アンブレラの研究員が異世界へ 作:自信が無いんだもの
武器屋「welcome」
先ずは金の入手だ。そう思った私は取り敢えず金持ちそうな男から金をスっ……快く貸してもらい(後で倍にして返せばいいだろう。)
先ず株を始めた。言っておくがアンブレラ社はありとあらゆる方面で才を持っているものを雇うからな、私も下っ端といえどエリートだ、株を嗜む事は良くやったものだ。
…そして20万を僅か1ヶ月で1000万にした。
よし、この金で暮らしつつ裏で金をかき集めるか…そうだ、アレを売るか。
アレとは私が研究していた物の1つ、ネメシスと言う寄生生物「NE-α型」の産物の事だ。
「NE-α型」とは違い繁殖度はとても低く脆い。
ネメシス「NE-β型」だ。
「NE-β型」は先程も言ったようにネメシス自体が脆い。知能や生存本能はαと変わりないので宿主に寄生するという所までは一緒だ。しかし、宿主に寄生したとしてもせいぜい動かせて20分という所だ。それに繁殖も出来ないに等しい。
つまり、αより安全で(宿主は死ぬが)
被害が少なく。使い捨てタイプと言った所だ。
これならば売っても問題ないだろう。
――…そして案の定、裏の奴らや権力の欲しい政治家など。ありとあらゆる者達が買っていった。
因みに1つたったの5千万だ。お手頃だろう?
……まあ使ったとしても兵器としてはC級にも劣るからな。
安心していい、君達の野望は叶わないぞ(笑)
さて、8億程貯まったな。
―…先ず家を建て、地下室でも作るか。
…流石に私は家を建てるのは出来んからな、業者に金を積んで出来るだけ早く建ててもらおう。
家を建てている間はマンションでも借りるか。
丁度興味のある町があるからな、確か名前は米花町……だったか?
米花町という街になぜ私が興味を持ったかと言うと、裏商売をしている間に暇を見つければ警視庁やFBIやCAIなど。ほかにも海外の色んな国にもハッキングをしたのだが。
どんなに治安が悪い地域であろうとも、米花町に勝る犯罪の多い町が無かったのだ。
―――可笑しすぎる。
それも日本にある町なのに犯罪が多すぎる。
…可笑しすぎて面白いのだ。
それに、よくよく調べると黒の組織と言う裏の人間の出現率も多い。そして探偵なども密集している。興味がそそられるな。是非とも研究をしたいものだ。
勿論ウイルスや細胞の方が好みだが。
……ん?チッ。またか。
何事かと思うだろう?最近あの生物兵器がC級品なのがバレてな。
命を狙われているというわけだ。
…勿論狙ってきた奴らは全員始末しているがな。
場所がバレた以上生きては帰せない。
だがまあそろそろ潮時か。
そう思い私は特殊メイクで作ったロシア人風マスクを破り捨て相手の息の根を止めその場を去り、
米花町へ向かう事にした。
次は日本人風のマスクの製作をしなければな。
武器屋「ヒーヒッヒッ…Thank you」