まあ要するにキャラ崩壊、下ネタ、エロ本ギャグ次元。3点に気を付けろ。
不愉快だと思ったら我慢して見続けるんだぞ。
「・・・はぁ」
ここは幻想郷が
「・・・はぁぁ・・・」
更にため息を一つ。逃がした幸せの代償に少女は何を思うのか。
「あぁ~なんかムラムラしてきたわ・・・」
シモな事だった。
* * * * *
「はぁーあ。なんだか暇ね。」
少女の名前は博霊霊夢。幻想郷において最強生物であるハクレイノミコである。
「こんな日に限って誰も来ないんだから。」
普段の博麗神社は騒がしい奴等がよく訪れ、騒ぐだけ騒いでは帰っていく。
「お洗濯はとっくに終わらせたし・・・掃除するほど汚れてもないし・・・。」
しかしこういう暇な日に限って誰も訪れず、ただ暇な時間を過ごしている。
「いいお天気だし、どこかお散歩にでも行こうかしら。」
ちょっとまってこのタイミングでお散歩に行くのはいきなりタイトル詐欺になってしまいかねないのでやめていただきたい。切に願う。
「やっぱり面倒ね。」
おっし願いが届いた。ありがとう神様。博麗神社でなに祭ってるか知らないけど。
「とりあえずオ○ニーでもしようかしら。」
ド 直 球 。ちょっといきなりすぎやしませんかね。
と、そんなこと思っているなどつゆしらず、霊夢は部屋の押し入れの中を探る。
「官能小説かぁ・・・今そんな気分じゃないから・・・でも保留。」
そう言って一つの本を押し入れから引っ張り出して横に置く。
どうやらオカズを探してるらしい。そんなすぐ見つかる場所に隠しておいて同居人(人じゃない)とか泥棒(親友)とか不法侵入者(いつもの事)とかに見つかったらどうするつもりなのか。
「ウ=ス異本か。今日はこれにしましょう。」
やっぱり外のモノよねーと今にも鼻歌でも歌いそうな上機嫌さで本を選ぶ。
「触手・・・まあ保留で」
この巫女レベル高くないですかね。
「ショタ物・・・うーん。・・・気分じゃないわ、パスで。」
「強○物・・・表紙の男はイマイチねぇ・・・パス。」
なんでそんなものを大事にしまっているのか、疑問は尽きない。
「逆レ物・・・なんかこう、惜しいのよねー。」
惜しいってなんだよ。「
「百合かぁ・・・うわ、中身これちょっとシャレにならないわ。」
そういうのってたまにあると思います。
「でもせっかくだから保存しとこう。」
そういうのってよくあると思います(汗
「獣○!これよ!これに決めたわ!」
ほんとこの巫女レベル高くないですかね。
栄光なる選抜試験から落選したウ=ス異本を元の場所に仕舞いこんで、最後に博麗の巫女の力がたっぷりと込められた御札をぺたり。これで不埒な輩どもからオカズが守られた。技術の無駄遣いもいいとこである。
ちなみに霊夢が用意したケモケモ本の内容は、どんな薬でも作れる薬師兼獣医の人がちょっとした手違いで病気のワンちゃんに与えるはずだったお薬の分量を間違えてワンちゃんのワンちゃんがとっても元気になってしまい、飼い主の巫女がなんとかするという話だった。なにこれ欲しい。
* * * * *
博麗霊夢は自ら定めていることがある。
これは例え幻想郷がひっくり返り、現世と冥界が逆転したとしても不変の取り決めである。
これはいわば自分でつけた枷であり、盟約である。
例え他人から非難されようと、たとえ友人から咎められようと、たとえ親代わりの存在から否定されようと。
自身が貫くと定めた掟を決して破らない。
博麗霊夢は、自慰行為の前に必ず生まれたままの姿で瞑想をする。
全裸になり開放感を得たいだとか、瞑想することでシた時の快楽が上がるとかそういった理由からではない。
気付いた時にはそういうものだった。それだけの理由である。
今思えば彼女の親代わりが似たような事をしていたのを目撃したからというのも理由の一つかもしれない。
いや、そのようなことはどうでもいい。今重要なのは博麗霊夢は瞑想をして”いた”。
パッと目を開け、いざ!快楽の彼方へ!
ガラッ「れ~いむ!さいきょーのあたいと弾幕ごっk「巫女パンチ!」グワー」
れいむ!せんせーこーげきとはひきょうだぞ!なんではだかなんだ!うるさい!夢想封印!ギャー!
幻想郷は今日も平和だった。
* * *
お?なんだこの本?
えー。と?
?女が、??なワンちゃんとわんわんする本?
なんだこれ!おもしろそう!
大ちゃんといっしょによもーっと。
* * *
あ”あ”ぁ~!無い!ない!
”あの”本がない!
こんな感じで続いていくお話です。
この世界の霊夢は食物ヒエラルキー(意味深)の頂点に君臨しているに違いない。