須賀京太郎の麻雀日記   作:ACS

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打ちますか? ヘ(^o^)ヘ
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ビンタを
500から1000に
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   (^o^) 三
   (\\ 三
   < \ 三
`\
(/o^)
( /  御
/く  無
   礼



……恐らく私は人鬼に殺される(白目


九十八頁目

九十八日目 確率論・2

 

 

和を連れてファミレスへと入店した俺達はそのまま窓際の席へと案内される。

 

麻雀のお誘いで無かった事にあからさまに胸を撫で下ろされてると一雀士としてはかなり不服なんだが……まぁいいや。

 

昔からの付き合いの和は俺の奢りに対して色々開き直った節があり、メニューと睨めっこしている馬鹿弟子と一緒に食事を選んでいた。

 

 

俺はあまり空腹感が無かったのでコーヒーだけを注文し、例の白髪の事をマホに聞いてみた。

 

すると彼は麻雀部に所属していた事が分かった、過去形だったところを見ると直ぐに辞めてしまった様だ。

 

まだ現役だったならなぁと俺が残念がっていると、『先生に何か粗相を……? 分かりました!! 一番弟子のマホがシメて来ます!!』と、どっから学んだのか分からない発言を馬鹿弟子が握り拳付きでしてよこした。

 

和が無言で頭を抱えるレベルの呆れ具合だが、気を取り直して情報収集を続ける、正直俺もチョップの一つでもかましてやりたかったが我慢だ。

 

その結果分かった事は相手の名前と部活での素行。

 

 

彼の名前は平山幸雄、高遠原中学の一年生でマホの後輩に当たる、そして平山は和の牌譜を求めて進学してきた見たいで、部室の牌譜を暗記する迄の間は麻雀部に在籍していたらしい。

 

性格も元々自信家な節があったみたいだけど、『『玄人に比べりゃこんなもんか』とか言ってました!! 厨二病って奴ですか!?』とかなり辛辣なコメントをマホにされていた。

 

元々和の熱狂的なファン、と言うよりは最高峰のデジタル使いと言われてる和の研究が目的だろうな、和とはまた別の才能がある訳だから直接対局しても割と良い線行けるんじゃないかとも思うが……何気に和もサディスト麻雀化しつつあるしなぁ。

 

本人はオカルト否定派だけど、昔と違って読みの精度が鋭過ぎて中々直撃を狙い辛い、少なくとも手牌を全部ロン牌にする様な真似は今の和には無理だ。

 

しかも散々流れとかを否定してる癖に相手が流れ理論の打ち手と分かるや否や、その作ろうとしてる流れを潰しに行くし、そうでなくても狙い撃ちにして心理戦に持ち込んでくる。

 

あれ? もしかして和の雀士としてのタイプって先生一号型? 流れ論者じゃないから本式じゃ無いけど読みの部分とか狙い打ちはそうじゃね? 前に『地獄単騎でも和了れる様に相手を揺さぶるのが普通じゃないんですか?』って言ってたし。

 

…………前言撤回。ゴメンね平山くん、君が和にぼろっカスにされる姿しか想像出来ない。

 

試しにさっき後ろから見てた平山の対局内容を書いて和に聞いて見たら70点との評価だった。

 

 

『他家の動きを見れば分かりますが、何名かは中学生と言う事で侮った打ち方をしていますね。 確かに平山君の打ち方なら最速でツモれますが早上がり相応の打点で終わります、しかし相手の見下しを利用すれば倍満ないし跳満は狙えたはず。 侮った相手からの高打点直撃は思考に熱を持たせる事が出来ますし、私が同じ立場だったなら捨て牌も意図的に操作できますよ』

 

 

中々な辛口、70点でコレなら赤点とったら何言われる事やら……。

 

チラッと一心不乱に食事している馬鹿弟子視点の平山の評価も聞きたかったが、厨二病で片付けられてたし、人の事を評価できるレベルじゃないか。

 

 

……………玄人がどうのと言ってたらしいから裏志望か。

 





『地獄単騎でも和了れる様に相手を揺さぶるのが普通じゃないんですか?』と発言した和ちゃん、しかし(須賀君はやってますよね?)と言う副音声付き(白目

そして先生大好きっ娘なマホは何気に辛辣(震え声

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