アンブレラの研究員が異世界へ 作:自信が無いんだもの
全バイオハザードの中からネタをチョコチョコ出すので時系列の指摘はご遠慮下さい(土下座)
やあ。私の名前はリカエル・N・フォカードだ。
生物学上は♀。歳は23。
職業は製薬会社アンブレラの研究員。(製薬会社と言ってもウイルス研究ばかりのヤバイ会社だ)
そして上司はセルゲイ・ウラジミール。
私はアークレイ研究所で研究員として先程まで働いていた筈……だ。なのに何故今私は屋外に居るのだ?おかしい……。ふむ、まあいい、取り敢えずは広場に出て情報収集をするか。生憎武器は持ち合わせていないからな、もしテストとしてラクーンシティの様な所に置いていかれたとしたら不味いがな。……アンブレラの知り合いは皆変人か狂人だからな。上司も含めて。こんな血も涙もない実験をしないと言いきれないのがアンブレラの辛い所だ。
だが一応抗体は打ってあるから何かあったらとりあえず逃げるか。
―――そう自身を納得させて広場に出てみた
……結論、訳が分からん。何だここは。
見るからに文明レベルは私の知っているものとあまり変わりない。それより少し下か、位だ。
勿論研究所とは天地の差だから町としての評価だが。しかし問題はそこではない。
何人かにある質問をしてみた所何と。皆が皆口を揃えてアンブレラやラクーンシティの惨劇を知らないというのだ。
そんなことがあり得るのか?ラクーンシティは感染者の事は隠蔽されてはいるものの町の被害は一般人も知っている筈……それにあの大企業アンブレラ社を知らないだと?
―――何かおかしい。
そこでこんな馬鹿げた仮説を立ててみた。
もしかしたら私は何らかの形で異世界へ来てしまったのでは―?と。
自分でもこんなに馬鹿げた仮説があるか、と思ってしまうが、やはりこの仮説が1番しっくりくると言うか……辻褄が合うような気がするのだ。
私の勘は偶に当たるからな。そう思いつつ自身の第六感を信じ、とりあえずこの仮説を信じるという前提で思考をフル活用していた。
まずは住居を得なければ―金はまあ。何とかなるだろう。そして情報。この世界のありとあらゆる情報を集め把握しなければならない。これはハッキングで集めればいい。
そして一番の問題は―今着ている白衣のポケットに入っているこの―今まで研究していたもののサンプル達(小)だ。…これは不味い。専用の容器に入れて凍らしてあるから感染者が出る心配などはしていないが。コレの存在がバレるのは頂けない。すぐにこの世が地獄となるだろう。これの存在を隠し、尚可。研究を再開できる設備の整った家を建てねば。
何故研究を続けるのかって?…研究員として中途半端では終わらせたくないのでね。使い道は無い事を願おう。……それにしても異世界に来るという体験はなかなか気分の良いものだ。
どちらにせよアンブレラは辞めたかったからな。上司は上司の上司(ウェスカー)が裏切りそうだとか何だと四六時中ブツブツいってる奴だし。
上司の上司はなんか新世界開いちゃいそうな雰囲気を出したヤバそうな奴だし。
(というか製薬会社なのに何であんなに筋肉マッチョなやつが偉いんだ)
研究は研究でもう既に耐性はできたけど気持ち悪いし。生肉が食べれなくなった。
すべてを考慮してもアンブレラのいい所は給料が高いところ位だったな……。
辞めたくても言える雰囲気じゃないと言うか…言った同僚が行方不明になったという事もあって言えなかったからな。私からしたら今の状況は喜ぶべきことかもしれない。……なので出来るだけ前の世界では出来なかったことをすると決めた。
何時もだけど名前ポーンと適当に決めてから後付け設定が多い。Nとか何のNだよ(困惑)