わることのない戦いを始めろ!《天秤造神リブラ・ゴレム》、召喚!!」

 

天空に天秤座が描かれる。

《ジェミナイズ》の時と同じように天秤座から《リブラ・ゴレム》が現れ、ゆっくりと地上に降り立った。

 

天秤造神リブラ・ゴレム(2)LV2 BP16000 コスト8→0

エリダヌス・ドラゴン(2→1)LV1 疲労

ピクシス・リザード【2→1】LV1 BP2000

 

「今度は天秤座の12宮Xレアだと…!だが、《リブラ・ゴレム》のアタック時効果が脅威なのはLV3からだ!LV2のアタックでは、何も怖くない!」

 

どうやら、《リブラ・ゴレム》の効果も知っていたようだが、それは過去の《リブラ・ゴレム》の効果だ!

 

「アタックだ!《リブラ・ゴレム》!」

 

《リブラ・ゴレム》が巨体を動かしてキキに迫る。

 

「アタック時効果で相手のデッキから、系統《神皇》を持つスピリット1体につき、3枚のカードを破棄する!」

 

「《神皇》1体につき、3枚だと!?」

 

《リブラ・ゴレム》がキキのデッキに青の衝撃波を飛ばして、デッキを6枚破棄した。

 

キキ デッキ30→24

 

「ちっ…!ライフだ!」

キキ ライフ4→3 リザーブ【2】

 

「《ピクシス・リザード》!お前もアタックだ!」

 

《リブラ・ゴレム》に続いて《ピクシス・リザード》もアタックする。

 

「これ以上、好きにさせてたまるか!フラッシュ《イエローリカバー》!

《ガトーブレパス》を回復!」

 

イエローリカバー コスト3→1

キキ リザーブ【2→1】

 

ガトーブレパス(3)LV3 BP3000 回復

 

「《ガトーブレパス》でブロック!」

 

《ピクシス・リザード》はブロックした《ガトーブレパス》に突進されて、宙に投げ出された。

 

ピクシス・リザード【1】LV1 BP2000 破壊

vs

ガトーブレパス(3)LV3 BP3000

 

「くっ…ターンエンドだ。」

 

手札3 リザーブ【1】トラッシュ2 ライフ4

 

エリダヌス・ドラゴン(1)LV1 疲労

魔導双神ジェミナイズ(1)LV1 BP10000

天秤造神リブラ・ゴレム(2)LV2 疲労

 

 

「俺のターン!」

キキ 手札6 リザーブ【1→5】デッキ23

 

ドローカード→《申の十二神皇ハヌマーリン》

 

「フッ…黄色の勇者の名に懸けて、一気に倒してやろう。」

 

(キーカードを引いたようだな。)

 

「轟け、我が魂の叫び!戦いの嵐を呼び起こせ!

召喚、《申の十二神皇ハヌマーリン》!!」

 

召喚と同時に、フィールドに『申』の文字が現れた。その後、空が黒い雲に覆われ、黒い雲から大きな隕石が落ちてきた。

すると、黒い雲から雷が隕石に落ち、中からピンク色の体をして後ろに千手観音のような手を付けたスピリットが現れた。

 

申の十二神皇ハヌマーリン(1)LV1 BP10000 コスト6→3

 

「《ハヌマーリン》…!」

 

魔理沙の《ハヌマーリン》は、あいつから、こいつに渡っていたのか…!

 

「召喚時効果発揮!リザーブの【ソウルコア】を俺のライフに<封印>!」

 

《ハヌマーリン》の効果で、リザーブの【ソウルコア】がキキのバトルアーマーに装着された。

 

キキ

リザーブ【1】→0 ライフ3→【4】

 

「《桃源郷》の効果で1枚ドロー。さらにバーストセット。

 

さあ行くぞ、《ハヌマーリン》でアタック!」

 

《ハヌマーリン》が杖を振り回してアタックした。

 

「フラッシュタイミング!《蒼き蜂皇オオセイボゥ・A》の【アクセル】発揮!《ジェミナイズ》を疲労させる!」

 

魔導双神ジェミナイズ(1)LV1 疲労

 

蒼き蜂皇オオセイボゥ・A コスト4→0

 

「そして、《蒼き蜂皇オオセイボゥ・A》をノーコストで召喚!」

 

蒼き蜂皇オオセイボゥ・A(1)LV1 BP5000 コスト7→0

ガトーブレパス(3→2)LV2 BP2000

 

「《オオセイボゥ》の召喚時効果で、自分のスピリットにコアを3個置く!」

 

蒼き蜂皇オオセイボゥ・A(1→3)LV2 BP10000

申の十二神皇ハヌマーリン(1→2)LV2 BP12000 疲労

 

「さらに《猿道士オンコット》の【アクセル】発揮!黄色のスピリット全てに黄色のシンボルを追加!

ノーコストで《猿道士オンコット》を召喚!」

 

白猿のシャラバ(1)LV1 BP1000 黄+黄

ガトーブレパス(2→1)LV1 BP1000 黄+黄

申の十二神皇ハヌマーリン(2)LV2 黄+黄

猿道士オンコット(1)LV1 BP3000 コスト4→0 黄+黄 アクセルコスト8→0

 

「このまま、やられはしないぜ!フラッシュタイミング!《スイートシンフォニー》!」

 

スイートシンフォニー コスト3→2

瞬 リザーブ【1→0】

リブラ・ゴレム(2→1)LV1 疲労

 

「《ハヌマーリン》のアタックはライフで受ける!」

瞬 ライフ4→2 リザーブ2

 

《ハヌマーリン》のアタックをライフで受けると、フィールド全体に柔らかな光が立ち込め、スピリット達を動かなくした。

 

「このバトルの終了時、ライフが2以下なら、アタックステップを終了させる。」

 

「ちっ…ターンエンド」

 

キキ

手札3 リザーブ0 トラッシュ3 ライフ【4】デッキ23 バースト

 

白猿のシャラバ(1)LV1 BP1000

ガトーブレパス(1)LV1 BP1000

申の十二神皇ハヌマーリン(2)LV2 疲労

猿道士オンコット(1)LV1 BP3000

蒼き蜂皇オオセイボゥ・A(3)LV2 BP10000

夢中漂う桃源郷(0)LV1

 

オープンカード→《加速戦士イエロー・マーリン》

 

 

「俺のターン!《エリダヌス・ドラゴン》《ジェミナイズ》をLV2にアップ!」

瞬 手札3 リザーブ2→【7】

 

エリダヌス・ドラゴン(1→3)LV2 BP4000

ジェミナイズ(1→2)LV2 BP12000

 

「再び《エリダヌス・ドラゴン》を疲労させて、《光導》スピリットの軽減を全て支払ったものとして扱う!」

 

エリダヌス・ドラゴン(3)LV2 疲労

 

(今度はどの12宮で来る気だ…?)

 

 

「蠍座の力よ…。

秘めたるその猛毒で、敵を全て打ち倒せ!

《天蠍神騎スコル・スピア》を召喚!」

 

フィールドに蠍座の星座が出現した。

そして、蠍座の描かれたフィールドの中から《スコル・スピア》が現れた。

 

天蠍神騎スコル・スピア(1)LV1 BP10000 コスト5→1

 

「《魔導双神ジェミナイズ》LV2の効果発揮!《神皇・十冠》を持つスピリットをコストを支払って召喚した時、手札から同じ系統を持つスピリットを1体、コストを支払わずに召喚できる!」

 

俺はさらに、もう1枚の12宮Xレアを召喚する。

 

「魚座の力よ…。

呪われしその力で、敵を地獄へと誘え!

《双魚賊神ピスケガレオン》、召喚!!」

 

天空に魚座が描かれる。

そして、魚座の中から、暗黒のオーラを纏った船がフィールドに降り立った。

 

双魚賊神ピスケガレオン【1】LV1 BP10000 コスト7→0

 

瞬 リザーブ1

 

「《ピスケガレオン》の召喚時効果発揮!相手スピリット全てのコアを1つずつトラッシュに送る!」

 

「なんだと…!?」

 

白猿のシャラバ(1→0)消滅

ガトーブレパス(1→0)消滅

申の十二神皇ハヌマーリン(2→1)LV1 疲労

猿道士オンコット(1→0)消滅

蒼き蜂皇オオセイボゥ・A(3→2)LV1

 

「さらに《リブラ・ゴレム》《スコル・スピア》をLV2にアップする!」

 

リブラ・ゴレム(1→2)LV2 BP16000

スコル・スピア(1→4)LV2 BP18000

 

エリダヌス・ドラゴン(3→1)LV1 疲労

ジェミナイズ(2→1)LV1 BP10000

 

「アタックステップ!《リブラ・ゴレム》でアタック!

アタック時効果で《神皇》1体につき、3枚のカードを破棄する!

 

フィールドには4体の《神皇》がいる。よって12枚のカードを破棄する!」

 

「くっ…!」

キキ デッキ23→11

 

①絶甲氷盾

②ガトーブレパス

③お忍び姫 須勢理

④夢中漂う桃源郷

⑤黄の起源龍デルフィニュート

⑥イリュージョンミラー

⑦妖精姫パフューム

⑧アブソリュートゼロ

⑨絶甲氷盾

⑩庚の猿王ヴァーリン

⑪天使エンジュ

⑫フルーツチェンジ

 

「さらに《スコル・スピア》の効果で《オオセイボゥ》を破壊する!」

 

《スコル・スピア》の放った青の光線は《オオセイボゥ》を貫き、破壊した。

 

蒼き蜂皇オオセイボゥ・A(2)LV1 破壊

 

キキ リザーブ2

 

「これでお前のブロッカーはいなくなった!《リブラ・ゴレム》!ライフを削れ!」

 

「ライフだ!」

キキ ライフ【4→3】リザーブ3

 

しかし、ライフを削った時、キキのバーストが光った。

 

「バースト発動!《バーストスナップ》!このターン、コスト0、1、3、5、7、9、11のスピリットのアタックでは、俺のライフは減らない!

さらに、フラッシュ効果で《スコル・スピア》はこのターン、効果を全て失い、アタックもブロックもできない!」

 

バーストスナップ コスト4→2

キキ リザーブ3→1

 

「…ターンエンドだ。」

 

手札1 リザーブ0 トラッシュ1 ライフ2

 

エリダヌス・ドラゴン(1)LV1 疲労

ジェミナイズ(1)LV1 BP10000

スコル・スピア(4)LV2 BP18000

リブラ・ゴレム(2)LV2 疲労

ピスケガレオン【1】LV1 BP10000

 

 

「一気に決めてやる!」

キキ 手札4 リザーブ1→12 デッキ11→10

 

キキのフィールドはほとんど消えたが、《ハヌマーリン》は存在している。

 

まだ油断はできない。

 

「《ハヌマーリン》をLV3にアップ!」

 

申の十二神皇ハヌマーリン(1→3)LV3 BP15000

 

「アタックステップ!《ハヌマーリン》でアタック!」

 

《ハヌマーリン》が電撃を浴びた杖を持ち上げて、俺のライフを削るために動き出す。

 

「フラッシュタイミング!《巨人王子ラーマ》の【アクセル】発揮!

最もコストの高い《リブラ・ゴレム》を破壊する!」

 

巨人王子ラーマ(2)LV2 BP8000 コスト6→0 アクセルコスト6→0

キキ リザーブ10→8

 

リブラ・ゴレム(2)LV2 破壊

 

「もう1枚!《猿道士オンコット》の【アクセル】発揮!自分の黄色のスピリット全てに黄色のシンボルを追加する!」

 

猿道士オンコット(3)LV3 BP6000 コスト4→0 アクセルコスト8→0 黄+黄

 

申の十二神皇ハヌマーリン(3)LV3 BP15000 黄+黄

 

(《ハヌマーリン》の効果でLV1 LV2はブロックできない。俺のスピリットは全て、LV1かLV2。ブロックはできない。)

 

「お前のライフは残り2!このアタックで終わりだ!!」

 

キキが勝ちを確信したような顔をする。

 

「フラッシュタイミング!《デルタバリア》!」

 

デルタバリア コスト4

瞬 リザーブ2→0

スコル・スピア(4→2)LV1 BP10000

 

発動と同時に俺のライフを三角形のバリアが張られた。

 

瞬 ライフ2→1 リザーブ1

 

「このターン、コスト4以上のスピリット/アルティメットのアタックでは、自分のライフは0にはならない!」

 

キキのフィールドには、コスト4の《オンコット》、コスト6の《ラーマ》、コスト6の《ハヌマーリン》。

 

このターン、俺のライフを削れるスピリットはいない!

 

「しぶとい奴め…ターンエンド。」

 

キキ

手札2 リザーブ5 トラッシュ0 ライフ【3】

 

猿道士オンコット(3)LV3 BP6000

巨人王子ラーマ(2)LV2 BP8000

申の十二神皇ハヌマーリン(3)LV3 疲労

夢中漂う桃源郷(0)LV1

 

オープンカード→《加速戦士イエロー・マーリン》

 

 

(このターンで決める!)

「俺のターン!」

瞬 手札0→1 リザーブ1→7

 

ドローカード→《???》

 

(なんだこのカード…?)

 

俺がドローしたカードは、また見たことのないカードだった。

そのカードの名前は…

 

(《星魔神》…?)

 

「どうした?何もしないならターンエンドするがいい」

 

(結局、こいつを使うしかないか)

「…行くぞキキ!

召喚、異魔神ブレイヴ!《星魔神》!!」

 

召喚すると、天空に星空が広がり、辺り一面はプラネタリウムのように綺麗になった。

 

そして、無数の星の中から《星魔神》が姿を現した。

 

 

星魔神(0)LV1 コスト7→3

シンボルなし

 

瞬 手札0 リザーブ4

 

「なんだ…この、ブレイヴは…?」

 

「《星魔神》!《スコル・スピア》《ピスケガレオン》に合体だ!」

 

《星魔神》が手から光を伸ばし、自分と《スコル・スピア》《ピスケガレオン》を繋げた。

そして、俺は《スコル・スピア》と《ピスケガレオン》のLVを上げた。

 

スコル・スピア(2→4)LV2 BP18000+5000=23000

 

ピスケガレオン【1→3】LV2 BP16000+5000=21000

 

「【ダブルドライブ】!解放!!」

 

《スコル・スピア》《ピスケガレオン》と合体した時、《星魔神》が虹色に輝き、星空と一体化する。

それに対して、俺のバトルアーマーも肩の部分が外れて白い翼がバトルアーマーから現れる。

 

「【ダブルドライブ】…!?」

 

「アタックステップ!《スコル・スピア》でアタック!《スコル・スピア》のアタック時効果で《巨人王子ラーマ》を破壊する!」

 

《スコル・スピア》から放たれた青の光線によって《ラーマ》が破壊された。

 

巨人王子ラーマ(2)LV2 破壊

 

「さらに《星魔神》のアタック時効果でフィールドの《光導》を持つスピリット1枚につき、1枚ドローする!

フィールドには3体!よって3枚ドロー!」

 

瞬 手札0→3

 

「だが、所詮、シンボルは1つ!」

 

「これで終わりじゃない!《星魔神》の【ダブルドライブ】により、デッキから2枚オープン!

その中の《光導》を持つスピリット1枚につき、このバトルの間、赤のシンボルを1つ追加する!」

 

オープンカード

①ワイバーン・ベラ ×

②白羊樹神セフィロ・アリエス  

 

「《セフィロ・アリエス》があったので、《スコル・スピア》はダブルシンボルとなる!」

 

スコル・スピア(4)LV2 BP23000 青+赤

 

 

 

星魔神/ブレイヴ

7(赤1、紫1、白1、緑1、黄1、青1)/異魔神

<0>Lv1 5000 <0>合体+5000

このブレイヴは、疲労せず、スピリット状態のとき、アタックとブロックができない。

Lv1『このブレイヴの召喚時』

自分のライフが2以下で、フィールドに系統:《光導》を持つスピリットが2体以上いない時、手札・トラッシュにある系統:《光導・星魂》を持つスピリットを2体まで、コストを支払わず召喚できる。

 

左右合体条件:系統:《光導・星魂・神皇》を持つスピリット

【左合体時/右合体時】『このスピリットのアタック時』

自分フィールドの系統:《光導》を持つスピリット1体につき、1枚、カードをドローする。

【ダブルドライブ】

このブレイヴの左右に系統:《光導・神皇》を持つスピリットが合体している時、デッキから2枚オープンする。その中の系統:《光導》を持つスピリット1枚につき、このバトルの間、そのスピリットに赤のシンボルを1つ追加する。

オープンしたカードは、自分の手元に置く。

(オープンしたカードは、ゲーム終了時まで、手札にあるときと同様に使用できる)

 

シンボル:なし

 

 

「ちっ…《オンコット》でブロック!」

 

《オンコット》が《スコル・スピア》をブロックしに行くが、力の差が歴然としていて、何もできずに破壊された。

 

スコル・スピア(4)LV2BP23000

vs

オンコット(3)LV3 BP6000 破壊

 

 

「《ピスケガレオン》でアタック!《スコル・スピア》の効果で《ハヌマーリン》を破壊する!!」

 

ハヌマーリン(3)LV3 破壊

 

「《ハヌマーリン》…!!」

 

「《星魔神》の効果で3枚ドロー!

さらに【ダブルドライブ】により、デッキから2枚オープン!!」

 

瞬 手札3→6

 

オープンカード

①金牛龍神ドラゴニック・タウラス

②巨蟹武神キャンサード

 

「これで、《ピスケガレオン》のシンボルは3つ!お前にブロッカーはいない!」

 

「くっ…!」

 

ピスケガレオン【3】LV2 紫+赤+赤

 

「これで終わりだあああああああ!!」

 

《ピスケガレオン》が紫の光線を、キキに向けて発射する。

 

「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

キキ ライフ【3】→0

 

☆★☆★

 

バトルが終わり、キキに近づく。

キキは気絶しているようだ。

 

「…………………………」

 

俺はキキに上着をかける。遺跡の中は少し寒いし、風邪は引かせられない。

そして、俺は《子の十二神皇》を受けとり、【ソウルスポット】から外に出た。

 

(この【ソウルスポット】で、色んなものを得たな…。)

 

新しい12宮デッキをデッキケースに入れて周りを見回すと、バトルドームが出現したのが見えた。

 

「瞬っ!?」

 

それと、霊夢と魔理沙がこっちに向かって来るのが見えた。

霊夢は俺を見つけると、スピードを上げて近くまで来た。

 

「心配かけて悪かったな…」

 

「ホントよ…!心配したんだから……」

 

霊夢の声から本当に心配してくれていたんだな。と思い、罪悪感を感じる。

 

「瞬、いきなりだが、お前を襲った奴が鈴仙と駿太と戦っているぜ。」

 

「そうか。なら、すぐに行かないとな」

 

俺は魔理沙の箒に一緒に乗り、2人と共にバトルドームへと急いだ。

 

 





《星魔神》は《光魔神》を元にして作り出しました。
《星魔神》の効果は、これから変わる可能性があるかもしれません。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。