バカとテストと最強の引きこもり   作:Gasshow

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これは、この小説の登場人物の日常を会話だけで表現したものです。話の続きではないのでご了承下さい。
それ故アンケートはまだ有効ですのでご安心下さい。



Contacute ver.坂本雄二 ・ 霧島翔子

「おはよう雄二」

 

「………………翔子。お前今日は朝から家に来ていないと思っていたら、こんな所で待ち伏せしているとはな」

 

「…………少し趣向を変えてみた、萌える?」

 

「不法侵入されるよりかましだな」

 

「…………むぅ、失敗。明日から戻す」

 

「止めろ!萌えたから、死ぬほど萌えたから!」

 

「…………本当に?」

 

「ああ、本当だ。萌えすぎて心臓がばくばく鳴ってるだろ?」

 

「…………なら変えない」

 

「全く。お前には一人で登校するって選択肢はないのか?」

 

「…………雄二と登校したいから」

 

「はぁ、そうか。でも一緒に登校して、お前に殺されかけるのは勘弁だぞ」

 

「…………そんなことあった?」

 

「おいおい、昨日の出来事をお前は忘れたのか」

 

「…………昨日?」

 

「ああそうだ。朝にお前が家に押し掛けてきて、やむ無く一緒に登校した。それは覚えているか?」

 

「………………やむ無く?」

 

「間違えた。喜んで一緒に登校した。それでだ、その日は風が強かった」

 

「…………髪が乱れて大変だった」

 

「そうだ。髪の長いお前は実に大変だっただろう。まぁそんなことはどうでもいい。並んで俺はお前とこの道を歩いていた。訂正はないか?」

 

「…………訂正あり。腕を組んで歩いていた」

 

「寝言は寝て言え。とにかくだ、そんな時、ふといっそう強い風が吹いた」

 

「…………ビューって?」

 

「そうだな。風がビューって吹いてその風が俺たちの目の前を歩いていた女子のスカートを捲ったんだ。その時お前は俺に何をした?……言ってみろ」

 

「…………私が手で雄二の目をそっと閉じた」

 

「違うな翔子。二つの指で俺の目をグサッと潰したんだ」

 

「…………大体同じ」

 

「お前の大体はかなりおかしい」

 

「…………雄二に他の女のパンツを見せるのは嫌だった」

 

「おい、翔子。もう少しだけ小さな声で言ってくれ。他の生徒が俺を不審な目で見てるから」

 

「…………私のパンツならいくらでも見せるから」

 

「スカートを下ろせ翔子!おい、お前ら!手に持っている携帯電話で何をしている!?今すぐその携帯を下に置いてその場から立ち去れ。っておい、待て!……くそ、逃がしたか。……なぁ翔子って何をしょぼくれてんだ?」

 

「……………私のパンツじゃ嫌なの?」

 

「…………いや、そう言う訳じゃなくてだな。時と場所と場合を選べって言うことだ。少し、と言うかかなり違うがTPOみたいなもんだ。中学の時に習わなかったか?」

 

「…………習った。じゃあ雄二の部屋で夜に二人きりならやってもいいの?」

 

「違う、何でそうなるんだ!」

 

「…………やっぱり私のパンツをは嫌なの?」

 

「いや、だからだなぁ」

 

「…………!分かった。雄二はパンツを見るだけじゃ満足できない」

 

「…………おい、翔子。何してるんだ?待て!パンツを脱ぐな!今すぐスカートの中からその手を抜くんだ!」

 

「…………?雄二は私のパンツが欲しくないの?」

 

「何回も言ってるだろ。時と場所と場合を考えろ。いや、そうじゃなくて、男に今穿いていた自分のパンツを渡すなんてことするな」

 

「…………雄二にしかしない」

 

「………俺にもだ。分かったか?」

 

「…………雄二が言うなら」

 

「よし、いい子だ」

 

「………………撫でて」

 

「…………ったく、今回だけだぞ」

 

「…………んっ」

 

 

「…………よし、学校に行くか。遅刻したら鉄人にどやされるぞ」

 

「…………遅刻は不味い」

 

「随分と時間をくった。これは少し急がないとな。目の前の女子たちも少し小走り気…………味…………だ………………。」

 

 

「………………………………。」

 

「………………………見事なイチゴだったな」

 

「………………………………。」

 

 

「……………違うぞ翔子。今のは見たくて見たわけじゃ……何してるんだ?」

 

「…………手のひらで雄二の目を塞いでる」

 

「……………今回は目潰ししないんだな」

 

「…………痛いのは嫌じゃないの?」

 

「………………ったくお前って奴は。……行くぞ。これ以上、立ち止まってたら本当に遅刻する」

 

「…………分かった。でも雄二、後ろから変な黒い格好した人達が走って来てる」

 

「まさか……。FFF団か、くそ!あの時、携帯電話持ってた奴等の誰かが何処かに書き込みしやがったな!やっぱり追いかけとくべきだったか。走るぞ翔子!」

 

「あっ……………………雄二…………手を」

 

「ん?何か言ったか?」

 

「…………うんうん。何でもない。でも雄二」

 

「なんだ?」

 

「…………私と走ってたら雄二が走り難い」

 

「あ?一緒に登校するんじゃなかったのか?」

 

「………………そうだった、忘れてた」

 

「お前、最近忘れ易くなってるんじゃないのか?昨日のことも忘れてたしな」

 

「…………大丈夫。今日の事は忘れない。私が死ぬまで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これは皆様の感想を読んで思い付いたものです。
もしかしたら、と言うか絶対他の方がすでにやっていると思いますが。笑
この小説はあまりRクラス外の絡みが書けていないので、それを補う感じで書いてみました。評判が悪ければ消します。良ければ、これからもちょくちょく入れようかなと思っています。これに似たのを前回のおまけとして入れていますね。やるのならあんな感じで、えっ?こいつとこいつを絡ませるの!?みたいな感をやってみたいです。今回はテスト的なものなので、原作でもよく見る二人にしてみました。続けるのならいつかはメルさんと愛子とか、春咲と鉄人みたいな無謀なのをやってみたいですね。笑
不快に感じたら消すのでそう感じたら言ってください。

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