なので次話にいれておきたいと思います。
*今回は説明ばっかりで面白無さがさらに上がっているかもしれません。
私、木下優子はいつものように高橋先生から一日の日程の説明を受けていた。先生から朝の報告を聞く。それは日本全国の高校生が当たり前のように過ごす日常の中の一枠。そんないつもと変わらない恒例行事が行われている中……。
ガラッといきなりAクラスの教室の扉が開いた。何事か?と思い、私を含めるAクラスの教室内にいる人が全員扉の方に目を向ける。そこに立っていたのは真っ白のマントを着てフードを被っている謎の人物が立っていた。フードをか被っているせいで顔も見えないし体形や体格も分からない。高橋先生はその彼、もしくは彼女の姿を見て驚いて固まったままだ。そんな中その謎の人物が声を発した。
「この中にAクラスの代表者はいるかしら?」
この瞬間この謎の人物は女性という事が判明した。
「…………私がそう」
Aクラス代表の霧島翔子さんが立ち上がり謎の女性の前まで来て立ち止まる。
「あなたがAクラス代表者?」
「…………そう。私がAクラス代表の霧島翔子」
すると謎の女性はふふっと微笑んだ後でとんでもない事を告げた。
「私たちRクラスはAクラスに対し試験召喚戦争を申し込むわ」
「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」
Aクラス生徒全員の声が重なった。私も驚きが隠せない。そもそも私はRクラスの存在を認めていなかった。学校全体がRクラスができた、とかでいつの間にか打倒Rクラスと言う雰囲気にはなっていた。かく言うAクラスでも試召戦争の一歩手前までいっていた。なんとか私や代表で押さえ込んでいたけどそろそろ限界。そう感じていたころにRクラスと名乗る全身真っ白コートに身を包んだ謎の女性が現れ試験召喚戦争を申し込まれたんだからそうなるに決まっていた。
「…………あなたは学年主席?」
霧島さんがまだ驚きながらそう言った。
「いえ違うわ。残念ながら主席どころか次席にもはいってないの。で、今日は主席の代理として私が試召戦争を申し込みに来たってところよ」
なんとなく事情は理解してきた。でもその前に。
「ちょっと。試召戦争を仕掛ける側の礼儀として顔くらい見せてくれたっていいんじゃない?」
私は立ち上がって霧島さんに近ずきながらそう言った。これから戦うクラスの一員の顔を一目見たかったからだ。
「…………いいわ。本当はだめなんだけど特別よ。」
そう言って彼女はフードを取った。
思わず息を呑んだ。茶色のロングヘヤーで恐ろしく整った顔立ち、肌もとても綺麗で白くきめ細やかだ。もうここまで美しいと芸術と言わざるを得ない、そんな女性だった。
「…………この人を雄二に合わせたらダメ」
隣の霧島さんが何か小さな声で呟いていたが、驚きと動揺でうまく聞き取れなかった。
「……で?何で私たちAクラスに試召戦争を仕掛けようとしたの?」
女性の私でも彼女の美しさにドキドキしている。だが目の前にいるのはこれから戦う敵同士なのだ。そして何故Aクラスと事を構えるのか?そんな疑問をぶつけた。
「主席のわがままみたいなものよ。一回、召喚獣同士の戦いをしてみたい。ちょっとした好奇心かしらね?」
とんでもないほど試召戦争をする理由は軽いものだった。
「と言ってもーー」
Rクラスの女性が思い出したような口調で話を繋げた。
「安心していいわ。今回の私たちの目的は試召戦争にあるから、あなたたちが負けても教室の設備を落とすなんて事はしない。だけどあなたたちが勝ったらRクラスの教室をあなたたちにゆずる。これでどう?デメリットが一切無いなんて魅力的な話だとおもわない?」
魅力的どころかとんでもない破格の条件だった。私たちは失うものが一切無いのにRクラスの設備というこの学校の生徒のほとんどがのどから手が出るほど欲しいものが手に入る可能性が出てきたということになる。
「よっぽど自信があるのね」
思った事をそのまま口に出した。
「あたりまえじゃない。といっても必ず勝つ勝負なんて正直面白くもなんとも無い。だからあなたたちにチャンスをあげる。サービスよ」
「どんなサービスかしら?」
「ふふっ、それは当日のお楽しみ♪明日の試召戦争楽しみにしてるわ。あっ、そうそう」
教室を出ようとしたRクラスの女性がいきなり足を止めた。
「麻名明葉よ。あなたは?」
「……木下優子」
名前を名乗ると麻名さんは微笑みながら、
「霧島翔子さん。木下優子さん。そしてその他のAクラスの皆さんさようなら。明日、がんばってね」
ウィンクをしながら教室を出て行った。その姿がとっても綺麗でしばらくボーっとしていた。それは私だけでなく、他の生徒たちも同様だった。
「ちょっと!春咲さん!無茶振りすぎるよ!」
Aクラスの教室を出て今でも心臓がバクバクいってる。なぜかというと春咲さんが所々で「次は楽しそうな感じで」とか「教室出るときにウィンクしてください」なんて命令をとばすからだ。いきなりの命令に瞬時に対応しないといけないのでいつ間違ってもおかしくない。しかもいつも余裕を持っているみたいなキャラ設定なので外面と内面の差でおかしくなりそうだった。
「ふふっ、まあいいじゃないですか。これで当初の目標は達成しました」
今ので春咲さんが楽しんで僕に無茶振りを振っていたことが分かった。実際、問題一つ起こらなかったので結果オーライってことにしとこう。今、Rクラスは春咲さんに僕、そして麻名明葉と存在しない学年次席。最低、計4人いる事になっているはず。まだ僕がRクラスにいる事は知られていないが、試召戦争には僕が出るのだから問題ない。
「これで後はAクラスに勝つだけになるけど勝てるんだよね?点数を一覧見たけど300点台ばかりでかなり手ごわいよ。正面からじゃ難しいと思うけど」
「考えてはいますが成功するかはその場の状況しだいです。ですが安心してください。私は勝てない勝負はしない主義なので」
自信満々の言葉を聴いて僕は安心した。
「では通信を切ります。私は疲れたので少し寝ます」
今ので疲れたって、散々僕で遊んだくせに。そう思って思わず一人苦笑する。僕も帰ったら少し寝ようかな?なんて考えながら自分のクラス教室に向かった。余談だが声が変わる薬の効力が切れるまで明久は教室に入れなかった。
~試召戦争当日~
「では、作戦どおりに行動を」
春咲さんの言葉を受けて僕は一人二年生の階より一つ下の階に待機している。状況を整理すると、AクラスとRクラスがある階には春咲さんとAクラス大隊が正面衝突。それを挟むようにその上下の階には裏をかかれないためのAクラス3人ずつの小隊がいて僕は下の階にいた。
「試召戦争開始5分後まで待機。」
曲がり角に身を隠してAクラス小隊の三人を見ながらそう呟いた。作戦では5分後にある位置であの三人と勝負しなければならない。上の階では春咲さんが上の階でAクラスの大人数と対峙している。
春咲さんは大丈夫と言っていたけど正直心配だ。召喚獣を扱うのには並みの集中力が必要だ。確かに春咲さんは集中力、点数共にずば抜けているけど、流石にあの数を五分も耐え切るのはかなり難しいと思う。でも春咲さんが大丈夫と言ったんだから、それを信じて自分は作戦通りに動くのが今僕に出来る精一杯と自分に言い聞かせた。
「ハァハァ……。吉井君、時間です。勝負を仕掛けましょう」
「…………分かった」
春咲さんから通信が入って行動を開始する。通信からの声はかなりしんどそうだった。やっぱり何十体を、しかもAクラス相手には流石の春咲さんでもきついようだ。僕としては戦死してないのが不思議なくらいだ。
「先生行きましょう」
僕はさっき連れてきた長谷川先生と共にAクラス三人の前に現れる。それを見たAクラス三人が身構える。
「先生。Rクラスこま犬がーー」
こま犬?誰?と思うかも知れないがそれは当然僕のことだ。Rクラスでは以前説明した通り、試召戦争の際には姿を隠すためにフードつきのマントのようなものに仮面をつけて行動する。こま犬というのは僕が付けているその仮面がこま犬だからだ。ちなみに春咲さんはウサギである。
「私たち三人が受けます」
その瞬間ーー。
「「「えっ?」」」
召喚フィールドが消えた。
僕はそのすきに上の階に上がる。
この現象は召喚フィールドがある一定の距離で二つのフィールドが展開されるとそのフィールドが消滅する『干渉』というものだ。春咲さんが教えてくれたのだが、さすが召喚システム研究者の一人、こんな事まで知ってるなんて。そして僕が上の階に上がると春咲さんが日本史の先生とこっちに向かって走ってきている。その後ろには四十人近いAクラス生徒が春咲さん達を追っていた。
「春咲さん。バトンタッチだ」
「後は任せました。私は霧島さんを狙いにいきます」
僕と春咲さんがハイタッチをしたその時にはもう勝敗は決っしていた。
まずAクラスに勝つには“速攻性”が鍵を握る。人数が二人しかいない僕たちは長期戦は不利というか確実に負ける。最高で十五分が限界だ。だが僕と春咲さんが中央突破をしても試召戦争のルール上全員と戦って勝ってからフィールドを出ないと戦闘放棄となって失格になってしまう。でもそうだからといって僕たちが力ずくで行ったところで勝てる可能性は五十パーセントあるかないか。
結果的に勝った瞬間というのは、たとえ一対十だろうが二十だろうが春咲さんと霧島さんが一緒のフィールドでバトルが始まった瞬間勝ちなのだ。春咲さんならどんなに囲まれていようが一つのターゲットくらい仕留めてみせる。
それを実行するには、まず確実にクラス代表である春咲さんを狙うであろう大隊を春咲さんと一瞬でもいいから離すことだ。大隊を撃破する必要も無く春咲さんを霧島さんの元に行かせるためには『干渉』を使うしかなかった。上の階と下の階で干渉を起こすためには教師たちが綺麗に一直線になるように配置する事が必要なのだそうだ。もちろん偶然でそんな事が起こるわけないので自分たちでチェックしたところに教師を配置する。5分も僕が待ったのは干渉を起こした瞬間逃げれるようにゆっくりと春咲さんが移動するために必要な時間だ。春咲さんが逃げれる位置に移動してから干渉を起こし合流して教師を交換、これで春咲さんは点数を消費しない状態で霧島さんの元へと行ける。
さて、残りの僕の役目を終わらそう。
私たちのクラスは一人の人物を囲んで攻撃を与え続けている。これだけの言葉だけ取ればリンチしているように聞こえるが現実はそうではなかった。
「隙を与えたらだめ。皆で囲んで!」
私たちAクラス数十人を一人で相手している学年主席。ほんの数分前までこんな事になるなんて思ってなかった。
~数分前~
目の前に昨日現れた麻名明葉さんのような格好をした人物がいる。麻名さんより一回り小さいのとかわいらしいウサギの仮面をしていること以外はまったく一緒だ。彼女は学年主席、Rクラスのクラス代表。そして今は試召戦争真っ最中。となるとやる事は一つ。
「先生、私たちAクラスがーー」
「Rクラス、ウサギが受けます」
なんでもRクラスは試召戦争中は皆あんな格好で勝負をするそうだ。見分け方は身長と仮面で判断するしかない。まったくなんでこんな事をするのか私には理解できない。しかし次の瞬間そんな事を考える暇は無くなっていた。
日本史
Aクラス 平均310点×約40人
VS
Rクラス ウサギ 2247点
「「「「「「「「は?」」」」」」」
昨日、麻名さんが試召戦争を仕掛けた時と同じ反応をしてしまう?かく言う私も事実を受け入れられない。こんな点数は高校生が取れるはずもない。いや、歴史の教授でも無理だ。
私たちがあっけにとられている間にーー。
Aクラス 二名 戦死。
「くっ!皆、攻撃開始!数ではこっちが圧倒的に上よ!」
霧島さんにここの大隊の指揮を任された身。とにかくこの目の前にいるクラス代表を倒せば私たちの勝ちなのだ。最初に焦りはしたが、良く考えれば点数の総数ではこっちが大きく上回っている。普通なら勝てる。
そう、普通なら。
だが目の前の学年主席は普通ではなかった。Aクラス二人の刀が主席に飛んでくるのだがそれを彼、もしくは彼女が一つを自分の日本刀で受け、もう一本をすれすれでよける。そして流れるような動作でよけられたAクラス生徒に蹴りをいれると、同時に受けていた日本刀をもう一人のAクラス生徒から離し、蹴られた方を切り捨てた。私は目の前の事が信じられなかった。あのRクラス代表は点数が恐ろしく高いだけでなく、召喚獣の扱いまで長けているのだ。少なくとも、こんなに自分の体のように細かく召喚獣を扱える人は知らない。
「隙を与えたらだめ。皆で囲んで!」
私は今まで何でもこなせる優等生をやってきたのだ。木下優子が任された大隊だ。ここでへまをするわけにはいかない。相手は一人、なら攻撃する隙を与えなければいい。私の指示によって大量の攻撃が主席に飛んで行く。思ったとおり主席は攻撃を一切しなくなっており避けるのに必死だ。だがあの量の攻撃をほとんど避けて続けている召喚獣の扱いとその集中力には驚かされる。でも直撃はしないものの攻撃はかすっているため点数は徐々に減っている。
(……いける)
そう思った矢先だった。
え?フィードルが消えた?
その隙にと今まで相手をしていた主席がAクラス生徒たちを後にして先生と走り去って行った。
(いつの間に!)
急いで皆に指示を出して追いかける。そんな時、目の前に同じ服装をした犬の仮面をした人物が間に割って入り現れた。
僕の目的は干渉を起こす事と春咲さんを追いかける大隊を足止めもしくは戦力を減少させる事だ。大隊全員が僕に勝負を挑んでくれると助かるのだが、たぶん戦力を割って半分を僕に、もう半分を春咲さん追跡に回す可能性のほうが大きい。
「佐藤さん、あなたに半分あずけるわ。私はもう一人を追撃」
「分かったわ」
予想通りだ。後は僕が時間稼ぎをするだけ。木下優子さんは大隊の半分を連れて僕の横を通って進んで行った。
「さて、早速ですが……」
佐藤さん達が僕に勝負を仕掛けようとする。
「ちょっと待って」
僕がそれを阻止する。ここで吉井明久がRクラスにいる。という事を証明しなければ。
「自己紹介をさせてよ」
「こんな格好になってまで姿を隠しているのに今更自己紹介ですか?」
佐藤さんの言い分が正しい。でもしょうがないんだよ。春咲さんがそうしろって言うから。
「まあいいじゃないか。僕も仮面を取るからさ」
そう言って僕は仮面に手をかける。
全員がこれを黙って見ていた。
「あなたは……」
「あれ?僕のこと知ってるの?」
佐藤さんとは初対面だと思うけど。
「ええ、有名ですよ。いい意味ではありませんが」
ああ。学園史上初の観察処分者って意味か。
「なぜあなたがRクラスにいるのですか?」
まあ、そう思うのが普通か。観察処分者なんてバカの代名詞だからね。
「何でだろうね?気がついたらそうなってたよ」
と言うか先生も驚いてるとは。西村先生が知ってるから先生は皆知ってるのかと思ったんだけど。
「そんなことはどうでもいいんじゃない?今は試召戦争中だよ」
「…………そうですね。いきます!私たちAクラスがーー」
さあ、今までの成果見せてやる。
「Rクラスこま犬が受けます」
日本史
Aクラス 平均190点×約20人
VS
Rクラス こま犬 731点
「そんな……」
「ありえない」
「観察処分者だろ吉井って」
そんな感想が聞こえてくる。少し前まで学校を代表するようなバカがいきなりこんな桁外れた点数を取ったんだ。驚くだろう。しかも朝から晩までとはいえ僕が勉強したのは一週間だ。なぜそれだけの期間でこんな点数が取れるのかというと大きな理由は二つある。それはこの一週間日本史しか勉強してないからだ。なぜ日本史にしたかというと暗記教科だからだ。英語や数学はどんなにがんばろうが日々地道に勉強して積み重ねないと点数は上がらない。それに比べ日本史は暗記科目なので短期間で点数が上がるというわけだ。だから今日本史以外はFクラス並のままなのである。それに作戦では一教科しか使わないので問題はない。あともう一つはただ単に春咲さんが教えるのが上手いと言う事だ。恐ろしく早いスピードで教えていくのだが、不思議と頭に入って行く。魔法でも使ってるのか?とまで言いたくなる。とにかく、そんなこんなで今に至るというわけだ。
「ひるんではだめ!さっきのように囲んで攻撃して」
いっせいに僕に飛び掛ってくるAクラス生徒たち。だが動きが単純すぎる。僕は観察処分者だ。だから人より召喚獣の扱いが上手い。しかしそれでも実は春咲さんの方が召喚獣の扱いも上手いのだ。なんでも召喚システムの研究者なのでよく自分でフィールドを出して召喚獣を操作しているかららしい。
ふと飛んできた相手の太刀をかわしきり、こちらに向かって来た生徒を逆に切り返す。
凄い、点数が高い召喚獣ってこんなにも動きやすいんだ。春咲さんが敵の点数を減らしてくれたこともあって次々にAクラス生徒を補修送りにする。だが敵の数も圧倒的に多い。それでもひたすら剣を振り続け、気づいた時には敵も片手で数えるほどになっていた。突っ込んでくる三人を回転すると同時に切りつける。一気にその三人を補修送りにしたが僕も攻撃に当たってしまった。
「後は君だけだよ佐藤さん」
「…………そのようですね」
日本史
Aクラス 佐藤美穂 376点
VS
Rクラス こま犬 197点
佐藤さんは春咲さんとの戦闘で負傷していなかったようだ。二倍近い点数差ができてしまった。だがここを僕は任されたんだ。一人だろうとこれ以上とうさせはしない。
二人同時に駆け出す。佐藤さんの刀と僕の刀がぶつかる。その瞬間位置をずらして佐藤さんの後ろにまわる。そして、払うように後ろに太刀を振る。それを間一髪で佐藤さんが避ける。
「すごいね今のをを避けるんだ」
「たまたまですけどね」
「いや、十分すごいよ」
佐藤さんが走り出し、僕の頭を狙って突きを放つ。それをぎりぎりで刀で受け、蹴りを二回入れる。
「くっ、さすが召喚獣の扱いがうまいですね」
「主席ほど上手くはないよ」
Aクラス 佐藤美穂 232点
VS
Rクラス こま犬 197点
「次で決めましょう」
佐藤さんの提案に僕は無言で頷く。
佐藤さんが刀を上に構える。
僕は居合いのように下に構える。
二人が全力でかける。
勝負は一瞬で決まった。
「負けてしまいましたね」
「僕も危なかった。でも楽しかったよ。ありがとう」
「こちらこそありがとうございます。私も楽しかったです」
佐藤さんが手を差し出してきた。握手をしよう。と言う意味だろう。僕がそれを握り返した。その時、先生から試召戦争が終わったと連絡が入った。
春咲の点数がいまいち分からないので、ええい、適当にやってしまえ!
ってことでこの点数にしましたがどうなんでしょうね?
設定では世界トップクラスにしていますが、世界トップクラスの点数の目安が分からなかったのでこんな感じにしました。
あと個人的には明久の点数が高すぎるか?ともおもっているのですがよければ感想お願いします。