チートな転生者〜魔法科高校の劣等生編〜   作:夜桜TOKAI

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どうも読んで下さりありがとうございます!
今回は完全オリジナル!初めてなので、駄文と成り果てるであろうですが暖かい目で見ていただけると幸いです(>_<;)


入学編
episode0〜出会い〜


沖縄海戦…そう呼ばれた戦いから3年の月日が流れていた。この春俺は国立魔法大学付属第一高等学校に1科生として入学することが決まっている。

この3年の間に大分周りの状況が変わった。まずはあの戦いの翌年深夜さんが亡くなったこと。そして俺が次期当主候補となりガーディアンには穂波さんが付き、それにより四葉真夜の息子であるという事が四葉家の者達に明かされたのだ。

 

「お呼びですか?真夜様」

俺は今母さんに呼ばれて母さんの部屋に来ていた。

 

「えぇ翔一さん。実は今日ここに深雪さんと達也さんを招くことになっているの。つまり今日は翔一さんに深雪さん達と顔合わせしてもらいます。何せ春から同じ学舎で勉学を共にするのですから、顔合わせが早いに越したことは無いでしょ?」

 

「それは構わないけど…母さん、俺はどこまで話していいの?」

俺は口調を息子としてのそれに戻した。

 

「そうね…うちは紫水として悟られないようにって最初は思ってたのだけど聞かれたことには貴方にとって不都合じゃない限り話してくれて構わないわ」

 

「…わかりました。じゃあ俺は準備するね?」

内心ではかなり驚いたうちは紫水、写輪眼、魔法に関して話して良いというんだもの。

 

「えぇ。そうしてちょうだい?でも何の準備をするの?」

 

「俺にも色々あるんだよ?母さん…」

何の準備かって?穂波さんに対しての謝罪に深雪そして何より達也への説明…気が滅入る…

 

「そういうものなのね?まあ頑張ってちょうだい」

 

それを最後に母さんとの会話は終わった。

 

深雪side

 

あの事件から3年の月日が流れこの春、私とお兄様は国立魔法大学付属第一高等学校に入学する事になりました。

今年は四葉家で重大な発表があり、その内容は四葉家当主四葉真夜の息子四葉翔一を次期当主候補とすることでした。叔母様はあの事件以降子供を作れない体におなりになっていたはずでしたのに…と皆さん考える事は一緒でした。

 

その発表から数日後、私の元に叔母様からの招待状が届きました。書かれていたのはこの春、私達と一緒に入学する四葉翔一さんとの顔合わせというこでした。

…一体どんな方なのでしょうか?会うのがとても楽しみです!

深雪sideout

 

達也side

叔母上からの招待状が届き俺はその内容……四葉翔一との顔合わせというもの。俺は四葉翔一は間違いなくうちは紫水だと、そんな思考を巡らせていた。

…俺にはこの目のおかげでその人のルーツを知ることが出来る。

…もし今後敵になりうるのならあの実力、そしてあの魔法は厄介極まりない…出来れば友好な関係結びたいとこだな。

ため息を漏らした理由は…わかってもらいたい。

達也sideout

 

…さてっともうそろそろ付く頃かな?俺は二人を迎える準備をしていた。使用人には俺が自ら出迎えると断っている。さて…俺が出迎えたらどんな反応してくれるかな?

今の俺は悪戯っ子の顔をしてるだろうな

そんな考えをしていたらチャイムが鳴った…

では、行きますか。

 

「ようこそいらっしゃいました。深雪様、達也様。本日の案内役を務めますうちは紫水と申します」

恭しく俺は頭を垂れる。…顔を上げると深雪と達也は呆気にとられていた。

…してやったり!何だって今の俺は狐の面をつけたあのうちは紫水だからな!

復活した深雪が聞いてきた。

「どうしてここにいらっしゃるんですか!?」

 

「それは私が当主様のガーディアンだからでございます」

間違ってないよね?母を守るのは息子だもんね!…そこマザコン言うな!!

 

「叔母様のガーディアン…」

納得はしてないようだけどまぁいっか。

 

「それではこちらにお越しください」

 

深雪side

チャイムを鳴らすと出迎えに来た方は狐の面をつけたあの人だった!名をうちは紫水、先の海戦では神の如き魔法で敵艦隊を焼失させ、見たことのない魔法を行使し、そして瞳に紅を宿し一瞬で敵を倒す姿から紅の閃光の二つ名を冠する魔法師…

なぜここに?そんな疑問が最初に浮かんだ。

 

「どうしてここにいらっしゃるのですか?」

そう聞くと返ってきたのは明らかにはぐらかしてるであろう返事だった。

「それは私が当主様のガーディアンだからでございます」

 

なにか理由があるのでしょうか?そんなことを考えながら私達は案内された部屋に向かいました。

 

深雪sideout

 

「こちらでございます。次期当主様もお越しになりますのでしばしゆっくりしておいでください」

 

俺はヘッドセットで着いたことを母さんに伝えた。

5分も経たないうちに母さんは入室し、入るなり俺を見て吹き出した…

「紫水さん?何故そんな格好をしているのですか?」

 

「叔母上、それはどういう意味でしょうか?」

ツボに入って笑っている母さんに達也が聞いた。

 

「フフフ…ごめんなさい。こうゆう意味よ?翔一、深雪さんと達也さんに挨拶なさい」

…深雪たちが首を傾げる

「叔母様?翔一さんはまだいらしてないのでは?」

そりゃね!ここにいるのはうちは紫水だもの…フフフフ…

 

俺は面に手をかけ外して口を開いた。

 

「初めまして!四葉翔一です!この春、深雪さん、達也さんと同じく第一高校に入学します。よろしくお願いします!!」

俺はドヤ顔しつつ言い放った!

…深雪が驚愕していた!…達也はやはり気がついていたか…流石ってところかね?俺は達也に笑みを浮かべる

 

深雪side

叔母様が入ってくるなりずっと笑っていた。何かあったのでしょうか?そんな事考えていたら叔母様が翔一さんに挨拶するように促す…しかし彼は見当たらないのですが…その時狐の面に手をかけ外した紫水さんが言い放った。

「初めまして!四葉翔一です!この春深雪さん、達也さんと同じ第一高校に入学します。よろしくお願いします!!」

 

…まさかのうちは紫水さんは翔一さんだった…つまり紅の閃光あの魔法師は彼ということ…私はとても驚愕し、そんな様子を見て翔一さんが満足そうにしていた…

深雪sideout

 

世間話をしているとかなりの時間が経過していた。

お互いに呼び捨てで呼び合う仲に発展していた俺達は次は学校での再開を約束しこの会は終りを迎えた。

そして今に至る…

 

「さて翔一…説明してもらおうか?」

 

俺は今達也と向かい合っていた。

 

「説明とは俺の目や魔法のことか?」

 

「それもある…だが一番は子供が作れない筈の叔母上に叔母上と同じエイドスを持つお前が存在するということだ。確かにお前は叔母上の息子かもしれないが今まで誰もお前のことを知るものがいなかった。この徹底した隠蔽…お前は一体何者だ?」

 

「なるほどね…良いだろう教えてやる。目と魔法については3年前に話したとおりだ。だが写輪眼にはその上に万華鏡写輪眼というのがある。この力は絶大だ…おそらく今の魔法の常識で測る事は無理だろうな。

それで俺についてだが俺は正真正銘の息子だ。あの事件の前に母さんの卵子を冷凍保存しそれを受精させ生まれたのが俺。隠蔽していたのは俺を厄介事に巻き込まないためだ。だから俺はうちは紫水の偽名を使い活動していた」

 

「なるほど。理解したといえば嘘になる…だがとても興味深い。それにお前はどうやら俺の敵になる事はなさそうだ。次会うのは入学式か…これから宜しく頼む翔一」

 

「その分析力……達也は科学者に向いてるね!こちらこそよろしくな!再会を楽しみにしてるよ!」

 

そうして俺達の初めての顔合わせは幕を閉じた。

 

…そして数日後…入学式を迎えた俺の平和とは言い難い高校生活が始まった!!

 




お付き合いありがとうございました!ほんと駄文で申し訳ない…

次回から入学編にはいります!ヒロイン誰にしましょうか…

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