もう一人の十六夜咲夜 Another person of Sakuya Izayoi   作:DIO UT

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第七話 新しい日常 その④

咲夜「ここは、昨日寝ていたとき・・・初めて咲無と会ったときの・・・」

咲無「眠ると大体ここに来ることになるわ。」

咲夜「!?何だ咲無か・・・急に出て来ないでよ、びっくりしたじゃない。」

咲無「フフごめんなさいね。」

咲夜「で、この周りが殆ど真っ暗?いや、黒い背景とでもいうべきこの場所は?」

咲無「・・・少し説明するのが難しいわね。精神世界とは近いけど違うし、かと言って夢の世界でもない。そうね、例えるなら・・・無名の世界とでもいうべきかしら?正直私にもよくわからないわ。」

咲夜「そ、そう。」

咲無「ま、特に気にする事では無いわ。後少しで一時間が経過する。後30分ぐらいしたら起こすわ。」

咲夜「ええ。助かるわ。」

咲無「別に気にする事ではないわ。ここでは、時間の流れが早いわね。もう30分たったわ。起きなさい。」

 

~咲夜の部屋~

 

咲夜「うーん。よく寝た。さて、身仕度をしてから、お嬢様のティータイムの準備でもしますかね。」

 

更に30分経過

 

サクヤー

咲無(お嬢様がお呼びね。)

咲夜「そうね。」パチン

ブゥーーzーーンカチッ

咲夜「時は止まった。さて、お嬢様のティータイムの時間ね。」

 

~レミリアの部屋~

 

レミリア「咲夜」

咲夜「ここに。」

レミリア「今日は客が来てるから、お茶は2つお願いするわ。」

咲夜「かしこまりました。」パチン

咲夜「お持ちしました。それで・・・客とは?」

レミリア「そこに居るわ。」

???「はじめまして。八雲紫と申しますわ。幻想郷の賢者及び管理ををしておりますわ。」

レミリア「で、その賢者さんが何の為にここに来たのかしら?」

紫「ええ。一つお願いがありましてね。」

レミリア「へぇ。言ってみなさい。」

紫「そのつもりよ。あなた方に異変を起こして欲しいのですわ。新しく幻想郷に導入されたスペルカードルールを使って。」

レミリア「異変ねぇ。因みに理由は?」

紫「面白そうだからですわ。」

レミリア「・・・面白そうだからねぇ。そんな理由で私達を使うのかしら?・・・・・・まぁいいわ。咲夜どう思う?」

咲夜(咲無?)

咲無(いいんじゃあないかしら?異変を起こす事によって起こす事によって生じるデメリットよりも、八雲紫・・・幻想郷の賢者に恩を売る事が出来るという、メリットの方が大きいわ。そして、面白そうだからという理由は嘘ね。本当の目的はスペルカードルールを幻想郷に大きく普及するためね。)

咲夜(なる程。咲無代弁を頼める?)

咲無(わかったわ。)

咲夜(咲無)「お嬢様。私はやってもいいと思います。」

レミリア「へぇ。理由は?」

咲夜(咲無)「異変を起こす事によって生じるデメリットより、幻想郷の賢者に対して恩を売る事によって生じるメリットの方が大きいからです。」

レミリア「なる程。わかったわ。八雲紫そのお願い飲むわ。」

紫「感謝するわ。それでは、美味しい紅茶を飲む事も出来たし私はここらで帰るわ。それではごきげんよう。」ピシューーzーン

レミリア「行ったみたいね。さて、幻想郷で起こす異変の目的と方法でも考えないと。咲夜戻っていいわ。」

咲夜「かしこまりました。」パチン

 

To be continued

 




今回もこんな駄文をよんでいただき誠にありがとうございます。これからも精進するよう頑張って執筆していきます。

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