バカとテストと最強の引きこもり   作:Gasshow

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戦闘描写が手抜きだって!?
気のせいだよ!


試験召喚大会らしきもの

目の前で信じられないことが起こったとき、人間は幾つかのパターンに行動が別れる。硬直して全く動けなかったり、パニックに陥ったり。だが、僕の場合は違った。これまでの人生、想定外のことなんて日常茶飯事だったから早くに対応できた。飛んでくる斧と剣をギリギリのタイミングでかわし、後退して二人と対峙する。そして僕はチラリと春咲さんに視線をおとす。さっきまでと変わらず、僕の腕にしがみついたまま。密着している腕から僅かに震えも伝わってくる。どうしようかと考えていたものの、またEクラス二人の攻撃がとんできた。取り合えず、どうこう考えるのはあとだ。まずは目の前にいる二人をどうにかしないといけない。突進してくる二人の攻撃を避けてその間に滑り込み、二人を木刀で叩きつける。

 

「なんで!?攻撃が当たらない!」

 

「Rクラスはただ単に点数が高いだけじゃなくて、召喚獣の扱いも上手いんだ。僕の場合は観察処分者だからってのもあるけど」

 

「くっ、でもあと一回くらいに当てれば……。」

 

「当てる前に終わるよ」

 

僕の召喚獣は、同時に攻撃してきた二人の召喚獣の真上を跳んだ。

 

「「えっ?」」

 

ぐるんと逆さまのまま勢いをつけて回転し、木刀を二人の召喚獣の頭を殴りつける。左右に二体の召喚獣が別れてふっ飛び、地面に滑り落ちた。それらはしばらくして停止するとその二つの召喚獣がポリゴン体の欠片となって消えた。

 

「勝者、こま犬&ウサギペア」

 

そして勝者を告げる声が会場に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕たち二人はRクラスに帰ってから、厨房の奥で休憩していた。もうすでに客席は満席なので、激しい客の出入りは無くなっていた。開店直後は忙しさでメルさん一人でも手が回ってなかったので僕たちが手伝っていたが、今やメルさん一人で余裕を持てている。忙しい事には変わりないので直ぐに手伝いたいのは山々なんだけど、その前に春咲さんに聞いておかなくてはならないことがあった。

 

「春咲さん、大丈夫?」

 

「…………大丈夫です。すみません、頑張ってはみたんですが、やっぱり多くの目線があるとああなってしまうんです。どうしても怖くなってしまって」

 

あそこまで会場が開けているとは僕も思っていなかった。去年はもう少し小さかったはずなんだけどな。

 

「仕方ないよ。何とか一回戦は乗り越えられたんだ。このままいくしかない」

 

「ごめんなさい。せめて足を引っ張らないようにします」

 

「大丈夫。春咲さんは僕がついてるからさ」

 

「…………ついてるですか?」

 

「ついてるって言うか、守るって感じかな?うん、約束するよ。それに幸いにも次の相手はさっきと同じEクラスのペアだから楽に突破できるはずだよ」

 

僕はなるべく春咲さんが安心できるように、自分なりに考えながら春咲さんに話す。

 

「……そうですね」

 

しかし、それでも春咲さんの表情は明るくはならないで、少し(もや)がかかったような、そんな曖昧な雰囲気が彼女の周りを彷徨(うろつ)いていた。

 

「ほら、メルさんが大変だから手伝いに行こうよ」

 

僕は同意した春咲さんと一緒に、自分の持ち場に戻っていった。どうか春咲さんの不安が少しでも取り除かれますように、そんな誰に届けるとも分からない願いを呟いて。

 

 

 

 

 

 

 

突然だが、見覚えのない小さな女の子が僕を探して訪ねて来た場合はどうすればいいのだろうか?注文を取り終わってメルさんと春咲さんに伝えに戻る最中に「バカなお兄ちゃん!会いたかったです!」と言ってロケットのように飛び込んで来た少女がいるんだけど、彼女の顔を見ても全く思い出せない。 取り合えず厨房に連れていって現在記憶を漁っている最中なのだがどうしても浮かんで来ない。

僕が思い出せないせいか、目の前の女の子はどこかしょんぼりしているし、隣にいる春咲さんとメルさんは、早く思い出してあげてと急かすような目線で指してくる。

これは不味い、早急に思い出さないと。僕にこんな小さな知り合いなんていたかな?うーん。この子、バカなお兄ちゃんって呼んでたよね確か。

ん?もしかしてだけど公園の…………。

 

「ああっ、葉月ちゃんか!思い出した!ゴメン、少しボケてたよ」

 

「もう、ひどいですバカなお兄ちゃん!」

 

僕が思い出した事がよほど嬉しかったのだろう。パァッと彼女の表情が明るくなる。

 

「本当にごめん、それにしても葉月ちゃん会いに来てくれるなんて嬉しいよ」

 

「はい!せっかくの学園祭ですから。葉月もお手伝いに来たんです」

 

これはありがたい申し出だ。葉月ちゃんのような小さな女の子でも料理を運んだり、注文を取るくらいはできるだろう。

 

「それは助かるよ。いいよね春咲さん、メルさん」

 

「はい、とても嬉しいです。ありがとうございます。葉月ちゃん」

 

「勿論でございます、明久様。葉月様、ありがとうございます。私の手助けをしてくださるとは感謝の極みです」

 

「えへへっ、でも遠慮はいらないですよ。だってバカなお兄ちゃんは、未来の私のお婿(むこ)さんですから」

 

春咲さんとメルさんが微笑ましい表情で僕と葉月ちゃんを見る。僕も可愛らしいと思って思わずにっこり笑ってしまった。

 

「お兄ちゃんとはファーストキスをした仲ですから」

 

しかしそこから春咲さんとメルさんが、うゎーといった具合で僕に向ける視線が哀れむようなものに変わった。

 

「…………吉井君ってロリコンだったんですね」

 

「明久様、私は主の性癖には口を挟まないのでご安心ください」

 

「ちょっとーーーーー!違うから!誤解だから!僕の話を聞いて!」

 

頬にキスされただけだと誤解を解くのにかなりの精神力を使った気がした。もう勘弁してほしい。まぁ、とにかく葉月ちゃんがお店を手伝ってくれることになのは、それでも幸いだっと言わざる負えないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二回戦は一回戦と同じように難なく突破できた。その間春咲さんは、やっぱり僕の腕に引っ付いたままで、召喚獣を操る余裕はなかったようだ。そして、三回戦からはここまで勝ち上がってきた猛者が出てくる。このまま一人で戦うのは、正直厳しいと僕は思ったのだ。でも今回の大会、負けは許されない。絶対に勝たなくてはいけないのだ。そこでふと思った。もうどんな手を使っても勝てばいいんじゃないのだろうかと。そう、結果さえ残せばそれでいいのだ。そして結果こうなった。

 

 

「清水さん、この島田さんのチャイナ服姿の写真欲しくない?清涼祭五枚限定発売なんだって。出し物で忙しいかった清水さんは手に入れられなかったんじゃないのかな?」

 

「そっ、それは!私が探し求めていたお姉様のスーパーレア写真!これをいったいどこで!」

 

「そんなことはもういいんじゃないかな?それよりさ。もし、僕たちに負けてくれたらこれをタダであげるよ」

 

「まっ、負けます!負けますから早くそれを寄越しなさい!」

 

ふっ、勝った。ムッツリーニをアキちゃんの写真で買収してこの写真を手にいれた僕に抜かりはない。アキちゃんは教室から出ても仮面とマントを着ているので、顔を出した普通の制服写真は未だムッツリーニでさえ手に入れられてなかったようだ。まぁ僕が自分の女装写真を撮られたくなかったからってだけなんだけどね。

 

「ちょっと待って清水さん」

 

僕が勝利の余韻に浸っていた時に、清水さんのパートナーである玉野さんが突然割って入ってきた。

 

「この大会で優勝してプレミアムチケットを手にいれて、じゃんけんで勝った方がそれを貰えるっていう約束はどうなるの?」

 

ああ、あの文月グランドパークのオープンチケットね。確かカップル専用で、このチケットで入場した二人は結婚までサポートするとか何とかそんな馬鹿げたチケットだったっけ。でもそうなると新たな疑問が出てくる。

 

「清水さんが文月グランドパークに一緒に行きたい相手は分かるんだけど、玉野さんが一緒に行きたい相手って誰なの?」

 

「それは勿論アキちゃんです!」

 

玉野さんは振りったようにそう言った。またお前かアキちゃん!僕は思わずズッコケそうになった。いや、とにかく今はこの試合に勝つことだけを考えよう。玉野さんを納得させるにはどうするか。実はもうすでに一つの解決案が僕の頭の中に出来上がっていた。でもこれをやれば僕の女装写真がまた一枚出回ることになる。どうする?やるのか?やらないのか?そんな苦渋の決断が僕を押し潰そうとする。悩んで悩んで悩んだ結果ーー。

 

…………仕方ないか、これも勝つためだ。

 

僕は全てを受け入れた。

 

「…………玉野さん、僕と麻名さんが同じクラスだって知ってるよね。もしこの勝負に負けてくれたら麻名さんに写真を撮ってくれるよう頼んで、その写真を玉野さんにあげるよ」

 

「本当ですか!負けます!私達の負けです!」

 

返事は即決。今度こそ本当に勝った。ここまで自分を犠牲にしたんだ。二回目の勝利の余韻に浸っていいだろう。しかしそれは、次の瞬間紡がれた玉野さんの言葉に打ち消される。

 

「アキちゃんのメイド服写真なんて、夢のようです!」

 

「待って玉野さん、いろいろおかしいよ!」

 

いつメイド服なんて言った!彼女の耳は大丈夫なのか!?

 

「ありがとうございます吉井くん!」

 

「だからちょっと待ってくれないかな玉野さん!」

 

勝敗が決まる前にせめて訂正をーー

 

「勝者、こま犬&ウサギペア!」

 

僕は血を吐きながら膝をついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は今調理場でメルさんと並んで料理を作っている。こうするとプロとアマチュアの違いがよくわかる。手際一つとっても僕とは比べ物にならない。二人きりになったんだ。いい機会かもしれないと、僕はメルさんと話をしようと口を開いた。一つメルさんにどうしても聞いておきたかったことがあったんだ。

 

「ねぇメルさん、昔の春咲さんってどん感じだったの?」

 

「昔、ですか?昔の春咲様は一切部屋からでないお方でした。食事もどこでどうやっているのかすらわからなかったのですね。春咲様のメイドとは名ばかりで、実際は何もできませんでした」

 

「そ、そんなに徹底してたの?」

 

今以上に引き込もってたとは……。

 

「はい。私も毎日、どうにかできないかといろいろ試行錯誤したものですが……。ですから春咲様から御手紙が来たときは驚きました。私のことを知っていらしたことにも、私をこの学園にお呼びになったことにも」

 

「それは大変だったね」

 

もし春咲さんが僕に対して同じような対応をしていたら、今のこの環境は生まれなかっただろう。

 

「ですがいい薬になりました。なにせその頃は『メイドの完成形』なんてもてはやされて少し慢心していましたから。周りから何を言われようが所詮私は人間です。ミスもすれば不可能なことも多々あります。それに気づかされました。ですから私は明久様を尊敬しているんですよ」

 

「僕を!?」

 

「はい。なにせ私ができなかったことを平然とやってのけたんですから。初めてここに来たときは自分の耳と目を疑いましたよ、春咲様が私に姿を見せるなんて、と。そして私がここに来てまだ僅かしかたってませんが確信した事があります。きっと春咲様が私をここに呼んでくださったのは明久様、貴方様のためだと思いますよ」

 

「僕のため……?何でまた」

 

「それは御自分でお考えになって下さいませ。私の口からは言えません」

 

………なんだろう?僕はてっきり学園祭での模擬店をやるためだと思ってたけど違うのかな?そこからずっと試合前まで考えていたけど、結局、何も分からず終いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「対戦科目は古典、始め!」

 

古典

 

 

二年

 

 

Rクラス

 

こま犬 70点

&

ウサギ 70点

 

VS

 

二年

 

 

Fクラス

 

姫路瑞希 339点

&

島田美波 6点

 

 

 

Fクラスとの勝負。さっきより下のクラスだが、四回戦を勝ち上がってきた相手だ。当然今までより手強い。それに相手は姫路さんと島田さん。気を抜いたらやられる。

 

「吉井、私達は今回の大会負けられない!あんたをボコボコにして先に進むわ!」

 

「美波ちゃんの言う通りです。残念ですが吉井くん、大人しくやられて下さい!」

 

ビリビリと感じる殺気にも似た闘志。

余程負けられない事情でもあるのだろう。

 

「知ったことじゃないよ。僕たちも負けられないんだ。君達を倒して僕が先に行かせてもらう」

 

もはや言葉では解決しない。この試合で勝った方が先に行けるのだ。相手もそれを理解しているはずだ。

 

「そら!」

 

召喚獣を動かして姫路さんと島田さんの召喚獣に突っ込んでいく。そうでもしないと春咲さんの召喚獣がターゲットにされてしまう。作戦としてはまず島田さんの召喚獣を倒すことだ。あの点数なら一回攻撃をかすらせるだけでも倒せるだろう。だが島田さんの召喚獣は一歩後ろに下がって、姫路さんの召喚獣が前に出てきた。姫路さんの召喚獣と武器の掛け合いが始まる。そして僕と姫路さんの腕が武器と一緒に上に上がった瞬間に島田さんが前に出きた。

真っ直ぐに突き出されたレイピアが僕の召喚獣の脇腹に突き刺さる。

 

 

(これは……。)

 

 

「気づいたようね。これが吉井、あんたを倒すために考えた作戦よ。私の点数が低いからほんの少ししか点数を減らせないけど。あんたのパートナーは全く機能してないようだしね」

 

あくまで二人であることを前提とした作戦か……。姫路さんと僕で攻防をさせておいて、隙ができたら島田さんが攻撃をする。Fクラスとの試召戦争の時とは違い、今回は僕の方が圧倒的に点数が下だ。召喚獣の性能差が負けている今、僕の操作技術では姫路さんとの戦力差は同程度。そうなると当然隙はできるし、それをカバーしてくれるパートナーがいない今、僕の絶望的な状況は抜け出せない。このまま戦い続ければ少しずつ点数が減って負けてしまう。

 

 

「吉井くん、戦えるのがあなたしかいないいこの状況では私達には勝てませんよ」

 

きっと今までの僕たちの試合を見て考えてきたんだろう。いい作戦だ。撃ち破るのはほぼ不可能だ。クソ!分かっていた。一人ではいずれ限界が来ることが。それでも春咲さんを優勝させてあげたかった。春咲さんはこの優勝を学園長への恩返しだと言っていた。でも僕にとってこの大会は春咲さんへの恩返しなんだ。このバカな僕に勉強を教えてくれた、部屋にいたいはずなのに僕のために出てきてくれた、僕の作った料理を美味しいと言って食べてくれた、そして何より僕のクラスメイトでいてくれた。二年生になって初めて登校する時、ワクワクしてたんだ。どんなクラスに入って、どんな人達と出会って、どんな学校生活を送るのか……。

もし僕がRクラスに入らなかったらどんな未来が待っていたかは分からない。でも僕は春咲さんのお陰で毎日が楽しいし、本当にこのクラスで良かったと思っている。

だからこの大会で優勝して春咲さんを喜ばせてあげたかったんだ。たとえ結果が見えていたとしても。でも、もうそれは……。

 

「どうやら諦めたようね。それならまずあんたの後ろで突っ立っているパートナーから倒させてもらうわ」

 

島田さんの声で姫路さんの召喚獣が春咲さんの召喚獣に向かって行く。その時、僕の腕に張り付いてる春咲さんがギリッとを力いれた。そこではっとした。そして、気がついた時には姫路さんの攻撃を真正面から受け止めていた。

 

「…………まだ、諦めないんですか?吉井くん」

 

「諦める訳にはいかないよ。それに僕は、僕のパートナーを守るって決めてたからね」

 

剣をはじいて姫路さんの召喚獣を後ろにふき飛ばす。姫路さんもそれに合わせて地面を着地した。僕は春咲さんに目線を下ろして、空いている左手を彼女の頭にポンと乗せる。

 

「大丈夫。ほら、一回戦の後言ったでしょ。春咲さんには僕がついてるって。だから春咲さんはゆっくり休んでればいいんだよ」

 

腕に伝わる春咲さんの震えが少し小さくくなった気がした。

 

「よし!行くよ二人とも」

 

そう言ってはじめと同じように二人に突っ込む。当然のように姫路さんが前に出て、また同じように武器のぶつかり合いが繰り広げられそして、またまたさっきと同じように武器が跳ね上げられて僕が無防備になった。当たり前に体にレイピアが刺さるが、そこで僕は引かなかった。むしろそのまま姫路さんと島田さんの方へ突っ込む。

 

「「えっ!?」」

 

驚愕する二人を他所に、握っている木刀で姫路さんと島田さんの召喚獣をひたすら殴る。そして、レイピアが刺さったまんまなので当然、僕の召喚獣の点数が減り続ける。どっちが早く点数を削り取るか……。

僕がラッシュで二人を倒すのが先か、島田さんのレイピアが僕を倒すのが先か。賭けなるが、もうこれしか勝つ方法はなかった。意識を召喚獣に集中させる。早く、もっと早く!そう召喚獣に伝えながら木刀を振り続けた。

 

そして…………。

 

 

 

 

 

こま犬 3点

&

ウサギ 70点

 

 

vs

 

 

島田美波 0点

&

姫路瑞希 0点

 

 

 

 

 

 

 

「そんな……。」

 

「せっかくあそこまで追い詰めたのに……。」

 

勝った、ギリギリで。危なかった。嫌な汗かいている。精神力を使ったせいかどっと疲れも押し寄せてきた。

さすがにこの二人は強敵だった。

 

「…………勝ったよ、春咲さん」

 

そう言って僕はようやく大きな、安心しきった溜め息を口から吐き出したのだった。

 

 

 

 

 

 




今回書いてたらあまりにも長かったから二つに分けました。あとこの2話見直ししてないので、あとからかなり変えると思っておいて下さい。なぜかって?それは夏休みの宿題をしていないからだ(キリッ

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