(゚д゚ )
(|y |)
エッチとエロでは
単なるスケベ野郎だが
H ( ゚д゚) ERO
\/| y|\/
二つ合わされば
ヒーローとなる
( ゚д゚) HERO
(\/\/
つまり京太郎の善と悪を一つにすれば
人 ( ゚д゚) 鬼
\/| y|\/
ひとつにすれば…
( ゚д゚) 傀
(\/\/
_,._
(;゚Д゚) 傀
(\/\/
八十一日目 厄日
大会まで後三日、代打ちの仕事も無いし、阿知賀に遊びに行こうにも流石に日数的にも無理が有る。
暇を持て余して街を出歩いても特に何も無い、馴染みの雀荘も今日は雀卓を買い換える日だとかで休みだ。
その事をすっかり忘れ、店先まで来てしまった俺は本格的にやる事が無くなってしまい、仕方なしに江崎と隼から麻雀教室に使ってるマンション宛に定期的に送り付けられるエロ本とアダルトビデオを消化するしかやる事が無くなってしまった。
あのおっさん共、俺が中学に上がった辺りからその手のもんをじゃんじゃん送り付けてくるから処理が追いつかないんだよなぁ……。
前に咲に見つかった時はどうしたっけ? などと考えて居たら曲がり角で部長とぶつかった。
『いったーい、もう!! ちゃんと前見なきゃダメよ、須賀君?』 そう言って部長は立ち上がろうとしたので手を差し伸べたんだけど、その所為で持って居た鞄を落としてしまった。
そして地面にばら撒かれるアダルトな代物の数々、しかも最悪な事にピンポイントで麻雀部の先輩モノと言う狙い澄ましたとしか思えないモノが出て来やがった。
一瞬で凍り付く空気、部長は部長で顔を真っ赤にしながら『す、すすす、須賀くんも、お、男の子だものね!!』と言い残して全力で走り去られてしまった。
…………妙な誤解を与えた様な気がするのは気の所為かな?
そう考えながらその手のモノを拾い集めていたら今度はモモと出くわし、拾い集めるのを手伝って貰った。
『ふつー女の子にこう言う事手伝わせるっすかねー』と小言を貰ってしまったが。
拾い集めた後、知り合いが無理矢理押し付けるのだと説明したら『あ〜なるほど、確かにきょーさんがこの手の事に興味持つ筈無いっすからねぇ……』と言う不名誉な納得をされた。
なんとなーく男としてのプライドが傷付いた気がしたので『その胸揉みしだくぞ?』と憧への対応レベルのノリで言ってみたら『ふふーん、微塵も興味持ってない癖にやれる物ならやってみるっす!!』と逆に胸を張られてしまった。
咲には無いお餅、暫く見ない内に更に大きくなったなーと思いながら有言実行、両手で鷲掴みにした瞬間背筋に悪寒が走った。
『ねぇ、京ちゃん? なに、してるのかな?』
底冷えする様な冷たい声、更に振り向きたくないレベルの威圧感、直接ソレが向けられた訳では無いのにモモも顔が羞恥で赤くなったり恐怖で青くなったりしている。
取り敢えず言い訳は百通り考えた、先ずはサングラスを掛けて変装を……。
『京ちゃん、近くに公園あるし、其処でちょっとお話しようよ、ね?』
…………ハイ。
この後俺はめっちゃくちゃ叱られた、しかも偶々近くに来て居た和も俺の説教現場に出くわし、話の内容を聞いた後すっごい冷たい目でずっと俺を見て居たのが地味に効いた。
あれ? もしかして俺って咲に頭上がらないのか?
京太郎は尻にしかれマンの称号を手に入れた!!(白目