HAPPYきんいろモザイク   作:naogran

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学校祭までもうすぐ。アリスは何故か法被を着ていた。

アリス「もうすぐ学校祭だね!夏祭り行ってからお祭り大好きになったの!」

忍「うわぁ〜!それは楽しみですね!所でアリス、何やら勘違いがある気がしてならないのですが。」

アリス「ん?」

忍「学校祭はそう言う感じじゃないです。」

アリス「え!?」

綾「私達のクラスの出し物は喫茶店。今の所メイド喫茶か甘味処で意見が分かれてるわ。2人はどっちが良い?」

忍・アリス「メイド喫茶!(甘味処!)」

綾「え!?」

2人はメイド喫茶と甘味処で意見が完璧に分かれた。

忍「争いたくはありませんが仕方ありません!アリスとて容赦はしませんよ!」

陽子「何の勝負だ?」

圭太「本当だよ。」

忍「言ってくれなければ・・・夜トイレに付いてってあげません!」

秘密がバレてしまったアリスが赤面した。

アリス「今その話は関係無いでしょ!甘味処にしてくれなきゃシノの事嫌いになるから!」

忍「な!?わ、私だって・・・」

勝負が続くが、両者泣いてしまった。

アリス「か、甘味・・・」

忍「メイド・・・」

綾「そんなに深刻な問題なの!?」

圭太「何と、醜い争いなんだ・・・」

陽子「だったら一緒に混ぜちゃおうよ!まさしく二文化交流!」

浩輔「良いのかそれで?」

忍「良いですね!それなら2人共納得です!」

アリス「あ!こう言うのはどう?メイド服を着たシノを神輿に乗せて皆で担ぐの!」

陽子「アリスの祭りのイメージともあって良いかもな!」

綾(そんな喫茶店、嫌だ・・・)

圭太(こんなひでぇ祭りのイメージは流石の俺も初めてだ。)

浩輔(全くだよ。チョー最悪だ、夏祭りが天国に思える。)






そして夕方、何時もの7人で下校する。

カレン「私のクラスは劇をするデス!皆観に来て下サイね!私も遊びに行くデス!」

綾「カレンも劇に出るの?」

カレン「デマスデマス!」

アリス「おー!」

陽子「凄え!」

カレン「何の役かは、ヒ・ミ・ツデスが、まあ、期待してくれちゃってOKデスよ。良い席取って置きマス!」

陽子「女優オーラが半端無い・・・」


Episode8「今日はなんの日?」

翌日の職員室。烏丸先生は男性教師から話を聞いてた。

 

男性教師「最近は教師にも笑いが必要なんですよ。面白い先生は好かれますからね。」

 

 

 

 

 

 

その後も烏丸先生は先程言われた事が頭から離れない。

 

男性教師『1発ギャグとか。』

 

烏丸先生(1発ギャグ、1発ギャグ・・・は!!)

 

すると両手を広げてギャグをする。

 

烏丸先生「トーテムポール!!」

 

それを綾と圭太に見られてしまった。

 

圭太「せ、先生?」

 

綾「あ、あ、あの先生・・・?」

 

烏丸先生「はい?」

 

綾「学校祭の申請書です。衣装の方も皆で分担して。」

 

烏丸先生「へぇ〜楽しそうね〜。あの〜、所で小路さんに香川君?」

 

綾「はい?」

 

圭太「何でしょう?」

 

烏丸先生「良かったら、突っ込んで良いんですよ?」

 

綾「え!?(今のギャグだったの!?)」

 

圭太(突っ込みにくい・・・)

 

烏丸先生「さあ!」

 

突っ込んで欲しい烏丸先生が2人に接近する。

 

綾「先生にツッコミなんてそんな!」

 

圭太「そうですよ!先生気を確かに!」

 

烏丸先生「遠慮しないで!」

 

綾「あ!そ、そうだ!ツッコミならもっと適任者が!」

 

圭太「それだ!案内しますよ!」

 

 

 

 

烏丸先生を案内した場所は教室だった。

 

圭太「おい陽子!」

 

綾「陽子〜!」

 

烏丸先生「猪熊さ〜ん!!」

 

陽子「え!?何何!?」

 

その後どうなったかは知らない。

 

 

 

 

 

 

ある日、台所で忍が金太郎飴を切っていた。アリスは微笑んだ。

 

忍「これは金太郎飴。切っても切っても金太郎の飴ですよ。ん?珍しいですか?」

 

アリス「シノがいっぱい!日本の物は皆シノにそっくりだね!」

 

忍「きんたろー・・・」

 

 

 

 

 

 

そして学校祭の準備が始まった。それぞれ準備がスタートした。

 

女子生徒A「ちょっと丈回そうか。」

 

アリスは甘味処の和服の試着をしていた。

 

忍「アリスー!」

 

女子生徒B「うん。もう良いよ。」

 

アリス「ありがとー。」

 

忍に呼ばれ、急いで駆け寄る。

 

アリス「何?」

 

忍「私達はメニューの制作担当です。」

 

アリス「うん!私達が考えたメニューだよね!」

 

女子生徒C「一番近いのって何処だっけ?」

 

女子生徒D「北口のホームセンターじゃない?」

 

陽子「おーい!綾ー行くぞー!」

 

綾「あ!待って!」

 

アリス「アヤ何処行くの?」

 

綾「うん。材料の買い出し。」

 

陽子と綾が買い出しに出掛けた。そこに圭太と浩輔が忍とアリスの所に寄って来た。

 

圭太「どうだ?準備は順調か?」

 

忍「はい。今メニュー制作です。」

 

アリス「ケイタとコウスケはどう?」

 

浩輔「俺達は看板の貼り付け担当だからこっちも順調だ。」

 

男子生徒「香川ー!白川ー!こっち手伝ってくれー!」

 

浩輔「おう!今行くぜー!」

 

圭太「じゃあお2人さん、またな。」

 

 

 

 

 

 

その頃陽子と綾は女子生徒ホームセンターで買い出しをする。

 

陽子「じゃあお茶の方宜しく。」

 

女子生徒C「うん分かった。」

 

二手に分かれて買い出しする。

 

 

 

 

綾「バリチョコ、茹で小豆、白玉粉。」

 

陽子「今日はハンバーグが良いなー!」

 

綾「あのねぇ。」

 

女性「今日は何する?」

 

男性「う〜ん、ハンバーグとか?」

 

カップルの会話を聞いた綾は赤面した。

 

綾「私とあなたはただの友達だから!」

 

陽子「何だ突然!?」

 

 

 

 

その後、白玉粉、茹で小豆、バリチョコをカートに入れた。その途中。

 

陽子「あれ?からすちゃん?」

 

烏丸先生「あら?見付かっちゃった。」

 

偶然烏丸先生と会った。

 

烏丸先生「学校祭の買い出し?」

 

綾「はい。烏丸先生は?」

 

烏丸先生「ちょっとおやつをね。」

 

陽子「こんな時間に食べたら太るぞ?」

 

烏丸先生「大丈夫よ。お豆腐だから。」

 

陽子(豆腐っておやつ?)

 

綾(わざわざ醤油まで・・・)

 

 

 

 

 

 

その後女子生徒2人と合流して買い出しから戻った。

 

陽子「ふぃ〜。ただいま〜!」

 

アリス「おかえりー!」

 

忍「お疲れ様です!」

 

買い出しの材料を机に置く。

 

女子生徒A「小路さーん!」

 

女子生徒B「一応衣装のサイズを確認して置いて欲しいんだけど。」

 

2人はメイド服を綾に見せた。

 

綾「え?私和服の方じゃないの?」

 

女子生徒A「え?だって。」

 

女子生徒B「猪熊さんと大宮さんが。」

 

陽子「どう考えても綾はそれだろ!」

 

忍「似合うと思いますよ?」

 

綾「ちょ!勝手に!」

 

女子生徒A「後白川君も小路さんはメイドって言ってたわ。」

 

綾「浩輔も!?」

 

そこに圭太と浩輔が戻って来た。

 

圭太「買い出しお疲れさん。」

 

浩輔「よう皆ー!」

 

綾「浩輔!あなたも私をメイド服にしたの!?」

 

浩輔「え!?だって綾はメイド服の方がしっくり来ると思って。」

 

圭太「浩輔お前、俺とお前は綾は和服が良いと思ってたのによ。」

 

浩輔「実は陽子と忍と一緒に決めてたんだ。お前が知らない内に。」

 

圭太「ハメやがったな!このクソったれ!嘘つきみぃ!」

 

 

 

 

そして遂に学校祭の準備が終わった。後は開催日を待つのみ。

 

 

 

 

その夜、忍とアリスが寝る準備をしてる。

 

忍「準備は大変でしたけど、楽しみですね。」

 

アリス「うん!所でシノ、明日は何の日か覚えてる?」

 

忍「学校祭ですよね?」

 

アリス「ううん、それとは別に。」

 

忍「別に?えっと・・・(祝日じゃないですし、誰かの誕生日、でもないですし・・・)」

 

するとアリスがカレンダーを見せた。16日に記念日と書かれてた。

 

忍「(記念日?)何の?」

 

アリス「覚えてないの?」

 

忍「ああ!いいえ!覚えてますよ!アリスにとって大切な日ですよね?」

 

アリス「うん。」

 

忍「えっと・・・なんでしたっけ・・・あれです!アリスが初めて喋った日!」

 

アリス「違うよ。」

 

忍「初めて海に行った日!」

 

アリス「違う〜!」

 

忍「アリスの・・・アリスのあんよが・・・えっと・・・えっと・・・」

 

アリス「もういいよ!」

 

記念日が何なのか覚えてない忍に対してアリスが怒って拗ねてしまった。

 

忍(私が覚えてないせいで、アリスがいじけてしまいました。)

 

もう1回思い出さそうとするが思い出せない。

 

忍(ああ、早く思い出さなくては・・・寝るまでに何とか!)

 

 

 

 

一方アリスは拗ねたままだったが、機嫌を直して忍に教えようとする。

 

アリス「あのねシノ、明日は・・・」

 

だが忍は思い出そうとしてる途中に寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

そして翌日、遂に学校祭の日が訪れた。

 

忍「おはようございます。」

 

だがアリスは挨拶しないで膨れっ面になって怒ってた。

 

綾「どうしたのアリス?タコみたい。」

 

アリス「!!」

 

カレン「アハハ、Octy!」

 

陽子「タコとか失礼だろ?怒ってるんだから。」

 

綾「あ、そうね、ごめんなさい。イカみたいね!!」

 

陽子「タコもイカも変わんねえよ!」

 

圭太「アリスがあんなに怒るなんて珍しいな。何かあったのか?」

 

忍「私がアリスの記念日を覚えてなかったせいで、昨日からご機嫌斜めで。」

 

圭太・浩輔・陽子・綾「記念日?」

 

忍「アリス!降参です!ごめんなさい!私がバカなばっかりに!」

 

アリス「あ!いいよ!ごめんね私の方こそ!」

 

忍「そうだ!1発殴って下さい!ショックで思い出すかもしれません!」

 

アリス「ええ!?」

 

忍「さあ早く!一思いに!!」

 

アリス「シ、シノ、もう良いから!」

 

圭太「ショックで思い出すっつか、ショックで記憶吹っ飛ぶだろ。」

 

 

 

 

その後2人は和解し、アリスが忍に記念日の事を教えた。

 

アリス「今日はね、シノがホームステイに来た日なんだよ。」

 

忍「それが記念日なんですか?」

 

アリス「そうだよ。うちでは毎年パーティだよ!ご馳走作って、ディナーの話の中心はシノの思い出話。うちではシノ記念日って呼んでるんだよ。」

 

忍「照れます!」

 

陽子(毎年って、話話題そんなに無くね・・・?)

 

圭太(愛が重いだろ・・・)

 

忍「まさか私の記念日だったとは。恥ずかしいですけど、嬉しいです!」

 

アリス「あの、それでね!」

 

カレン「良いなー、私も記念日欲しいデス!」

 

陽子「女優デビューを記念にしたら良いんじゃない?名付けてカレンのデビュー記念日!」

 

カレン「良いデスねー!」

 

綾「女優じゃないでしょ?」

 

浩輔「まあでもカレンは女優になりそうな感じ。」

 

忍「アカデミー賞受賞記念日とかは?」

 

綾「スケール大きくなってるじゃない!」

 

圭太「それこそ無理だろ!」

 

アリス(今日中に渡せれば良いか。)

 

忍に差し出すプレゼントを隠す。

 

 

 

 

 

 

そして学校祭が開催された。アリスと陽子は和服に着替え、忍はメイド服に着替えた。

 

忍「ビクトリアンメイドです!」

 

綾も着替えたが恥ずかしがっていた。すぐに出て、忍の後ろに隠れた。

 

忍「綾ちゃん似合う!」

 

アリス「可愛い!」

 

陽子「可愛い!」

 

綾「やめてー!」

 

浩輔「やっぱ綾はメイド服が似合うな。」

 

綾「もう浩輔!」

 

陽子「何で2人が居るの?」

 

圭太「いや、烏丸先生からここの警備員役って言われたんだ。役割分担のスペースが無くなったらしくてな。」

 

アリス「ティーカップに日本茶!」

 

忍「湯飲みにコーヒー!」

 

アリス「ケーキにあんこ!」

 

忍「お団子にチョコレート!まるで私達のような喫茶店ですね!」

 

アリス「そうだねー!」

 

陽子「カオスな喫茶店だな。」

 

女子生徒A「アリス達!お客さん来るから準備してー!」

 

忍「はーい!」

 

アリス「はい!」

 

女子生徒B「じゃあ香川君と白川君、警備宜しくね。」

 

圭太「よっしゃ。」

 

浩輔「イエッサー!」

 

2人は何故か伊達眼鏡を掛ける。

 

 

 

 

全員「いらっしゃいませー!」

 

お客様が来店した。

 

アリス「あれ!?大人の人達が来てるよ!?」

 

忍「一般のお客様ですよ。いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ。」

 

アリス「い、イラッシャイマセ!ニッポンゴムズカシイネ!」

 

 

 

 

 

 

その頃裏では陽子と綾が居た。

 

陽子「メイドなんだから、ご主人様!って言わないとね!」

 

綾「うう・・・」

 

陽子「ほらほら!客来た!」

 

綾「仕方無いわね・・・」

 

緊張しながらお客様に接客する。

 

綾「いら、い、いらっしゃいませ・・・ご、ご、ご、ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・」

 

陽子「何の効果音だ!?」

 

浩輔「圭太、綾から何か感じるか?」

 

圭太「感じねえよ。スタンドか波紋でも出てるのか?」

 

 

 

 

その後、烏丸先生が来店した。

 

忍「烏丸先生!いらっしゃいませ!愛のこもったお団子食べて下さい!」

 

烏丸先生「まあ美味しそう!いただきます。」

 

団子を食べる。するとその時烏丸先生が涙を流して顔を隠した。

 

忍「わー!先生!どうかしたのですか!?」

 

烏丸先生「何だかこれ・・・辛いわ・・・」

 

 

 

 

すると忍はちょっと前の事を思い出した。

 

忍『1個だけわさびを入れてみました。』

 

陽子『おま!何て事を!!』

 

 

 

 

忍「一体誰がこんな事を!」

 

陽子「おい!」

 

カレン「キター!」

 

そこにカレンがやって来た。

 

アリス「カレン!いらっしゃい!」

 

カレン「良いなーWaitress!可愛いですねー!」

 

陽子「カレンは接客とか得意そうだな!」

 

 

 

 

接客するカレン。

 

カレン『いらっしゃいませ!ご注文は何に致します?お団子?おケーキ?Oh!!おっとお客様!私は商品に入りませんデスよ!』

 

 

 

 

陽子「うぜー。」

 

カレン「ん?」

 

圭太「陽子お前何想像してんだ?」

 

カレン「Oh!ケイタにコースケ!」

 

 

 

 

 

 

その頃廊下ではある2人が歩いていた。それは勇と友人の湊だった。勇は眼鏡と帽子で変装していた。

 

湊「うちの学校とはまた随分雰囲気が違うものね。」

 

勇「あ、ここよ。」

 

湊「へぇ〜、和洋折衷?」

 

2人は忍達が居る喫茶店に来店した。

 

女子生徒B「いらっしゃいませ。ご主人様。」

 

そして席についてオーダーする。

 

女子生徒B「お茶とコーヒー、あんこケーキにチョコ団子をお一つですね。」

 

湊「へぇ〜可愛いじゃん!」

 

すると勇は忍達を見付けた。

 

勇「うふふ、居る居る〜♪」

 

バッグから自前のカメラを取り出した。カメラで気付かれないように綾と陽子と圭太を撮影する。浩輔はトイレへ行ってる。

 

勇「私的には綾ちゃんは和服で陽子ちゃんはメイドなんだけどな〜。」

 

湊「え!?あんた怪しいよ!」

 

勇「綾ちゃん!綾ちゃん!」

 

呼ばれた声に反応した綾が振り向く。それと同時に勇がシャッターを押した。

 

綾「よ、陽子・・・」

 

陽子「もう、私がビシッと行って来る。圭太、もし私が手に負えなかったら協力して。」

 

圭太「任せろ。」

 

勇に注意する陽子。

 

陽子「あの、撮影の方はちょっと。」

 

すると勇が眼鏡と帽子を取った。

 

陽子「うわ!」

 

綾「あ!」

 

陽子「勇姉!」

 

圭太「姉貴!」

 

勇「じゃーん。」

 

アリス「イサミ!」

 

忍「あ!お姉ちゃん!来てくれたのですか!?」

 

カレン「イサミ!」

 

勇「アリスの和服可愛いのね。」

 

アリス「えへへ。」

 

可愛いと言われてアリスが照れた。

 

忍「お姉ちゃん、私は?」

 

勇「何時も通り?」

 

忍「ガーン!」

 

湊「いや可愛いよ?」

 

綾と陽子を見る勇。

 

勇「2人は逆でも良かったんじゃない?」

 

綾「わ、私もそのつもりだったんですけど・・・」

 

陽子「いや、綾はやっぱりこっちでしょ!」

 

カレン「私も着てみたいデス!」

 

勇「カレンちゃんのクラスは何やってるの?」

 

カレン「劇デス!そうだ!イサミ私の劇観ていて下サイ!私を是非、そのカメラで!」

 

陽子「また女優の顔に!」

 

カレンを撮影する勇。

 

圭太「湊さん、久し振りだね。」

 

湊「あ!誰かと思ったら圭太君だったのね!久し振りね。」

 

圭太「まあ伊達眼鏡掛けてるだけなんだけどね。」

 

湊「浩輔は何処?」

 

圭太「俺達ここの警備員の役割なんだけど、浩輔はさっきトイレに行ってるんだ。」

 

丁度浩輔がトイレから戻って来た。

 

圭太「おい浩輔!湊さんが来てるぞー!」

 

浩輔「あれ?姉ちゃん!」

 

湊「浩輔、あんたもここの警備員?」

 

浩輔「まあな。」

 

圭太「それに浩輔は、綾はメイド服がしっくり来るって言ってたな。」

 

湊「あんたそんな事言ってたの?」

 

浩輔「勿の論だ。」

 

 

 

 

 

 

時間が流れて昼が来た。

 

忍「そろそろ交代時間です。」

 

アリス「もう?」

 

圭太「やっとか。」

 

浩輔「立ってるだけで足が疲れた・・・」

 

圭太「お前は運動不足なんだよ。」

 

綾「後は学校祭を見て回りましょう。」

 

男の子「あ!金髪だ!」

 

お婆ちゃん「ありがと。美味しかったよ。」

 

アリス「ありがとうございました!」

 

男の子とお婆ちゃんにお礼を言われたアリスが感謝した。

 

 

 

 

 

 

そして7人は学校祭を見て回る。漫才、写真部、途中で食べ歩き、手芸部、琴の演奏、お化け屋敷(カレンが逆にお化けを驚かしてる)、途中で穂乃花と香奈に出会ったカレンが劇の準備に向かう。そして外に出て、忍はたこ焼き、アリスは焼きそば、陽子はフランクフルト、綾はおでん、圭太はチョコバナナ、浩輔は唐揚げを食べる。更にぜんざい、クレープ、トウモロコシ、そして綿あめを堪能する。

 

 

 

 

 

 

忍「どうですかアリス?学校祭楽しいですか?」

 

アリス「うん!凄く美味しい!」

 

陽子「だよねー!」

 

浩輔「学校祭で食べる物は格別だな!」

 

綾「私達さっきから食べてばっかりね。」

 

圭太「まあ良いじゃねえかたまには。学校祭は楽しむもんだ。」

 

綾「そうね。」

 

忍「あ!もうすぐカレンの劇が始まります!演目は白雪姫です!」

 

陽子「ベタだな!」

 

アリス「カレンは何の役かな?」

 

綾「私、白雪姫大好きなの!」

 

陽子「恋愛物全般が好きなんだよ。」

 

 

 

 

 

 

全員が体育館に入った。勇と湊も来ていた。するとブザーが鳴った。

 

アリス「あ!始まったよ!」

 

幕が開いた。白雪姫役は穂乃花。小人役には香奈と女子生徒。

 

香奈「白雪姫が・・・」

 

女子生徒E「死んじゃった・・・」

 

圭太「もうクライマックス?」

 

カレン「待たれい!」

 

そこに何故か侍姿のカレンが現れた。

 

カレン「私がその者の魔を断ち切ってしんゼヨ!」

 

刀を抜く。この時皆の反応は唖然としてた。

 

カレン「はぁーっ!!やーっ!!」

 

穂乃花が眠ってるベッドの上に乗り、刀を振る。そしてジャンプして降りて刀を鞘に納めた。

 

カレン「つまらぬ物を切ってしまったゼヨ!」

 

アリス(何・・・これ?)

 

白雪姫が大好きな綾は愕然としていた。

 

浩輔「カレンが五右衛門なら大泥棒と組ませようぜ。」

 

圭太「ルパンか。」

 

 

 

 

 

 

そして夕方になり、学校祭が終わった。ほとんどの客達が帰って行く。忍達も片付けをしてる。

 

綾「何だかちょっと寂しいわね。」

 

陽子「だね。」

 

浩輔「学校祭が終わっちまったな。」

 

圭太「そうだな。何かあっと言う間だったな。」

 

アリス(あ!そうだ!あれ渡さなきゃ!)

 

 

 

 

 

 

その後アリスは忍に渡す物を渡そうとするが緊張してる。壁から忍を見てる。

 

アリス「し・・・」

 

忍が廊下を歩いてる時も。

 

アリス「し・・・」

 

階段に登ってる時も。

 

アリス「し・・・」

 

声に気付いた忍が振り向くとアリスは一瞬で隠れた。悍ましい気配を感じた忍が怖気付いた。

 

 

 

急いで陽子に相談する。

 

忍「何だか・・・さっきからずっと死、死、って幻聴が聞こえるんです・・・」

 

陽子「何それ怖!」

 

 

 

 

 

 

その頃アリスは。

 

アリス「うわあああ!もたもたしてたら学校祭終わっちゃった!!」

 

そこに忍がゴミ箱を持って寄って来た。

 

忍「アリスー!一緒にゴミ捨て行きましょー!」

 

 

 

 

一緒にゴミ箱を持ってゴミ捨て場へ向かう。

 

アリス(チャンス!)

 

忍「あら?アリス、その手に持ってるのは?」

 

アリスの手に持ってる箱を見付けた忍。アリスは気付いたと思って喜んだ。だがしかし。

 

忍「ゴミですか?なら一緒に捨てましょう。」

 

ゴミだと思ってる忍。またアリスが拗ねてしまった。

 

忍「わー!!私はまた何か失言を!!」

 

アリス「シノ!」

 

忍「は、はい!!」

 

また怒られると忍が覚悟してる。アリスは忍に渡す箱を差し出した。

 

アリス「これ・・・う・・・うけ・・・受け取って!」

 

忍「プレゼント?・・・私に?」

 

アリス「う、うん!シノ、以前お土産にってこの簪くれたでしょ?お礼がしたいってずっと思ってたの!」

 

忍がプレゼントを受け取る。

 

アリス「気に入ってくれると嬉しいなー。」

 

すると忍がアリスを天使に思えた。

 

忍「天使が・・・金髪の天使が・・・!」

 

アリス「シノ!しっかりして!」

 

 

 

 

何とか正気を取り戻した忍。そしてプレゼントの中を見る。入ってたのは赤いリボンだった。

 

忍「可愛いリボン!アリスが毎日簪を付けてくれてるので、私も付けてチャームポイントにしますね。」

 

リボンを身に付ける。

 

忍「どうですか?」

 

アリス「可愛いー!凄く似合ってるよ!」

 

 

 

 

 

 

その後2人は教室に戻った。

 

忍「お待たせしましたー。」

 

アリス「お待たせー!」

 

陽子「遅いぞー!」

 

浩輔「待ち草臥れたぜ。」

 

5人「ん?」

 

その時5人は気付いた。忍の頭にリボンを身に付けてるのを。

 

忍「ん?」

 

だがリボンで髪留めしてるせいで丁髷に見えてしまってる。

 

綾「しの・・・」

 

陽子「何だその頭は?ツッコミ待ちかー?」

 

カレン「アハハハ!チョンマゲー!」

 

リボンを取り外す。

 

忍「このリボン、観賞用?」

 

アリス「どうして!?可愛いのに!!」

 

圭太「お前ら・・・」

 

 

 

 

 

 

後日、アリスと綾は会話する。

 

アリス「最近、凄く好きな日本語があるの!」

 

綾「何?」

 

アリス「ドンマイ!だよ。落ち込んでても元気になれる。魔法の言葉だよ!」

 

綾「そう・・・」

 

圭太『因みにドンマイの由来はdon`t mind。その意味は、私は気にしませんよ。私は構いませんよの2つの意味を持つ。ドンマイはその和製英語であり日本の言葉ではない。ここチェック!』

 

アリス「日本語凄いねー!」

 

ドンマイを日本語だと思ってるアリスであった。

 

「END」




         キャスト

      香川圭太:相葉裕樹

      白川浩輔:羽多野渉

       大宮忍:西明日香
アリス・カータレット:田中真奈美
      猪熊陽子:内山夕実
       小路綾:種田梨沙
     九条カレン:東山奈央

     烏丸さくら:佐藤聡美
       大宮勇:田村ゆかり
     松原穂乃花:諏訪彩花
      日暮香奈:中津真莉子
       白川湊:川澄綾子
     女子生徒A:田頭里奈
     女子生徒B:浜崎奈々
     女子生徒C:藤井ゆきよ
     女子生徒D:下地紫乃
     お婆ちゃん:宮沢きよこ

アリス「シノは記念日とかないの?」

忍「アリスが来てから毎日が記念日ですよ!」

アリス「シノ・・・」

忍「でもしいて言えば・・・先週食べた新商品のカップラーメンがおいしかったので、この日をラーメン記念日に・・・つるしこ!」

次回「ねないこだれだ」

アリス「Good night」

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