今回はアリスが圭太と過ごすストーリーです。
もし興味があればご覧下さい。
ある日、アリスは圭太の部屋で勉強していた。
圭太「ここは・・・そうかこれか。」
アリス「う〜ん・・・」
何故アリスが圭太の部屋に居るかと言うと、数分前に遡り、放課後の教室でアリスが圭太に尋ねた。
圭太『え?アリスが俺の家に?』
アリス『うん。そうなの。』
圭太『でも何で?』
アリス『あのね、今日の宿題で分からない所がいっぱいあるの。』
圭太『それだったら綾とかに頼めば良いと思うが。』
アリス『でもアヤは用事があるって言ってた。ダメかな?』
キラキラした目で圭太を見る。
圭太『そうか・・・(ってかその眼差し卑怯だろ・・・でも勉強を頑張るアリスの為に色々教えてやるか。)よし!じゃあ俺の家に来い!』
アリス『え!?良いの!?』
圭太『分からない部分があったら何でも教えてやる。』
アリス『やったー!』
だがそれを聞いた忍は泣いてた。
忍『圭太君、まさかアリスを自分の物にしようとしてませんか!?』
圭太『お前それ、自分の思い込みだろ?心配するな。アリスを無事に送ってやるから。』
その後アリスは1回忍に帰宅して荷物を用意した。外で待ってる圭太と一緒に圭太の家にお邪魔する。
圭太の母『いらっしゃい。圭太、この子が?』
圭太『ああ。去年イギリスから編入したアリス・カータレットだ。』
アリス『初めまして。アリス・カータレットです。』
圭太の母『あら可愛い子ね〜。圭太の妹になっても可笑しく無いわね。』
圭太『おい母さん余計な事言うな。』
その後2人は圭太の部屋に入る。圭太がケーキとジュースを持って来た。
圭太『アリス、ショートケーキ食べるか?俺の手作りだけど。』
アリス『ケイタの手作りショートケーキ?』
圭太『この前母さんが留守中に作ってみたんだ。』
手作りショートケーキを食べる。
アリス『美味しい〜!凄く美味しいよ!』
圭太『そうか?良かった。』
アリス『ケイタは将来良いパパになれるよ!』
圭太『そこまで褒める?』
そして現在に戻る。アリスはお泊まりで圭太の家に招かれたのだった。
アリス「ケイタ、ここ分からないんだけど。」
分からない所を圭太に見せる。
圭太「ここか。ここはあの公式に当てはめれば完璧だ。」
アリス「あ!本当だ!凄い!ケイタって教え方上手だね!」
圭太「褒められると何か恥ずかしいな。」
その後も宿題する2人。
そして数分後。
アリス「やったー!終わったー!」
圭太「よく頑張ったなアリス。」
アリス「ケイタの教え方のお陰だよー!」
圭太「正直アリスは忍より発育良いかもな。それに、他の子を招き入れるの初めてなんだ。」
アリス「え?シノ達は来た事ないの?」
圭太「そうじゃなんだ。忍や陽子や綾、それに浩輔以外の子を招き入れたのが初めてと言う意味だ。」
アリス「あ!そう言う事ね!」
するとそこに圭太の母が部屋に入って来た。
圭太の母「圭太ー、アリスちゃーん、ご飯出来たわよー。」
圭太「はーい。アリス行こうぜ。」
アリス「うん。」
リビングで夕ご飯を食べる3人。今日のメニューはエビチリと麻婆豆腐と卵焼きと煮卵。
アリス「美味しい〜!」
圭太の母「沢山食べてねアリスちゃん。」
アリス「ありがとうございます。ねえ圭太、パパは居ないの?」
圭太「俺母子家庭なんだ。」
アリス「ぼしかてい?」
圭太「簡単に言えば、父親が居なくて母親しか居ない子供の事だよ。」
アリス「そうなんだ。」
圭太の母「でも息子の圭太が居るだけで私幸せなのよ!」
圭太「母さん、少しテンション下げろよ。」
圭太の母「でも圭太、可愛いクラスメイトを持てて良かったね。こうして見るとまるで圭太の妹みたいだね。」
圭太「いや別に妹じゃないけど。」
圭太の母「ねえアリスちゃん、圭太に向かってお兄ちゃんって言ってみて?」
アリス「え?」
圭太「いや話聞けよ。」
アリス「えっと・・・お兄ちゃん?」
すると圭太がドキッとして固まった。
圭太「アリス・・・それはちょっと・・・」
アリス「ケイタお兄ちゃーん!」
圭太「アリスやめてくれ・・・!!ってかアリス!何で話に乗ったの?」
アリス「ごめんね。」
圭太の母「そうだわ圭太!私さっきこれ作ってみたんだけど食べてみて?美味しいよ?」
皿の上にプルプルした餅らしき物が乗ってあった。
圭太「母さんこれ、肉圓(バーワン)か?」
圭太の母「よく分かったね。その通りよ。」
圭太「中身は何だこれ?」
圭太の母「ひき肉とタケノコとニンニクと生姜よ?」
圭太「ほぼ肉まんと同じ具か。まあ食べてみるか。」
肉圓(バーワン)を食べる。
圭太「何これ美味!?」
圭太の母「本当!?良かったわ。」
その後の夜。圭太の部屋では寝る準備に入ってた。
圭太「いや〜、明日から土日か〜。にしても母さんの野郎、俺を弄びやがって。肉圓(バーワン)は美味かったけど。」
アリス「でもケイタのママ凄く面白いね。」
圭太「母さんは元々ああ言うテンションだからな。」
???「ミャア。」
圭太「ん?」
ドアの向こうから猫の鳴き声が聞こえた。
アリス「何?」
圭太「彼奴か。」
ドアを開けると、小さな白い子猫が居た。すると圭太の方へ歩き、すりすりした。
圭太「お前かミミー。」
ミミー「ミャア。」
圭太がミミーを持つ。ミミーが圭太の肩に乗って頬をすりすりする。
アリス「子猫?」
圭太「ああ。俺のペットのミミーだ。種類はマンチカンで、チャームポイントは短足。」
アリス「凄く可愛いね!」
圭太「アリス、モフモフしてみるか?此奴人懐っこい奴だからさ。」
アリス「良いの?」
圭太「ああ。ミミー行って来い。」
ミミー「ミャア。」
圭太「おっと。」
するとミミーがジャンプしてアリスの肩に乗って頬すりした。アリスは喜んだ。
アリス「あはは可愛い!ケイタもペット飼ってたんだね。」
圭太「母さんが凄く猫好きだからな。数週間前に調子乗って飼いましたって言ってた。そのお陰で俺の猫好きが高まったな。」
アリス「本当にケイタのママ凄く面白いね。」
圭太「まあ、でもああ言う母さんは嫌いじゃないな。さて、そろそろ寝るか。ミミーも一緒に寝るか。」
部屋の電気を消して布団に入る。ミミーはアリスの布団の中に入った。
アリス「今日までありがとうねケイタ。」
圭太「いえいえ。楽しんでくれて良かったよ。」
アリス「また今度来ても良い?」
圭太「歓迎するよ。特に母さんとミミーがテンション上がって歓迎するかもね。ミミーすっかりアリスに懐いてしまってな。」
ミミー「ミャア。」
アリス「うん。おやすみケイタ。」
圭太「ああ。おやすみ。」
翌朝。圭太がアリスを忍の家まで送った。
アリス「じゃあねケイタ!また月曜ね!」
圭太「ああ。じゃあな!」
忍の家に帰宅したアリス。圭太は家に戻って行く。
圭太「帰ってゆっくりしようかな?」
「END」
キャスト
香川圭太:相葉裕樹
アリス・カータレット:田中真奈美
大宮忍:西明日香
圭太の母:桑谷夏子
作者「と言う訳でオリジナルストーリー完成しました。次回は本編に戻ります。因みに圭太の母のモデルは柴田かよこさんです。」
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