HAPPYきんいろモザイク   作:naogran

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カレン「yeah!!」

綾「もうカレンったら。」

ある日の放課後。カレンは何時も元気。A組にアリスと圭太が入って来た。

アリス「シノーー!!」

忍「ん?」

アリス「シノ見てー!お寿司!!」

見せたのは寿司の食品サンプルだった。ネタはマグロ。

忍「食品サンプルですね。」

綾「外国人に人気なのよね。テレビで観た事あるわ。」

浩輔「俺も観た事あるぜ。外国人達は日本大好きだからな。」

アリス「見て!これなんて本物そっくりだよ!」

カバンからたまごの寿司のサンプルを出した。

圭太「たまごもかよ。最近のサンプルは本物そっくりにレベルアップしたな。」

忍「うふふ。間違えて食べちゃダメですよ?」

すると忍の後ろから陽子が出て来た。

陽子「あ!寿司だ!美味そー!もーらーい゛!?」

サンプルを取って食べようと齧る。しかしサンプルだった為陽子の歯にダメージを負った。

圭太「言ってるそばから。」

アリス「日本人でも間違えるクオリティ!凄い!!」

綾「いや!触った時点で気付きなさいよ!」

陽子「お腹が空く季節なんだよ・・・」

そう言うと同時に陽子の腹が鳴った。

浩輔「今の季節って秋か?」

圭太「いや夏に入る前の季節だけど?」

忍「まだ夏前ですよ?」

カレン「そんなヨーコにこちらはいかが?30分以内に完食で無料!超無謀パフェデス!!」

チラシを陽子に見せた。巨大なパフェがでかく載せられてた。

綾「ネーミングで無謀って言っちゃってるわ!?」

カレン「この間道端で配ってたのを貰ったデス!」

綾「流石に大食いにチャレンジしたい訳じゃないよね?陽子・・・」

陽子「私はこの為に生まれて来たのかもしれない!!」

綾「そんな事の為に!?」

圭太「このパフェ食ったらお前居なくなるのか!?」

無謀パフェに挑戦を申し込んだ陽子。


Episode18「きになるあの子」

後日の休日。7人は無謀パフェがあるレストランへ向かっていた。

 

浩輔「無謀パフェかぁ。俺も食ってみたいなー。」

 

圭太「途中でぶっ倒れそうだぞお前。」

 

陽子「えーっと、確かこの辺りを・・・あ!ここだ!」

 

アリス「うわー!可愛いお店だね!」

 

目的のレストランに到着した。

 

忍「そこはかとなくイギリスの香りが!」

 

綾「そう?」

 

浩輔「その香りは何処から?」

 

カレン「さあ行くデス!」

 

陽子「よし!」

 

綾「待って陽子!チャレンジ失敗した時の為にちゃんとお金持って来た?」

 

陽子「大丈夫!!絶対成功するから!!」

 

綾「いくら持って来た!?」

 

忍「えっと・・・」

 

浩輔「陽子、お前からフラグしか醸し出してないぞ?」

 

圭太「確かに、途中でぶっ倒れそうだな。」

 

陽子「私を信じろ!私は負けない!」

 

 

 

 

そしてレストランに来店。

 

穂乃花「いらっしゃいませー。え!?」

 

店の中にウエイトレス姿の穂乃花が居た。7人が来店したのを見るとすぐに後ろに向いた。

 

穂乃花の母「いらっしゃいませー。」

 

穂乃花(ど、どうしてカレンちゃん達が!?)

 

穂乃花の母「穂乃花お客さんよ?お水持って行って。」

 

穂乃花「う、うん。(このまま出て行ったらバレちゃう・・・恥かしい!)」

 

 

 

 

右のボックス席に座った陽子達5人。圭太と浩輔は左のボックス席に座ってる。穂乃花が水を持って来たが。

 

穂乃花「い、いらっしゃいませ〜!」

 

陽子「何だ!?」

 

バレたくない穂乃花が猫の着ぐるみを被ってた。

 

カレン「その声はホノカデス!」

 

穂乃花(バレてる!?)

 

あっさりバレてしまった。

 

陽子「ほのか?」

 

綾「もしかして松原さん?」

 

バレてしまった穂乃花は着ぐるみを外した。

 

綾「バイト?」

 

陽子「どう言うバイトなんだ?」

 

浩輔「よう松原!」

 

穂乃花「白川君と香川君も来たんだね。」

 

圭太「なあ松原、ここでバイトしてるのか?」

 

穂乃花「て言うか実は、ここ私のお家なの。」

 

5人「えー!?」

 

圭太「マジか!?」

 

浩輔「凄いな!!」

 

ここのレストランは穂乃花の家だった。

 

穂乃花「お休みの日は時々お手伝いしてて。」

 

カレン「看板娘!看板娘デス!!」

 

アリス「お店のアイドル!!」

 

穂乃花「こ、声が大きいよ・・・」

 

忍「陽子ちゃんとは初めてですよね?同じクラスの松原穂乃花ちゃんです。」

 

陽子「ヤホー!宜しく穂乃花!!」

 

綾「ちょ!?いきなり下の名前で!?馴れ馴れし過ぎでしょ!?」

 

陽子「昨日の敵は今日の友!って言うだろ?」

 

綾「敵!?」

 

浩輔「成る程、強敵と書いて友って読むしな。」

 

圭太「どう言う事だ?」

 

陽子「私の事は陽子って呼んでねー。」

 

穂乃花「うん!陽子ちゃん。」

 

陽子「それじゃあ早速・・・この超無謀パフェ一つ!!」

 

穂乃花「チャレンジャーだね。畏まりました。他の皆は?」

 

カレン「そうデスねー。」

 

穂乃花「あ!」

 

カレンがお嬢様雰囲気を出してる。

 

穂乃花(こんな接客じゃ失礼かも・・・もっと丁寧に腰を低く・・)

 

突然その場に腰を低くした。

 

穂乃花「お嬢様!どうぞ!何なりとお申し付け下さい!」

 

圭太・浩輔「ブハァ!?」

 

水を飲んでた圭太と浩輔が水を吹いた。

 

カレン「Oh!メイド喫茶!!」

 

圭太「松原ってああ言う子なのか?」

 

浩輔「何時もカレンを見るとキラキラ見てるからな。松原ー!俺オムライス!」

 

圭太「じゃあ俺カルボナーラ。」

 

穂乃花「あ!はい畏まりました!」

 

 

 

 

数分後。

 

穂乃花「お待たせしましたー。」

 

遂に無謀パフェがその姿を現した。プリンやアイスクリーム、メロンやマカロンや大量のクリーム等が乗ってあった。

 

忍「実物は凄い迫力です・・・!」

 

陽子は目をキラキラしながら見てた。

 

圭太「なんじゃありゃ・・・!?」

 

驚きながらカルボナーラを食べてる圭太。

 

穂乃花「無理しないでね?」

 

陽子「大丈夫!余裕!」

 

綾「その自身は何処から来るの・・・?」

 

陽子「私女の子だから甘い物大好きなんだ!てへっ!」

 

綾「この状況で女子アピール!?」

 

浩輔「今更そう言っても無理あり過ぎだろ。」

 

呆れながらオムライスを食べてる浩輔。

 

パフェのクリームを口に運んだ。

 

陽子「美味しい!幸せ〜!!」

 

そのままパフェをどんどん食べる。

 

綾「所で、もし完食出来なかったらお代はいくら?」

 

穂乃花「8000円だよ。」

 

綾・アリス「え!?8000円!?」

 

アリス「ヨーコ!!頑張って!!」

 

綾「陽子なら出来るわ!!ファイト!!」

 

陽子「お!ありがとう皆!」

 

忍「陽子ちゃん凄いです!」

 

アリス「あぁ、見てるだけでお腹いっぱいだよ・・・」

 

忍「見てたら私も食べたくなってきました。」

 

アリス「え!?」

 

綾「何か頼む?すみませーん!」

 

カレン「はいデス!ただいまー!!」

 

そこにウエイトレス姿のカレンが来た。

 

忍「キャアアア!!」

 

綾「何してるのカレン!?」

 

穂乃花「カレンちゃんもお手伝いしてくれるって。」

 

カレン「Yeah!!憧れのバイト体験デス!!」

 

忍「素敵!!穂乃花ちゃん!ありがとうございます!!」

 

圭太「ここのレストランってバイト募集してるのか?」

 

浩輔「いや、そんな張り紙は無かったぞ。」

 

忍「じゃあ注文良いですか?」

 

カレン「畏まりデスー。」

 

穂乃花(カレンちゃん、なんて優雅な物腰。何時ものお店がまるで外国のおしゃれなレストランだよ!私も見習わなくちゃ!)

 

忍「っでお願いします。」

 

カレン「喜んで!タイショー!!ハンバーグセット一丁!!」

 

穂乃花「カレンちゃんそれは違う!!」

 

浩輔「ラーメン屋にチェンジ!?」

 

 

 

 

数分後、ハンバーグセットが来た。忍が美味しそうに食べる。

 

忍「美味しい〜!」

 

綾「カレン、撮ってあげる。」

 

カレン「可愛くお願いシマス!Yeah!!」

 

指鉄砲のポーズを取る。綾が携帯で写真を撮った。

 

綾「後でメールで送ってあげるわ。」

 

忍「綾ちゃん私にも!」

 

圭太「おい忍!お前携帯持ってないだろ?」

 

忍「プリントで!」

 

浩輔「そっちかよ!!」

 

綾「はいはい。」

 

穂乃花(良いな、私もカレンちゃんのメアド教えて欲しいな・・・)

 

 

 

 

数分後、忍がハンバーグセットを完食した。するとそこに。

 

忍「うわー!!」

 

ウエイトレス姿のアリスが来た。

 

アリス「えへへ、エプロン借りたよ。」

 

忍「ウエイトレスエンジェルアリスちゃん!!オススメはどれですか?」

 

アリス「え!?えっと・・・ぜ、全部美味しいので全部オススメですよー!」

 

忍「お店ごといただきますー!」

 

アリス「畏まりましたー!」

 

浩輔「なんかもう大食い番組みたいな雰囲気になったな。」

 

圭太「いや全部は無理だろ。そう言えば陽子は?」

 

当の陽子は、止まっていた。

 

圭太「あれ?陽子がフリーズしてる?」

 

陽子(ん?あれ?なんか一向に減らない。それに、段々寒くなって来た・・・!体が、パフェを拒んでる・・・まさか・・・私が負けるなんて・・・無念!!)

 

パフェ対陽子。結果パフェの勝利。負けた陽子がぶっ倒れた。

 

忍「陽子ちゃん!?」

 

綾「陽子!しっかりしてー!」

 

アリス「もう十分だよー!」

 

カレン「その名の通り無謀だったデスか!恐るべし・・・!」

 

アリス「後は私達が食べるから。」

 

綾「陽子は頑張ったわよ。」

 

陽子「綾・・・」

 

綾「この経験で得られた事は沢山あったわ。主にカロリーとか!!」

 

陽子「む!?無駄な努力・・・!!」

 

浩輔「じゃあ残りは俺達で駆除しようぜ!」

 

圭太「害虫駆除みたいに言うなよ!」

 

 

 

 

 

 

別の日。

 

穂乃花の母「おめでとうございます!完食成功です!」

 

無謀パフェを時間内に完食出来たお客が現れた。そのお客の正体は。

 

烏丸先生「ふぅ〜。ご馳走様でした。」

 

なんと烏丸先生だった。

 

烏丸先生(美味しかったけど流石に食べ過ぎ、ううん。1ヶ月は甘い物控えるから大丈夫よ!)

 

こっそり店から出ようとする。

 

烏丸先生(もし生徒に見付かったら恥ずかしいわ。早い所お店から出て・・・)

 

穂乃花「凄い・・・」

 

烏丸先生「はっ!!」

 

松原穂乃花。烏丸先生の秘密を目撃した。

 

 

 

 

 

 

後日、陽子と綾とカレンと浩輔が携帯を弄ってた。陽子が3人にメール送信した。

 

綾「陽子のメールって何か素っ気ないわ。」

 

陽子「そう?」

 

浩輔「例えば?」

 

カレン「絵文字が少ないんデスよ。アヤヤを見習ってもっとハートをLOVEさせるデス!」

 

綾「そんなに使ってないわよ!」

 

浩輔「そうだったのか綾?」

 

綾「違うわよ!浩輔本気にしないでよ!」

 

陽子「う〜んそれじゃあ。」

 

再びメール送信した。3人の携帯に受信した。メールの内容は

 

 

 

 

『こんな感じでどう?❤️どうでもいいけどさー❤️お腹す❤️い❤️た❤️ね❤️』

 

 

 

 

だった。カレンは怖じ気付いてた。

 

浩輔「うぜえ・・・」

 

カレン「ヨーコが言ってると思うと鳥肌が凄いデス・・・」

 

陽子「言われた通りしたのに!!」

 

だが綾は満足してる模様。

 

穂乃花(カレンちゃんって、やっぱりメールでも片言なのかな?メアド聞いたらすんなり聞いてくれそうだけど。もしかしたら・・・)

 

カレンにメアドを聞きに行くが。

 

 

 

 

SP『そう言うのは事務所を通してもらいませんと。』

 

穂乃花『はぶらせてる!?』

 

 

 

 

と言う想像を考えてしまった。

 

穂乃花「ありえるよー!!!」

 

忍「穂乃花ちゃん!?何処か具合でも!?」

 

穂乃花「忍ちゃん!ううん、何でもないよ。あ!肩に金髪が!」

 

忍の制服の肩部分に1本の金髪がくっ付いてた。

 

忍「このウェーブはアリスのですね。」

 

穂乃花「うわぁー。」

 

忍「ゴクリ!財布に入れたら金運アップしそう・・・!」

 

穂乃花「だよね!っていや!それはどうかな!?」

 

忍「実は私、穂乃花ちゃんとは一度金髪愛について語り合いたかったのです!」

 

穂乃花「私も!」

 

 

 

 

その頃アリスはA組に向かっていた。後ろから圭太が追い掛ける。

 

圭太「おいアリス待てよ!」

 

アリス「シノー。ん?」

 

圭太「どうした?ん?忍と松原?」

 

忍と穂乃花が金髪愛について話し合っていた。

 

アリス「何だか凄く盛り上がってる・・・」

 

圭太「金髪って言ってるぞあの2人・・・」

 

そして忍と穂乃花は、握手をした。

 

忍・穂乃花「金・髪・同・盟!」

 

金髪同盟結成。

 

アリス「何がどうなったの!?」

 

圭太「何だよ金髪同盟って!?」

 

穂乃花「ふぅ〜。こんなに気が合うなんて。」

 

忍「うふふ。穂乃花ちゃんはカレンのメールアドレスを知りたいのですね?大丈夫です!アリスもカレンも中身は普通の女の子です!ストレートにGOですよ!」

 

穂乃花「ありがとう!勇気を出して聞いてみるね!」

 

勇気を貰い、穂乃花がカレンの方へ向かう。それと同時にアリスが忍の後ろに抱き付く。

 

忍「どうかしましたかアリス?」

 

アリス「何でもないよ〜!」

 

圭太「母親に甘える子供かよ。」

 

 

 

 

穂乃花(考え過ぎかもしれないけど、いきなりメアド聞くなんて何かナンパっぽくないかな?)

 

カレンにナンパしてる自分を想像する。

 

 

 

 

穂乃花『メアド教えてYO!』

 

 

 

 

想像終了。

 

穂乃花(みたいな!)

 

綾「松原さん。」

 

そこに綾が穂乃花に話し掛けた。

 

綾「さっきからジッと見てるけど、カレンに何か用?」

 

穂乃花「違うよ!チャンスを伺って!ナンパじゃないよ!」

 

綾「え!?」

 

 

 

 

そこで綾に事情を説明する。

 

綾「カレンのメールを。成る程そう言う事ね。」

 

穂乃花「うん。あ!それから私も苗字じゃなくて穂乃花で良いよ?」

 

綾「そう?じゃあ穂乃花、穂乃花は何時もカレンにお菓子あげてるでしょ?一緒にメッセージ入れるとかどう?」

 

穂乃花「ナイスアイデア!」

 

 

 

 

作戦実行。

 

穂乃花「カレンちゃん。お菓子いる?」

 

だが穂乃花の顔が真っ赤に染まっていた。かなり緊張してる模様。

 

穂乃花「な・・・何も入ってないから・・・大丈夫だよ・・・安心して・・・!」

 

綾「怪し過ぎる!!」

 

作戦失敗。

 

 

 

 

今度は忍と圭太が相談に乗る。

 

穂乃花「どうしよう!カレンちゃんが警戒ムードだよ!!しかもメッセージ入れ忘れちゃった!!」

 

圭太「ダメじゃん!」

 

綾「ドジだわ!人の事言えないけど!!」

 

するとカレンが教室から出るのを目撃した。

 

穂乃花(やっぱり私なんて、遠くから見つめてるのがお似合いだよ・・・身分違い・・・)

 

自分を気弱なメイドで、カレンを優雅なお姫様と例えた。

 

忍「穂乃花ちゃん、素晴らしい設定です!」

 

綾「何が・・・?」

 

圭太「何処が・・・?」

 

忍「私達金髪同盟!穂乃花ちゃんを応援しています!」

 

穂乃花「忍ちゃん・・・分かった!私もう1回行ってみるね!」

 

走ってカレンの方へ向かう。

 

忍「穂乃花選手!ゴールに向かって走り出しました!」

 

綾「実況!?」

 

圭太「マラソンかよ!」

 

だが走ってる途中転んでしまった。

 

圭太「転んだ!?」

 

忍「転びましたー!」

 

綾「何処までもドジ!?」

 

カレン「ホノカ!大丈夫デス!?」

 

転んだ穂乃花に気付いたカレンが手を差し伸べた。

 

穂乃花(方向が眩しいよ・・・)

 

カレンから金色のオーラが放たれた。

 

穂乃花「あのねカレンちゃん、良かったら、メアド教えて・・・」

 

カレン「Yes!!そう言えばホノカのアドレス聞いてなかったデス!うっかり八兵衛デス!」

 

穂乃花「だったら私は久兵衛だね。」

 

カレン「どう言う意味デス?」

 

こうして穂乃花はカレンにメアドを聞く事に成功した。

 

 

 

 

 

 

その夜、穂乃花の携帯にカレンからのメールを受信した。

 

穂乃花(カレンちゃんはメールでは片言じゃありませんでした。)

 

 

 

 

 

 

その翌日。穂乃花の目の下にクマが出来てしまってる。

 

忍「穂乃花ちゃん!目の下にクマが!?」

 

アリス「大丈夫!?」

 

圭太「おい松原!?眠そうだぞ!?」

 

浩輔「昨日何かあったのか!?」

 

穂乃花「カレンちゃん・・・中々メールやめてくれなくて・・・」

 

圭太「ああ・・・浩輔、カレンに言っておいてくれるか?程々にしてやれって。」

 

浩輔「合点承知。」

 

 

 

 

 

 

その後、廊下に1人の教師が歩いてた。2ーA担任の久世橋朱里だった。最近久世橋先生は、教師として自信が付いてる。

 

女子トイレ。鏡で自分の顔を見る。

 

久世橋先生(いけない顔が緩むわ〜。こんな顔、生徒に見られたら・・・)

 

カレン「じー。」

 

久世橋先生「はっ!!」

 

カレンに見られてしまった。

 

 

 

 

図書室では、アリスが古典の本を読んでた。するとアリスは、カレンと久世橋先生を見た。

 

カレン「先生1人で笑ってたデス。」

 

久世橋先生「わ、笑ってません・・・!変な言い方しないで下さい・・・!」

 

アリス「カレーン、先生こんにちは。ねえカレン、この文法分かる?」

 

カレン「分からないデス。」

 

アリス「見てから言ってよ〜!」

 

久世橋先生「どれです?」

 

アリス「あでも、古典の文法で。」

 

久世橋先生「(古典・・・?)任せて下さい!私もちょっと前まで女子高生だったんですから!」

 

 

 

 

アリスに古典を教える。

 

久世橋先生「国語は5段階で、大体4か5だったんですよ。」

 

アリス「凄〜い!」

 

久世橋先生「信じて下さい・・・!」

 

アリス「先生!?」

 

 

 

 

その後、烏丸先生に教えてもらうが。

 

烏丸先生「担当教科以外答えられないわ・・・特に古典は苦手で・・・」

 

カレン「じゃあ、動物を逆さまにした国は分かりマス?」

 

アリス「カレン!それはナゾナゾだよ!」

 

烏丸先生「ルーマニア。逆から読むとアニマル。」

 

カレン「早い!!即答デス!!」

 

久世橋先生「す、凄い・・・流石です烏丸先生・・・」

 

 

 

 

そして放課後、7人が廊下を歩いてると、周りから吹奏楽部や野球部等の音が響き渡ってた。

 

アリス「放課後は部活動の音でいっぱいになるねー。吹奏楽やボールの音とか。」

 

忍「ですねー。」

 

浩輔「圭太は運動部とか似合いそうだよな。」

 

圭太「そう言うお前は文化部だよな。」

 

アリス「あ!先生ー!」

 

烏丸先生「皆ー!」

 

目の前に烏丸先生と久世橋先生を見付けた。

 

烏丸先生「今帰り?」

 

忍「はい。」

 

久世橋先生「皆さん帰宅部なんですか?」

 

圭太「ええまあそうですね。」

 

アリス「シノ部です!」

 

久世橋先生「はぁ。」

 

浩輔「まだやってんのかよアリスが設立した部活は。」

 

アリス「先生は学生の頃は何部だったの?」

 

久世橋先生「学生の頃、私は陸上部でした。」

 

陽子「運動部!?何か以外!」

 

久世橋先生「そうでしょうか?」

 

浩輔「あの時俺とカレンが全力で逃げてもすぐに捕まった理由はこれだったのか。」

 

カレン「凄いデス!久世橋先生走るの早いデスか!?」

 

久世橋先生「(これは、尊敬の眼差し・・・)いくら九条さんの逃げ足が速くても、追付けるくらいには走れますよ?」

 

カレン「ハッ!!」

 

圭太「じゃあ烏丸先生は何部だったんですか?」

 

烏丸先生「先生は演劇部でしたよ〜。」

 

陽子「おー!」

 

圭太「こっちも以外だなー。」

 

忍「先生のお芝居見てみたいです!」

 

烏丸先生「え!?そんな急に!?でも頼まれたら断れませんね。先生!頑張りましょう!」

 

久世橋先生「え!?私も!?」

 

烏丸先生「シンデレラやりま〜す!」

 

 

 

 

シンデレラ役は烏丸先生。継母役は久世橋先生。

 

烏丸先生「ゴシゴシ。ゴシゴシ。」

 

久世橋先生「こんなに埃が。全く愚図ねシンデレラ。」

 

烏丸先生「ごめんなさいお母様。」

 

だが烏丸先生は笑顔のままだった。

 

陽子「う〜ん。」

 

綾「何か笑顔だから、嫌そうじゃないわ。」

 

烏丸先生「シンデレラにとってはご褒美なんです!!」

 

久世橋先生「勝手に設定変えちゃダメです!」

 

浩輔「そのご褒美俺に分けて下さい!!」

 

圭太「お前ドMに覚醒したのか?」

 

シンデレラ終了。

 

 

 

 

陽子「先生達の高校時代かぁ〜。」

 

忍「どんな風だったんでしょう?」

 

綾「興味あるわ!」

 

烏丸先生「先生と久世橋先生はこの学校の卒業生なんですよ。」

 

アリス「え!?そうなんだ〜!」

 

圭太「学校のOGか。」

 

陽子「クッシーちゃんも?」

 

久世橋先生「はい。」

 

陽子「もしかして同級生!?」

 

久世橋先生「いえ、私達は2個違いで。」

 

烏丸先生「はっ!ダメダメ!デリケートなお年頃なんです!」

 

久世橋先生(言わない方が良い・・・?)

 

カレン「学生時代の先生ってどんな感じだったんデスか!?」

 

久世橋先生「どうって、至って普通でしたよ?」

 

カレン「先生の制服姿想像付かないデス!」

 

久世橋先生「失礼ですね!ちゃんと似合ってました!流石にこの年では着れませんけど。」

 

烏丸先生は忘年会で着ました。すると何かを取り出した。

 

烏丸先生「実は女子高生時代の写真持ち歩いてるんですよ?」

 

久世橋先生「何故!?」

 

圭太「持って来てるんですか!?」

 

7人が烏丸先生の学生時代の写真を見る。

 

綾「うわぁー!面影ありますねー!」

 

陽子「リボンの色が今と違うー!」

 

カレン「まだメガネ掛けてないデス!」

 

アリス「烏丸先生可愛いー!」

 

忍「当時から素敵ですねー!」

 

浩輔「ヤバい、ナンパしちゃいそう!」

 

圭太「やめとけ。」

 

久世橋先生「え!?」

 

烏丸先生「ん?何か?」

 

久世橋先生「いえ!私も見るの初めてでびっくりしただけです!」

 

烏丸先生「びっくり?」

 

久世橋先生「あはは・・・」

 

烏丸先生の学生時代の写真を見て思い出した。

 

 

 

 

 

 

回想。久世橋先生の学生時代。中庭で1人黄昏てる。

 

朱里(入学して数日経つけど、まだ慣れないな・・・)

 

久世橋朱里・当時15歳。高校生活にまだ慣れてない模様。

 

朱里(上手くやって行けるかな・・・プラス思考!プラス思考!)

 

歩いてる途中何かを踏んだ。先輩のお尻だった。

 

朱里「きゃ!!」

 

???「ん?」

 

朱里「ごめんなさい!大丈夫ですか!?(先輩だ、どうしよう・・・)」

 

その先輩は、当時17歳の烏丸先生だった。

 

さくら「大丈夫大丈夫〜。うふふ。LL教室の鍵落としちゃって。でも見付けたわ〜。」

 

朱里「はぁ〜。」

 

さくら「それで鍵閉めに行くよう頼まれたんだけど、LL教室って何処だったかしら〜?」

 

朱里(え!?先輩!?)

 

さくら「まぁ、よくある話よね〜。」

 

朱里「ないです!!」

 

 

 

 

その日の昼。購買部でパンを買いに来た。

 

 

 

 

数分前朱里がさくらにLL教室を案内した。

 

さくら『わぁ〜!案内ありがとー!』

 

 

 

 

朱里(変な先輩だったなー。)

 

購買部のおばさん「売り切れだよー。」

 

朱里「え!?」

 

売り切れてしまい、朱里は泣いてしまった。そこにさくらが朱里の肩に手を置いて、ブレザーからホットドッグを取り出した。

 

さくら「良かったら、さっきのお礼。」

 

朱里「何処から出したんですか!?」

 

 

 

 

中庭でホットドッグを食べる。さくらが朱里の事情を聞いた。

 

さくら「そっか〜。高校生活慣れないか〜。でも大丈夫よ。すぐに慣れるわ。そうだ!私が応援歌歌ってあhげる!トーテムポール〜フワフワ♪トーテムポール〜フワフワ♪高校生活〜フワフワ♪トーテム生活〜フワフワ♪」

 

朱里(熱唱している・・・どうしよう・・・)

 

意味が分からない応援歌に、朱里はただ静かにドン引きしてる。

 

 

 

 

そして数分後、応援歌を歌い切ったさくらに朱里は拍手する。

 

朱里「ありがとうございます・・・」

 

さくら「私、この学校が大好きで、将来ここの先生になるのが夢なの。とっても素敵な学校だから、あなたも高校生活楽しんでね。やだ〜私、この学校の回し者みたい〜。」

 

すると朱里は笑った。

 

さくら「あ!笑った〜。」

 

そして回想が終了した。

 

 

 

 

 

 

 

久世橋先生「どう考えても烏丸先生だった!何で今まで気付かなかったんだろう!!」

 

烏丸先生「久世橋先生?」

 

陽子「2人は先輩後輩の関係だったんだー!」

 

浩輔「これまた以外ですね!」

 

久世橋先生「そ、そうなんです!烏丸先生!今日から先生の事を先輩って呼んで良いですか!?」

 

烏丸先生「た、確かにちょっとだけ上ですけど・・・同じ学園の担任同士、上下関係は無しで・・・」

 

久世橋先生「ど、どうですよね!すみません!」

 

圭太「どっちですか!?」

 

 

 

 

そして7人は帰る事に。

 

忍「先生さようなら〜!」

 

5人「さようならー!」

 

カレン「サヨウナラー!」

 

烏丸先生「はいさようなら〜。」

 

久世橋先生「気を付けてー。」

 

7人は下校する。

 

久世橋先生「はぁ、やっぱり烏丸先生には敵いません。」

 

烏丸先生「そんな事ありませんよ?久世橋先生、私より全然立派じゃないですか。何気無い言葉でも、生徒は覚えてたりもします。きっと先生に救われてる生徒は沢山居ますよ。」

 

学生時代を思い出して、久世橋先生が再び元気を出した。

 

久世橋先生「はい!!本当に!!」

 

 

 

 

 

 

数日後。忍が烏丸先生に質問した。久世橋先生がこっそり観察する。

 

忍「烏丸先生は憧れの人は居ますか?私は先生です!」

 

烏丸先生「う〜んそうね〜・・・福沢諭吉かしら?」

 

久世橋先生(先生流石です!!)

 

福沢諭吉に憧れてると言う事は、学問のすゝめや教育者について勉強をしてるかと思ってる。

 

烏丸先生(食べ放題行きたいわ〜。)

 

だが烏丸先生は1万円札の福沢諭吉の方に憧れてた。

 

「END」




         キャスト

      香川圭太:相葉裕樹

      白川浩輔:羽多野渉

       大宮忍:西明日香
アリス・カータレット:田中真奈美
      猪熊陽子:内山夕実
       小路綾:種田梨沙
     九条カレン:東山奈央

     烏丸さくら:佐藤聡美
       大宮勇:田村ゆかり
     久世橋朱里:大西沙織
     松原穂乃花:諏訪彩花
     穂乃花の母:葉山いくみ
  購買部のおばさん:八百屋杏

カレン「ホノカはどうしてそんなにお菓子をくれるのデスか?」

穂乃花「えっ?(喜んでくれるから・・・なんて改めて聞かれると恥ずかしいよ〜〜)太らせたくて!」

カレン「食べるつもりデスか!?」

次回「マイ・ディア・ヒーロー」

カレン「see you!!」

穂乃花「またね!」

作者「今回の穂乃花もは可愛かったですけど、学生時代の久世橋先生も可愛かったですね。後自分でも思いますが、最近駄文が多いと気にしてます。」

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