もう一人の十六夜咲夜 Another person of Sakuya Izayoi   作:DIO UT

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三話構成にするはずが思いのほか長引いてしまった。


第十二話 紅霧異変 中編 その②

咲夜「第2ラウンドよ!」

霊夢「くっ!」(まさか、あの策を破るなんて・・・。幾ら妖怪用の呪縛札とは言え人間に対する効果は充分!それを破るとは・・・なんて身体能力なの!)

咲夜「幽波紋『THE WORLD』」ブゥーーzーン

咲夜「時は止まる。さて、チェックメイトよ!」

咲夜とTHE WORLDにより、凄まじい量のナイフの弾幕が形成される。

咲夜「さて、罠は・・・無さそうね。時は動き出す。」

霊夢「!!ハァッ!」

霊夢はお祓い棒を使いナイフを弾くが・・・

ピシュ

霊夢「痛ッ!」

咲夜「無駄無駄。」

そのとき!

ゴゴゴゴゴ

咲夜「ん?何?この音は?」

霊夢「この音は?ま、まさか!」

ゴゴゴゴゴゴ

咲夜「段々音が近くなってきている!」

ゴゴゴゴゴゴ

咲夜「音の方角は・・・。」

ゴゴゴゴゴゴ

咲夜「右から!」

ドッグォーーン

魔理沙「ニヒッ。」

咲夜「グッ!こ、これは!」(や、館が)

魔理沙「よう霊夢!この霧雨魔理沙様が来てやったぜ!」

霊夢「ま、魔理沙・・・。バ、バカあんた幾ら異変の主謀者の館とはいえ、壊しすぎなのよ!」

魔理沙「せっかく、助けに来たのにそれかよ。まぁいいか!霊夢!あいつを倒せばいいんだな!」

咲夜「一人増えた所で変わらないわ。さっさと倒して、あなた達から修理費を払って貰わないといけないからね。ま、私が負けても払って貰うけど。」

魔理沙「ま、まじかよ・・・。」

霊夢「な、なんで私まで。」

咲夜「連帯責任って奴よ。諦めなさい。それと、そこの古風の魔女が来た方角から察するにパチュリー様を倒したということ、らしいわね。」

魔理沙「いや、突然喘息の発作が出たらしいから薬を取って渡してからそのまま来たぜ!」

咲夜「・・・パチュリー様。何とも情けない。まぁいいわ、早く始末してあげるわ。」

霊夢「魔理沙!奴は身体能力が異常な上に、瞬間移動・・・いや、勘だけどおそらく時間を止める事ができる!」

魔理沙「!わかったぜ。」

咲夜「へぇ。私の能力に気づくとは。流石博麗の巫女ね。でも、理解したからどうだというの?あなた達に何ができるというの?」

霊夢「確かにあなたの能力の発動中では何も出来ない。でも、そこまで連続して使えないみたいね。時が止められるのは二回連続までね。」

咲夜「そこまで、見抜いたのね。でも、二回連続で止められれば充分。そして、まだスペルは続いている!」

霊夢「魔理沙!」

魔理沙「霊夢?!わかったぜ。」

咲夜「時よ止まれ!THE WORLD!」ブゥーーzーン

咲夜「博麗の巫女。あなたのその根性に敬意を表して、最大級の弾幕でトドメを刺して上げるわ。」ジャキン

咲夜&THE WORLD「「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」」ビシュゥ

咲夜「さて、この後更に時を止めてナイフを拾わなければならない程のナイフの量!果たして耐えられるかな?そして、博麗の巫女は分身を作っていない。THE WORLDで監視していたのだ。まず、間違いない。」

咲夜「そして時は動き出す。」

霊夢「ッ!」ピチューン

咲夜「まず、一人。」

魔理沙「・・・」

咲夜「2人とも倒したか・・・。」ブゥーーzーン

咲夜「さて、ナイフを回収するとしますか。」

 

~~~~~~~~~~

 

咲夜「さて、ナイフを拾い終えたか。ついでに時は動き出す。」

魔理沙「・・・」バサァ

咲夜「何ぃ!に、偽物だと!」

ビシュ

咲夜「な、これは呪縛札の結界!」

魔理沙「霊夢め。カッコつかやがって。そして、二回連続で時を止めたらしいな。」

咲夜(ま、まさか!博麗の巫女はこれを狙っていたのか!自分を囮にして私を此処に誘い込み結界で閉じ込める!そして!)

魔理沙「マスタースパーク!」ドォォォォ

咲夜(あの古風の魔女がトドメを刺す。まずい時はもう止められ───)

咲夜「クッ!キャアアア!!」

魔理沙「ふう。霊夢終わったぜ。」

霊夢「魔理沙ナイスよ。私の作戦に気付いてくれて良かったわ。おかげで助かったわ。」

魔理沙「どれどれ、あー。完全に延びてるなこれは。」

霊夢「ほっときなさい。元凶を倒すのが優先よ。」

魔理沙「はいはい。わかったぜ。ま、こいつを倒して一安心いった所だな!」

咲夜「」ゴゴゴゴゴゴ

 

To be continued

 




読んでいただきありがとうございます。
次回も読んでいただけると幸いです。

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