HAPPYきんいろモザイク   作:naogran

23 / 27
夏休みのある朝。今日は皆で海へ行く日。

忍・アリス「行ってきまーす!」

家から出た忍とアリスはとても楽しみにしてる。






駅では他の皆が2人を待っていた。

カレン「ぶかぶか〜!ぶかぶか〜!」

アリス「アヤー!ヨーコ!カレン!ケイター!コースケ!おはよー!」

忍「おはようございますー!」

丁度アリスと忍が合流した。

5人「おはよう!(ゴジャイマス!!)」

陽子「そんじゃ行きますか!」

7人「おーー!!」




そして海へ行く。駅の改札口を通ろうとするが、浮き輪を持ったカレンが引っ掛かってしまった。その後電車に乗って次の駅へ向かう。駅に着いて、次の駅へ乗り換え。途中でアリスとカレンがお土産屋を見る。

陽子「いっちばーん!!」

駅のホームに陽子が一番乗り。他の皆もホームに到着。

カレン「今日のヨーコは気合満タンデス!」

陽子「あったりまえだろ!何てったって今日は海なんだからな!」

綾「よっぽど楽しみだったのね。」

浩輔「久々の海か〜。」

圭太「俺去年母さんとこっそり行って来たな。」

アリス「あ!」

するとアリスは、カバンからデジカメを取り出した。

忍「アリス、カメラを持って来たのですね。」

アリス「うん!今日は沢山写真を撮るんだ!」

カレン「はい!はい!私も撮りたいデス!!」

浩輔「俺も俺も!」

陽子「あ!私も私も!」

綾「もう陽子ったら子供みたい。」

圭太「浩輔に子供心が芽生えたな。」

忍「私も撮りたいです!煌めく海!よりも眩いアリスとカレンの金髪を!」

アリス「し、シノ・・・」

綾「しのはある意味平常運転ね。」

アリスが皆の集合写真を撮る。次はアリスとカレンの2ショット写真。陽子が自販機で飲み物を買う綾を撮る。綾は陽子をポカポカ叩く。




そしてようやく電車が到着した。電車に乗り込む。

アリス「あ!あーダメだよカレン!!」

カレン「What?何がダメデス?」

アリス「もう!シノの隣は私だよー!」

カレン「違うデス!シノの隣は私デス!」

忍が座ってる席の取り合いになった。

綾「2人共喧嘩しないで!しのも2人を止めて!」

だが忍はアリスとカレンに囲まれて幸せそうな顔をして満足していた。

陽子「絶対こうなると思ったよ!」

綾の隣に陽子が座った。綾は窓の外を見る。

陽子「ん?どうした綾?」

途端に綾の顔面が真っ赤になった。

綾「わ!私は別に陽子の隣に座りたいって訳じゃないんだからね!!」

陽子「え?あ、何かごめん・・・」

左側のボックス席には圭太と浩輔が座っていた。

圭太「騒がしいボックス席だな。」

浩輔「良いじゃねえか。あっちはあっちで楽しそうだし。」

圭太「まあそうだな。」

そして電車が発車した。

陽子「さぁて、皆どれ食べる?」

大量のお菓子を取り出した。

アリス「凄〜い!沢山あるねー!」

綾「海の家でお昼食べるのに大丈夫なの?」

陽子「大丈夫!別腹別腹!」

カレン「私も買って来マシタ!これデス!」

なんと駅弁を買って来たのだった。

圭太「駅弁かよ!!」

忍「うわぁ!美味しそうですね〜!」

浩輔「呑気だなおい。」

陽子「おいおい。海の家でお昼食べるのに大丈夫なの?」

綾「え!?」

カレン「大丈夫デス!脇腹脇腹!」

綾「アリスは何か買って来たの?」

アリス「冷凍みかんとゆでたまごだよ!日本の小旅行には欠かせないアイテムなんだよねー!」

忍「冷凍みかん美味しいですよね〜。」

アリス「ゆでたまごは塩味付きだよ。」

綾(相変わらず知識が偏ってるわね・・・)

圭太「さて、海到着まで時間があるから、浩輔何する?」

浩輔「この前のクエストの続きをやろうぜ!」

圭太「良いだろう!」

綾と陽子はババ抜きをしてる。陽子の持ってるカードの1枚ははみ出てる。綾がはみ出てないカードを選ぶ。選んだカードはジョーカーだった。泣きながら陽子をポカポカ叩く。アリスが綾と陽子の2ショットを撮る。次は陽子が、忍とアリスとカレンの集合写真を撮る。圭太と浩輔はゲームをしている。クエストクリアに成功した。アリスが2人を撮る。

そして数分後。遂に海が見えてきた。駅に到着して電車から降りる。全員が海に着いた。


Episode22「海べのやくそく」

ビーチに到着した。

 

5人「うわーー!」

 

圭太「おーー!」

 

浩輔「うっひゃー!」

 

目の前に海が広がっていた。

 

陽子「海だーー!」

 

海の空気を吸うアリスとカレン。

 

アリス「海の匂いがするー!」

 

カレン「風が塩辛いデース!」

 

綾「結構暑わね。」

 

圭太「この日差しが良いなー。」

 

浩輔「さて一気にバカンスを楽しもうぜ!」

 

忍「さあ皆さん!声を揃えて叫びましょう!!アローハー!!」

 

カレン「シノ、ここはハワイじゃんくて日本デス。」

 

アリス「ヤッホーの仲間だと思ってるんだね。」

 

陽子「アローハー!!!」

 

綾「陽子!?」

 

陽子「だって海だよ!海海!!アローハー!!」

 

忍「アローハー!!」

 

アリス・カレン「アロハー!!」

 

テンションMAXの陽子が海に向かって走り出した。それに続いて忍とアリスとカレンも海に向かって走り出した。

 

綾「ま、待って!あ、ああ・・・アローハーーー!!」

 

更に綾も走り出した。

 

圭太「本当テンション高いなー。」

 

浩輔「よっしゃ!圭太!俺達も行くぞ!アーーーローーーハーーー!!!」

 

更に浩輔も走り出した。

 

圭太「お前もかよ!!しゃあねえ。アロハーーー!!!」

 

そして圭太も走り出す。

 

 

 

 

 

 

別の場所では、あの2人が海に到着した。烏丸先生と久世橋先生だった。

 

烏丸先生「海・・・本物の海!」

 

何故2人が海に来たのかと言うと、それは数日前の職員室から始まった。

 

 

 

 

久世橋先生『え?海ですか?』

 

烏丸先生『はい、海に行きたいです・・・どうしても行きたいんです・・・』

 

久世橋先生『でも仕事が。』

 

烏丸先生『実は、新しく買った水着を着て、うちのお風呂で泳いでみたんですけど・・・』

 

久世橋先生『え!?』

 

風呂で泳いでる烏丸先生を想像する。

 

烏丸先生『狭いわ〜。』

 

浮き輪を持って風呂に入ってる姿が浮かんだ。

 

烏丸先生『何だか悲しくなって来ちゃって・・・』

 

久世橋先生『行きましょう先生!海!!』

 

烏丸先生『え?良いんですか?』

 

それで2人も海に来たと言う訳だった。現在に至る。

 

 

 

 

烏丸先生「久世橋先生、早く行きましょう!」

 

久世橋先生「いえその前に、海の家でサマーパラソルとベッドを借りましょう。貴重品の管理は大丈夫ですか?コインロッカーを借りる必要がありますね。万が一の為にライフセーバーの本部が何処にあるのか確認しないと!あ!ビーチサンダルは持って来ましたか?裸足では怪我をする恐れがあります。すぐに履き替えましょう!」

 

烏丸先生「は、はい・・・」

 

結構積極的な久世橋先生だった。

 

 

 

 

 

 

一方皆はそれぞれ水着に着替え終えてた。圭太は青のウェットスーツを着てる。

 

忍「わあ!アリス!水着とっても似合います!」

 

アリス「えへへ、そうかな〜?」

 

忍「綾ちゃんのお見立てに間違いありませんでしたね。」

 

陽子「アリスの水着、綾が選んだの?」

 

綾「ええ。私の水着はアリスが選んでくれたのよ。」

 

圭太(アリスがあのふんどしのような水着を着たら大惨事だからな。)

 

水着を買い終えた時に、アリスが圭太に描いた水着の絵を見せた。圭太はあの時ドン引きしてた。

 

カレン「2人共よく似合ってるデス!」

 

アリス「本当?大人っぽい?」

 

陽子「うん!大人可愛い!!」

 

アリス「・・・嘘だ・・・ヨーコは嘘付くとき八重歯が見えるもん・・・」

 

陽子「私そんな何時も嘘付いてないだろ!!」

 

カレン「私はどうデス?結構良い線いってると思うデス!」

 

忍「カレンもとっても素敵ですよ!」

 

陽子「おー!似合ってる似合ってる!」

 

カレン「そこは、姉ちゃん良え体してまんな!って言って欲しい所デス!」

 

陽子「何処のエロオヤジだ!!」

 

するとカレンは陽子を見る。結構ナイスバディーな体型をしてる。

 

カレン「ヨーコはとってもNice buddyデス!」

 

陽子「え?そう?」

 

するとカレンが陽子の体を触る。

 

カレン「何か悔しいデス!私とどう違うか調べさせて下サイ!」

 

陽子「おいやめろ!!」

 

カレン「ちょっとくらい良いじゃないデスか!・・・良いではないか!良いではないか!」

 

陽子がカレンにゲンコツ攻撃する。

 

カレン「パ、パパにも打たれた事無いのに!」

 

陽子「クッシーちゃんの雷全然足りてないな!!ったく!!」

 

浩輔「アムロかお前は!」

 

陽子「ん?あれ?しのは水着に着替えないのか?」

 

何故か忍は私服のままだった。

 

忍「知っていますか?昔の外国では着古したお洋服が水着だったそうです。」

 

すると忍が海水に入る。

 

アリス「シノが大自然に戦いを挑もうとしてる!!」

 

忍「あ!!」

 

だが波に流されて戻って来た。

 

カレン「You lose!!」

 

陽子「何がしたいんだ彼奴は?」

 

浩輔「何時から趣味が自殺になった?」

 

陽子「圭太はウェットスーツ?」

 

圭太「ああ。今年からウェットスーツにデビューしたんだ。」

 

浩輔「何だと?以前は海パンだったのによ。」

 

圭太「いや俺の腹筋割れのお陰で周りの女性達が俺ばっか見てたからな。」

 

陽子「ああ、逆ナンか。」

 

 

 

 

 

 

その頃烏丸先生と久世橋先生はビーチチェアに座って海を眺めていた。

 

烏丸先生「はぁ〜、なんて素晴らしい景色なの〜。癒されるわ〜。あそうだ!はい久世橋先生持って。乾杯しましょう。」

 

ジュースを持って久世橋先生に差し出す。

 

久世橋先生「あ、はい。」

 

烏丸先生「今日はめいいっぱい楽しみましょうね!」

 

久世橋先生「はい!」

 

乾杯する。

 

久世橋先生「あ!」

 

ジュースを置いてバッグから何かを探る。

 

烏丸先生「久世橋先生?」

 

久世橋先生「日焼け止めです!」

 

日焼け止めを取り出して腕に塗る。

 

久世橋先生「夏休み明けに真っ黒に日焼けしてたら、生徒に示しが付きません!」

 

烏丸先生「真面目!?」

 

 

 

 

海の家では先程忍が着てた私服が干されてる。忍も水着に着替えてた。皆はそれぞれ浮き輪とビーチボールを膨らませてた。綾は腕に日焼け止めを塗ってる。

 

陽子「綾〜何塗ってるの?オイル?」

 

カレン「Oh!OIL!コトコトデス!」

 

綾「日焼け止めよ!」

 

陽子「ええ!?日焼けしないと焼き豚ごっこ出来ないじゃん!」

 

浩輔「日焼けしねえとイノシシのステーキごっこ出来ないだろ!」

 

綾「しないわよそんな事!!」

 

圭太「嫌味な野郎だ!!クソッタレ!!」

 

陽子「そんなぁ、一緒にこんがりしようよ〜。」

 

綾「嫌よ!焼けたくないよ!」

 

アリス「私は日焼けすると真っ赤っかになるよ!茹で蛸みたいに!」

 

カレン「私もデス!真っ赤になってお終いデス!こんがりきつね色にはならないデス!」

 

忍「色白の方はそうなりますよね。」

 

綾「金髪で焼けてる人ってチャラい感じがするわよね。」

 

カレン「チャラいってどう言う感じデス?」

 

綾「陽子みたいな人の事よ。」

 

陽子「え・・・?私の何処にチャラい要素が・・・?」

 

綾「陽子ってよく道で話掛けられるの。」

 

カレン「Oh!ナンパデスか!?」

 

陽子「お婆ちゃんに道聞かれただけだよ〜!」

 

アリス「声を掛けやすいタイプなんだね。」

 

忍「陽子ちゃん優しいですもんね。」

 

綾「つまりチャラいとは、金髪になった陽子の事を言うの!」

 

陽子「酷い言い掛かりだ!」

 

忍「金髪の・・・陽子ちゃん?」

 

アリス「シノ!?」

 

圭太「金髪で反応するな!」

 

アリス「シノ、そろそろ泳がない?私物凄く泳ぎたくなってきたな〜。」

 

忍「あ!それなら私が海での泳ぎ方を教えてあげますね。」

 

 

 

 

海水に入って、泳ぎ方を教える。アリスは浮き輪を持ってる。

 

忍「ではまず、海に入ったら肩まで海水に浸かります。」

 

アリス「うんうん。」

 

忍「こうして数を数えて。1、2、3、4、5。ふぅ、ごくらくごくらく〜。」

 

アリス「ヒィ!?」

 

また波に流されて浜辺で倒れた。波が『真面目にやらんかー!』と言ってそう。

 

アリス「しっかりしてーシノーー!!」

 

忍「ごめんなさい・・・私本当は泳げなくて・・・見栄張っちゃって・・・」

 

アリス「大丈夫だよ。今度はもっと浅い所へ行こ?」

 

 

 

 

今度は浅い所を歩く。

 

アリス「ここなら浮き輪もいらないね。」

 

忍「そうですね、うわ!?」

 

アリス「シノーー!!」

 

途中で忍の足がつった。

 

 

 

 

今度はヤドカリを発見。

 

忍「ヒィー!!海のギャングですーー!!」

 

アリス「シノ逃げてー!!」

 

忍「すみません・・・何か・・・」

 

すっかり忍の元気が低下してしまった。

 

アリス「良いんだよシノ。私何か飲み物買って来るね。」

 

飲み物を買いに出掛ける。

 

 

 

 

 

 

その頃他の5人は。

 

陽子「うちらは何して遊ぶ?」

 

カレン「砂のお城作りしたいデス!」

 

圭太「子供かよ。昔ようやったけど。」

 

浩輔「だったら貝殻集めとかはどうだ?」

 

カレン「良いデスね!」

 

陽子「綾と圭太は何したい?」

 

綾「え?私?でも海に来たがってたのは陽子じゃない。今日は陽子のやりたい事をしましょ!」

 

圭太「そうそう。陽子何したいんだ?」

 

陽子「え!良いの?それじゃあ・・・遠泳!」

 

綾「え!?」

 

圭太「なぬ!?」

 

カレン「遠泳って何デスか?」

 

陽子「海をひたすら遠くまで泳ぐ事だよ〜!」

 

カレン「Oh!Long distance swimmingデスね!」

 

陽子「そうそう!ベリーベリーロングなスイミングー!」

 

圭太「無理だろ!!」

 

綾「分かったわ。私行って来る。」

 

陽子「え!?」

 

圭太「綾!?」

 

綾が海水へ向かう。

 

カレン「アヤヤ!遠泳するデスか!?」

 

陽子「冗談だよ!無理するな!!」

 

浩輔「溺れるぞおい!!」

 

綾「10分くらいしても上がって来なかったら、助けて。」

 

陽子「溺れる前提!?」

 

圭太「トム・クルーズでも6分が限界だぞ!」

 

映画『ミッション・インポッシブル ローグネイション』でトム・クルーズが息止め6分のスタント演技をした経験がある。

 

綾「(はっ!!溺れる=気を失う!それってつまり・・・人工呼吸とか!?)やっぱりやめるわ!!」

 

陽子「諦めの早さ!!」

 

浩輔「じゃあやんなよ!」

 

カレンは微笑んだ。

 

アリス「アヤー!ヨーコー!カレーン!ケイター!コースケー!」

 

5人「ん?」

 

飲み物を持ったアリスが走って来た。

 

カレン「アリス?」

 

浩輔「どうした?」

 

アリス「シノ見なかった!?」

 

綾「いえ、見てないけど?」

 

陽子「どうかしたのか?」

 

アリス「私が飲み物を買いに行ってる間に何処かに行っちゃって、もしかしたら浜辺で迷っちゃったのかも!」

 

陽子「しのが迷子に!?」

 

圭太「いやもしかしたらナンパされて攫われたのかも知れない。」

 

浩輔「それこそ大惨事だろ!!」

 

 

 

 

アナウンス『迷子のお知らせをいたします。』

 

 

 

 

浩輔「ん?アナウンス?」

 

突然迷子アナウンスが響いた。

 

アナウンス『金髪で青い瞳。ピンク色の水着を着た小学生くらいの女の子を見掛けた方は、海の家までお知らせ下さい。』

 

忍「もう一度放送して下さい!金髪で見た目小学生くらいの高校生なんです!もう5分も経つのに戻って来ないんです〜〜〜!!!」

 

アリス「シノ・・・また・・・」

 

圭太「素直に待ってやれよ。」

 

全員の目が死んでた。

 

 

 

 

その後忍はアリスと再会した。

 

忍「アリスー!無事で良かったです!アリスー!」

 

アリス「苦しいよシノ。」

 

陽子「迷子になったのはしのの方だろ?」

 

浩輔「全く人騒がせな奴だな。心配したんだぞ?」

 

綾「でも見付かって良かったわ。」

 

忍「もう絶対離しません!絶対に離しませんから!」

 

アリスをきつく抱きしめる。そしてアリスが力尽きた。

 

カレン「You win!!」

 

陽子「今すぐ離せ!」

 

忍「あ!ごめんなさいごめんなさい!アリスーー!!嬉しさのあまりつい・・・」

 

アリス「ダイジョウブダヨ。シンパイムヨウダヨ・・・」

 

忍「片言!?」

 

綾「しのってばいくら嬉しくてもちゃんと加減しなきゃ。」

 

圭太「またやってしまったらアリスが本気で怒るぞ?」

 

忍「はい・・・」

 

陽子「まあまあ、次は何して遊ぐはっ!?」

 

突然陽子の体に異変が起こった。苦しそうに腹を抱える。

 

綾「どうしたの陽子!?」

 

カレン「ぐはっ!!」

 

今度はカレンも腹を抱える。

 

綾「カレンまで!?」

 

浩輔「ブゲラッパ!?」

 

更に浩輔も腹を抱える。

 

綾「浩輔!?」

 

圭太「お前らどうした!?」

 

陽子「お腹が・・・!」

 

カレン「お腹が・・・!」

 

浩輔「腹が・・・!」

 

アリス「お腹痛いの!?」

 

綾「もう3人共、電車の中で食べ過ぎるから!兎に角病院に!」

 

すると陽子とカレンと浩輔の腹が鳴った。

 

陽子「お腹が・・・空いた!」

 

カレン「デス!」

 

また陽子をポカポカ叩く。

 

陽子「痛い痛い!痛いって私にも加減!」

 

圭太「浩輔お前は?」

 

浩輔「俺は・・・腹減った☆」

 

圭太が浩輔の頭にゲンコツした。

 

浩輔「ブゲラッ!!!」

 

忍「そろそろお昼にしましょうか。」

 

アリス「そうだね。」

 

カレン「ヤッター!お昼デース!」

 

陽子「あ!待って私も行く!」

 

綾「あ!ちょっと陽子!もー!」

 

浩輔「待ってくれ!俺も行く!」

 

圭太「おい逃げんなゴラァ!」

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで海の家に入る。すると久世橋先生が何かを感じた。

 

烏丸先生「どうかしましたか?」

 

久世橋先生「あ、いえ。さっきの迷子の呼び出しの子、見付かったかな?って。」

 

烏丸先生「大丈夫ですよ。放送が止んだと言う事は、きっと見付かったんだと思います。」

 

久世橋先生「そうですよね。」

 

烏丸先生「それにしても、金髪の小学生、何だか他人事とは思えないですよね〜。」

 

久世橋先生「確かに。」

 

アリスだと確信してる。

 

 

 

 

 

 

その頃海の家では。

 

アリス「わあ!沢山あるねー!」

 

忍「そうですね!」

 

綾「どれにすれば良いか分からないわ。」

 

カレン「私決まりマシタ!」

 

陽子「私も!」

 

浩輔「俺も!」

 

忍「アリスは何にしますか?」

 

アリス「う〜ん、和食が良いかな?おでんとか!」

 

陽子「いや、流石におでんは・・・あった!!」

 

おでん発見。定価500円。

 

忍「じゃあ私はスコーンとロイヤルミルクティーを。」

 

陽子・圭太「無いよ!!(無えよ!!)」

 

カレン「Hey!大将!冷やし中華一丁!冷え冷えで。」

 

陽子「どんだけ冷やしたいんだよ。」

 

浩輔「大将!カツ丼!」

 

圭太「俺チャーシュー麺!」

 

陽子「綾、何食べるか決まった?」

 

綾「う〜んじゃあ、陽子と同じ物にするわ。」

 

陽子はカツカレーにした。結構大盛り。綾にもカツカレー。

 

忍「はい。あーん。」

 

アリスにおでんを食べさせてる。

 

カレン「冷え冷えデース!」

 

陽子「美味ーい!ん?どうした綾?食べないのか?」

 

綾「食べるわよ!食べれば良いんでしょ!!」

 

カツカレーをガツガツ食べる。

 

陽子「あ、綾?」

 

浩輔「カツ丼が死ぬほど喰いたかったんだよ!もう半年もまともなメシ食ってねぇやってられっか!」

 

圭太「次は命が無いぞ。こんなのは一度きりだ。これ美味いな。」

 

 

 

 

同じ頃烏丸先生と久世橋先生はメニューを見てる。

 

久世橋先生「メニューが沢山あって迷っちゃいますよね。」

 

烏丸先生「そうですね〜。すみませーん!とりあえず生ビール下さ〜い!後枝豆と串カツと焼きおにぎりもー!」

 

久世橋先生「全く迷いが無い!!」

 

 

 

 

その頃。

 

陽子「海と言ったら焼きそばー!」

 

カレン「かき氷ー!」

 

浩輔「焼きとうもろこしー!」

 

綾「あれだけ食べたのにまだ入るの!?」

 

圭太「お前ら食い過ぎだろ?」

 

陽子「別腹別腹!」

 

カレン「脇腹脇腹!」

 

浩輔「外腹外腹!」

 

圭太「ダメだこりゃ。」

 

アリス「ねえねえ!食べ終わったら皆でビーチバレーしない?」

 

陽子「するするー!」

 

カレン「Oh!ビーチバレー!ならば鬼コーチカレン再びデス!」

 

鬼コーチカレン再び降臨。ビーチバレーが始まった。

 

カレン「ソイッ!!!」

 

強烈なサーブで綾の横を飛んだ。綾は腰を抜かす。

 

カレン「アヤヤ、腰が抜けてるデス!もっと前に出るデス!」

 

綾「無茶言わないで!!」

 

その後も海で楽しく遊ぶ。アリスがカメラで写真を沢山撮る。

 

 

 

 

 

 

ショップに訪れる。

 

アリス「イサミのお土産どれにしようか?」

 

忍「そうですね〜。」

 

カレン「チョット!これ見て下サーイ!ホラー!」

 

I❤️炎天下の赤いTシャツを着てる。

 

アリス「凄い!英語と日本語のコラボレーションだね!」

 

忍「良く似合ってますよ!」

 

カレン「当然デス!」

 

アリス「ねえねえ!これとか良いと思わない?」

 

熱中人のTシャツを試着する。

 

忍「素敵です!」

 

カレン「流石アリス!お目が高いデス!」

 

陽子「お〜い!そろそろ帰るぞ〜!」

 

アリス「え?もうそんな時間?」

 

カレン「えー!?もっと遊びたいデス!海満喫したいデス!」

 

陽子「そりゃあ私だってもっと遊びたいけどさ。」

 

浩輔「俺も同感だな。」

 

忍「そろそろ着替えないと体が冷えてしまいますね。」

 

綾「ねえ!それなら最後にここ行ってみない?」

 

圭太「海中公園か。」

 

 

 

 

全員私服に着替えて海中公園へ行く。前売り券を買って中に入る。展望台へ行って景色を眺める。

 

 

 

 

外は夕方になり、皆はアイスを食べる。アイスを食べた後、カレンと陽子と綾と圭太と浩輔が浜辺で遊ぶ。忍とアリスは階段に座っていた。

 

アリス「綺麗だね〜。」

 

忍「そうですね〜。イギリスは海を越えた所にあるんですよね?」

 

アリス「うーんと遠いけどね。」

 

忍「アリスがイギリスに帰ってる間、寂しくなってもこの海は繋がっています!ここから筏でアリスに会いに行きますね!」

 

アリス「シノ・・・!シノは海に嫌われてるから飛行機使おうね!」

 

忍「はい!」

 

アリス「絶対だよ!」

 

忍「はい!」

 

 

 

 

 

 

そして皆は電車に乗り込む。

 

陽子「ごめんごめん遅くなった〜!ん?ってもう寝てんの!?」

 

忍とアリスとカレンがもう寝てる。圭太と浩輔は相変わらずゲームに没頭してる。

 

綾「しっ。起きちゃうわ。」

 

陽子「全くお子ちゃまだな〜。」

 

綾「疲れたのよ。今日はいっぱい遊んだもの。」

 

陽子「綾も疲れてるなら寝ろよ。寄り掛かって良いよ〜。」

 

綾「え!?何言ってるの!?そんな事絶対しないんだからね!!」

 

陽子「そんな全力で拒否らんでも・・・」

 

綾「絶対絶対絶対なんだからね!」

 

陽子「あ〜はいはい。」

 

綾「絶対絶対絶対絶対ぜーったいしないんだからー!」

 

 

 

 

数分後。寝ていたアリスが目を開けると、陽子と綾が寝ている。綾は陽子に寄り掛かかっている。アリスはまた目を閉じて寝る。圭太と浩輔は5人が寝てる光景を見てる。

 

圭太「皆疲れて寝てるな。」

 

浩輔「ああ。久々の海楽しかったな。だが結局イノシシのステーキごっこが出来なかったな。それ以前に俺日焼けしてねえし。」

 

圭太「また何時かやれば良いじゃないか。」

 

浩輔「確かにな。」

 

こうして海を楽しく満喫出来たのだった。

 

 

 

 

 

 

その頃海のショップでは、久世橋先生と烏丸先生がお土産を選んでる。

 

久世橋先生「えっと、こっちが先生方のでこっちが・・・」

 

烏丸先生「久世橋先生!これ凄く可愛い!」

 

久世橋先生「そ、そうですね・・・」

 

サボテンのマスコットキャラのキーホルダーを久世橋先生に見せてる。

 

烏丸先生「そうだ!今日の思い出にお揃いで買いましょ?」

 

久世橋先生「え!?」

 

烏丸先生「ね!」

 

キーホルダー2つ。

 

久世橋先生「何だか名残惜しいですね。帰るのちょっと寂しいです。」

 

烏丸先生「あ!それじゃあ!」

 

 

 

 

2人は露天風呂に入る。

 

烏丸先生「大人にも夏休みは必要ですね!」

 

久世橋先生「そうですね!」

 

こうして海と温泉を満喫した先生方であった。

 

「END」




         キャスト

      香川圭太:相葉裕樹

      白川浩輔:羽多野渉

       大宮忍:西明日香
アリス・カータレット:田中真奈美
      猪熊陽子:内山夕実
       小路綾:種田梨沙
     九条カレン:東山奈央

     烏丸さくら:佐藤聡美
     久世橋朱里:大西沙織
      放送音声:前川涼子

綾「海と言えば海岸でウフフアハハしたいわ・・・」

陽子「何それ」

カレン「追いかけっこデス!!私が鬼デース!!」

綾「何か違う!!」

カレン「待つデース」

次回「ほんのすこしの長いよる」

綾「see you next time!!」

作者「次回はいよいよイギリスバトル編が始まります。」

感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。