アラガミ転生記〜ザイゴートからの成り上がり〜   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

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いつの間にかUA数が11万に迫っていました....!?
これで、これでやっと中堅ハーメラー(!?)を名乗れます!!
.....ハーメラーってなんだかチャルメラみたいですね。
なんだか感慨深いです。


第24話 成長

訓練を続けて1週間。

 

俺たちは劇的なまでに成長した。

 

まず、マキナだ。

 

「キュゥウゥウウウウン!!!!」

 

チュドーン!!!ドカーン!!!

 

マキナは、今まで大量の砲塔を使った対物量戦に特化していた。

 

しかし、今回の訓練でマキナは主砲の様なものを手に入れた。

 

お腹のハッチが開いてでかい砲台が出てくる。

 

そこからレーザーが発射され、全力で放てば島が一つ消滅した。

 

まぁ、全力でやれば1発でヘニャっとするんだが。

 

もう一つある。

 

「キュゥウン!!!」

 

シパパパパパパ!!!!

 

レーザーや砲撃だけではなく小型のミサイルも扱えるようになった。

 

種類も豊富で、普通のミサイルや、焼夷弾、閃光弾、煙幕、フレア、ホーミング、拡散、毒と言った感じで多岐に渡る。

 

 

 

次は百鬼だ。

 

「グルルルロォォォオオ!!!」

 

百鬼は物量で相手を蹂躙する制圧戦に特化していた。

 

それが強化され、MAX57体なのが93体に増えた。

 

あと、分身体は自爆機能も付いた。

 

......こいつらはフェンリルを潰す気なのだろうか。

 

 

 

俺にも三つ変化があった。

 

まず一つ目だ。

 

現在メインで使っている酸が強くなった。

 

前は鉄を溶かして倒すのに10秒掛かった。

 

だが、現在は3秒に縮まった。

 

そして、これを霧状に散布することができるようになった。

 

......俺はどこを目指しているんだ。

 

そして二つ目。

 

腕や足から刃物を出すことができるようになった。

 

これがまたおかしいのだ。

 

イメージするなら......というか丸々そうなのだが、カー〇の輝彩〇刀と同じ原理の物を出せるようになった。

 

この技は知ってのとおり、刃物に小さなエッジがチェーンソーの様に行き来している。

 

俺の場合はこれに酸や黒蛛病の箘が付いているのだ。

 

.......余談だが、これを使えば遺された神機くらいなら一閃で真っ二つに出来る。

 

そして問題なのが三つ目。

 

これは特に説明することは無い。

 

ただただ、黒蛛病の箘が霧状にできるようになっただけだ。

 

......人間の根絶やしでもする気だろうか。

 

 

そしてコハ。この子は凄い。

 

「オカーサン!!オカーサン!!エヘヘ〜♪」

 

この子は自分の武器を色々な物に変化させることができるようになったのだ。

 

武器の種類は、神機の種類と一緒だ。

 

次に、なんとこの子は足が速くなり過ぎて.....。

 

「ワーイ♪」シュババババ!!

 

水の上を滑るように走れるようになった。

 

あのエリマキトカゲの原理と一緒の様だ。

 

沈む前に出す。いや出来ないから!!

 

戦ってる時も、速すぎて質量を持った残像ができる始末。

 

どこのF〇1だよ。

 

とまぁ、こんな感じでコハと俺以外の2体が人間に対する殺意が溢れ出た成長になった。

 

この強化を実際に敵に使った場合....。

 

 

 

 

 

「や、やめろぉぉぉおおお!!!」「ヒィィィィィイイ!!!」「あぁ、あぁぁぁ.....。」「お、終わった....。」「いっそ殺してくれ.....。」「も、もう嫌だ.....。」「あはは.....希望ってどこにあんだろうな....。」「神は居たのか.....こんなにも残酷な荒神が......。」

 

以上、2体に出会って殲滅されたゴッドイーターの嘆きでした。

 

え、えげつねぇ。

 

もちろん、証拠は残さなかった....と言うか残す暇も与えず殺ったみたいだ。

 

2体はスッキリした清々しい笑顔で帰ってきた。

 

もう俺より強いんじゃないかな?

 

そう思った俺は悪くない。

 

コハの場合は俺の体験を見てもらえば良いと思う。

 

 

 

「ハイヤァァア!!」

 

ジャギギギギギン!!!!どこか中国っぽい掛け声を上げながら斬りかかってきた。

 

この音は俺のブレードのエッジがコハの武器に接触した音だ。

 

ん?普通じゃないかだって?

 

甘い。まだ終わりとは言ってない。

 

ドカン!!

 

俺の胴体に鈍い音が聞こえる。

 

まだジャギギギギギと音はしているにも関わらずだ。

 

コハは俺にハンマーを当ててきた。

 

コハは音がしている中で武器をハンマーに変えて移動して攻撃して来たのだ。

 

音が成りやんでいないのにだ。

 

こんな感じでどこぞの会長の如く音を置き去りにするまでに至った。

 

家族の成長に置いていかれる俺。虚しい。

 

そんな俺に懐いてくれる家族。

 

なんだか温かい。

 

俺達は今日も寄り添って寝る。

 

こんな日がいつまでも続けば良いのに。

 

今日はいつもより少し、家族を強く抱きながら眠った。




......あ、最終回じゃないですよ!?

本当です!!作者も書きながら凄い達成感が来たけど最終回ではありません!!

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