結論から申しと御飯を食べにいった喫茶店にみほ達が居た。エリカは友達と楽しくおしゃべりしているみほを眺めていた。その表情は何処か寂しそうだった。その後も原作のようにみほ達の前で嫌味を述べることなく、我々は彼女達が立ち去るまでゆっくりと食事を楽しんだ。
それから特に何も事件らしい事件は発生しなかった。まぁ修理車両が多く、1回戦、2回戦までにティーガーⅠ、Ⅱの修理が終わらないぐらいだ。エリカにその事を伝えたら「まぁ仕方ないわね」と思ったより素直な返事が返ってきた。
俺は何時ものように事務仕事を終わらせた。勿論時間は軽く22時を越えている。まるでブラック企業のようだ。勿論残業代なしだwここ最近事務系の仕事ばかりで戦車に乗る時間が無かった。
「さて、一息ついて帰りますか」
俺は誰も居ない部屋で一言呟き、荷物をまとめ外に出た。何時飲み物を買っている自販機でコーヒーを買おうとした時、売り切れの表示が見えた。
「クソ!!」
○CCのブラックコーヒーが売っているの自販機は2台ある。一台は校舎の横に設置されているこの自販機。しかしもう一台はかなり遠くの駐車場にある。
「はぁ~、歩くか」
俺は自販機に向かって歩いた。それにしても少しテーションが上がる。誰も居ない夜の学校・・・
①全裸で全力疾走
②ガラスを全部割る
③自分の教室で自慰行為
④意味不明な言葉を叫びながら走る
もしも実行するならどれにするかな・・・・・・・①か?
アホな事を考えいると、目標の自販機についた。○CCのコーヒーは・・・あった、あった。まぁここまで来て売り切れだった場合、即業者に嫌がられ電話をするつもりだった。
コーヒーを購入し一口飲んだ。ふっと駐車場に止めている青い車が目に入った。
「GDB・・・」
前世の俺の愛機。FかGかは分からない。フロントバンパーは社外、ボンネット、トランクはカーボンに。あえてリアウイングレス・・・渋い。キャリパーは6POT、マフラーは・・・チタン。キャタライザーも社外、この分ならエキマニもタービンサポートパイプも社外だな。
まるで俺の愛機そのもの。それにしても渋いな。ウイングレスがなんとも共感を得る。トランクに穴が空いてないところをみて、完璧にレスだな。まぁ待ち乗り、低速サーキットならレスでも問題ない。街乗りですね
「それにしてもいいな~。渋いな~。また乗りたいな」
しばらく眺めていた。その時GDBからセキュリティを解除する音がした。一瞬ビックとした。俺は後ろを向いた。そこには
「こんな時間にここで何している?霧島隊長?」
そこには整備主任が居た。橋本ケイさん。27歳。若くして自衛隊整備主任に任命された。俺この人に事ある毎に注意される。そのため少し苦手だ。
「こんばんは、橋本主任」
「こんな時間、こんな場所で何をしている?」
「こんな時間になったのは事務仕事を片付けていたからです。ここに居るのはコーヒーを買いに来ました。そしてこのインプレッサGDBをみていました」
「早く帰りなさい」
「いいじゃないですか。それに今帰っても風呂に入って寝るだけです。それならここでこのクルマを観ている方が癒されます」
「このクルマを見て癒されるのか?」
「ええ、処でこのクルマは橋本主任の愛車ですか?」
「そうだ。23歳の頃から乗っている」
「渋い仕様にしていますね。私好きですよ」
「ありがとう」
「もう直ぐ期限ですね。もしも機会があれば乗せてください。あ、助手席に」
「乗り心地は悪いぞ?」
「F:14 R:12 って感じですか?乗り心地なんて気にしません」
「・・・いいぞ」
「ありがとうございます。では、おやすみなさい」
「おやすみ」
橋本
何処見ても女の子、女の子・・整備しているのも女の子、操縦しているのも女の子・・自衛隊でも女性はいるがある程度露出は低い。しかし高校生は露出が多すぎる。カードの硬い子もいるが、殆どの生徒は気にしていない。特に霧島エリだ。彼女の場合気にしなさ過ぎる。特に戦車道の練習時などは殆ど見える。簡単に言うと毎日見えている。後練習後に上着を脱ぐのは辞めて欲しい。ブラがすけてる。それに加え美少女なんだ・・・これがブスなら殺してやるところだが、美少女なんだ。ネットでは「踏まれたい女」「ののしられたい女」「上司にしたい女」のランキング1位になっている。戦車道における美少女ランキングにも上位にランキングされている。そんな女が身近でパンツ丸見えなんて・・・
はっきり言って最高だ!!目の保養にもなる。俺彼女のファンなんだ。あの凛とした姿で指揮をしている姿を見て惚れた。一目ぼれだ。ロリコンかもしれないが、それでも良いと思った。だからこの期間限定の派遣を志願した。これを気に彼女との距離を縮めようとしたが・・・忙しすぎて無理でした。もうすく派遣期限が切れる。そうなれば彼女との接点はなくなる。残念なことだ。約4年間乗っているGH-GDB F型 ある程度手を入れている。俺にとっては彼女みたいなものだ。しかし友人の紹介や合コンであった女性を乗せると「乗り心地が悪い」「音がうるさい」などといわれる。彼女が出来ない原因のひとつだ。
そんなことを考えながら、部品の発注を終わらせ帰宅のため駐車場に止めている愛車に向かった。そこには彼女が居た。あの霧島隊長だ。いつもスカートから下着が全開に見えてるので毎回注意しているが、一向に改善する気配が無い。今日も「少しは身だしなみを整えろ」と注意した。しかし彼女からは「善処します」しか回答されない。嫌われてるのかな俺・・・
ならばそれでいい。彼女にデートをノリと勢いで申しこもう。それでダメならそれでいい。ストレートは良くない。軽く遠まわしで申し込もう。
やった!!何か知らんが彼女から「お出かけ」の申し込みがあった。今日は本当に運がいい!!
エリ
そういえばもう直ぐあのサーキットの近くに寄航するな。もしよければ橋本主任に連れて行ってもらうかな・・・・・・
あれ?これ・・・デートじゃね?俺デート申し込んだ?
勝負下着買うか
ある意味外伝?見たいな話です。
この話もある程度頭の中で今後が固まってきました。
これからもよろしくお願いします。