《超・風魔神》制限にならないかな……
不思議な夢を見た。
暗闇の空間の中、俺はどこかに向かって走っていた。
「はっ…!はっ…!はっ…!」
しかし、いくら走っても、そこには暗闇しかない。
自分は一体、何を目指しているのか。それすら分からなかった。
「はあ…はあ…はあ…はあ…」
いつしか疲れて歩くことすらできなくなってしまった。
すると、突然、暗闇に光が差し込んだ。
そして光の中から1人の赤髪の男が俺の目の前に立ちはだかった。
「はあ……お前は一体…?」
「………………………………」
男は何も言わなかった。男の瞳は赤色だが、それには何か冷酷なものを感じた。
「ぐはっ…!」
俺は何故かそこで意識を失ってしまった。
☆★☆★☆
「はっ!ここは……」バサッ
目が覚めると、俺は木造の家の中のベットで寝ていた。
「そっか…俺、負けたんだ…」
蘇るスピリット達が破壊されていく記憶。そして、自分と同じ顔のあいつ。
「くそっ!!俺は…!あんな大事な場面で!」
取られた十二神皇を取り戻すはずが、逆にやられて奪われるなんて…。
もう1度バトルすれば、勝てるか?と聞かれたら、俺は勝てないと言うだろう。
《三龍神》でさえ倒すのに苦労したのに、さらに強いアルティメットを倒すとなると《エクゼシード》を失った俺のデッキでは勝てない…
「あれ…?12宮デッキがない!」
《エクゼシード》がなくなったのを確認すると、さっきまで戦った12宮デッキがなかった。
(これでは戦えない…)
赤デッキの切り札《エクゼシード》を失い、12宮デッキまで失ってしまったら、俺はアイツには勝てない。
「………そう言えば、誰が俺をここまで運んでくれたんだ?」
「俺だ、クソガキ」
「っ!?」
声のした方向を見ると、そこには黒い服を着た男が座っていた。
男はタバコを取りだし一服すると、俺の方を見た。
「あんたが、運んでくれたんだな。
礼を言う、ありがとう。」
「…………………ふぅ」
男はタバコを灰皿に置いて立ち上がった。
「どうやら、こっぴどくやられたようだな」
「…見てたのか。」
「ああ。見事にぶっ飛ぶ様もな。」
「………………………………」
改めて、自分の実力のなさを痛感する。
全力で戦ったのに、あの圧倒的力に俺は敗北した。
「…………………………」
「クソガキが…しけたツラしやがって。そんなツラだと、一緒にいた奴らが悲しむぞ」
「…あんたの言う通りだな」
そうだ。くよくよしていてもしょうがない。例え、切り札がなくても戦えない訳はない!
何か突破口はあるはずだ!
「改めて礼を言う、ありがとう。俺はもう行く。」
「おう。どこへでも行きやがれ」
俺はベットから立ち上がり、木造の家から外に飛び出した。
外に出ると、森が広がっていた。
「おい、クソガキ。」
「そのクソガキって止めてくれます?俺には星空 瞬って言う名前があるんだ」
「ふん。」
男は家の扉を閉めようとして、最後にこう言った。
「クソガキ、ここから西に行ってみろ。」
「西…?それはどういう―」
「さあな。」バタン
男はそう言って扉を閉めた。
とりあえず、人里への道も分からないし、西に行ってみるか。
☆★☆★☆
暗黒バトラーの住処
「………………………………」
「本当に奪ってくるとはな。」
暗黒バトラーの1人、キキ・ベーレシアはシオンから《申の十二神皇》を受け取った。
「ふん!」
イヌイ将軍もシオンから《亥の十二神皇》を受け取り、デッキに入れた。
「シシ、お前が召喚したこの男、なかなか使えるな」
タツミは《未の十二神皇》を受け取ったが、デッキに入れなかった。
タツミのデッキに《未の十二神皇》は合わないようだ。
(後は、《午の十二神皇》だけか…)
「さあ、《午の十二神皇》を我輩に渡すのでア~ル!」
「いや!《午の十二神皇》はこのノブシーの為にある!タツミ様!ここは俺に!」
「……いや、これは俺が持つ。」
言い争う2人を見て、シオンはボソッと言う。
「なんと!それはどういう理由なのであるか?」
「…お前ら2人に持たせると、すぐに奪い返される可能性がある。それなら、俺が持つ。」
「うぐっ!」
痛いところを突かれ、カブトーが怯む。
シオンはこの時、もう1つのことを考えていた。
(彼ともう1度、戦いたい。)
「さて、新たな《十二神皇》の在処が分かりました。」
シシのその発言に全員が注目する。
「《十二神皇》はこの【ソウルスポット】にあります。」
シシが皆に水晶を見せる。
「ここに《子の十二神皇》があります。」
「何っ?ならば、俺が行く!」
《子の十二神皇》は黄色のカード。ならば、黄色の勇者の末裔が行くに相応しい。と考えたキキが名乗りをあげた。
「……なら、俺は他の十二神皇を探しに行かせてもらう。」
キキとシオンは同時に住処を飛び出した。
☆★☆★
「ここか……」
辿り着いた場所は誰も足を踏み入れていない【ソウルスポット】だった。
「ここに何かあるのだろうか?」
恐る恐る中に入る。中は前に入った【ソウルスポット】の中とは違い、柱が数本崩れていた。
それに加え、天使と悪魔の石像があちこち建っている。
「何か歴史のある場所なのかここは…」
考えてしまうが、深く考えても今は分からない。後で紫か霊夢に聞いてみよう。
「と、そんな事はどうでもいいな。とりあえず、ここも試練があるのか?」
前回、罠に散々はまった経験を生かし、俺は【ソウルスポット】の奥へと進んで行く。
「……あれ?行き止まり……」
気づけば最奥の部屋に辿り着いていた。
部屋の中央に立ってみると、これまた広い空間だった。
「ここに何が……」
中央に立っていると、突然 壁が回転し、 奥からトーテムポールのような石像が現れた。
『汝、《子の十二神皇》を望むものか?』
「《子の十二神皇》?ここに《十二神皇》が!」
あの男、ここに《十二神皇》があると知っていたのか。後で礼に行かねば…
『ぬ?ソナタは……』
「ん?」
石像は突然、俺を見つめた。
俺の顔に何かあるのだろうか?
『ソナタ、12宮使いか?』
「ああ。今、デッキはないが12宮使いだ」
『ならばソナタ、星の試練を受けよ!』
左の壁がゴゴゴゴと動き始め、新しい通路が出現した。
(星の試練…どんな試練でも、必ず《子の十二神皇》は手に入れて見せる!)
俺は左の壁の奥の通路に入って行った。
☆★☆★
通路を抜けると、また広い空間に出た。
そこには、またトーテムポールの石像があった。
『星の試練を受けし者よ。この試練を突破してみよ』
「内容はなんだ?」
『これから汝には、こちらから渡す1つのデッキを使って3人のバトラーと戦ってもらう。』
壁の一部が動きだし、そこから赤色の光を放ったデッキが俺の手に渡った。
「このデッキで3人のバトラーを倒せばいいのか」
デッキの中を確認する。
ざっと確認したところ、切り札は
《太陽龍ジーク・アポロドラゴン》
《太陽神龍ライジング・アポロドラゴン》
《光龍騎神サジット・アポロドラゴン》の3枚らしい。
それ以外は、バランスの良いデッキだと思う。
「カードの入れ換えはありか?」
『残念だが、それは認められない』
「ちぇ…」
まあ、今は大したカードはないから良いんだけどね。
『では、まず1人目のバトラーと戦ってもらう。バトルフィールドに行くがいい』
「……ゲートオープン!界放!」
☆★☆☆
久々のバトルフィールド。最近、バトルドームでバトルしていたから、こっちでできるのも懐かしい。
「待っていたぞ挑戦者。」
「お前が俺の最初の相手か」
最初の相手は、右腕と左目が機械を装着しており、サイボーグのような男のバトラーだった。
「名前は何て言うんだ?」
「貴様にそれを語る資格はない。行くぞ、スタートステップ」
男 手札5 リザーブ4
「…………………」
気持ちを切り替えて俺もバトルを始めた。
「ドローステップ、メインステップ。」
フィールドを見る。そこにはバーストも【ソウルコア】も存在しなかった。
「ネクサス《闇の聖剣》を配置。ターンエンド」
男の後ろに合体スピリット対策の《闇の聖剣》が配置される。
男
手札4 リザーブ0 トラッシュ4 ライフ5
闇の聖剣(0)LV1 コスト4
「俺のターン」
瞬 手札5 リザーブ5
(よし、手札はまあまあ良いぞ)
「メインステップ、《角獣ガルナール》を召喚!」
大きな角を2本生やした獣のスピリットが現れた。
角獣ガルナール(1)LV1 BP3000 コスト4
「アタックだ!《ガルナール》!アタック時効果でデッキから3枚オープン!」
オープンカード
①砲竜バル・ガンナー
②角獣ガルナール
③星海獣シー・サーペンダー
「《バル・ガンナー》を手札に!」
「ほう…《ブレイヴ使い》か…
そのアタック、ライフで受ける!」
男 ライフ5→4 リザーブ1
「ターンエンド」
瞬
手札5 リザーブ0 トラッシュ4 ライフ5
角獣ガルナール(1)LV1 疲労
「メインステップ!《ソードール》を2体召喚!」
男 手札5 リザーブ6
ソードール(1)LV1 BP1000 コスト1→0
ソードール(1)LV1 BP1000 コスト1→0
「さらに《闇の聖剣》をLV2にアップさせる!」
闇の聖剣(0→1)LV2
(来るか…?)
「ターンエンド」
男
手札3 リザーブ3 トラッシュ0 ライフ4
ソードール(1)LV1 BP1000
ソードール(1)LV1 BP1000
闇の聖剣(1)LV2
(攻撃してこないのか…)
「メインステップ!《ヴェロキ・ハルパー》《ブレイドラ》を体召喚!」
瞬 手札6 リザーブ5
赤のシンボルから2体の赤のスピリットフィールドに現れた。
ブレイドラ(1)LV1 BP1000 コスト0
ヴェロキ・ハルパー(3)LV2 BP3000 コスト1
「アタックステップ!《ヴェロキ・ハルパー》でアタック!」
「ライフで受ける!」
《ヴェロキ・ハルパー》は爪を立ててライフを削った。
「ぐっ!」
男 ライフ4→3 リザーブ4
「《ヴェロキ・ハルパー》の効果により、ライフを削った事で1枚ドローする。
俺はこれでターンエンドだ」
瞬
手札5 リザーブ0 トラッシュ1 ライフ5
ブレイドラ(1)LV1 BP1000
ヴェロキ・ハルパー(3)LV2 疲労
角獣ガルナール(1)LV1 BP3000
「ドローステップ。」フッ
男 手札4 リザーブ5
ドローした瞬間、男が笑った。切り札級のカードが来たらしい。
「メインステップ!《魔界七将ベルドゴール》をLV2で召喚!」
紫のシンボルから現れたのは、黒いローブに身を包んだ《ベルドゴール》だった。
魔界七将ベルドゴール(3)BP5000 コスト3→1
「召喚時効果発揮!《ヴェロキ・ハルパー》を破壊する!」
ヴェロキ・ハルパー(3)LV2 破壊
《ベルドゴール》は召喚時効果で疲労状態のコスト4以下のスピリット1体を破壊する。
しかも、《闇の聖剣》の効果で破壊された相手のスピリットのコストは4/5となる。《ベルドゴール》の【不死】はコスト4/5。よって何度破壊されても蘇ると言うわけだ。
「アタックだ!《ベルドゴール》!」
「ライフで受ける!」
《ベルドゴール》の腕が伸び、鋭い爪が俺のライフを破壊した。
「ぐはっ!」
瞬 ライフ5→4 リザーブ4
「ターンエンド」
男
手札3 リザーブ0 トラッシュ2 ライフ3
ソードール(1)LV1 BP1000
ソードール(1)LV1 BP1000
魔界七将ベルドゴール(3)LV2 疲労
闇の聖剣(1)LV2
「ドローステップ。」
瞬 手札6 リザーブ6
ドローカード→《太陽神龍ライジング・アポロドラゴン》
(よし!)
「メインステップ!《ブレイドラ》を召喚!」
ブレイドラ(1)LV1 BP1000 コスト0
「そして!《太陽神龍ライジング・アポロドラゴン》を召喚!!」
突如、フィールド全体が炎に包まれ、フィールドの中心に出現した小さな炎は巨大な龍へと変化した。
太陽神龍ライジング・アポロドラゴン(1)LV1 BP6000 コスト7→4
「それが貴様の切り札か…」
「今のところはね。アタックステップ!《ライジング・アポロドラゴン》で《ソードール》に指定アタック!」
《ライジング・アポロドラゴン》は《ソードール》に向かって炎を吐いた。
炎をマトモに受けた《ソードール》は燃やされて破壊された。
ライジング・アポロドラゴン(1)LV1 BP6000
vs
ソードール(1)LV1 BP1000 破壊
「《角獣ガルナール》でアタック!アタック時のデッキオープンはしない。」
「ふん…ライフで受ける!」
《ガルナール》が突進で男のライフを削った。
男 ライフ3→2 リザーブ2
(合体できないのが痛いな…)
ネクサス《闇の聖剣》LV2は、合体したスピリットを疲労させる。LV1の効果も嫌だが、LV2になると1ターン、攻撃できなくなる。
「ターンエンドだ!」
瞬
手札4 リザーブ0 トラッシュ4 ライフ4
ブレイドラ(1)LV1 BP1000
ブレイドラ(1)LV1 BP1000
角獣ガルナール(1)LV1 疲労
ライジング・アポロドラゴン(1) 疲労
「ドローステップ……」
男 手札4 リザーブ5
俺はこの時、男の体に衝撃が走ったような感じがした。
何かマズイものが来る…!
「貴様に見せてやる…!俺のスピリットを!」
「くっ…!」
「まずは《ソウルホース》を召喚」
ソウルホース(1)LV1 BP1000
「そして、光滅ぼす闇の魔王!《 滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ》召喚!」
天空を黒い雲が覆い尽くし、辺りは闇一色となった。
そして、黒い雲の中から漆黒の闇を纏いし暗黒の《ノヴァ》が白い翼を生やしてフィールドに現れた。
滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ(3)LV2 BP8000 コスト7→3
ベルドゴール(3→1)LV1 BP3000
「《ダークヴルム・ノヴァ》……」
合体スピリットのバトル時BP+10000され、LV3になれば《ブレイヴ》の存在を許さないスピリット。
これじゃあ、ますます合体できない。
「行け!《ダークヴルム・ノヴァ》!憎き《ブレイヴ使い》を亡きものにしろ!」
《ダークヴルム・ノヴァ》が咆哮する!その咆哮は俺のスピリット達が震えるほど凄まじかった。
「《ブレイドラ》でブロック!」
《ブレイドラ》は《ダークヴルム・ノヴァ》の黒い炎に焼かれて破壊された。
ブレイドラ(1)LV1 破壊
vs
ダークヴルム・ノヴァ(3)LV2 BP8000
「まだ終わらん!《ソードール》でアタック!」
「ライフで受ける!」
《ソードール》の細い剣がライフを砕いた。
「ぐぅ…!」
瞬 ライフ4→3 リザーブ2
このバトル、いつものバトルよりもダメージが強いな…。
「《ソウルホース》、貴様もアタックだ!」
炎を纏った馬が宙を浮かんで攻撃する。
「《ブレイドラ》、頼む…」
《ソウルホース》と《ブレイドラ》がぶつかり合い両方破壊された。
ブレイドラ(1)LV1 BP1000 破壊
vs
ブレイドラ(1)LV1 BP1000 疲労
「俺の攻撃は終わらん!このターンで決着をつけてやる!《ベルドゴール》でアタック!」
「くそっ…!でも、ライフは削りきれないはず…」
「甘いわ!《ホワイトポーション》!《ダークヴルム・ノヴァ》を回復させる!」
ホワイトポーション コスト4→3
闇の聖剣(1→0)LV1
ソードール(1→0)消滅
男 リザーブ1→0
ダークヴルム・ノヴァ(3)LV2 回復
「簡単に決めさせるか!フラッシュタイミング!マジック《サイレントロック》!」
サイレントロック コスト4
瞬 リザーブ3→0
角獣ガルナール(1→0)消滅
「合体してないスピリットのバトル終了時、アタックステップを終了させる。アタックはライフで受ける!」
《ベルドゴール》のアタックが俺のライフを破壊した。
「ぐおおおおおお!」
瞬 ライフ3→2 リザーブ1
「耐えたか…ターンエンド。さあ、貴様の合体スピリットを見せてみろ!」
男
手札1 リザーブ0 トラッシュ6 ライフ2
魔界七将ベルドゴール(1)LV1 疲労
滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ(3)LV2 BP8000
闇の聖剣(0)LV1
(ようやく《闇の聖剣》がLV1になってくれたな…。)
「このターンで決めてやる!行くぞ!《ダークヴルム・ノヴァ》!」
瞬 手札4 リザーブ1→10
「メインステップ!《ライジング・アポロドラゴン》をLV3にアップ!」
ライジング・アポロドラゴン(1→5)LV3 BP11000
「見せてやるぜ!俺のブレイヴを!
召喚、《武槍鳥スピニード・ハヤト》!」
緑のシンボルからクナイを足にくくりつけたブレイヴが現れた。
武槍鳥スピニード・ハヤト(1)LV1 BP5000 コスト5→4
「それがお前のブレイヴか…!」
「《武槍鳥スピニード・ハヤト》を《ライジング・アポロドラゴン》に合体!」
《スピニード・ハヤト》が《ライジング・アポロドラゴン》の翼に合体する。
合体した後の《ライジング・アポロドラゴン》の背中には数本の槍が装着されていた。
ライジング・アポロドラゴン(5)LV3 BP11000+5000=16000
瞬 リザーブ2
「来い合体スピリット!俺に破壊される為にな!」
「アタックステップ!《スピニード・ハヤト》の効果で紫を指定して合体アタック!」
男のフィールドのカードが紫色に光を放つ。《スピニード・ハヤト》の効果だ。
「来い!!」
「《ライジング・アポロドラゴン》!《ダークヴルム・ノヴァ》に指定アタック!」
何故だ…。今、《ベルドゴール》に指定アタックしていたら、楽して勝てたのに…。俺は何を…!
「《スピニード・ハヤト》の効果により《ライジング・アポロドラゴン》は回復!」
ライジング・アポロドラゴン(5)LV3 回復 BP16000
vs
ダークヴルム・ノヴァ(3)LV2 BP8000
《ライジング・アポロドラゴン》が《ダークヴルム・ノヴァ》に翼の槍を全て投げて逃げ場所を無くす。
しかし、《ダークヴルム・ノヴァ》は槍を全て凪ぎ払い、《ライジング・アポロドラゴン》に突進した。
「《ダークヴルム・ノヴァ》のLV2の効果!合体スピリットとのバトル時、BP+10000!」
ライジング・アポロドラゴン(5)LV3 BP16000
vs
ダークヴルム・ノヴァ(3)LV2 BP8000+10000=18000
「フラッシュタイミング!《ブレイブオーラ》!」
「何っ!」
ブレイブオーラ コスト3→1
《ライジング・アポロドラゴン》と《ダークヴルム・ノヴァ》が空中で互いの全力で殴りあう。
「《ブレイブオーラ》はアタックしているスピリットにBP+1000!さらに合体スピリットにBP+3000!
合計BPは20000だ!!」
《ライジング・アポロドラゴン》は殴る事を止め、天高く舞い上がる。それを《ダークヴルム・ノヴァ》は追いかけて、喰らいつこうとするが、その瞬間に《ライジング・アポロドラゴン》は炎を吐いて《ダークヴルム・ノヴァ》を破壊した。
「ぬおおおおおおおおおお!!」
ライジング・アポロドラゴン(5)LV3 BP16000+4000=20000
vs
ダークヴルム・ノヴァ(3)LV2 BP18000 破壊
「さらに《ライジング・アポロドラゴン》の効果で《ベルドゴール》を破壊する!」
《ベルドゴール》は《ライジング・アポロドラゴン》に装着された槍を刺されて破壊された。
ベルドゴール(1)LV1 破壊
「お前を守るスピリットは、もういない!」
《ライジング・アポロドラゴン》が男に向かって咆哮する。
「……見事だ。ブレイヴ使いよ。
…我がライフ!砕くがいい!!」
次の瞬間《ライジング・アポロドラゴン》のアタックが男のライフを2つ破壊した。
「うおおおおおおおおおおおお!!」
男 ライフ2→0
男はライフが0になると、青い炎を放ちながら光の中に消えて行った。
☆★☆★
『よくぞ1人目のバトラーを倒した。』
バトルフィールドから戻ると、次の部屋に行く為の通路が壁の中から出現した。
『さあ、行くがよい。』
「………………………………」
俺は無言で指示に従い、次の部屋に向かった。
ボツネタ①
『汝、《子の十二神皇》を望む者か?』
「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」
『………………………………………』
「すみません…」